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セブでワーケーションはできる?1週間で実際に必要なもを紹介する
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セブでワーケーションはできる?1週間で実際に必要なもを紹介する

Cebuで仕事のある一週間を過ごすなら、Internet、Backup、Desk、Meeting環境を先に。仕事後の時間を使いやすいBaseを作る。

田口じゅん(ナビセブ編集部)約12分公開 更新

ITパーク周辺の高層ビル街。写真: Cebu IT Parkの街並み(2024年1月)

田口じゅんのアイコン

こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。

セブでワーケーションはできるのでしょうか。結論から言えば、できます。しかし、ノートパソコンを持ってビーチへ行けばワーケーションになる、というほど簡単ではありません。仕事を止めずに1週間セブへ滞在するなら、必要なのはビーチより先に、ネット回線、予備回線、デスク、椅子、会議の環境、電源、そして仕事が終わったあとに動きやすい立地です。

セブでは2026年現在、メトロセブの主要エリアで5Gの通信エリアが拡大し、IT Parkのようなビジネス地区にはコワーキングスペースやホテル、カフェもあります。つまりリモートワークをするための選択肢は十分にあります。しかし、5Gがあることと「仕事が絶対に止まらない」ことは別です。

ワーケーションで大切なのは、速いネット回線を一つ持つことではありません。一つの回線が止まっても、すぐ別の方法で仕事を続けられる状態を作ることです。今回は、セブで1週間本当に仕事を続けながら滞在するなら、何が必要なのかを考えてみます。

ナビセブ編集部のまとめ

最初に押さえたいこと

セブで仕事のある一週間を過ごすなら、ネット回線、予備回線、デスク、会議の環境を先に整え、仕事後の時間を使いやすい拠点を作ります。

仕事ができる拠点を先に作り、仕事の前後にセブを入れます。必要なのは、ネット回線・予備回線・デスク・椅子・会議の環境・電源・立地です。

仕事を先に確保し、回線を二系統にする

仕事の時間を先に確保し、残りでセブを楽しみます。メインの回線のほかに、すぐ切り替えられる予備回線を用意します。

ワーケーションはWork(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた言葉です。しかし私は、「遊びながら空いた時間に仕事をする」という意味で考えない方がいいと思っています。仕事があるなら、まず仕事時間を確保し、その残りでセブを楽しむ方が現実的です。例えば午前8時から12時まで仕事をして、そのあとビーチへ行く。あるいは9時から17時まで普通に働き、仕事が終わってからディナー、ジム、マッサージへ行く。

休暇の中に仕事を押し込むのではなく、仕事の前後にセブを入れる。これがセブ・ワーケーションの基本です。

ノートパソコンだけでは足りない。 リモートワークはノートパソコンさえあればできるように見えます。実際には違います。ネットが切れる、Zoomが聞こえない、椅子が合わない、デスクが狭い、電源がない、周囲がうるさい。こうした問題が一つあるだけで、仕事の質はかなり下がります。だからワーケーションでは、ホテルのプールや眺めを見る前に、その部屋で本当に数時間働けるかを見る必要があります。

必要なもの①|安定したメイン回線。 最初に必要なのはメインのネット回線です。ホテルのWi-Fi、サービスアパートメントのWi-Fi、コワーキングスペースのどれでも構いません。重要なのは、「動画が見られるか」ではなく、仕事に使えるかです。メールや執筆ならそれほど大きな帯域は必要ありません。しかしZoom、クラウド上のファイル、動画のアップロードなどを使うなら、ダウンロードだけでなくアップロードや遅延(レイテンシー)も重要になります。

「Wi-Fiあり」と書かれているだけでは十分ではありません。

5Gがあるから安心、ではない。 セブでは5Gの通信エリアが広がっています。これはワーケーションにはプラスです。しかし、5G表示が出ていても、建物の中、部屋の位置、時間帯、利用者数によって実際の速度は変わります。だから私は、「5Gがあるから大丈夫」ではなく、「メインのWi-Fiがダメなら5Gへ切り替えられる」と考えます。

ワーケーションでは、速い回線よりも、予備に切り替えられることの方が重要です。

必要なもの②|予備回線。 ワーケーションでは、メインの回線とは別に予備を用意した方がいいと思います。スマートフォンのSIM、eSIM、テザリングのどれかです。ホテルのWi-Fiが突然遅くなったら、スマートフォンへ切り替える。会議中にネットが不安定になったら、テザリングへ変更する。

これができれば、仕事が完全に止まる可能性を減らせます。1週間の旅行ならネットのトラブルも思い出になりますが、ワーケーションでは取引先や会社に迷惑をかける可能性があります。だから予備回線は旅行用品ではなく、仕事道具です。

メインと予備は別系統にする。 例えば、メインはホテルのWi-Fi、予備はモバイルデータ通信にします。この組み合わせなら、固定回線とモバイル回線という別系統になります。さらに重要な会議が多い人なら、モバイル回線を2社持つ方法もあります。全員がそこまで準備する必要はありません。大切なのは、一つの回線だけに全部を任せないことです。

関連記事セブ・ワーケーションで必要なネット回線・SIM・予備回線

デスク・椅子・静けさ・電源を仕事基準で選ぶ

毎日4〜8時間働くなら、デスクと椅子、静けさ、プライバシー、電源が重要です。カフェと会議用の場所は分けて考えます。

これは意外に見落とされます。ホテルを選ぶとき、多くの人はベッド、眺め、プール、朝食を見ます。ワーケーションならデスクと椅子も見ます。ノートパソコンを置けるか、マウスを使えるか、コンセントが近いか、椅子に数時間座れるか。この差は大きいです。一週間毎日4〜8時間働くなら、ベッドの上でPCを使い続けるのはかなり疲れます。

ホテルの「デスク」は本当に仕事用? ホテルの写真にデスクがあっても、実際には小さなコンソールテーブル程度の場合があります。鏡、コーヒーメーカー、電話などが置かれていて、ノートパソコンを開くスペースがほとんどないこともあります。だからワーケーション目的なら、客室の写真を拡大してデスクを見る。できればホテルへ確認する。

短期旅行では気にしなかったことが、ワーケーションでは重要になります。

必要なもの④|静かな会議環境。 メールや執筆ならカフェでもできます。しかしZoom会議は別です。BGM、人の声、コーヒーマシンの音、周囲の会話が入ります。さらに会社の数字、取引先の情報、個人情報などを話す会議ならプライバシーも必要です。

だから重要な会議がある日は、ホテルの部屋やコワーキングスペースの会議室など、静かな環境を確保する方がいいと思います。PC作業できる場所と、会議ができる場所は同じではありません。

場所 使いやすい仕事・条件/制約と選び方
カフェ 使いやすい仕事・条件:執筆、リサーチ、メール、簡単な作業
制約と選び方:毎日Zoomがある人や8時間集中する人には難しい場合があります。空席・コンセント・騒音・長時間滞在のしにくさがあり、オフィスの完全な代わりとは考えません。
ホテルの部屋 使いやすい仕事・条件:十分に仕事ができる環境がある場合
制約と選び方:コワーキングスペースを使わなくても構いません。
コワーキングスペース 使いやすい仕事・条件:重要な会議、長時間のデスク作業、ホテルのWi-Fiへの不安、プライベートな空間が必要な場合
制約と選び方:必須ではありません。毎日ではなく、必要な日だけ使う方法もあります。
カフェとコワーキングスペースを仕事内容で使い分ける

カフェだけで一週間働けるかは仕事内容によります。重要な仕事に必要な場所を確保します。

必要なもの⑤|電源とバッテリー。 ネット回線があっても、電源がなければ仕事はできません。ノートパソコンの充電器、スマートフォンの充電器、必要ならモバイルバッテリーを持っておきます。特にカフェで仕事する場合、コンセントが必ず使えるとは限りません。重要な会議がある日にノートパソコンのバッテリーが残り20%という状態にはしない方がいいと思います。

ワーケーションでは、回線の予備と電源の予備の両方を考えます。

ホテルやコワーキングスペースの予備電源も見る。 セブでも停電が起こる可能性はあります。しかし毎日停電を心配する必要はありません。仕事を止められない人なら、ホテルやコワーキングスペースに発電機や予備電源があるかを確認しておけば十分です。

部屋からの眺めより重要になる人もいると思います。

関連記事1週間のセブ・ワーケーションはいくら?滞在費・食費・移動費を計算

平日の拠点は仕事後2〜4時間を使いやすい場所に

平日は仕事後2〜4時間を使いやすい場所が便利です。IT Parkの生活機能も、マクタンのビーチも、仕事環境を確認して選びます。

ワーケーションのホテルの立地は、普通の旅行とは少し違います。観光地へのアクセスだけで選ばない方がいいと思います。カフェ、レストラン、スーパー、ジム、モール、Grabなどが身近な方が、仕事の日は便利です。大きなツアーは週末にすればいいのです。平日の拠点は、仕事が終わったあと2〜4時間を使いやすいエリアに置く方がワーケーションには合います。

IT Park|仕事と生活を近くに

IT Parkのようなビジネスエリアが使いやすい理由。 IT Parkのようなエリアは、ワーケーションと相性が良い場所です。会社員が多く、レストラン、カフェ、モール、スーパー、ジムといった日常の機能が近くにあります。セブで仕事をする場合、観光地が近いことより、仕事中と仕事後の生活を一つのエリアで完結できることが重要です。

ただし、IT Parkそのものの詳しいエリア紹介は別の記事にゆずり、ここではワーケーションの拠点としての使いやすさだけを見ます。

マクタン|仕事の環境を先に確認

マクタン島のビーチに並ぶ小屋と浅い海
マクタン島のビーチに並ぶ小屋と浅い海。写真: マクタン島・Bluewaterのビーチ(2017年7月)

マクタンを選ぶならビーチだけで決めない。 マクタンはワーケーションのイメージに合います。仕事が終わったらビーチ、プール、夕日、ディナーを楽しめます。しかし仕事環境が悪ければ意味がありません。だからマクタンのリゾートを選ぶ場合も、Wi-Fi、デスク、部屋、会議の環境を確認します。

ビーチがあるホテルではなく、仕事もできてビーチもあるホテルを探す。順番が重要です。

関連記事セブで1か月ワーケーションすると生活リズムはどうなる?

日本との1時間差と、平日・週末を使い分ける

日本との1時間差は、会社の勤務ルールが許す範囲で使います。一週間なら平日を仕事、週末を休暇に分けられます。

フィリピンは日本より1時間遅れています。日本が午前9時ならセブは午前8時です。日本の始業が9時なら、セブでは8時から合わせることができます。日本時間17時に仕事を終えるなら、セブでは16時です。つまり会社の勤務ルールが許せば、夕方を1時間長く使える感覚があります。この1時間は、フルタイムで働くワーケーションでは意外に大きいと思います。

月曜〜金曜|仕事
7日間なら平日は仕事。仕事後にディナー、ジム、マッサージ、モールを楽しむ形です。
土曜・日曜|休暇
週末にビーチやセブ島南部へ。仕事と旅行を混ぜすぎず、毎日観光する必要はありません。

午前だけ働く人ならさらに自由になる。 フリーランスや経営者など、自分で勤務時間を調整できる人なら、午前だけ仕事する方法もあります。8時から12時まで働き、ランチのあと午後はビーチへ行く。この形ならワーケーション感はかなり強くなります。しかし会社員で8時間勤務が必要なら、無理に半日勤務にする必要はありません。

関連記事午後まで仕事して17時からセブを楽しむ方法

仕事内容と会社のルールに合うワーケーションを設計する

ノートパソコンとネットで完結する仕事でも、会社のルールや機密情報の条件を確認します。ビーチは仕事を終えたあとに行く場所でも十分です。自分の仕事に合うワーケーションを作ることが大切です。

向いている仕事は? 比較的ワーケーションしやすいのは、ノートパソコンとネットがあれば完結する仕事です。執筆、マーケティング、デザイン、マネジメント、プログラミング、リサーチ、オンライン会議といった仕事です。一方、特殊な機材が必要な仕事や、オフィスでしか扱えない機密情報がある仕事には向かない場合があります。

ワーケーションできるかどうかはセブだけでなく、仕事内容と会社のルールにもよります。

ビーチでノートパソコンを開く必要はない。 ワーケーションの写真では、ビーチを背景にノートパソコンを開いているものをよく見ます。しかし実際には、日差しが強い、暑い、砂、バッテリー、Wi-Fi、騒音など、仕事環境としては良くない場合があります。ビーチは仕事する場所ではなく、仕事を終えたあとに行く場所でいいと思います。その方が仕事にも休暇にも集中できます。

関連記事バリではなくセブをワーケーション先に選ぶ理由はある?

  1. 仕事のスケジュールを決める
    ナビセブ編集部ならビーチより先に、何時から何時まで働くか、Zoomは何回か、重要な会議は何曜日かを確認します。
  2. ホテルと立地を選ぶ
    その仕事を安定して続けられる場所を選びます。
  3. 仕事の前後でセブを楽しむ
    セブで長く仕事をしていても、毎日遠くへ遊びに行くのは現実的ではありません。仕事を崩さないことを先に決める方が、結果的にセブを楽しめると思います。

最後に|仕事のある一週間をセブへ持ってくる

仕事のスケジュールを先に決め、その仕事を安定してできるホテルやアパートメントを選びます。ノートパソコンを閉じたらセブへ出る一週間です。

セブで1週間ワーケーションすることはできます。しかし、ノートパソコンとWi-Fiだけでは足りません。必要なのは、メインの回線、予備回線、デスク、椅子、静かな会議環境、電源、そして仕事後に使いやすい立地です。最初にビーチを決めるのではなく、最初に仕事のスケジュールを決めます。

その仕事を安定してできるホテルやアパートメントを選び、そのあとにカフェ、ジム、ディナー、ビーチを入れる。セブ・ワーケーションとは、ビーチで仕事することではありません。仕事はきちんとできる場所で集中し、ノートパソコンを閉じたらセブへ出る。平日はディナー、ジム、マッサージ、週末はビーチやアドベンチャーです。

「休暇の中で仕事をする」のではなく、「仕事のある一週間をセブへ持ってくる」。これが、ナビセブが考えるセブ・ワーケーションの最初の形です。

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