写真について:ホテル・コワーキング・アパートメントの写真は滞在環境を伝える参考イメージです。本文で挙げるQuest Hotel Cebu、The Company IT Park、Quest Residencesの実際の施設写真ではありません。
こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
セブへ1週間ワーケーションに来る場合、普通の7日間旅行とは少し違う費用がかかります。ホテル、食事、Grabだけではありません。仕事を止めないためのSIMやeSIM、必要ならコワーキング、仕事中のコーヒー、そして仕事が終わったあとのジム、マッサージ、ディナー、週末のアクティビティもあります。
では、航空券を除いてセブで7日間仕事をしながら滞在すると、いくら必要なのでしょうか。2026年9月現在の公式料金を基準に考えると、仕事環境をある程度確保した標準的な1週間のワーケーションなら、約₱50,000〜₱60,000前後を一つの目安にできます。ただし、これはセブなら必ずこの金額という意味ではありません。ホテルの宿泊日、仕事場所、食事、週末の過ごし方によって大きく変わります。
ナビセブ編集部のまとめ
一人7日間の標準モデルは約₱55,000〜₱60,000

標準モデルは約₱55,000〜₱60,000で、計算上の合計は約₱56,300です。節約型は₱35,000〜₱45,000、快適型は₱70,000を超えることもあり、最も大きく影響するのはホテルと立地です。
一人7日間の条件を固定する

一人7日間、平日はリモートワーク、週末は休暇。航空券・海外旅行保険・大きな買い物を除いたモデルで考えます。
普通の旅行なら、ホテル、レストラン、ツアー、ビーチ、買い物などが大きな費用になります。ワーケーションでは平日の昼間は仕事です。そのため月曜から金曜まで毎日ツアーへ行くことはありません。その代わり、インターネット、SIM、コワーキング、仕事用のカフェ、仕事しやすいホテルといった、生産性を守るための費用が入ります。つまりワーケーションは旅行費が増えるというより、お金を使う場所が変わります。
今回は「一人7日間」で計算する。 今回のモデルは、一人で7日間セブに滞在し、月曜から金曜はリモートワーク、土曜と日曜は休暇という条件です。航空券、海外旅行保険、大きな買い物は除外します。平日はホテルの部屋をメインの仕事場として使い、必要な日にコワーキングを利用します。
仕事後にディナー、カフェ、ジム、マッサージなどを数回利用し、週末に一度大きなアクティビティをするモデルです。
ホテルと通信・仕事環境を確保する

最安の宿泊料金ではなく、デスク・椅子・Wi-Fiと通信の予備手段を含めて、仕事を止めずに滞在できる費用を考えます。
一番大きいのはホテル
₱4,950 × 7泊 = ₱34,650
Quest Hotel Cebuの公式の最低料金を計算基準にした単純計算です。7泊で必ずこの料金になるわけではありません。
ワーケーションの費用で最も大きいのは宿泊費です。Quest Hotel Cebuの現在の公式案内では、ルームパッケージが1泊₱4,950 netからとなっています。7泊を単純計算すると、₱34,650です。もちろん、宿泊日や部屋タイプ、キャンペーンによって実際の料金は変わります。
だからこの記事では、「Questなら必ず7泊₱34,650」という意味ではなく、2026年現在の公式の最低料金を標準的なホテルの計算基準として使います。
ワーケーションでは最安のホテルだけを探さない。 一泊料金だけなら、もっと安いホテルもあります。しかし、デスクがない、椅子が仕事向きではない、Wi-Fiが不安定といった状態や、毎日コワーキングへ移動し、レストランまでGrabを使う状況なら、ワーケーション全体では必ずしも安くありません。例えばホテルを一泊₱1,000安くしても、毎日Grabとコワーキングが必要になれば、その差は簡単に消えます。安いホテルと、安くワーケーションできるホテルは同じではありません。
- Globe Prepaid Traveler eSIM:₱1,750
- データ・有効期間:80GB・30日
- 通話・SMS:国内全ネットワークへの通話・SMSが無制限(Unlimited Calls & Texts)
SIMは旅行用ではなく仕事用の予備回線。 別の記事で書いたように、ワーケーションではホテルのWi-Fiだけに依存しない方が安心です。Globeの現在のPrepaid Traveler eSIMは、80GB、国内全ネットワークへの通話・SMS無制限、30日有効で₱1,750です。旅行者だけでなく出張者も利用できる商品として案内されています。
1週間には少し大きなプランですが、Zoomやテザリングの予備回線として使うなら分かりやすい選択肢です。ワーケーションでは通信費を「インターネット代」と考えるより、仕事が止まらないための保険料と考えた方がいいと思います。
コワーキングは毎日使わなくてもいい
ホテルの部屋で仕事できるなら、コワーキングを5日間全部使う必要はありません。重要な会議がある日、ホテルのWi-Fiが不安な日、8時間しっかりデスクで働きたい日などに使います。
現在The CompanyのIT Park拠点では、コワーキングの利用や会議スペースが用意され、長期プランには高速インターネット、パントリー、コーヒー、水、ロッカー、小規模な打ち合わせ部屋(Huddle Room)などが含まれています。1週間なら、必要な日だけコワーキングを使う方が費用も抑えやすいでしょう。
必要な日だけ使う
ホテルの部屋で仕事できるなら5日間すべて使わず、2日程度の利用に₱1,000〜₱2,000程度を計算用の予算として置きます。
固定料金として扱わない
デイパス、専用デスク、会議室で料金が違います。利用する場所の当日料金・会議室料金は、事前に公式情報で確認する必要があります。
コワーキングの費用は利用方法でかなり変わる。 コワーキングはデイパス、専用デスク、会議室など、使い方によって料金が違います。そのためここでは、コワーキングに固定料金を無理に入れません。計算用の予算として、2日程度の利用に₱1,000〜₱2,000程度を確保するモデルにします。実際に利用する際は、そのコワーキングの当日料金と会議室料金を公式情報で確認するのが確実です。
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食費・カフェ・交通費を日平均で置く

日々の食事・コーヒー・Grabを計算に入れます。徒歩で用事が済む立地は、お金と時間の両方に効きます。
₱1,000/日 × 7日 = 約₱7,000
レストラン、カフェ、スーパー、デリバリーを混ぜた計算用の予算です。毎食人気レストランへ行く前提ではありません。
ワーケーションでは、毎食人気レストランへ行く必要はありません。朝食はホテル、またはパンとコーヒーにし、昼食は仕事場所の近くで済ませ、夕食だけ少し楽しむくらいが現実的です。標準モデルでは、食費を一日平均₱1,000程度として、7日で約₱7,000を置きます。
これは固定相場ではなく、レストラン、カフェ、スーパー、デリバリーを混ぜた計算用の予算です。
ランチの場所が意外に重要。 休暇ならランチのために30分移動しても問題ありません。しかしワーケーションでは、12時に会議が終わり、13時に次の会議という日があります。その間にランチを済ませる必要があります。だから仕事場所から徒歩でレストランへ行けることは、食費だけでなく時間のコストも減らします。ワーケーションでは、安いランチより、仕事を止めずに食べられるランチの価値が上がります。
カフェ代は仕事費にも休暇費にもなる
4回 × 平均₱200 = 約₱800
1週間でもコーヒー代を最初から予算へ入れておきます。30日になると、その積み重ねは大きくなります。
ワーケーションではカフェの意味が少し特殊です。コーヒーを楽しむなら休暇の費用、PC作業をするなら仕事の費用、会議前の時間調整なら両方です。例えば一週間で4回利用し、一回平均₱200なら約₱800です。小さな金額ですが、30日になると大きくなります。1週間でも予算へ最初から入れておいた方が現実的です。
Grabは立地によって大きく変わる。 ワーケーションの費用でホテルの次に見落としやすいのが交通費です。ホテル、コワーキング、ランチ、ジム、ディナーの場所が全部別のエリアなら、Grabの回数が増えます。標準モデルでは一日平均₱300として、7日で約₱2,100を交通費の予算にします。しかしIT Parkなどで食事、カフェ、ジムまで徒歩で完結すれば、かなり下げられます。
追加のGrab:₱700/日 × 7日 = ₱4,900
ホテルを7日で₱5,000安くしても、毎日の追加のGrabでほとんど差がなくなります。さらに移動時間も失います。
「安いホテル+毎日Grab」は本当に安い? 例えばホテルを7日で₱5,000安くできたとします。しかし毎日Grabを追加で₱700使えば、7日で₱4,900です。ほとんど差がなくなります。しかも移動時間まで失います。だからワーケーションでは、宿泊料金より、ホテルから動かなくて済むことが総額に効く場合があります。
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仕事後と週末を含めて合計する

洗濯の予備費に加え、仕事後の楽しみと週末のアクティビティにも予算を置きます。過ごし方によって総額は変わります。
7日なら、ランドリーを使わずに帰ることもできます。7日分の服を持ってくれば問題ありません。しかしジム、ランニング、ビーチを多く入れるなら、一度ランドリーが必要になる場合があります。そのため予算として数百ペソ程度を確保しておけば十分でしょう。1週間のワーケーションでは、洗濯よりインターネットと仕事環境の方が優先度は高いと思います。
仕事後にも予算を入れる。 セブへ来てホテルとコワーキングだけを往復するなら、ワーケーションの意味が薄くなります。仕事後にはディナー、マッサージ、ジム、バー、カフェなどに、少し時間を使います。標準モデルでは、仕事後の予算として一週間で約₱3,000を置きます。毎日高級スパなら足りません。しかし2〜3回楽しむ程度なら一つの目安になります。
週末で総額が大きく変わる
土曜と日曜は休暇です。ビーチ、アイランドホッピング、キャニオニング、リゾート、セブ南部など、何をするかによって費用は大きく変わります。そこで標準モデルでは週末のアクティビティに約₱5,000を確保します。近場だけならもっと下げられますし、リゾート滞在や遠方への旅行を入れれば上がります。
節約型・標準型・快適型を比べる
標準モデルの計算上の合計は約₱56,300です。節約型や快適型へ変える場合も、仕事環境は削らないようにします。
一人・ホテル7泊、平日はリモートワーク、週末は休暇という同じ条件で、9つの費目をまとめます。航空券・海外旅行保険・大きな買い物は除外した計算用の予算であり、固定相場ではありません。
| 項目 | 1週間のモデル |
|---|---|
| ホテル 7泊 | 約₱34,650 |
| Traveler eSIM | ₱1,750 |
| コワーキング | 約₱1,500 |
| 食費 | 約₱7,000 |
| カフェ | 約₱800 |
| Grab・交通費 | 約₱2,100 |
| 洗濯の予備費 | 約₱500 |
| 仕事後 | 約₱3,000 |
| 週末のアクティビティ | 約₱5,000 |
| 合計 | 約₱56,300 |
計算上の合計は約₱56,300です。ホテルの宿泊日・部屋タイプ・キャンペーン、仕事場所や週末の使い方で実額は変わります。
一度まとめてみます。Quest Hotelの現在の公式の最低料金をホテルの基準にすると、一人1週間の標準的なワーケーションは約₱55,000〜₱60,000前後というモデルになります。航空券と旅行保険は含みません。
₱56,000 ÷ 7日 = 約₱8,000/日
一日平均の例は₱56,000で計算しています。費目別の表の合計約₱56,300とは丸め方が異なります。半分以上をホテルが占めます。
一日平均なら約₱8,000。 ₱56,000を7日で割ると、一日平均は約₱8,000です。ただし、その半分以上がホテルです。だから予算を下げたいなら、コーヒーを一杯我慢するより、宿泊費を見直す方が効果は大きくなります。ただし安いだけで仕事環境を落とすのは避けます。ワーケーションでは、費用を下げても生産性は下げないようにします。
同じ一人1週間のワーケーションで、宿泊と移動、仕事後・週末への支出を変えた場合を比べます。仕事環境は維持し、航空券などを除くモデルの目安として読みます。
| モデル | 1週間の目安 | 支出の考え方 |
|---|---|---|
| 節約型 | ₱35,000〜₱45,000程度まで下がる可能性 | 徒歩生活できるエリアの安めのホテル、必要な日のコワーキング、ローカルレストランやスーパー |
| 標準型 | 約₱55,000〜₱60,000前後 | ホテルの部屋をメインの仕事場にし、必要なコワーキングと仕事後・週末を含む |
| 快適型 | ₱70,000以上になることも | 上位ホテル・マクタンのリゾート、スパ、レストラン、Grab、週末のリゾートなどを増やす |
ホテル料金は日付によって変わるため固定相場ではありません。費用を下げても生産性を下げないことを優先します。
節約型なら何を削る? 節約型では、仕事環境を削りません。削る対象はホテルのグレード、Grab、仕事後の出費、週末のアクティビティです。例えば徒歩生活できるエリアの安めのホテルを選び、コワーキングを必要な日だけ利用し、食事にもローカルレストランやスーパーを混ぜます。この形なら、1週間₱35,000〜₱45,000程度まで下げられる可能性があります。ただしホテル料金は日付によって変わるため、固定相場とは考えません。
快適型なら簡単に₱70,000を超える。 逆に、上位ホテルやマクタンのリゾートを使えば費用は簡単に上がります。ホテル、スパ、レストラン、Grab、週末のリゾートへの支出を増やせば、₱70,000以上になることも珍しくないでしょう。ワーケーションだから安い、ということではありません。セブで仕事をしながら、どの程度休暇も楽しむかで総額が決まります。
1か月なら長期滞在料金が重要になる
- 施設の例:Quest Residences Cebu
- 部屋・条件:1ベッドルームのアパートメント・素泊まり(Room Only)
- 月額の基準:₱79,900 net
1週間では通常のホテル料金で考えますが、1か月になると話が変わります。Quest Residences Cebuは現在、1ベッドルームのアパートメントの素泊まりを月額₱79,900 netで提供しています。つまり7泊を4回単純に繰り返すより、月額プランを使った方が宿泊費を大きく下げられる場合があります。
別の記事で扱う1か月のワーケーションでは、この月額費用の考え方がさらに重要になります。
普通のセブ旅行より高いとは限らない。 ワーケーションでは平日の昼間にツアーへ行きません。月曜から金曜は仕事です。そのため普通の7日間旅行よりアクティビティの費用が低くなる可能性があります。一方でSIMやコワーキングなど仕事用の費用が増えます。つまり、観光費が減り、仕事環境の費用が増えることが、ワーケーションの費用の特徴です。
- ホテルを決める
一泊の安さだけでなく、仕事を続けられる宿泊先を考えます。 - 立地・移動手段を確認する
コワーキング、ランチ、ジム、ディナーへ歩けるか、毎回Grabが必要かを見ます。 - 仕事後・週末を加える
インターネット、デスク、会議の環境を確保したうえで、ディナー、ジム、マッサージ、週末の予定を組み込みます。
ナビセブ編集部ならホテルと移動手段を最初に決める。 1週間のワーケーションの予算を作るなら、私は最初にホテルを決めます。次に立地です。コワーキングへ歩けるか、ランチ・ジム・ディナーへ行くたびにGrabが必要かを確認すると、かなり総額が見えてきます。コーヒーを₱50安くするより、毎日の移動を一回減らす方が、費用にも時間にも大きく効くと思います。
最後に|約₱55,000前後が標準
約₱55,000〜₱60,000前後は一つのモデルであり、固定相場ではありません。仕事環境と立地を先に確保してから楽しみを加えます。
セブで1週間ワーケーションをすると、必要なのはホテルと食事だけではありません。SIM、コワーキング、カフェ、Grab、仕事後の楽しみ、週末のアクティビティが加わります。2026年現在、Quest Hotel Cebuの公式ルームパッケージは1泊₱4,950 netから、Globe Traveler eSIMは80GB・30日で₱1,750です。
Quest Residencesの長期滞在では1ベッドルームが月₱79,900 netという月額料金も設定されています。これらを基準にすると、標準的な一人1週間のワーケーションは約₱55,000〜₱60,000前後というモデルになります。節約型なら₱35,000〜₱45,000程度、快適さを上げれば₱70,000以上になる場合があります。
大切なのは、「セブで1週間いくら?」ではなく、「仕事を止めないために、どこへお金を使う?」と考えることです。インターネット、デスク、会議の環境、仕事後に移動しなくていい立地を確保したうえで、ディナー、ジム、マッサージ、週末の予定を加えます。普通の旅行では、観光地へ使うお金が中心です。
ワーケーションでは、平日の生産性を守る費用と、ノートパソコンを閉じたあとのセブを楽しむ費用に変わります。これが、ナビセブが考える1週間のセブ・ワーケーションの本当の旅行費です。



