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セブ・ワーケーションで必要なネット回線・SIM・予備回線
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セブ・ワーケーションで必要なネット回線・SIM・予備回線

最高速度だけで決めず、Main Wi-Fi・Mobile・電源を組み合わせて、仕事を再開する次の手段まで準備する。

田口じゅん(ナビセブ編集部)約13分公開 更新

マクタン・セブ国際空港のターミナル内に並ぶ店舗と通路。

田口じゅんのアイコン

こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。

セブでワーケーションをするなら、ネット回線は最も重要なインフラの一つです。ホテルのWi-Fiが速い、5Gが入る、カフェにもWi-Fiがある。これだけを見ると、リモートワークは簡単にできそうです。しかし仕事で本当に重要なのは、最高速度ではありません。メイン回線が止まったとき、何分で仕事を再開できるか。私は、ここを見る方がワーケーションでは重要だと思っています。

セブではモバイル回線や5Gが広がり、旅行者向けSIMやeSIMも簡単に準備できるようになっています。一方で、同じエリアでも建物、部屋、時間帯によって通信状態は変わります。だからセブのワーケーションでは、メインのWi-Fi+モバイルの予備回線+電源の予備の3つを基本に考えます。

ナビセブ編集部のまとめ

最初に押さえたいこと

最初に押さえたいこと

最高速度だけで決めず、メインのWi-Fi・モバイル回線・電源を組み合わせて、仕事を再開する次の手段まで準備する。

最高速度だけではなく、メインのWi-Fi・モバイルの予備回線・電源の予備を用意し、切れたときの次の行動を決める。

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速度より、実際の机で仕事が続くかを確認する

速度より、実際のDeskで仕事が続くかを確認する

メイン回線は、毎日使う部屋の机で確認します。ダウンロードだけでなくアップロード・遅延・安定性を仕事内容と合わせて見ます。

ワーケーションで一番避けたいのは、ネットのトラブルによって仕事が完全に止まることです。ホテルのWi-Fiが突然遅くなる、ルーターの不具合が起きる、建物側の回線に問題が出る。こうしたことはセブに限らず、世界中どこでも起こる可能性があります。そこでメイン回線とは別に、スマートフォンのモバイルデータを用意します。

ホテルのWi-Fiが使えないときは、すぐにスマートフォンのテザリングへ切り替える。これだけでも仕事が止まる時間をかなり短くできます。

メイン回線|まずホテルやアパートのWi-Fi。 基本は宿泊先のWi-Fiです。ホテル、サービスアパートメント、コンドミニアム、コワーキングなど、毎日仕事をする場所のネット回線をメインにします。重要なのは、「無料Wi-Fiあり」と書かれていることではありません。

Zoomが安定するか、アップロードできるか、部屋の机まで電波が届くか、数時間続けて仕事できるか。ワーケーションでは、動画が見られるWi-Fiと仕事に使えるWi-Fiを分けて考える必要があります。

速度テストはロビーではなく部屋で行う。 同じホテルでも、ロビーと客室で通信状態が違うことがあります。ロビーでは速いのに、部屋では弱い。逆の場合もあります。ワーケーションが目的なら、チェックインしたあと実際に仕事をする机で速度テストをしてみると分かりやすいと思います。

ダウンロードだけでなく、アップロードとPing(応答速度)も確認します。一度測って終わりではなく、重要な会議があるならその直前にも確認します。

項目 使う場面/確認する理由
ダウンロード 使う場面:動画・Web閲覧、ファイルのダウンロード
確認する理由:ネットの速度で注目されやすい数値ですが、仕事に使えるかはこれだけでは判断しません。
アップロード 使う場面:Zoomのカメラ・音声・画面共有、動画のアップロード、クラウド上のファイル
確認する理由:相手側へ送信するため重要です。文章作成やメール中心の人とは、必要な通信品質が違います。
Ping・遅延 使う場面:Zoom、リモートデスクトップ、リアルタイムの共同作業
確認する理由:通信の反応速度です。メールや文章作成では多少遅くても大きな問題にならなくても、リアルタイムの作業では遅れが気になる場合があります。
仕事内容と、通信で確認する項目

「300Mbpsだから大丈夫」という一つの数字では判断しません。速度、アップロード、遅延、安定性を、すべて仕事内容に合わせて見ます。

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SIM・eSIMをメイン回線とは別系統の予備にする

SIM・eSIMをMainとは別系統のBackupにする

SIMの会社名や5G表示だけでは判断せず、実際の建物で使えるかを確認します。予備回線をどこまで用意するかは、仕事への影響に合わせます。

一番簡単な予備回線はスマートフォンです。モバイルデータを契約しておき、ホテルのWi-Fiが止まったらテザリングへ切り替えます。Smartは現在、公式サイトで市、州、バランガイ単位の5G対応エリアを確認できる仕組みを案内しています。また5Gを使うには、5G対応のSIM、端末、対応エリアが必要です。

重要なのは、「Smartなら大丈夫」「Globeなら大丈夫」と会社名だけで判断しないことです。実際に滞在する建物で使えるかを見ます。予備回線②|旅行者ならeSIMが使いやすい。 旅行者にとって便利なのがeSIMです。

Globeは現在、旅行者向けのPrepaid Traveler eSIMとして、80GBのデータ、国内全キャリアへの通話・SMS無制限、30日有効で₱1,750のプランを公式に案内しています。旅行前にGlobeOneアプリから準備することもできます。セブだけでなくフィリピン国内で仕事をする旅行者には分かりやすいプランです。

1週間のワーケーションならデータ容量としてはかなり余裕がありますが、長時間のビデオ会議や大きなファイルのアップロードを行う人は、自分のデータ使用量も確認しておいた方がいいでしょう。

Mactan-Cebu AirportでもTraveler SIMを入手できる。 GlobeはTraveler SIMをMactan-Cebu International Airportでも提供しています。現在の公式案内では、旅行者向けの物理SIMに20GB、30GB、80GB、120GBなど複数のデータパッケージがあります。eSIMを事前に入れておく方法と、到着後に空港でSIMを購入する方法の両方があります。

ワーケーションでは到着してからネット回線を探すより、空港を出る時点でモバイルの予備回線を持っている状態にした方が安心です。

準備例 メイン/予備と判断条件
基本の組み合わせ メイン:ホテルのWi-Fi
予備と判断条件:Globe eSIM。固定回線とモバイル回線という別系統になります。
仕事を絶対に止められない場合 メイン:ホテルのWi-Fi
予備と判断条件:予備①をGlobe、予備②をSmartにする方法もあります。
メイン回線とは別系統の予備を用意する

全員が2社と契約する必要はありません。取引先との会議の重要度や仕事への影響に合わせて、予備回線をどこまで用意するかを決めます。

5G表示があっても安心しすぎない。 5Gはワーケーションにとって非常に便利です。しかしスマートフォンに5Gと表示されていても、いつでも同じ通信品質になるとは限りません。屋内かどうか、部屋の位置、利用者数、端末、時間帯といった条件で変わります。だから重要な会議の前には、5Gのアイコンを見るだけではなく実際に接続を確認します。

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到着日の接続テストと会議10分前の確認

到着日の接続TestとMeeting10分前の確認

予備回線は持つだけでなく一度動かします。到着日にテザリングを試し、重要な会議の10分前には接続と機材を確認します。いざという時にテザリングできて、初めて予備回線になります。

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  1. 到着日にテザリングを試す
    ノートPCからスマートフォンのテザリングが見えるか、パスワード、ネット接続、データプランが有効かを一度確認します。
  2. 会議の10分前に機材を確認
    14時から重要なZoomなら13時50分頃。ネット回線、マイク、カメラ、バッテリー、ヘッドセット、背景を確認します。
  3. 不安定なら開始前に切り替える
    ホテルのWi-Fiが不安定ならモバイルデータへ。重要な会議の途中で初めて設定するのではなく、トラブルの前に決めておく方が楽です。

電源と移動先も予備に含める

電源と移動先もBackupに含める

電源の確保と、必要なときに移れる仕事場所も準備に含めます。モバイル回線・コワーキング・カフェでは役割が違います。

ネット回線が安定していても、ノートPCのバッテリーがなくなれば仕事は止まります。ノートPCの充電器、スマートフォンの充電器、モバイルバッテリー、必要なら延長コード。最低限これを準備します。特にカフェで仕事する場合、コンセントを必ず使えるとは限りません。だから外へ仕事に行くなら、ノートPCもスマートフォンも十分に充電してから出る方が安心です。

停電ではWi-Fiも影響を受ける。 停電が起きれば、建物のネット機器にも影響が出る可能性があります。発電機があっても、すべてのコンセントやネット機器が同じように予備電源でまかなわれているとは限りません。

仕事を止められない人なら、ホテルやコワーキングを選ぶときに、予備電源はあるか、ネット回線側にも二重化があるかを確認する価値があります。IT ParkのThe Companyは2026年の仕事場所の案内で、ビジネス向けの環境としてDual-ISPによる回線の二重化や100%の予備電源の重要性を明確に挙げています。IT Park拠点の建物についても、安定した予備電源を案内しています。

コワーキングを予備のオフィスにする。 ネット回線の予備はSIMだけではありません。ホテル全体でネットのトラブル、部屋が急にうるさくなる、電源の問題。こういう時に、近くのコワーキングへ移動する方法があります。つまり予備は、予備のSIM、予備の仕事場所の2段階にできます。

重要な仕事が多い人なら、宿泊先から行けるコワーキングを一つだけ知っておくと安心です。

手段 向く使い方/位置づけ
モバイルデータ 向く使い方:その場で回線をすぐ切り替える
位置づけ:すぐに使う予備
コワーキング 向く使い方:重要な仕事の場所を確保する
位置づけ:重要な仕事の予備
カフェ 向く使い方:ホテルのWi-Fiが止まり、メールやファイル送信だけ急いで必要なときに移動する
位置づけ:緊急用の予備。別の記事で述べたように、重要な会議のメインの仕事場所にはしない方がよい。
予備の移動先を役割で使い分ける

ネット回線の予備には、SIMと仕事場所があります。それぞれの役割を決めておきます。

データ容量も仕事用に考える。 モバイルデータは予備なので、ほとんど使わない可能性もあります。しかしホテルのWi-Fiが数日不安定なら話は別です。Zoom、クラウド上のファイル、動画のアップロードをモバイルデータで行えば、データ使用量は増えます。Globe Traveler eSIMの現在の80GB・30日というプランは、普通の旅行だけでなく出張者も想定した商品として案内されています。

ただし自分がどれくらいデータを使う仕事なのかは、別に確認する必要があります。

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仕事内容と会社のセキュリティ規定で準備を変える

文章作成中心の仕事と、Zoom・ライブ配信・オンラインサービスでは必要な備えが変わります。会社のセキュリティ規定も出発前に確認します。

すべてのリモートワーカーが同じ準備をする必要はありません。文章作成、メール、リサーチ、資料作成といった仕事なら、ホテルのWi-Fi+スマートフォンの予備回線程度でも十分な場合があります。ネット回線が一時的に不安定でも、オフラインで進められる仕事があるからです。

Zoom・ライブ配信・オンラインサービスは一段強くする。 一方、毎日のZoom、ライブ配信、オンラインレッスン、重要なプレゼン、カスタマーサポートといった仕事では、接続トラブルの影響が大きくなります。その場合は、メインのWi-Fi、モバイルの予備回線、別のキャリア、コワーキング、電源の予備まで考えてもいいと思います。

ワーケーションの通信費を数千ペソ節約して仕事を失うなら、意味がありません。

会社のセキュリティ規定もネット環境づくりの一部。 通信速度だけでなくセキュリティの問題もあります。公共のWi-Fiを使っていいのか、VPNが必要か、会社の端末からスマートフォンのテザリングを使えるか、海外から社内システムへログインできるか。これは会社によって違います。だからセブでネットが使えることと、自分の会社のシステムへ安全に接続できることは別問題です。

出発前に確認しておいた方がいいと思います。

最後に|切れた次の行動まで決めて完成する

最高速度より、止まったあとの切り替え方を決めます。メイン回線を選ぶだけではなく、予備まで作って完成です。私ならネット回線を考えるとき、「何Mbps出る?」より先に、「これが止まったら次は何?」を考えます。

この順番が決まっていれば、トラブルが起きても慌てません。

  1. ホテルのWi-Fiが止まる
    スマートフォンへ切り替えます。
  2. スマートフォンの電波も弱い
    コワーキングへ移動します。

私はセブで長く仕事をしていますが、ネットのトラブルを完全にゼロにすることはできません。だから、トラブルをなくすのではなく、トラブルが起きても仕事を止めない仕組みにする。これが現実的だと思います。

まとめ|セブのワーケーションはメイン+予備で考える。 セブでワーケーションをするなら、最速のネット回線だけを探す必要はありません。メインはホテルやアパートのWi-Fi、予備はSIMまたはeSIM、テザリングは到着日に試す。重要な会議の10分前に接続を確認する。ノートPCとスマートフォンの電源も確保する。必要ならコワーキングを予備のオフィスにする。

Globeは現在、Traveler eSIMとして80GB・30日・₱1,750のプランを提供し、Mactan-Cebu International Airportでも旅行者向けのSIMを展開しています。Smartも公式に、住所やバランガイ単位で5G対応エリアを確認できる仕組みを案内しています。

つまりセブのワーケーションで大切なのは、「絶対に切れないネット回線」を探すことではありません。そんな回線を一つだけ信じるより、ホテルのWi-Fiが止まったらモバイル回線、モバイル回線が弱ければコワーキング、電源も予備を用意する、という順番を最初から持っておく。仕事で必要なのは最高速度より、仕事が止まらないことです。セブのワーケーションのネット回線は、メイン回線を選ぶところで終わらない。予備まで作って完成する。これが、ナビセブが考えるリモートワークの通信の備えです。

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