こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
セブで1か月ワーケーションをすると、毎日仕事と観光を両方する生活になるのでしょうか。私は、そうしない方が続くと思います。平日は普通に仕事をし、仕事後にジムへ行ったり夕食をとったりします。週末だけビーチやセブ島南部へ出かけます。ランドリーやスーパーでの買い物も、仕事の邪魔にならない時間に済ませます。
つまり1か月のワーケーションは、30日間ずっと旅行する生活ではなく、セブで普通に働きながら週末だけ旅行する生活に近くなります。旅行の予定より、まず仕事の予定が一日の中心になります。
ナビセブ編集部のまとめ
平日は普通に働き、週末だけ旅行する
30日間ずっと観光するのではなく、平日は普通に働き、仕事後の短い時間と4回の週末にセブを楽しむようにすると続けやすくなります。
30日を休暇にしない
30日間を全部休暇にせず、月曜から金曜の仕事を中心に生活を作ります。
1か月のワーケーションで最初にやめた方がいいのは、セブにいる30日間を全部休暇として考えることです。月曜から金曜まで仕事があるなら、その5日間は基本的に仕事の日です。朝から仕事をし、ランチを挟んで午後も働きます。自由になるのは17時以降だけです。そして土曜・日曜になったら旅行モードへ戻ります。この形なら、仕事の質を落とさずにセブ滞在を続けやすくなります。
月曜〜金曜はかなり普通でいい。 平日は、かなり地味です。朝のコーヒーから仕事へ入り、ランチのあとも午後の仕事を続けます。仕事後はジムと夕食を済ませ、ホテルまたはアパートへ戻ります。これだけの日もあります。しかし1か月のワーケーションでは、それでいいと思います。毎日ビーチやツアーを入れなくても、仕事を終えた場所がセブであること自体がワーケーションの価値です。
平日の仕事を再現可能にする
朝・勤務時間・ランチを再現できる環境にすると、仕事を始めやすくなります。
- 起床・コーヒー
考えなくても始められる朝を作ります。 - 朝食
同じホテルの朝食やカフェでも構いません。 - 仕事
8時または9時から仕事を始めます。
1か月いるなら、朝の習慣をある程度固定すると仕事を始めやすくなります。起床後にコーヒーと朝食を済ませ、8時または9時から仕事を始めます。毎朝違うカフェを探す必要はありません。同じホテルの朝食や同じカフェでも構いません。むしろ長期のワーケーションでは、毎日違うものを選ぶより、考えなくても始められる朝を作る方が生産性には有利です。
日本時間基準のリモートワークが認められる場合、同じ勤務を現地では何時に行うかを比べます。海外勤務の可否と勤務時間は会社の規則が前提です。
| 基準 | 勤務時間 | 仕事後の時間 |
|---|---|---|
| 日本時間 | 9:00〜17:00 | 17:00に勤務終了 |
| セブ時間 | 8:00〜16:00 | 16:00に勤務終了となる可能性 |
フィリピンは日本より1時間遅れています。会社の勤務規則を確認したうえで、仕事後の時間を使います。
日本時間で働くならセブでは1時間早い。 フィリピンは日本より1時間遅れています。日本時間9:00〜17:00勤務なら、セブでは8:00〜16:00です。会社が日本時間基準のリモートワークを認めているなら、16時に仕事を終えられる可能性があります。これはセブでのワーケーションではかなり使いやすいと思います。16時にノートパソコンを閉じれば、ジム、カフェ、夕食、マクタンならプールや夕日まで入れやすくなります。
もちろん海外でのリモートワークの可否や勤務時間は会社によって違うので、自分の勤務規則を確認する必要があります。
仕事は8時間普通に続ける。 1か月のワーケーションで無理をしないためには、仕事時間を削りすぎない方がいい人もいます。9:00〜17:00、または8:00〜16:00の仕事を普通に続けます。午前は集中する作業、ランチを挟んで午後は会議とし、一日の仕事量を日本と同じに保ちます。この方が「旅行しているから仕事が遅れる」という状態を防ぎやすくなります。ワーケーションは、休暇のために仕事を犠牲にすることではありません。
ランチは仕事場所の近くで済ませる。 平日のランチは意外に重要です。12時に会議が終わり、13時から次の会議が始まるまでの間に食べる日もあります。だから仕事場所から歩いてレストランへ行けることはかなり大切です。IT Park、Ayala周辺、Mactan Newtownなど、生活機能がまとまっているエリアならランチを短時間で済ませやすくなります。
1か月では、「有名レストランが近い」より、毎日簡単にランチを食べられる場所があることの方が重要になる場合があります。
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仕事後の時間は短く、週末に強弱をつける
平日の仕事後の時間は短くし、4回の週末にはそれぞれ違う強さを持たせます。
仕事が終わったからといって、毎日夜まで遊ぶ必要はありません。月曜はジム、火曜は夕食だけ、水曜はマッサージにします。木曜は何もせず、金曜だけ少し遅くまで外へ出る、といった強弱をつけられます。このくらいで十分です。1週間なら毎日予定を入れても乗り切れますが、1か月続けると疲れます。ワーケーションは一日単位ではなく、4週間続くリズムで考える方がいいと思います。
ジムは平日に入れやすい

1か月のワーケーションではジムがかなり使いやすいと思います。仕事を終えたら30〜60分運動をし、夕食のあと部屋へ戻ります。これなら旅行のアクティビティというより生活です。ホテルのジムでも一般のジムでもよく、水泳でも構いません。8時間パソコンに向かったあとに体を動かすことで、仕事から頭を切り替えるきっかけにもなります。
マッサージも平日向き。 セブらしい仕事後の過ごし方として、マッサージを入れる日もあります。8時間仕事をしたあとに夕食とマッサージを楽しみ、そのままホテルへ戻ります。これなら遠方へ行く必要がありません。毎週1回程度でも、普通の仕事の週とはかなり違うと思います。仕事のある平日は、遠くへ行くことより短時間で気分を変えられるものを選ぶ方が続けやすいです。
金曜の夜だけ少し旅行モードにする。 金曜は翌日が休日なら、少しだけ長く外へ出ることができます。レストランやバー、ナイトマーケットに出かけたり、遅めの夕食を楽しんだりできます。月曜から木曜までは仕事を優先し、金曜だけ少し自由にする。こうすると平日の仕事のリズムも崩れにくくなります。
週末①|ビーチへ行く
マクタン・Bluewater

1回目の週末は、ワーケーションらしくビーチを入れてもいいと思います。マクタンのビーチやリゾート、アイランドホッピングが選択肢です。仕事のない日にしっかり海を楽しみます。平日は仕事に集中し、週末にセブらしい景色へ出る。この切り替えがあると、仕事と休暇の差がはっきりします。
週末②|セブ島南部へ
セブ島南部・Moalboal

2回目の週末はセブ島南部へ。Moalboal、Badian、Oslobのどこか一つに絞ります。1か月あるから全部行く必要はありません。土曜・日曜を使うなら、一泊できる場所もあります。平日の仕事に影響しないよう、日曜の夜は早めに拠点へ戻る方がいいでしょう。
週末③|何もしない
3回目の週末は完全に自由でもいいと思います。ランドリーやカフェ、プール、モールで過ごし、睡眠に時間を使うのも一案です。仕事を5日間して、そのあと毎週遠出をしていては疲れます。長期滞在では「何もしない週末」も生活の一部です。ワーケーションなら、その意味はさらに大きくなります。
週末④|お気に入りの場所へ戻る
最後の週末は、新しい行き先を探さなくてもいいと思います。一番良かったビーチ、お気に入りのレストラン、同じマクタンのリゾートやカフェへ、もう一度行きます。1か月のワーケーションでは、毎週新しい場所を増やすことより、気に入ったセブへ戻れることに価値があります。
生活まわりの用事を仕事の外へ配置する
ランドリーや買い物、食事を仕事の邪魔にならない時間へ配置し、会議の環境も安定させます。
ランドリーは平日に済ませる

- 朝に出す
平日にランドリーへ出しておきます。 - 仕事に集中する
生活まわりの用事を仕事の邪魔にならない時間へ配置します。 - 受け取る
翌日または指定日に受け取ります。集荷・配達サービスも選択肢です。
仕事をしながら1か月いるなら、ランドリーも日課です。週末の貴重な時間をランドリーだけに使いたくないなら、平日に出しておく方法があります。朝にランドリーへ出して仕事をし、翌日または指定日に受け取ります。集荷・配達サービスならさらに簡単です。ワーケーションでは、こうした生活まわりの用事を仕事の邪魔にならない時間へ配置することが大切です。
スーパーは週1〜2回で十分。 水、朝食用の食料、果物、お菓子、日用品は、毎日買う必要はありません。仕事後または週末前にスーパーへ行き、数日分をまとめて買います。長期滞在ではスーパーが観光地ではなく生活の基盤になります。ワーケーションではさらに、仕事時間を減らさないための時間節約手段にもなります。
フードデリバリーが便利になる。 仕事が長引いた日や会議が多かった日、雨の日、外へ出たくない日は、フードデリバリーで十分です。1か月のワーケーションで毎日夕食の店を探す必要はありません。今日はデリバリー、明日はレストランにして、金曜は少し良い夕食を楽しみます。このくらいの強弱がある方が現実的です。
会議が多い日は仕事場所を変えない。 毎日Zoomがある人なら、仕事場所を頻繁に変えない方がいいと思います。同じ机、Wi-Fi、背景、ヘッドセットを使い、重要な会議の日だけコワーキングスペースへ移動します。毎日違うカフェからZoomするより、この方が安定します。1か月のワーケーションでは、仕事に必要なのは変化より再現性です。
環境と同行者に合わせてリズムを調整する
最初の1週間で働ける環境を確認し、同行者と宿泊先に合わせて生活のリズムを調整します。
最初の1週間で確認する
新しい環境で集中できる人もいれば、旅行気分で仕事が進まない人もいます。自分がどれくらい働けるかを確認します。
拠点を調整する
毎日午後にビーチへ行きたくなるなら仕事の拠点をビーチから離し、ホテルの部屋にこもりすぎるならコワーキングスペースやカフェを使います。
これは人によります。新しい環境だから集中できる人もいれば、旅行気分で仕事が進まない人もいます。だから最初の1週間で、自分がどれくらい働けるか確認することが大切です。毎日午後にビーチへ行きたくなってしまうなら、仕事の拠点をビーチから離す方法もあります。逆にホテルの部屋にこもりすぎるなら、コワーキングスペースやカフェを使う。生産性はセブそのものより、自分の環境づくりでかなり変わります。
平日のビーチは無理に入れない。 マクタンに滞在していれば、仕事後にビーチやプールを使えます。しかしセブ市側に拠点があるのに、毎日マクタンまで行く必要はありません。渋滞で時間を失います。平日は市内、週末はビーチという分け方でも十分ワーケーションです。大切なのは、ワーケーションらしい写真を撮ることではなく、4週間実際に続けられることです。
同じ1か月のワーケーションでも、一人・カップル・家族では予定の合わせ方が異なります。仕事時間と生活時間、家族の過ごし方で比べます。
| 同行者 | リズムの作り方 | 注意する点 |
|---|---|---|
| 一人 | 朝のカフェ、仕事、ジム、夕食を自分で決め、週末だけ遠出 | 初めてならリズムを作りやすいかもしれない |
| カップル | 日本時間の勤務とフレックス勤務を無理に揃えず、夕食や週末だけ一緒にする | 毎日すべての行動を共有しない方が楽な場合もある |
| 家族 | プール、モール、子ども向け施設、部屋、もう一人の親を含めて考える | 仕事をする8時間も家族全員の生活が成立する拠点が必要 |
一人なら自分の習慣を、カップルなら自由度を、家族なら仕事中の生活を先に設計します。
一人ならリズムを作りやすい。 一人のワーケーションでは、仕事時間も生活時間も自分で決められます。朝は同じカフェへ行き、仕事、ジム、夕食というリズムを作り、週末だけ遠出する。非常にシンプルな生活です。そのため初めて1か月のワーケーションをするなら、一人の方がリズムを作りやすいかもしれません。
カップルなら仕事時間を合わせなくてもいい。 カップルで二人ともリモートワークをする場合、勤務時間が違うこともあります。一人は日本時間、もう一人はフレックスでも、無理に同じ予定にする必要はありません。夕食だけ、あるいは週末だけ一緒でも十分です。長いワーケーションでは、毎日すべての行動を共有しない方が楽な場合もあります。
家族なら仕事中の過ごし方を先に考える。 家族でのワーケーションでは、仕事をしている間に家族が何をするかが重要です。プール、モール、子ども向け施設や部屋でどう過ごすか、もう一人の親がどう関わるかを先に考える必要があります。ビーチリゾートだから家族のワーケーションに向いている、という単純な話ではありません。仕事をしている8時間を含め、家族全員の生活が成立する拠点を選ぶ必要があります。
1か月ならホテルよりアパートが合う人もいる。 30日働くなら、リビング、キッチン、大きめの冷蔵庫、洗濯機などが欲しくなる人もいます。ホテルとサービスアパートメントの違いが、ワーケーションではさらに大きくなります。仕事用の机、生活スペース、食事、洗濯を一つの部屋で全部まかなうのか、分けられるのかがポイントです。
1か月なら宿泊先がオフィスでもあり家でもあるため、この差は大きいです。
ナビセブ編集部なら平日は普通にする。 私なら1か月のワーケーションをするなら、平日を特別にしません。仕事とランチ、少しのジム、そして夕食。それだけで十分です。そして週末にセブを楽しみます。私はセブで長く仕事をしていますが、毎日ビーチやツアーへ行く生活ではありません。普通に働ける日があるから、週末のセブが楽しい。ワーケーションも同じだと思います。
1か月後には「何日目」ではなく曜日で考える。 最初の数日は1日目、2日目と考えるかもしれません。しかし数週間すると、月曜、金曜、週末という曜日の感覚になります。ワーケーションではさらに明確で、会社のカレンダーと一緒にセブで生活することになります。この時点で、かなり「旅行」より「生活+仕事」に近づいています。
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最後に|仕事のある生活をセブへ移す
仕事を休暇へ混ぜるのではなく、仕事のある生活そのものをセブへ移す考え方です。
セブで1か月ワーケーションをすると、毎日ビーチへ行く生活にはならないと思います。月曜から金曜は仕事が中心です。朝の習慣とランチ、午後の仕事を定着させ、仕事後にジム、夕食、マッサージを楽しみ、金曜だけ少し長く外で過ごします。週末になったら、ビーチ、セブ島南部、何もしない日、お気に入りの場所で過ごします。
ランドリーとスーパーは平日の日課にし、疲れた日はフードデリバリーに頼るくらいが現実的です。1か月のワーケーションは、30日間仕事しながら観光することではありません。むしろ、セブで普通に働き、仕事のない時間だけセブを使う生活です。短いワーケーションでは、毎日「今日は何をしよう」と考えます。1か月になると、「今日は仕事。」「週末はどこへ行こう?」という考え方に変わります。
そして平日の仕事が安定すると、セブにいることが仕事の邪魔ではなくなります。ノートパソコンを閉じたあとにジムや夕食へ出かけ、週末には海へ行きます。仕事を休暇へ混ぜるのではなく、仕事のある生活そのものをセブへ移す。これが、ナビセブが考える1か月のセブ・ワーケーションの生活リズムです。



