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留学エージェントのキャンセル料はいくら?26社の規約で「いつから・何割」を一覧にした【2026年9月】

留学エージェント26社の規約から、無料で取り消せる期間・申込金・出発前の解約料・渡航後の控除を時期ごとに一覧にしました。8日以内無料は14社、なしは9社。高すぎる解約料と消費者契約法、契約前に聞く4つも。

留学エージェントのキャンセル料はいくら?26社の規約で「いつから・何割」を一覧にした【2026年9月】

この記事に、広告・紹介料・アフィリエイトは入っていません

ナビセブはセブ島の情報メディアで、留学エージェントではありません。この記事に出てくる会社から、掲載料・紹介料・アフィリエイト報酬を一切受け取っていません。

この記事は、留学エージェント26社の規約を読んで比べた記事の「解約」の部分を、会社ごと・時期ごとに一覧にしたものです。数字はすべて、各社が公開している利用規約・約款・条件書・よくある質問から2026年9月22〜23日に取得しました。規約を公開していない会社は「非公開」と書いています。

金額が高い会社が悪い、という意味ではありません。読めば契約前に分かる、というのがこの記事の趣旨です。

先に結論:キャンセル料は「4つの時期」で決まります

留学エージェントのキャンセル料は、「いつ取り消すか」で4段階に分かれます。26社の規約を並べると、こうなっていました。

時期26社の規約に書いてあること
①申込直後(無料で取り消せる期間)「申込から8日以内は無料」が14社。6日が1社(タビケン留学)。無料期間がない会社が9社(契約した時点で11,000〜80,000円超が確定)。規約が非公開で分からない会社が2社
②出発前(無料期間のあと〜前日)定額の会社(留学ジャーナル 3万円→5万円、留学情報館 一律33,000円、CEBU21 一律30,000円+学校の解約料)と、割合の会社(スマ留 50%→70%→全額、タビケン留学 20%→50%→80%→100%、ワールドアベニュー 10%→30%→50%→70%→80%→100%)に分かれる
③出発直前〜当日ほぼ全社が「全額」。出発の何日前から全額になるかは会社で違う(タビケン留学 3日前、留学タイムズ 2日前、ワールドアベニュー・EF 7日前、ネイティブキャンプ留学・ISS留学ライフ(手配旅行)14日前、スマ留 30日前)
④渡航後(途中でやめる)多くの会社が「権利を放棄したものとみなし返金しない」。学校から返金があっても、返金額の20〜35%をエージェントが引く会社がある(DEOW・フィリピン留学センター 35%、成功する留学・セブ島留学マスター 30%、スクールウィズ 20%)

そしてもう1つ。留学の契約に、法律で決まったクーリングオフはありません。「8日以内は無料」は各社が自分で決めたルールで、だから会社によって日数が違い、例外があり、ない会社もあります。

26社ぶんの一覧はこの下にあります。契約前に聞くことは4つだけです。「何日目まで、何を起点に無料ですか」「申込金はいくらで、返りますか」「出発の何日前から全額ですか」「渡航後にやめたら、返金からいくら引かれますか」。

前提:「8日以内なら無料」は法律ではなく、会社のルールです

セブ市内の白い建物
セブ市内の建物。留学のあっせんには国の許可も登録もいらないので、契約の中身は会社の規約がすべてです。

まず、ここを押さえておいてください。日本学生支援機構(JASSO)は、留学あっせん業者についてこう書いています。

「業者が規定を自主的に設けて契約書に明記している場合を除いて、基本的にはクーリングオフが適用されません。」

出典:JASSO「留学あっせん業者(留学エージェント)の利用について」(2025年7月31日更新)

国民生活センターも2005年の資料で「『留学等斡旋サービス』はクーリング・オフの適用がないので、原則、契約後の無条件解除はできない」と書き、消費者庁も2010年の資料で「クーリング・オフについては、事業者の自主的な取組みとして契約書にクーリング・オフの規定を設けている場合等限られています」としています。

つまり、各社の「8日以内なら無料」は会社が自主的に設けた契約上のルールです。26社のうち、法律のクーリングオフに当たる書き方を自分からしているのはスマ留だけでした(特定商取引法に基づく表記に「契約締結の申込日から起算して8日を経過するまでは、申込みの撤回及び契約の解除をすることができます。その場合、キャンセル料金のご負担はありません」)。

だから「クーリングオフがあるから大丈夫」と言われたら、規約の何条に何日と書いてあるかを確かめてください。

26社のキャンセル料 一覧(無料期間・出発前・渡航後・規約)

セブとマクタンを結ぶ橋と船
セブとマクタン島を結ぶ橋。26社の規約を、同じ4つの列で並べました。

並びは比較記事の点数順です。金額は税込表記のものはそのまま、規約に「税別」とあるものは(税別)と書いています。「無料期間」の起点(申込日か契約成立日か入金日か)は、規約の言葉のまま書きました。

社名無料で取り消せる期間出発前の解約料(無料期間のあと〜前日)渡航後にやめた場合規約
留学ジャーナル申込日から8日目まで短期:9日目〜出発31日前 30,000円+留学先の実費/30日前〜前日 50,000円+実費/当日以降 全額。長期:9日目〜手続引受確認書の発送前 33,000円/発送後10日以内 55,000円/それ以降 プログラム費88,000円+入学・滞在費の返金不可分「出発日当日以降、留学先の短縮や取消しは、原則として返金を一切しません」約款PDF7種を公開
ウィッシュインターナショナル契約成立から8日以内(開始30日前・ピーク時40日前以降の申込は除く)9日目〜2日前 申込金+研修プログラム取消料/前日以降 留学代金総額の100%。申込金の額は条件書に書かれていない「いかなる理由によっても権利放棄とみなし払い戻しはない」条件書PDF6種を公開
留学ワールドDEOW契約締結日から8日(渡航30日前・ピーク時40日前以降の申込は8日を待たず22,000円/33,000円)時期別の取消料は条件書に記載。授業料等は出発90日前まで請求されない受入機関からの返金額の35%を控除(26社で最高)条件書+旅行業約款を公開
ISS留学ライフ契約後8日以内。12週以下は出発31日前まで0円(ピーク時41日前)12週以下:40日目以降10%/30日目以降20%/前々日以降50%/開始後100%。13週以上:手続き料金(申込金)70,000円は返金不可/14日前以降100%標準旅行業約款の範囲旅行業約款PDFを公開
フィリピン留学センターDEOWと同じ(契約締結日から8日)DEOWと同じ。ただし約款へのリンクが自社サイトにない返金額の35%を控除(DEOWと同じ)運営元DEOWのサイトにある
成功する留学契約成立日から8日以内(渡航30日前以降の申込は除く。「出発前サポートとしてお渡しした資料を、お渡しした状態でお返しいただいた場合に限ります」)サポート費:9日目〜90日 50%/〜180日 65%/〜365日 80%/出発日以降 全額。別に受入機関の取消手数料:31日前まで11,000円/〜21日前 22,000円/〜3日前 33,000円/〜前日 44,000円+学校の取消料原則返金なし。例外で学校が返金した場合、返金額の30%を控除条件書を公開(画像1枚のPDF。文字検索不可)
ワールドアベニュー契約成立から8日目まで全額返金9日目以降 取扱料金の10%/61日目以降30%/出発90日前以降50%/60日前以降70%/30日前以降80%/7日前以降 返金なし条文なし条件書(2026年2月1日版)を公開
スマ留申込後8日以内(特定商取引法の表記に法定クーリングオフ相当を明記)9日目以降 申込金+英語学習ツールの実費/学校開始90日前以降 総額の50%/60日前以降70%/30日前以降 全額。申込金の額は約款に書かれていない規定なし(自主退学・退学処分で会社の責任は終了)約款+特商法表記を公開
留学情報館申込後8日以内(学校側の費用は別)9日以降 入金前 33,000円/入金後 33,000円+「運営費」(=学校からの紹介料)を差し引いて返金。時期で増えない渡航後の短縮はキャンセル扱い規約を公開
StudyIn8日以内は原則なし8日経過後 20,000円(税別)/開始31日前以内 20,000円+返金額の30%開始日到来後 20,000円+返金額の全額約款を公開
セブ島留学マスター8日以内(渡航30日前以降を除く)。ただし申込金20,000円は「理由にかかわらず一切返金いたしません」9日目〜出発31日前 申込金+10,000円+実費/30〜15日前 +20,000円/14日前〜前日 +30,000円/当日 全額原則返金なし。例外時は返金額の30%を控除条件書+旅行業約款を公開(画像PDF)
スクールウィズなし(契約成立日から発生)契約成立〜開始30日前 15,000円/29日前〜前日 30,000円返金額の20%(返金額5万円未満は別途5,000円)申込約款を公開
留学タイムズ規定なし。申込金50,000円(受入機関ごと)がほとんどの場面で戻らない入金前:31日前まで 30,000円/30〜3日前 50,000円/2日前以降 全額没収。入金後:25%/30%/全額没収記載なし約款を公開
タビケン留学申込から6日以内(他社より2日短い)。入学金相当額15,000円は「いかなる場合でも」返金なし7日目〜30日前 15,000円+20%/30〜21日前 +50%/20〜4日前 +80%/3日前以降 100%返金なし。期間短縮は事務手数料一律30,000円規定+特商法表記を公開
CEBU21申込後8日以内 0円9日目〜出発前日 30,000円+学校の規約で決まる解約料。時期で増えない一律30,000円申込規定を公開
ネイティブキャンプ留学申込後8日以内は無条件で取消可8日経過〜開始61日前 30,000円/60〜31日前 30%/30〜15日前 70%/14日前以降 100%記載なし規約を公開(取消料の表以外はほぼ空白)
海外留学EFなし出発61日前より前でも 登録料40,000円+入学金40,000円+書類郵送料+デポジットは戻らない/31〜60日前 プログラム費用の30%/8〜30日前 50%/7日前以降 全額米国以外:8週間前までに申請すれば退学日後の授業料と残りの学生サービス料の50%を返金。期限を過ぎると返金なし条件規約(2025年1月28日版)を公開
ウインテック留学センター規定なし「申込金およびその他の諸費用(実費)」。申込金の額は「別途料金表」で条件書に書かれていない。変更手続料 33,000円(書類再作成なしは11,000円)記載なし申込条件を公開
セブ島留学センターなし(申込金20,000円が契約と同時に発生。返金は現金ではなく「2万円分バウチャー」)開始30日前まで 20,000円/29日前〜前日 留学費用の15%+20,000円開始日以降 全額(返金なし)申込規約+特商法表記を公開
ラストリゾートよくある質問に「申込後8日以降出発の30日前までの申し出で2万円」の一文のみ30日前を切ってからの解約料は不明不明非公開(旅行業登録を持つが約款がサイトにない)
CEBRIDGEフィリピン留学のみ:なし(「解除日にかかわらずデポジットの金額」=11,000円)2カ国留学・学生ビザ:入学100日以上前 デポジットのみ/99〜60日前 +請求額の20%/59〜30日前 +30%/29日前〜入学日 +40%記載なしキャンセル規定+特商法表記を公開
beo—(「原則として、お客様のご都合により契約を取り消し、返金をご請求いただくことはできません」)返金がある場合も取消手数料5,000円と海外送金手数料4,000円を控除。登録料20,000円—基本約款(2025年11月5日改定)を公開
iae留学ネット記載なし「弊社に対するキャンセル料 55,000 円(税込)」(よくある質問の一行のみ。時期の区分なし)記載なし規約なし
夢カナ留学非公開。契約した人の投稿では「8日以内の解約であると、10万円のキャンセル料」非公開非公開非公開(利用規約・約款・特商法表記のいずれもサイトにない)
ぼくらの留学決済完了から30日以内は80%返金(=初日でも20%は戻らない。288,000円のプランなら約58,000円)31日を過ぎると返金なし—特商法表記のみ
ClassLive留学不明(「申込金30,000円」の記載のみ)取消料の規定が見当たらない(同じ会社の韓国留学サイトには規定がある)不明非公開

2026年9月22〜23日時点の各社公式サイト・規約より。会社によって「取消料」「キャンセル料」「解約料」「違約金」と呼び方が違いますが、表では「解約料」にそろえています。

表を見て分かるとおり、同じ「手数料無料」の会社でも、契約した翌日に取り消したときの金額は0円から80,000円超まで開きます。次の章から、時期ごとに読み方を書きます。

① 申込直後:無料で取り消せる期間は、ある会社とない会社に分かれます

セブ市内の広場と道路
セブ市内の広場。急かされて申し込んだ翌日に気が変わったとき、いくら取られるかは規約で決まっています。
無料で取り消せる期間社数会社
申込(契約)から8日以内14社留学ジャーナル、ウィッシュ、DEOW、ISS留学ライフ、フィリピン留学センター、成功する留学、ワールドアベニュー、スマ留、留学情報館、StudyIn、セブ島留学マスター、CEBU21、ネイティブキャンプ留学、ぼくらの留学(30日以内80%返金)
6日以内1社タビケン留学(入学金相当額15,000円は返らない)
なし(契約した時点でお金が確定)9社スクールウィズ(15,000円)、セブ島留学センター(20,000円・バウチャー返金)、CEBRIDGE(フィリピンのみ11,000円)、海外留学EF(80,000円超)、留学タイムズ(申込金50,000円)、beo(登録料20,000円・原則返金不可)、iae留学ネット(55,000円)、ウインテック留学センター(申込金+実費)、ラストリゾート(8日以降2万円の記載のみ・それ以外は不明)
規約が非公開で分からない2社夢カナ留学、ClassLive留学

「8日」にも例外があります。出発が近い申込は、8日を待たずに解約料がかかる会社があります。

  • 留学ワールドDEOW:「渡航日の30日前(ピーク時40日前)以降の申し込みの場合、8日間の経過期間を待たず、取消料が発生」(ビザ不要のプログラム22,000円/ビザが必要なプログラム33,000円)
  • 成功する留学・ウィッシュインターナショナル・セブ島留学マスター:同じく、出発30日前(ピーク時40日前)以降の申込は8日無料の対象外
  • 成功する留学:8日以内の無料は「出発前サポートとしてお渡しした資料を、お渡しした状態でお返しいただいた場合に限ります」
  • スマ留:申込金の支払期限が「本申し込みの日から8日以内(学校開始日まで90日の期間がない場合、3日以内)」

「起点」も違います。留学ジャーナルは「申込日から」、スクールウィズは「契約成立日から」、ぼくらの留学は「決済完了から」です。申込書を出した日と、会社が受け付けた日と、入金した日は別の日になることがあるので、どれを起点に数えるかを聞いてください。

② 申込金・デポジット:最初に払うお金は、戻らないことが多い

無料期間があっても、その中で「申込金」「デポジット」「入学金相当額」だけは戻らない、という規約があります。金額が規約に書いてある会社と、書いていない会社があります。

会社最初に払うお金戻るか
セブ島留学マスター申込金20,000円(一律)「正式申込後、お申込金は理由にかかわらず一切返金いたしません」
留学タイムズ申込金50,000円(受入機関1つにつき。見積が5万円未満のときは30,000円)「留学プログラム費用の一部」だが、ほとんどの解約の場面で返らない
タビケン留学一時金15,000円またはAU$200(入学金相当額)「いかなる場合でも入学金相当額(15,000円)の返金は出来かねます」
ISS留学ライフ(13週以上)手続き料金(申込金)70,000円「手続き料金(お申込金)は返金できません」
海外留学EF登録料40,000円+入学金40,000円+書類郵送料+デポジット出発61日前より前に取り消しても戻らない
セブ島留学センター申込金20,000円現金ではなく「2万円分バウチャー」で返る。再予約した場合のみ実質無料
CEBRIDGEデポジット11,000円(フィリピンのみ)/33,000円(2カ国・学生ビザ)フィリピンのみは「解除日にかかわらず」没収
スクールウィズ手付金15,000円(「お支払い頂く場合がある」)キャンセル料などに充当。無料期間がないので契約成立日から15,000円
CEBU21契約金30,000円(申込日より7日以内)8日以内なら0円。9日目以降は30,000円が解約料に
beo登録料20,000円原則返金不可
iae留学ネットキャンセル料55,000円(税込)時期の区分も無料期間の記載もない
スマ留申込金(額は約款に記載なし)8日以内なら無料。9日目以降は申込金+英語学習ツールの実費
ウィッシュインターナショナル申込金(額は条件書に記載なし)8日以内なら無料。9日目以降は申込金+研修プログラム取消料
夢カナ留学規約が非公開投稿では「8日以内の解約であると、10万円のキャンセル料」(Yahoo!知恵袋 2022年2月13日)、「契約通り10万円の違約金」(みん評 2026年5月19日)

スマ留とウィッシュのように、申込金の額そのものが規約に書かれていない会社では、いくら取られるかは見積書でしか確かめられません。申込金を払う前に、最終の見積を書面でもらってください。

③ 出発前:定額で上がる会社と、割合で上がる会社

セブ周辺の白い砂浜
セブ周辺の砂浜。出発の何日前から全額になるかは、会社で1か月以上違います。

無料期間を過ぎてから出発前日までの解約料は、2つの型に分かれます。

定額型(時期で少ししか変わらない)

  • 留学情報館:入金前も入金後も33,000円(入金後は「運営費」も差し引かれる)
  • CEBU21:一律30,000円+学校の規約で決まる解約料
  • 留学ジャーナル(短期):30,000円 → 出発30日前から50,000円 → 当日以降 全額
  • StudyIn:20,000円(税別) → 開始31日前以内は+返金額の30%
  • セブ島留学マスター:申込金20,000円+10,000円 → +20,000円 → +30,000円 → 当日 全額

割合型(留学費用の何%と決まっている)

会社時期と割合全額になる時点
スマ留学校開始90日前以降 50%/60日前以降 70%30日前以降
タビケン留学7日目〜30日前 20%/30〜21日前 50%/20〜4日前 80%(いずれも+15,000円)3日前以降
ネイティブキャンプ留学8日経過〜61日前 30,000円/60〜31日前 30%/30〜15日前 70%14日前以降
ワールドアベニュー9日目以降 取扱料金の10%/61日目以降 30%/出発90日前以降 50%/60日前以降 70%/30日前以降 80%7日前以降
海外留学EF31〜60日前 30%/8〜30日前 50%7日前以降
成功する留学(サポート費)9日目〜90日 50%/〜180日 65%/〜365日 80%出発日以降
ISS留学ライフ(12週以下)出発40日目以降 10%/30日目以降 20%/前々日以降 50%開始後
留学タイムズ(入金後)31日前まで 25%/30〜3日前 30%2日前以降 全額没収
CEBRIDGE(2カ国・学生ビザ)99〜60日前 20%/59〜30日前 30%/29日前〜入学日 40%(いずれも+デポジット)—
セブ島留学センター29日前〜前日 15%+20,000円開始日以降

ここで注意してほしいのは、「何の」何%かです。スマ留は「サービス料金及び関連費用の総額」、ワールドアベニューは「取扱料金」、成功する留学は「サポートプログラム費用」で、学費や滞在費を含むかどうかが会社で違います。成功する留学は、サポート費の取消料と受入機関(学校)の取消手数料の表が完全に別建てで、エージェントに払う分と学校に払う分の区別が26社でいちばんはっきりしています。

もう1つ。ワールドアベニューのこの段階表は、会社が最初から決めていたものではありません。2011年に消費者団体から差止請求訴訟を起こされ、2012年の和解で決まった内容とほぼ同じです(下の章)。

④ 渡航後:学校から返金があっても、20〜35%が引かれます

これは見落とされがちですが、取られる金額がいちばん大きくなりうるところです。体調を崩した、家庭の事情ができた、学校が合わなかった。理由が何であれ、学校から返金があったとしても、その一部がエージェントの手数料として引かれます。

会社渡航後にやめた場合、学校からの返金額に対する控除
留学ワールドDEOW/フィリピン留学センター35%(26社で最高)
成功する留学30%(返金自体が「現地で発病し医師の診断書」「親権者の死亡」などの例外事由に限られる)
セブ島留学マスター30%(同上)
スクールウィズ20%(返金額5万円未満は別途5,000円)
CEBU21一律30,000円
StudyIn20,000円+返金額の全額(「開始日到来後」)
海外留学EF米国以外:8週間前までに申請すれば「退学日後の授業料と残りの学生サービス料の50%」を返金。期限を過ぎると返金なし

そして多くの会社は、そもそも渡航後の返金について「権利を放棄したものとみなし返金しない」と書いています。留学ジャーナル「出発日当日以降、留学先の短縮や取消しは、原則として返金を一切しません」、ウィッシュ「研修開始後の申込者のご都合による期間短縮、取消はいかなる理由によっても権利放棄とみなし払い戻しはない」、タビケン留学「留学プログラム開始日以降の完全な留学取消し(解約)について、原則として一切返金いたしません」。返金の道が用意されているだけ、上の表の各社はまだ良心的です。

学校側の返金規定も別にあります。学校が返す・返さないと、エージェントが引く・引かないは、別の話です。学校に直接申し込んだ場合の返金は、学校の規約だけで決まります(セブ島の学校の例はセブ島留学のキャンセル・返金・日程変更を案内する)。

「手数料0円」の会社でも、解約のときに別のお金が出てきます

セブの郊外の道路
セブ郊外の道路。「無料」の会社ほど、解約のときに何が引かれるかが見えにくくなっています。

ここがいちばん分かりにくいところです。具体例を挙げます。

留学情報館は語学留学・ワーホリの手数料0円を掲げていますが、規約にはこう書かれています。

「運営費とは、お申込先のマーケティング費用になり、留学情報館へ支払われる紹介料になります」

入金後に解約した場合、33,000円に加えてこの「運営費」が差し引かれて返金されます。つまり「無料」の元手になっている紹介料を、解約のときは利用者が払うことになるわけです。これを規約に書いている点はむしろ誠実で、他社は同じ仕組みでもここまで説明していません。

留学タイムズは「手数料0円」ですが、申込金が受入機関1つにつき一律50,000円で、ほとんどの解約の場面で返ってきません。事実上、最低50,000円が解約のコストになります。

CEBRIDGEは特定商取引法の表記に「留学手配のサポート料は無料です(0円)」と明記していますが、フィリピン留学のみの場合、契約した時点でデポジット11,000円が確定します(2カ国留学や学生ビザの案件では、入学29日前以降の解約でデポジット+請求金額の40%)。フィリピン単体なら上限11,000円で、これは26社のなかでいちばん軽い設定です。同じ会社でも、商品によって条件が大きく違います。

「無料」のエージェントが何で成り立っているか、紹介料の率はどのくらいか、為替や申込金でいくら動くかは、別の記事に書きました。

変更手数料:日程や学校を変えるだけでもお金がかかります

取り消しではなく「出発日をずらす」「学校を変える」だけでも、手数料を決めている会社があります。

  • スマ留:30,000円(税別)
  • ネイティブキャンプ留学:33,000円
  • ウインテック留学センター:書類の再作成を伴う場合33,000円、伴わない場合11,000円。手続きを保留したあと再開する場合は再手続き料33,000円
  • タビケン留学:開始後の期間短縮・変更は一律30,000円(延長は無料)
  • ISS留学ライフ(13週以上):8日以内22,000円/31日前まで11,000円/それ以降は取消と同じ扱い
  • スクールウィズ:1回につき15,000円
  • 留学情報館:8,800円
  • 成功する留学:8日以内無料/31日前まで11,000円/〜21日前 22,000円/〜3日前 33,000円/〜前日 44,000円。出発日以降は変更不可
  • セブ島留学マスター:申込金を除き 無料/10,000円/20,000円/30,000円/40,000円+実費(時期による)
  • CEBU21:申込内容の変更は3回まで無料

「1回目の変更は無料か」「何回まで無料か」も、契約前に聞いておくと違います。

高すぎるキャンセル料は、法律で無効になる部分があります

規約に書いてあれば何でも通る、というわけではありません。消費者契約法9条1号は、解約に伴う損害賠償や違約金のうち、同じ種類の契約の解約で事業者に生じる「平均的な損害の額」を超える部分を無効にしています。同条2項は、利用者から求められたら、事業者は解約料の算定根拠の概要を説明するよう努めなければならない、と定めています。

実際に争われた例があります。

時期何があったか
2003年10月30日東京簡易裁判所の判決。留学あっせんの費用を返さないという特約について、払った50万円の返還が求められた事案で、特約は消費者契約法9条1号により「平均的な損害の額」を超える部分が無効とされ、損害の額は10万円と認められた
2010〜2012年ワールドアベニューへの差止請求訴訟。消費者機構日本が「申込金は理由の如何を問わず不返還」などの条項について2010年5月と8月に申し入れ、改定後の規定(看護師資格取得プログラムで申込金315,000円。8〜19日目で105,000円、20〜29日目で210,000円、30日目以降は全額)も「平均的な損害」を超えるとして2011年9月14日に提訴。2012年11月5日に裁判上の和解。取消料は「8日目まで0%、9日目以降10%、61日目以降30%」などの段階に
2017年6月〜2018年3月日本ワーキング・ホリデー協会への申し入れ。消費者被害防止ネットワーク東海が、申込日の翌々日から7日以内でも32,400円、8日目から出発61日前まで54,000円という解約手数料や、入学金などを一切返金しない条項を、消費者契約法9条1号の問題として指摘。協会は2017年11月に修正後の約款を開示し、2018年3月に申し入れは終了

出典:近江法律事務所 判例紹介(東京簡裁 2003年10月30日)/消費者機構日本「裁判上の和解結果のご報告」/消費者被害防止ネットワーク東海「日本ワーキング・ホリデー協会への申入れ」。ワールドアベニューは和解で規定を改め、いまの条件書は公開されています。

消費者庁も2010年の資料で「キャンセル料が法外な場合は、消費者契約法により、合理的な金額を超える部分について、その契約は無効となります。消費生活センター等に相談しましょう」と書いています。相談先は消費者ホットライン「188」です。記録の残し方、解約通知の文例、支払停止の抗弁、ADR・少額訴訟まで、契約したあとにやることは別の記事に順番にまとめました。

契約前に聞く4つ

26社の規約を読んで、契約前に確かめておけば大半のトラブルが防げると分かったのは、この4つです。口頭で聞いて、そのあと書面(メール可)でもらってください。

  1. 「何日目まで、何を起点に、いくらで取り消せますか。出発が近い申込でも同じですか」(8日か6日かなしか。申込日か契約成立日か入金日か。30日前以降の申込の例外)
  2. 「申込金・デポジットはいくらで、どの時点まで返りますか」(スマ留・ウィッシュのように規約に額がない会社は、見積書で)
  3. 「出発の何日前から全額ですか。その『全額』に学費と滞在費は含まれますか」(何の何%か)
  4. 「渡航後にやめた場合、学校からの返金からいくら引かれますか。返金のときの為替レートは何ですか」(20〜35%の控除。返金はTTBレートの会社が多い中、セブ島留学マスターは返金時もTTS)

この4つに規約の条文で答えてくれる会社なら、あとは相性の問題です。答えをはぐらかす会社は、点数が何点であれ候補から外して構いません。

セブ島の場合:学校に直接申し込めば、キャンセル規定は学校のものだけになります

セブ島には、日本にオフィスがあり日本語で直接申し込める学校が多くあります(3D ACADEMY、Brighture、MeRISE、QQ English など。学校名のアルファベット順)。学校に直接申し込めば、エージェントの解約料も、渡航後の20〜35%の控除も、そもそも発生しません。残るのは学校の規約だけです。

ただし学校にも規約があります。入学金や送金手数料が戻らない学校、出発の何日前から学費の何%かを決めている学校があるので、申し込む前に学校の規約を読んでください。セブ島の学校のキャンセル・返金・日程変更の読み方は、別の記事に書いています。

よくある質問

Q. 留学エージェントの契約に、クーリングオフはありますか?

基本的にありません。JASSOは、業者が自主的に規定を設けて契約書に書いている場合を除いて「基本的にはクーリングオフが適用されません」と書いています。各社の「8日以内なら無料」は会社が決めたルールで、調べた26社のうち14社が8日、1社が6日、9社には無料期間がなく、2社は規約が非公開でした。

Q. 申し込んだ翌日に取り消したら、いくらかかりますか?

会社によって0円から80,000円超まで違います。8日以内無料の会社なら原則0円ですが、申込金だけは返さない会社(セブ島留学マスター20,000円、タビケン留学15,000円など)があります。無料期間がない会社では、スクールウィズ15,000円、セブ島留学センター20,000円(バウチャー)、海外留学EFは登録料と入学金の80,000円が翌日でも戻りません。

Q. 出発直前にキャンセルしたら、全額取られますか?

ほぼ全社が出発直前は「全額」です。ただし、全額になる時点が会社で違います。タビケン留学は3日前、留学タイムズは2日前、ワールドアベニューとEFは7日前、ネイティブキャンプ留学とISS留学ライフ(手配旅行)は14日前、スマ留は30日前以降で全額です。「全額」に学費や滞在費が含まれるかどうかも規約で確かめてください。

Q. 留学中に途中でやめたら、お金は戻りますか?

多くの会社は「権利を放棄したものとみなし返金しない」と書いています。学校から返金があった場合でも、DEOW・フィリピン留学センターは返金額の35%、成功する留学・セブ島留学マスターは30%、スクールウィズは20%をエージェントの手数料として引きます。学校の返金規定は別なので、学校とエージェントの両方を確かめてください。

Q. キャンセル料が高すぎると思ったら、どうすればいいですか?

消費者契約法9条1号で、事業者に生じる「平均的な損害の額」を超える部分は無効になります。9条2項で、事業者は求められたら算定根拠の概要を説明するよう努めることになっています。まず算定根拠を書面で求め、納得できなければ消費者ホットライン「188」から消費生活センターに相談してください。留学あっせんの費用について、払った50万円のうち損害は10万円とした東京簡易裁判所の判決(2003年)があります。

Q. セブ島留学では、キャンセル料はどうなりますか?

学校に直接申し込めば、エージェントの解約料は発生せず、学校の規約だけで決まります。セブ島には日本にオフィスがあり日本語で申し込める学校が多くあります。エージェントを通す場合は、エージェントの規約と学校の規約の両方が適用されるので、この記事の一覧と学校の規約を両方読んでください。

まとめ:無料期間・申込金・全額になる時点・渡航後の控除

26社の規約から分かったことは4つです。

  1. 無料で取り消せる期間は、法律ではなく会社のルール。8日が14社、6日が1社、なしが9社、非公開が2社
  2. 申込金は戻らないことが多い。額が規約に書かれていない会社では、払う前に最終の見積を書面で
  3. 「全額」になる時点は、出発3日前から30日前まで会社で違う。「何の」何%かも
  4. 渡航後は、学校から返金があっても20〜35%が引かれる。「権利放棄」と書く会社も多い

契約前に聞くのは4つ。何日目まで無料か、申込金は返るか、何日前から全額か、渡航後はいくら引かれるか。そしてセブ島なら、学校に直接申し込む道があります。

この記事の情報源と調査方法

調査日:2026年9月22〜23日(規約の取得)、9月26〜27日(法律・裁判例の確認)/調査対象:留学エージェント26社の利用規約・約款・旅行条件書・特定商取引法に基づく表記・よくある質問。

調査方法:各社の公式サイトから規約の原文を取得し、解約・取消・返金・変更に関する条文を時期ごとに書き出しました。サイト内を探しても規約が見つからなかった会社は「非公開」と書いています。規約に金額の記載がない項目は「記載なし」です。投稿は、投稿先と投稿日がはっきりしているものだけを使い、会社側の言い分は確かめていません。記事中の写真はセブの街並みで、本文に出てくる会社とは関係ありません。

主な出典:
留学ジャーナル 短期留学約款・長期語学留学約款/ウィッシュインターナショナル 条件書/留学ワールドDEOW 約款/ISS留学ライフ キャンセル料早見/成功する留学 サポート参加条件書/ワールドアベニュー 海外留学サービス条件書(2026年2月1日版)/スマ留 サービス約款・特定商取引法に基づく表記/留学情報館 規約/StudyIn 約款/セブ島留学マスター 条件書・約款/スクールウィズ 申込約款/留学タイムズ 約款/タビケン留学 各種規定/CEBU21 お申し込み規定/ネイティブキャンプ留学 利用規約/EF 条件規約(2025年1月28日版)/ウインテック留学センター 海外留学のお申込条件/セブ島留学センター 申込規約/ラストリゾート よくある質問/CEBRIDGE キャンセル規定/beo 基本約款(2025年11月5日改定)/iae留学ネット・夢カナ留学・ぼくらの留学・ClassLive留学 各公式サイト(2026年9月22〜23日閲覧)/JASSO「留学あっせん業者(留学エージェント)の利用について」/消費者庁「留学等あっせんサービスをめぐるトラブルと消費者へのアドバイス」(2010年7月15日)/国民生活センター「増加する『留学等斡旋サービス』トラブル」(2005年5月10日)/消費者庁「消費者契約法」/近江法律事務所 判例紹介(東京簡裁 2003年10月30日)/消費者機構日本/消費者被害防止ネットワーク東海/Yahoo!知恵袋(2022年2月13日投稿)/みん評 各社ページ(2026年9月23日閲覧)

※ 本記事は各社の公開情報にもとづく事実の記載であり、特定の事業者の評価・信用を毀損する意図はありません。規約は改定されることがあります。記載内容に誤りがある場合はお問い合わせよりご指摘ください。速やかに確認・訂正します。

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