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留学エージェントの手数料はいくら?「無料」の正体と有料の相場を、26社の規約と海外の統計から書いた【2026年9月】

「手数料無料」の留学エージェント15社は本当に無料。収入は学校が払う紹介料で、海外の調査では学費の10〜17.4%、語学学校では2〜3割。利用者が払うのは為替の上乗せ・申込金・送金手数料・解約時の控除。有料の相場は3万〜9万円。

留学エージェントの手数料はいくら?「無料」の正体と有料の相場を、26社の規約と海外の統計から書いた【2026年9月】

この記事に、広告・紹介料・アフィリエイトは入っていません

ナビセブはセブ島の情報メディアで、留学エージェントではありません。この記事に出てくる会社から、掲載料・紹介料・アフィリエイト報酬を一切受け取っていません。

この記事は、留学エージェント26社の規約を読んで比べた記事の「手数料」の部分を、1本の記事として書き直したものです。「手数料無料」がどういう仕組みで成り立っているか、無料の会社でも利用者が払うことになるお金は何か、有料の会社はいくらで何を売っているか。各社の規約・約款・公式サイトの説明と、海外の業界調査をもとに書いています。

「無料」がウソだ、という記事ではありません。無料は本当に無料で、お金は別のところで動いている、という記事です。

先に結論:「無料」は本当に無料。ただし、お金が動く場所が3つあります

26社の手数料の表示を分けると、こうなります。

型社数会社
無料型(サポート料を取らない。学校からの紹介料で運営)15社留学ワールドDEOW、フィリピン留学センター、ラストリゾート、スクールウィズ、スマ留、StudyIn、タビケン留学、ネイティブキャンプ留学、留学タイムズ、ワールドアベニュー、iae留学ネット、セブ島留学センター、CEBU21、セブ島留学マスター、CEBRIDGE
一部有料型(語学留学は無料、大学進学などは有料)1社留学情報館
有料型(サポート料を金額で示している)4社留学ジャーナル(短期:申込金30,000円/長期:プログラム費88,000円)、ISS留学ライフ(手続き料金70,000円)、beo(登録制20,000円/プレミアム440,000円)、ぼくらの留学(コンサル料288,000〜1,032,000円)
有料だが金額が公式サイトにない1社成功する留学(サポート基本料金の金額が公式サイト上にない)
確認できない5社ウィッシュインターナショナル(条件書がスキャン画像で確認困難)、夢カナ留学(規約非公開)、海外留学EF(直営校。登録料40,000円+入学金40,000円)、ウインテック留学センター(変更手数料のみ判明)、ClassLive留学(申込金30,000円の記載のみ)

2026年9月22〜23日時点の各社公式サイト・規約より。「無料」の定義は各社によって違い、提携校以外の手続きやオプションは有料の会社があります。

無料型の15社は、本当にサポート料を取っていません。StudyInは「ご自身でお申込みされた時の価格と全く同額」と書いていますし、学校側も「エージェント経由でも直接でも料金は同じ」と案内しているところがあります。では、その会社は何で食べているのか。答えは全社が自分で書いていて、学校が払う紹介料です。

だから、利用者のお金が動く場所は「手数料」ではなく、次の3つです。

  1. 学費の中。学校は学費の一部(海外の調査で10〜17.4%、語学学校では2〜3割とされる)をエージェントに払っています。直接申し込んでも学費が下がるとは限りませんが、その分は「学校の広告費」として最初から値段に入っています
  2. 学費の外。為替の上乗せ(TTS+4%の会社がある)、送金手数料(4,000〜4,500円)、申込金(50,000円が戻らない会社がある)、急ぎの手続き費用(22,000円)、変更手数料(8,800〜33,000円)、オプション(ビザ代行・空港送迎・24時間サポート)
  3. やめたとき。解約料と、渡航後の返金から引かれる20〜35%。「無料」の元手である紹介料を、解約のときに利用者が払う形になっている会社もあります

1は避けようがなく、2と3は規約を読めば契約前に分かります。この記事は、その2と3を会社ごとに数字で書き、最後に「有料の会社はいくらで何を売っているか」を書きます。

「無料」の元手:紹介料の仕組みと、その率

セブ島の海辺のカフェのテラス席
セブ島の海辺のカフェ。「無料」のエージェントの収入は、あなたが払う学費の中から学校が払う紹介料です。

仕組みは各社が公式サイトで説明しています。

会社公式の説明(原文)
留学タイムズ「留学タイムズでは、各学校へ留学生をご紹介することによる手数料で収益を立てており、お客様からは余分なお金を一切いただいていないためです。」
StudyIn「留学エージェントは、お客様を紹介してくれたということで提携先の学校から紹介料をもらいます。」「StudyInは少数精鋭メンバーで運営しており、立地を考慮しオフィスの賃料を抑え、学校からの紹介料だけで経営を実現しています。」
留学ワールドDEOW「現地の学校と正式な代理店としての提携を結び、学校から生徒様を送った分頂ける紹介料を利益としています」「提携のない学校の申込手続きなど一部有料となるサービスもあります」
セブ島留学センター「セブ島留学センターは広告費で運営されている公式デスクです。学校の手続きはもちろん、お客様からの手数料は一切頂戴しておりません。」
留学情報館(規約)「運営費とは、お申込先のマーケティング費用になり、留学情報館へ支払われる紹介料になります」

出典:留学タイムズ トップページ/StudyIn「StudyInは手数料が0円でも安心できる理由」/留学ワールドDEOW よくある質問/セブ島留学センター「選ばれる理由」/留学情報館 規約(いずれも2026年9月閲覧)

つまり「無料」は、学校があなたの学費の中からエージェントに紹介料を払っている、という意味です。セブ島留学センターの「広告費」も、留学情報館の「マーケティング費用」も、同じお金を学校の側から呼んだ言葉です。

その率は、日本には統計がありません。JAOS・J-CROSS・消費者庁・JASSOのどこも公表していません。参考になるのは海外の調査です。

調査対象紹介料
OBHE(国境を越える高等教育の観測所)報告、2012年7カ国181の高等教育機関初年度学費の10%〜17.4%(紹介料が最も一般的な支払い方法)
AIRC(米国の国際入学管理の業界団体)調査、2026年3〜4月米国の中等教育機関・大学・集中英語プログラム61機関入学1人あたり固定額2,000〜3,500ドル(48%)/ネット学費の10〜15%(39%)/グロス学費の15%(6%)。段階制で「31人目から20%」の機関も
紹介料の管理ソフトを提供する海外企業の解説、2026年6月語学学校(ELICOS・ESL)「業界で最も高い率で、20〜30%が標準」。数量ボーナスとして一定人数を超えると2〜5%上乗せ

出典:ICEF Monitor「The agent question: New data has the answer」(OBHE報告)/ICEF Monitor「Survey provides a snapshot of agency commission practices of US institutions」(AIRC調査、2026年7月30日)/Qualy「How education agent commissions work」(2026年6月11日)。3つ目は業界団体ではなく民間企業の解説で、日本の語学学校向けの数字ではありません。目安として載せています。

具体的に置き換えます。フィリピン留学12週で学費と寮費が60万円なら、紹介料が15%で9万円、25%で15万円が、あなたの学費の中からエージェントに渡っている計算です。これは払わずに済むお金ではありません。直接申し込んでも同じ値段のことが多く、学校が広告費として最初から値段に組み込んでいるからです。

ただ、仕組みとして起きることが2つあります。

  • 提携校からしか選べない。紹介料が発生しない学校は提案されません。DEOWが「提携のない学校の申込手続きなど一部有料」と書いているとおりです。スマ留はオーストラリアで選べる学校が5校です(2026年9月時点の公式サイト)
  • 率の高い学校が優先されうる。AIRCの調査には「31人目から20%」の段階制がありました。これは仕組みとしてそうなりうる、という話で、特定の会社がそうしているという意味ではありません

もう1つ。無料型の会社は、比較サイトにも広告費を払っています。確認できたアフィリエイト報酬は、スクールウィズ5,000円、夢カナ留学8,250円(税込)で、スマ留はアフィリエイトを「最も費用対効果が高いチャネル」と説明しています。この話は比較記事に書きました。紹介料は、学校の広告費 → エージェントの収入 → 比較サイトの広告費、と流れています。

「無料」でも払うお金①:為替の上乗せ。200万円なら8万円

夕暮れのヤシの木と海
夕暮れのセブ島の海辺。外貨建ての学費を円で払うとき、レートの決め方で数万円が動きます。

学費は多くの場合、ドル・豪ドル・ポンドなどの外貨で決まっています。エージェントはそれを円に換算して請求します。どのレートで換算するかは、規約にこう書かれています。

規約の書き方社数会社
上乗せ率を数字で公開1社ウィッシュインターナショナル「三菱UFJ銀行TTSレートに4%を乗じたレート」
上乗せを選べる特約として率を提示1社留学情報館(+4.98%のレート固定特約を選べる)
基準の銀行レート名や「当社所定のレート」だけ(率は非公開)13社留学ジャーナル(請求は自社所定・返金はTTB)、スマ留(前月末TTS)、DEOW・フィリピン留学センター・タビケン留学(三井住友TTB)、留学タイムズ(MTTS・返金TTB)、セブ島留学センター(TTB・見積レート保証)、セブ島留学マスター(TTS・返金もTTS)、CEBRIDGE(TTS/TTB)、成功する留学(自社換算レート)、StudyIn(請求書記載レート)、EF、beo
「差益・差損は当社に帰属」と明記4社スクールウィズ、CEBU21、ワールドアベニュー、ウインテック留学センター
為替の記載そのものがない7社ラストリゾート、夢カナ留学、ネイティブキャンプ留学、ISS留学ライフ、ぼくらの留学、iae留学ネット、ClassLive留学

2026年9月22〜23日時点の各社規約より。TTS=銀行が外貨を売るレート(利用者が外貨を買うときのレート)、TTB=銀行が外貨を買うレート。同じ日でもTTSはTTBより1ドルあたり2円前後高いのが普通です。

計算します。学費200万円相当をTTS+4%で換算すると、上乗せは8万円です。TTSそのものが仲値より1ドルあたり1円ほど高いので、仲値で比べれば9万円近くになります。「手数料無料」の会社でも、ここで手数料に近い額が動きます。

これは悪いことではありません。会社は為替の変動リスクを負い、送金の手間をかけています。ウィッシュのように率を書いてある会社は、その分を正直に見せています。問題は、率を書いていない13社では、いくら上乗せされているか利用者に分からないことです。契約前に「どの銀行の、いつの、何のレートで、御社の上乗せは何%ですか」と聞き、答えを書面でもらってください。

直接申し込む場合は、学校の請求どおりに払います。学校が円で請求するならレートは学校が決め、外貨で請求するなら自分の銀行やカードのレートです。カードの海外事務手数料は1.6〜2.2%程度の会社が多いので、それと比べると4%の差が見えます。

「無料」でも払うお金②:送金手数料・申込金・急ぎの費用・変更手数料・オプション

為替のほかに、規約に金額が書いてあるものを並べます。

お金会社と金額
送金手数料成功する留学 4,500円/beo 4,000円(返金時の海外送金手数料)/QQ English(直営校)4,350円/スマ留・CEBU21など「送金手数料」を費用の項目に含めると規約に記載(額は見積書)
申込金・デポジット(戻らないことが多い)留学タイムズ 50,000円(受入機関1つにつき。見積5万円未満は30,000円)/セブ島留学マスター 20,000円/タビケン留学 15,000円/スクールウィズ 手付金15,000円/セブ島留学センター 20,000円(バウチャーで返る)/CEBRIDGE 11,000円(フィリピンのみ)/CEBU21 契約金30,000円(8日以内なら返る)/ClassLive留学 30,000円/EF 登録料40,000円+入学金40,000円
急ぎの手続き費用スマ留「申込日から学校開始日までに30日の期間がない場合」至急手続費用22,000円(税込)/留学タイムズ 直前申込10,000円
短期の手数料(「基本無料」の例外)留学タイムズ 2週間以内20,000円・3週間10,000円/StudyIn「一部の学校・期間で手数料発生」と注記(額は非掲載)/DEOW「提携のない学校の申込手続きなど一部有料」
変更手数料スマ留 33,000円(税込)/ネイティブキャンプ留学 33,000円/ウインテック留学センター 33,000円・11,000円/タビケン留学 30,000円/ISS留学ライフ 22,000円・11,000円/スクールウィズ 15,000円/留学情報館 8,800円/成功する留学 11,000〜44,000円
支払方法の変更スマ留「申込日より起算して9日目にあたる日以降に分割払いをキャンセルする場合」支払い方法変更手数料33,000円(税込)
オプションワールドアベニュー 24時間サポート(有料オプション)/タビケン留学 一部有料オプション/各社のビザ代行・空港送迎・ホームステイ手配(額は見積書)

2026年9月22〜23日時点の各社規約・特定商取引法に基づく表記より。スマ留 サービス約款8条5項・10条2項・11条1項、同 特定商取引法に基づく表記ほか。

スマ留の約款は、費用の定義にこう書いています。「サービス料金及び関連費用」は「留学手配料金、語学学校費用・滞在施設宿泊料金・滞在施設食費およびこれらの付随費用、その他サービス費用、送金手数料、安心サポート費用および学習サポート費用を含む」(2条7項)。「留学手配料金」「安心サポート費用」「学習サポート費用」という項目がある以上、「サポート料無料」と、見積書に載る費用の線引きは、見積書でしか確かめられません。

申込金は、無料の会社でいちばん見落とされるお金です。留学タイムズの50,000円は「留学プログラム費用の一部」に充てられますが、解約するとほとんどの場面で戻りません。「手数料0円」と「申込金は返らない」は同じ規約に書いてあります。

「無料」でも払うお金③:やめたとき。解約料と、渡航後の20〜35%

3つ目は、契約をやめるときです。無料型の会社にも解約料の規約があり、時期によって申込金の没収から全額までの段階があります。無料期間があるかどうか、出発の何日前から全額か、は会社で大きく違います。26社ぶんは別の記事に一覧にしました。

ここで書いておきたいのは、渡航後の返金から引かれる分です。留学中にやめて学校から返金があった場合、その返金額からエージェントが自社の手数料を差し引きます。DEOW・フィリピン留学センターは35%、成功する留学・セブ島留学マスターは30%、スクールウィズは20%(返金額5万円未満は別途5,000円)。「無料」の会社が、この場面ではいちばん大きな率を取ります。

そして留学情報館は、入金後の解約で33,000円に加えて「運営費」を差し引くと規約に書き、その運営費を「留学情報館へ支払われる紹介料」だと定義しています。「無料」の元手である紹介料を、解約のときは利用者が払う形です。これを規約に書いている点は誠実で、他社は同じ仕組みでもここまで説明していません。

解約や返金でもめたときにやることは、別の記事に順番に書いています。

有料の会社はいくらで、何を売っているか

海から見たセブ周辺の島と小舟
海から見たセブ周辺の島。有料の会社は、金額と引き換えに何を約束しているかを条件書に書いています。

サポート料を金額で示している会社は4社、有料だが金額が公式サイトにない会社が1社です。

会社サポート料その金額で何が違うか(規約から)
留学ジャーナル短期:申込金30,000円/長期:プログラム費88,000円短期・長期それぞれの約款を公開。短期は出発31日前まで30,000円+実費、30日前から50,000円+実費。KDDIグループ
ISS留学ライフ手続き料金70,000円(13週以上)12週以下は出発31日前まで取消無料(26社でいちばん利用者に有利)。13週以上は31日前でも70,000円は返らない
beo登録制20,000円/プレミアム440,000円英国大学・大学院進学の専門。UCAS登録番号を持つ。原則として利用者都合の取消・返金は不可
ぼくらの留学コンサル料288,000〜1,032,000円有料コンサル型。決済完了から30日以内なら80%返金。料金は特定商取引法のページにのみ記載
成功する留学有料(金額は公式サイトに非掲載)サポート費の取消料と学校の取消手数料を別建てで表にしている(26社でいちばん区別がはっきりしている)。渡航後の返金から30%控除
留学情報館(大学進学など)有料(語学・ワーホリは0円)「運営費」=紹介料と規約に明記

2026年9月22〜23日時点の各社公式サイト・規約より。

語学留学のサポート料の相場は、この表から3万〜9万円です。正規留学(大学・大学院)は2万円の登録制から44万円、コンサル型で100万円超まで幅があります。

有料の会社を選ぶ意味は、費用が高いことではなく、「何にいくら払っているか」が見えることです。ISS留学ライフの12週以下が31日前まで無料なのも、成功する留学の取消料が学校分と別建てなのも、有料であることと無関係ではありません。サポート料で経営が成り立っていれば、紹介料の率で学校を選ぶ必要が薄くなります。

ただし、有料の会社も学校から紹介料を受け取っている場合があります。「サポート料を取っていて、学校からの紹介料も受け取っていますか」は、有料の会社にこそ聞く価値のある質問です。

無料と有料、どちらが得か:3つの例で計算します

学費そのものは、無料でも有料でも直接でも同じことが多い、が前提です。差が出るのは学費の外です。

例無料型で払う可能性のあるお金有料型で払う可能性のあるお金学校に直接
フィリピン12週
学費+寮費60万円(ドル建て)
為替上乗せ 0〜2.4万円(4%なら)+申込金0〜5万円(戻らない会社)+送金手数料0〜4,500円
→ 0〜7.9万円
サポート料3〜7万円+為替上乗せ(率は非公開が多い)+送金手数料4,500円
→ 3.5〜10万円+α
学校の入学金と送金手数料(QQ Englishなら21,750円+4,350円)。為替は学校の請求どおり
オーストラリア半年
学費+滞在費200万円(豪ドル建て)
為替上乗せ 0〜8万円(4%なら)+申込金0〜5万円+送金手数料
→ 0〜13.5万円
サポート料8.8万円(留学ジャーナル長期)+為替上乗せ+送金手数料
→ 9.3万円+α
学校の入学金・教材費。為替は自分の銀行・カードのレート(海外事務手数料1.6〜2.2%程度)
英国 大学院1年
学費400万円(ポンド建て)
為替上乗せ 0〜16万円(4%なら)
→ 0〜16万円
beo 登録制2万円/プレミアム44万円+為替
→ 2万〜44万円+α
大学の出願料のみ。為替は自分のレート

金額は各社の規約に書かれた数字と、TTS+4%を上限とした試算です。率を公開していない会社の上乗せは分かりません。学費は例です。

見てのとおり、無料と有料の差は、学費の外で動くお金の中では小さいです。為替の上乗せ率が非公開の会社なら、無料でも有料の会社より高くつくことがありえます。だから選ぶ基準は「無料か有料か」ではなく、次の5つに答えられるかどうかです。

契約前に聞く5つ

  1. 「換算レートは、どの銀行の、いつの、何のレートですか。御社の上乗せは何%ですか」(TTSか仲値か。+何%か。26社で率を書いているのは1社だけ)
  2. 「申込金・デポジットはいくらで、どの時点まで返りますか」(留学タイムズ50,000円、セブ島留学マスター20,000円などは戻らない)
  3. 「見積を、学費・滞在費・入学金・教材費・送金手数料・御社の費用に分けて書いてください」(「一式」で来たら分けてもらう。学校の料金表と一行ずつ比べる)
  4. 「提携していない学校も選べますか。その場合の費用はいくらですか」(DEOWは「一部有料」と明記。選べない会社もある)
  5. 「学校からの紹介料は受け取っていますか。有料の場合、サポート料との両取りですか」(無料型は全社が受け取っている。有料型は聞かないと分からない)

消費者庁も2010年の資料で「見積書により、代金の内訳を把握しましょう」と書き、学校の「オリジナルパンフレットにある価格表を見せてくれる」対応を良心的な例として挙げています。5つに条文と数字で答える会社なら、無料でも有料でも構いません。

セブ島の場合:直接申し込めば、学費の外のお金がほぼなくなります

夕暮れのセブ島の岩場の海岸
夕暮れのセブ島の海岸。日本語で直接申し込める学校なら、エージェントの申込金も為替の上乗せも、最初からありません。

セブ島には、日本にオフィスがあり日本語で直接申し込める学校が多くあります(3D ACADEMY、Brighture、MeRISE、QQ Englishなど。学校名のアルファベット順)。学費はエージェント経由と同じことが多く、CPILSのように「どちらでも同じ」と公式サイトで案内している学校もあります。

直接申し込むと、この記事で書いた「学費の外のお金」の多くが消えます。エージェントの申込金、為替の上乗せ、変更手数料、解約料、渡航後の20〜35%控除。残るのは学校の入学金と送金手数料(QQ Englishなら21,750円+4,350円)と、学校の規約です。

エージェントを使う意味があるのは、複数の国や学校を比べたい、学校に日本語窓口がない、現地でのトラブル対応を日本語で頼みたい、という場合です。その判断の材料は、別の記事に書いています。

よくある質問

Q. 留学エージェントの「手数料無料」は本当ですか?

本当です。無料型の15社はサポート料を取っておらず、StudyInは「ご自身でお申込みされた時の価格と全く同額」と書いています。収入は学校が払う紹介料で、留学タイムズ・StudyIn・DEOW・セブ島留学センターは公式サイトでそう説明しています。ただし、為替の上乗せ・申込金・送金手数料・変更手数料・解約料は別で、規約に金額が書いてあります。

Q. 紹介料は学費の何%ですか?

日本には統計がありません。海外の調査では、高等教育で初年度学費の10〜17.4%(OBHE、2012年、7カ国181機関)、米国では入学1人あたり2,000〜3,500ドルの固定額かネット学費の10〜15%(AIRC、2026年、61機関)。語学学校は20〜30%が標準とする海外企業の解説もあります。学費60万円なら9〜15万円が目安です。

Q. 直接申し込めば、紹介料の分だけ安くなりますか?

学費そのものは同じことが多いです。紹介料は学校が広告費として値段に組み込んでいるので、直接申し込んでも学費は下がらないのが普通です。安くなるのは学費の外です。エージェントの申込金、為替の上乗せ(TTS+4%なら200万円で8万円)、変更手数料、解約料、渡航後の返金からの控除が、直接なら発生しません。

Q. 有料エージェントの相場はいくらですか?

語学留学のサポート料は3万〜9万円です(留学ジャーナル 短期30,000円・長期88,000円、ISS留学ライフ 70,000円)。正規留学は登録制2万円から44万円(beo)、コンサル型で28.8万〜103.2万円(ぼくらの留学)まであります。成功する留学は有料ですが、金額は公式サイトにありません。

Q. 無料と有料、どちらを選べばいいですか?

基準は無料か有料かではなく、5つの質問に答えられるかです。換算レートと上乗せ率、申込金の額と返る条件、見積の内訳、提携校以外を選べるか、紹介料を受け取っているか。学費の外で動くお金は無料型で0〜13.5万円、有料型で9万円前後+αで、差は小さいです。率を公開していない無料の会社が、有料の会社より高くつくこともあります。

Q. 為替の上乗せ率を公開している会社はありますか?

26社で1社です。ウィッシュインターナショナルが「三菱UFJ銀行TTSレートに4%を乗じたレート」と書いています。留学情報館は+4.98%のレート固定特約を選べる形で率を出しています。13社は基準の銀行レート名や「当社所定のレート」とだけ書き、4社は「差益・差損は当社に帰属」と書き、7社は為替の記載そのものがありません。

まとめ:「無料」は本当。お金は学費の中・外・やめたときに動く

  1. 無料型15社は本当にサポート料を取っていない。収入は学校が払う紹介料で、全社が公式にそう書いている
  2. 紹介料は学費の中に最初から入っている。海外の調査で10〜17.4%、語学学校では2〜3割とされる。直接申し込んでも学費は同じことが多い
  3. 利用者が払うのは学費の外。為替の上乗せ(率を公開しているのは1社)、送金手数料、申込金、急ぎの費用、変更手数料、オプション
  4. やめたときに、いちばん大きい率が出る。渡航後の返金から20〜35%。「無料」の元手を解約時に利用者が払う会社もある
  5. 有料の相場は語学留学で3万〜9万円。買っているのは「何にいくら払うか」が見えること

選ぶときは、契約前の5つの質問に条文と数字で答えてくれるかどうか。セブ島なら、学校に直接申し込む道があります。

この記事の情報源と調査方法

調査日:2026年9月22〜23日(26社の規約・公式サイトの取得)、9月27日(海外の調査の確認)。

調査方法:各社の公式サイト・利用規約・約款・条件書・特定商取引法に基づく表記から、手数料・申込金・為替・送金手数料・変更手数料・解約料の条文を書き出しました。公式サイトに金額がない項目は「非掲載」「額は見積書」と書いています。紹介料の率は、日本に統計がないため海外の業界調査を目安として引き、調査主体・年・対象を併記しました。記事中の写真はセブの風景で、本文に出てくる会社・学校とは関係ありません。

主な出典:
留学タイムズ・同 約款/StudyIn「StudyInは手数料が0円でも安心できる理由」・同 約款/留学ワールドDEOW よくある質問・同 約款/セブ島留学センター「選ばれる理由」・同 申込規約/留学情報館 規約/スマ留 サービス約款・同 特定商取引法に基づく表記/ウィッシュインターナショナル 条件書/留学ジャーナル 短期留学約款・長期語学留学約款/ISS留学ライフ キャンセル料早見/beo 基本約款/成功する留学 サポート参加条件書/スクールウィズ 申込約款/タビケン留学 各種規定/CEBU21 お申し込み規定/セブ島留学マスター 条件書・約款/CEBRIDGE キャンセル規定/EF 条件規約/ワールドアベニュー 海外留学サービス条件書/ウインテック留学センター お申込条件/ネイティブキャンプ留学 利用規約/QQ English 会社概要/ぼくらの留学・iae留学ネット・ラストリゾート・夢カナ留学・ClassLive留学 各公式サイト(2026年9月22〜23日閲覧)/ICEF Monitor(OBHE報告、2014年9月)/ICEF Monitor(AIRC調査、2026年7月30日)/Qualy「How education agent commissions work」(2026年6月11日)/消費者庁「留学等あっせんサービスをめぐるトラブルと消費者へのアドバイス」(2010年7月15日)/A8.net 導入事例(スマ留)/Affisearch 留学エージェントのアフィリエイト報酬

※ 本記事は各社の公開情報にもとづく事実の記載であり、特定の事業者の評価・信用を毀損する意図はありません。規約・料金は改定されることがあります。記載内容に誤りがある場合はお問い合わせよりご指摘ください。速やかに確認・訂正します。

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