こんにちは、ナビセブ編集部です。Cebuの仕事と聞くと、BPO、Tourism、Hotel、語学学校を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし実際には、Retail、Construction、Manufacturing、Healthcare、Education、Port、Transport、Agricultureなど、多くの産業が街と地域を支えています。
ここでは、Philippine Statistics Authority(PSA)が2026年5月に発表した2025年のLabor Force Surveyをもとに、Cebuで何人が働き、仕事がどの産業に広がっているのかを読み解きます。
結論
対象4地域の就業者は約236万人。Cebuの雇用はBPOやTourismだけではありません。
PSAの2025年暫定値を合計すると、Cebu City、Mandaue City、Lapu-Lapu City、この3市を除くCebu Provinceで約236万人が働いています。産業構成はCebu単独ではなく、Cebuを含むCentral Visayas全体の数字として読む必要があります。
4地域では、就業者数だけでなく就業率と失業率にも差があります。
2025年:Cebu主要4地域の雇用比較
| 地域 | Labor Force | 就業者 | 就業率 | 失業率 |
|---|---|---|---|---|
| Cebu Province 3市を除く |
約166万人 | 約160万人 | 96.4% | 3.6% |
| Cebu City | 約39万8,000人 | 約38万人 | 95.5% | 4.5% |
| Lapu-Lapu City | 約22万2,000人 | 約21万人 | 94.7% | 5.3% |
| Mandaue City | 約17万5,000人 | 約17万人 | 97.2% | 2.8% |
注:Cebu CityとLapu-Lapu Cityの就業者数は、PSA公表のLabor Forceと就業率から算出した概算です。4地域のLabor Force合計は約245万5,000人です。
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まず知りたい、4つの雇用指標
「就業率が高い」だけでは、地域の生活や仕事の安定までは判断できません。PSAのLabor Force Surveyは15歳以上の人口を基準に労働状況を調べます。学生、専業で家事をする人、退職者、仕事を探していない人などはLabor Forceに含まれません。
- Labor Force Participation Rate:15歳以上のうち、働いている人と仕事を探している人の割合。
- Employment Rate:Labor Forceのうち、調査期間中に仕事またはBusinessを持っていた人の割合。
- Unemployment Rate:働く意思と能力があり、仕事を探しているものの仕事がない人の割合。
- Underemployment Rate:仕事を持ちながら、追加の仕事やより長い勤務時間を希望する人の割合。
そのためEmployment Rateが高くても、希望する仕事量や収入を得られているとは限りません。
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4地域で異なる、Cebuの仕事の集まり方
PSAはCebuを一括せず、3つのHighly Urbanized Cityと、それ以外のCebu Provinceに分けて発表しています。
Mandaue City:製造・保管・流通を支える街
4地域で2025年の就業率が最も高かったのはMandaue Cityの97.2%です。失業率は2.8%で、2024年の5.0%から低下しました。
MandaueにはManufacturing、Furniture、Food Processing、Warehouse、Wholesale、Retail、Construction、Logisticsの仕事が集まります。Cebu CityとMactan Islandの間にあり、Portや幹線道路にも接続する、製造・保管・流通・販売を支える街です。

Lapu-Lapu City:働く人の参加率が高い複合産業都市
Labor Force Participation Rateは67.3%で4地域中最も高く、15歳以上の1,000人のうち673人が働いているか、仕事を探している計算です。
Resort・Hotel、Airport、Export Processing、Manufacturing、Construction、Retail、Transport、Restaurantが同居する一方、2025年の失業率は5.3%で4地域中最も高くなりました。働く意思を持つ人が多いことと、全員が仕事を得ていることは同じではありません。

Cebu City:仕事が少ないのではなく、人口構成の影響も受ける
Labor Force Participation Rateは60.1%で4地域中最も低く、2024年の64.0%から3.9ポイント下がりました。ただし、これは「Cebu Cityに仕事が少ない」という意味ではありません。学生、退職者、仕事を探していない人などの割合にも影響されます。
Cebu CityにはBPO・IT-BPM、Retail、Education、Healthcare、Government、Finance、Construction、Hotel・Restaurant、Professional Servicesが集中します。Cebu Business Park、Cebu IT Park、Downtown、Port Areaでは産業構造も異なります。

3市以外のCebu Province:都市とは異なる地域雇用
比較表の「Cebu Province」は、Cebu City、Mandaue City、Lapu-Lapu Cityを除く集計です。都市部ではServicesの存在が大きい一方、地方ではAgriculture、Fishing、Tourism、地域商業も重要になります。

最大はServices。ただし、街は複数の産業で動く
Cebu単独の詳しい産業別構成は今回のPSA発表にないため、以下はCebuを含むCentral Visayas全体の数字です。
| 見方 | 分野 | 就業者の割合 |
|---|---|---|
| 大分類 | Services | 64.9% |
| Industry | 19.5% | |
| Agriculture | 15.7% | |
| 主な個別分野 | Wholesale and Retail Trade・自動車/Motorcycle修理 | 20.3% |
| Agriculture and Forestry | 12.7% | |
| Construction | 9.7% |
RetailはMallのSales StaffやCashierだけではありません。Sari-Sari Store、Market Vendor、Wholesaler、Warehouse Staff、Merchandiser、Repair Shop、Motorcycle Repair、Deliveryや商品補充も含まれます。Cebuの仕事を理解するには、大企業だけでなく、小さな店や自営業にも目を向ける必要があります。

会社員だけではない。約3割は従業員を持たない自営業
Central Visayasでは、賃金・給与を受け取る人が64.1%を占める一方、自分で仕事をする人も地域の雇用を支えています。
| 働き方 | 割合 |
|---|---|
| 賃金・給与を受け取る労働者 | 64.1% |
| 従業員を持たない自営業者 | 28.5% |
| 無給の家族従業者 | 6.3% |
| 家族経営の農業・Businessの雇用主 | 1.1% |
約3割が従業員を雇わずに働いています。Sari-Sari Store、Market Vendor、Driver、修理業、個人販売などの小規模なBusinessもCebuを支える仕事です。

週平均40.2時間でも、追加の仕事を望む人がいる
Central Visayasの就業者が2025年に働いた時間は週平均40.2時間で、2024年の41.5時間から1.3時間減りました。一方、就業者約293万人のうち約18万4,000人、6.3%がUnderemployedでした。
| 地域 | Underemployment Rate |
|---|---|
| Cebu City | 3.4% |
| Lapu-Lapu City | 4.5% |
| Mandaue City | 5.3% |
| Cebu Province(3市を除く) | 6.4% |
仕事を持っている人の多さだけでなく、希望する時間や収入を得られているかも重要です。
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統計を読むときの5つの注意点
「Cebu」と「Central Visayas」を同じ集計として扱うと、数字の意味が変わります。
- Cebu CityとCebu Provinceは同じ集計ではありません。
- Mandaue CityとLapu-Lapu Cityも別集計です。
- 就業率は15歳以上の全人口に対する割合ではありません。
- 就業者には会社員だけでなく自営業者も含まれます。
- Central Visayasの産業構成をCebu単独の数字として書くことはできません。
「Cebuの就業率は96.2%」と書くのは正確ではありません。96.2%はCebuだけでなく、BoholやSiquijorなどを含むCentral Visayas全体の数字です。
ナビセブ編集部の結論
CebuはBPOとTourismだけで働く場所ではありません。ServicesにはRetail、Transport、Education、Healthcare、Government、Hotel、Restaurantなどが含まれ、Manufacturing、Construction、Shipbuilding、Agriculture、Fishingも地域を支えています。Mallの看板だけでなく、Sari-Sari Store、Market、修理店、配送、Port、Factoryを見ると、Cebuが何によって動いているのかが見えてきます。
よくある質問
Cebuでは何人が働いていますか?
PSAの2025年暫定値をもとにすると、Cebu City、Mandaue City、Lapu-Lapu City、それ以外のCebu Provinceを合わせて約236万人です。
Cebuで最も多い産業はBPOですか?
BPOだけではありません。Central VisayasではServicesが64.9%を占め、個別分野ではRetail・Wholesale・車両修理が20.3%で最大です。
就業率が高ければ生活も安定していますか?
必ずしもそうではありません。勤務時間や収入が足りず、追加の仕事を希望するUnderemployedも含まれます。
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参照した一次情報
- PSA Central Visayas|2025 Annual Provincial Labor Market Statistics:Cebu
- PSA Central Visayas|Employment Rate in Central Visayas in 2025
- Philippine Statistics Authority|2025 Annual Provincial Labor Market Statistics
- Philippine Statistics Authority|Labor Force Survey
情報確認日:2026年8月29日