こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
家族からセブを理解する
セブでは10月の終わりが近づくと、墓地周辺の様子が変わり始めます。墓を掃除する人が増え、道路沿いで花やろうそくが売られるようになります。
家族が椅子や食べ物、水などを持って墓地へ向かい、普段は静かな墓地の周辺に、多くの人と車が集まります。11月1日のAll Saints’ Day(諸聖人の日)と、11月2日のAll Souls’ Day(万霊節)を合わせた時期は、フィリピンでUndas(ウンダス)と呼ばれます。
宗教的な日であると同時に、亡くなった家族の墓を訪ね、離れて暮らす親族が集まる期間でもあります。旅行者や在住者にとっては、墓地へ行く予定がなくても、交通、営業、移動時間に影響する可能性があります。
ナビセブ編集部のまとめ
2026年のウンダスは、次の日程です。
| 日付 | 曜日 | 内容 |
|---|---|---|
| 2026年10月31日 | 土曜日 | 墓地を訪れる人が増え始める週末 |
| 2026年11月1日 | 日曜日 | All Saints’ Day・特別休日 |
| 2026年11月2日 | 月曜日 | All Souls’ Day・追加の特別休日 |
2026年は土曜日から月曜日まで3日間続くため、人と車の移動が集中する可能性があります。特に確認したいのは、次の点です。
- 墓地周辺の交通規制
- 通行止め
- 駐車場所
- 持込禁止品
- 公共交通の経路変更
- モール、銀行、行政機関などの営業
- 雨天時の安全
個別の交通規制や開場時間は毎年変わるため、直前の公式発表を確認します。
All Saints’ DayとAll Souls’ Dayの違い

本来、カトリック教会では意味が異なります。
All Saints’ Day
11月1日です。名前のとおり、すべての聖人を記念する日です。
All Souls’ Day
11月2日です。亡くなったすべての信者のために祈る日です。しかし、フィリピンでは11月1日に家族の墓を訪れる人が非常に多く、2日間をまとめてウンダスとして扱うことがあります。日付の宗教的な違いを知らなくても、家族は仕事、学校、交通、混雑を考えて、訪問しやすい日に墓地へ行きます。
そのため、混雑は11月1日と2日だけではありません。10月最後の週末や、その前後に訪れる家庭もあります。
墓地は家族が集まる場所になる
ウンダスでは、墓に花を置いてすぐ帰る家庭もあります。一方で、数時間滞在する家庭もあります。墓の周りを掃除し、ろうそくを灯し、祈りをささげ、家族で話をします。持参した食べ物を分けることもあります。
子ども、両親、祖父母が一緒に訪れるため、墓地が一時的に親族の集まる場所になることがあります。外から見ると、会話や笑い声が聞こえることもあります。しかし、これは故人を軽く扱っているという意味ではありません。
亡くなった人の話をしながら、生きている家族が時間を共有しているのです。
セブで混雑しやすい場所
ウンダス前後は、大規模な墓地と、その周辺道路が混雑しやすくなります。セブ市では、Carreta Cemetery、Calamba Cemetery、Pardo Cemeteryなどの周辺で交通対策が行われる年があります。
私営の墓地やメモリアルパークにも多くの家族が訪れます。ただし、毎年同じ道路が同じ時間に閉鎖されるとは限りません。墓地周辺では、次のような対策が行われる可能性があります。
- 一方通行
- 車両進入禁止
- 乗り降りする場所の指定
- 路上駐車の禁止
- ジプニーの路線の一時変更
- 露店エリアの設定
2026年のセブ市による詳細な規制は、情報確認日の時点ではまだ発表されていません。10月下旬に改めて確認してください。
交通は墓地の前だけではない
影響を受けるのは、墓地の入口だけではありません。親族が地方へ帰るため、バスターミナル、港、空港へ向かう人が増える可能性があります。セブ市からセブ島の北部や南部へ移動する人もいます。
交通量が増えると、次のようなことがあります。
- Grabが捕まりにくい
- タクシーの待ち時間が長くなる
- バスターミナルが混雑する
- フェリーの座席が埋まる
- 通常より移動時間がかかる
特に2026年は、11月1日が日曜日、11月2日が月曜日です。週末と休日が続くため、10月30日金曜日の夕方から移動が増える可能性も考えます。フェリー、バス、飛行機を利用する場合は、早めに予約し、出発場所へ余裕をもって向かいます。
花とろうそくの店が増える
ウンダス前になると、墓地周辺や市場で花とろうそくの販売が増えます。よく見かけるのは、次のようなものです。
- 菊
- アンスリウム
- ラン
- フラワーアレンジメント
- 白いろうそく
- 色付きのろうそく
- 造花
- 掃除用品
価格は種類、数量、購入場所、需要によって変わります。直前は価格が上がったり、希望する花が売り切れたりする場合があります。一方、この時期は花やろうそくの売り手、墓の清掃を請け負う人などにとって重要な収入の機会でもあります。
ウンダスは宗教と家族の行事であるだけでなく、墓地周辺に短期間の商売を生む時期でもあります。
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墓を掃除し、修理する
家族はウンダスの当日だけでなく、事前に墓地へ行くことがあります。墓の周囲を掃除し、文字を塗り直し、壊れた部分を修理します。家族が遠方にいる場合は、近くに住む親族や墓の清掃を請け負う人へ依頼することもあります。
ただし、墓石の修理、塗装、構造物の設置には、墓地の規則がある場合があります。勝手に工事を始めず、管理事務所へ確認します。また、清掃を依頼する場合は、次の点を事前に確認すると、認識の違いを防げます。
- 作業内容
- 料金
- 完了日
- 作業前・作業後の写真
- 材料費を含むか
墓地への持込品に注意する
安全と混雑対策のため、墓地ごとに持込品が制限されることがあります。過去のウンダスでは各地で、次のようなものが規制対象になる例がありました。
- 酒類
- ナイフなどの刃物
- 銃器
- 賭け事の道具
- 大音量のスピーカー
- 可燃性の高い物
- 大型のテント
- ペット
- ドローン
しかし、2026年のセブで何が禁止されるかは、各市、警察、墓地の発表を確認する必要があります。「昨年は持ち込めたから今年も大丈夫」とは限りません。
ろうそくについても、火災防止のため場所や使用時間が決められる場合があります。
暑さと雨への準備
墓地には日陰が少ない場所があります。昼間に長く滞在する場合は、次のようなものを準備します。
- 飲み水
- 帽子
- 傘
- タオル
- 日焼け止め
- 蚊の対策
- 常用薬
- モバイルバッテリー
10月末から11月初旬でも、セブでは強い日差しや雨があります。雨の後は通路が滑りやすくなることがあります。高齢者や小さな子どもと一緒なら、長時間歩かせないようにします。
混雑する場所では、子どもとはぐれた場合の集合場所も決めておくと安心です。
貴重品と火の管理
人が多い場所では、バッグ、スマートフォン、財布から目を離さないようにします。墓の前に荷物を置いたまま、全員で移動しないほうが安全です。ろうそくを使用する場合は、周囲の乾いた花、プラスチックの飾り、布などへ火が移らないようにします。
帰るときは、墓地の指示に従って火を消します。ウンダスは家族の大切な日ですが、混雑、火、夜間移動などの危険もあります。
営業時間は個別に確認する
All Saints’ DayとAll Souls’ Dayには、通常どおり営業する施設と、休業または短縮営業になる施設があります。
| 施設 | 確認する内容 |
|---|---|
| 銀行 | 支店の営業とオンラインバンキング |
| 行政機関 | 休業日と手続き再開日 |
| モール | 開店・閉店時刻 |
| レストラン | 予約と営業時間 |
| 学校 | 授業の休止や休校 |
| 病院 | 外来と救急の違い |
| フェリー・バス | 祝日の運行スケジュール |
| デリバリー | 対応地域と追加時間 |
モールが開いていても、内部の個別店舗が休む場合があります。Google Mapsの表示だけでなく、公式Facebookページや直接のメッセージで確認します。
墓地を訪れない家庭もある
亡くなった家族が別の島や国外に埋葬されている場合があります。火葬を選び、遺骨を納骨堂(コロンバリウム)へ納めている家庭もあります。自宅で写真を飾り、祈りをささげる人もいます。
仕事、健康、距離などの理由で訪問できない人もいます。墓を訪れないから、故人を大切にしていないとは限りません。また、カトリック以外の宗教では、死者を記念する日や方法が異なります。ウンダスをフィリピンの全員に共通する信仰行事と考えないことが大切です。
NAVI CEBU NOW|2026年ウンダス確認スケジュール
| 時期 | 確認すること |
|---|---|
| 10月上旬 | 家族の訪問日、墓の清掃 |
| 10月中旬 | フェリー、バス、飛行機の予約 |
| 10月下旬 | 交通規制の案内、通行止め |
| 10月30日 | 墓地の開場時間と持込規制 |
| 10月31日〜11月2日 | 当日の交通・天候・混雑 |
| 11月3日以降 | 通常営業への復帰 |
公式情報は、Cebu City Government、Cebu City Transportation Office、Police Regional Office 7、各バランガイ、墓地の管理者などから確認します。
ナビセブ編集部の結論
All Saints’ DayとAll Souls’ Dayの前後には、セブの街の動きが変わります。
- 墓地へ向かう人が増える
- 花とろうそくが売られる
- 道路が規制される
- 遠方の家族が帰ってくる
墓の前で祈り、食べ物を分け、亡くなった人の話をする。ウンダスを外から見ると、大規模な墓参りに見えるかもしれません。しかし、セブの家族にとっては、亡くなった人を中心に、今生きている親族が再び集まる時間でもあります。
旅行者や在住者に必要なのは、混雑を避けることだけではありません。その日が多くの家族にとって大切な日だと理解し、墓地周辺では静かに行動することです。ウンダスでは、セブの街が死者を記憶する場所へ変わります。
よくある質問
2026年のAll Saints’ DayとAll Souls’ Dayはいつですか?
All Saints’ Dayは11月1日日曜日、All Souls’ Dayは11月2日月曜日です。2026年は両日とも特別休日(Special Non-Working Day)として発表されています。
墓地は24時間入れますか?
墓地と年によって異なります。ウンダス期間だけ時間を延長する場合も、夜間入場を制限する場合もあるため、管理者の発表を確認します。
セブ市ではどの道路が閉鎖されますか?
規制場所と時間は毎年発表されます。2026年の詳細は、ウンダス直前のセブ市と交通当局の案内を確認してください。
外国人が墓地を見学してもよいですか?
一般に入場できる場所はありますが、観光施設ではありません。墓、祈っている家族、子どもを無断で撮影しないようにします。
11月1日と2日はすべての店が休みますか?
いいえ。モールやレストランなどは営業する場合があります。営業時間は施設や店舗ごとに異なるため、個別に確認します。
主な確認資料

- Presidential Communications Office|Official Holidays and Special Non-Working Days for 2026
- Presidential Communications Office|Proclamation No. 1006, s. 2025
- Philippine News Agency|Returning to the Roots of Filipino Undas
- Philippine News Agency|Remembering the Ghost of Undas Past
- National Museum of the Philippines|Undas and Food Offerings for the Departed
- Vatican|The Commemoration of All the Faithful Departed
※交通規制、墓地の開場時間、持込禁止品、公共交通の変更は毎年異なります。2026年の個別情報は、10月下旬に各市と墓地の公式発表で再確認してください。
※ウンダスの過ごし方には宗教、地域、家庭による違いがあります。
情報確認日:2026年8月29日





