こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
家族からセブを理解するセブで生活していると、聖週間が近づくにつれて、街の動きが普段と変わることに気づきます。
家族と故郷へ帰る人、教会の行事へ参加する人、連休を利用して旅行する人、静かに自宅で過ごす人。一方で、観光、医療、警備、交通など、休まず働く人もいます。聖週間を「街のすべてが止まる期間」と考えると、実際の状況とは合いません。
政府機関、銀行、商業施設、公共交通、教会では、それぞれ異なる動きがあります。セブで聖週間を過ごすなら、宗教行事だけでなく、営業日、移動、予約の変化まで知っておくことが大切です。
ナビセブ編集部のまとめ
聖週間は、キリストの受難、死、復活を記念する期間です。
セブでは家族、信仰、帰省、旅行が同じ時期に重なるため、日常生活が次のように変化します。
| 分野 | 起こりやすい変化 |
|---|---|
| 政府機関 | 休業または短縮勤務になる |
| 銀行 | レギュラーホリデー(法定祝日)を中心に窓口が休業する |
| モール・レストラン | 短縮営業または一部休業になる |
| 教会 | ミサ、行列、祈りへの参加者が増える |
| 交通 | 便数の変化と利用者の集中が起こる |
| 観光 | リゾート、港、空港が混雑しやすい |
| 家族 | 帰省、親族訪問、食事の機会が増える |
2026年は、4月2日の聖木曜日と4月3日の聖金曜日がレギュラーホリデー(法定祝日)、4月4日の聖土曜日が特別休日でした。
ただし、商業施設や民間企業の営業は一律ではありません。聖週間では、営業しているかだけでなく、営業時間、交通手段、予約条件を個別に確認します。
聖週間はいつからいつまで?

聖週間の日付は毎年変わります。2026年の主な日程は次のとおりでした。
| 日付 | 名称 | セブで見られる主な動き |
|---|---|---|
| 3月29日 | 枝の主日 | 枝(パーム)の祝福、ミサ |
| 4月1日 | 聖水曜日 | 政府機関は午前のみ勤務 |
| 4月2日 | 聖木曜日 | 教会訪問、Visita Iglesia |
| 4月3日 | 聖金曜日 | 受難の典礼、行列、静かな祈り |
| 4月4日 | 聖土曜日 | 復活徹夜祭の準備 |
| 4月5日 | 復活祭の日曜日 | 復活祭のミサ、家族の集まり |
枝の主日から聖週間が本格的に始まり、聖木曜日から復活祭の日曜日にかけて街の動きが大きく変わります。
聖木曜日から街が静かになる

聖木曜日と聖金曜日には、普段より交通量が少なくなり、商業地域が静かになることがあります。特に聖金曜日は、カトリックの家庭にとって祈りや受難を記念する重要な日です。
しかし、セブ全体が完全に停止するわけではありません。
- ホテル
- 空港
- 港
- 病院
- コンビニ
- 観光施設
- BPO(コールセンターなどの業務受託企業)
- 警備サービス
などは営業を続ける場合があります。同じモール内でも、建物は開いていても、個別の店舗やレストランが休業していることがあります。
政府機関と銀行は早めに手続きする

2026年は、聖水曜日に政府機関の午後の業務が停止され、聖木曜日と聖金曜日はレギュラーホリデー(法定祝日)になりました。そのため、政府機関での申請や証明書の取得は、聖週間直前を避けたほうが安全です。
銀行も祝日中は窓口が閉まることがあります。オンラインバンキングやATMは利用できても、
- 現金の補充
- 振込の反映
- 海外送金
- 小切手の処理
- カスタマーサポート
が通常どおりではない場合があります。家賃、給与、旅行費、送金が必要なら、連休前に済ませます。
教会の周辺は普段と違う動きになる

セブには、Basilica Minore del Santo Niño、Cebu Metropolitan Cathedralをはじめ、多くの教会があります。聖週間には、ミサだけでなく、
- 枝(パーム)の祝福
- 最後の晩餐を記念する典礼
- Visita Iglesia
- 十字架の道行き
- 聖金曜日の行列
- 復活徹夜祭
- 復活祭の日曜日のミサ
などが行われます。Visita Iglesiaでは、聖木曜日を中心に複数の教会を訪れる人がいます。そのため、教会周辺では歩行者、車、露店が増え、道路規制が行われることがあります。
礼拝に参加しない人でも、移動経路が影響を受ける可能性があります。
聖金曜日は観光日ではなく祈りの日でもある

外国人旅行者にとって、聖週間の行列や教会は興味深く見えるかもしれません。しかし、参加者にとっては観光イベントではなく、信仰に基づく行事です。写真や動画を撮る場合は、
- 祭壇の前をふさがない
- 祈っている人へ近づき過ぎない
- フラッシュを使わない
- 行列を横切らない
- 大声で話さない
- 撮影禁止の表示に従う
ことが大切です。教会によって服装や撮影のルールも異なります。分からない場合は、スタッフや警備員へ確認します。
帰省と旅行が同時に起こる

聖週間には、セブ市やマンダウエ市で働く人が、家族のいる町や島へ帰ることがあります。同時に、連休を使ってビーチやリゾートへ向かう旅行者も増えます。そのため、
- バスターミナル
- 桟橋
- 空港
- フェリー
- バンのターミナル
- 高速道路の出入口
では混雑が起こる可能性があります。街の中心部が静かでも、ターミナルや港は混んでいるという状況があります。セブ市から北部、南部、周辺の島へ移動する場合は、事前予約と早めの到着が必要です。
公共交通は「ある」と決めつけない

ジプニー、バス、タクシー、配車アプリがすべて停止するわけではありません。しかし、帰省する運転手がいたり、利用者が特定の時間に集中したりするため、通常より車両が少なくなることがあります。
特に早朝、深夜、聖金曜日は、移動手段を一つだけに頼らないほうが安全です。
確認したいこと
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| バス・フェリー | 最終便、臨時便、予約状況 |
| タクシー・配車アプリ | 早朝の車両数、料金 |
| 貸切の車 | 運転手の休日、集合時間 |
| 道路 | 行列や宗教行事による規制 |
| 帰りの移動 | 復活祭の日曜日後の混雑 |
行きの交通だけでなく、帰りの便も同時に確保します。
レストランと買い物は事前確認が必要

聖週間中も営業するレストランやスーパーはあります。しかし、通常より早く閉店したり、聖金曜日だけ休業したりする場合があります。デリバリーアプリに店舗が表示されていても、注文受付が止まっていることがあります。
必要なものは、聖木曜日の前に準備しておくと安心です。
- 飲料水
- 食料
- 常用薬
- 現金
- モバイルデータ
- 車の燃料
- 子ども用品
ただし、買い占める必要はありません。数日分を計画的に準備します。
聖週間の過ごし方は家庭によって違う

聖週間だからといって、すべての家庭が同じ行動をするわけではありません。教会へ行く家庭、家族で旅行する家庭、仕事を続ける家庭、家で静かに過ごす家庭があり、別の宗教を信仰する家庭もあります。
カトリックの家庭でも、信仰への向き合い方や食事の習慣には違いがあります。「フィリピン人なら必ずこうする」と決めつけず、その家庭がどのように過ごすのかを見ることが大切です。
聖週間の前に確認すること

聖週間前には、次の5項目を確認します。
| 確認項目 | 確認先 |
|---|---|
| 祝日 | 大統領府の布告 |
| 政府機関 | 各機関の公式発表 |
| 交通 | 航空会社、フェリー、バス会社 |
| 買い物 | モール・店舗の公式SNS |
| 教会 | 所属教会(小教区)または大司教区の案内 |
前年と同じ営業になるとは限りません。Facebookの古い投稿や、通常のGoogle Maps営業時間だけで判断せず、日付が新しい公式案内を確認します。
ナビセブ編集部の結論

聖週間のセブでは、家族、信仰、帰省、旅行が同時に動きます。街の中心部が静かになる一方で、教会、港、ターミナル、リゾートでは人が増えることがあります。政府機関や銀行は休業し、モールやレストランは営業時間を変更することがあります。
しかし、セブ全体が同じ動きをするわけではありません。家庭によって過ごし方が違い、仕事を続ける人もいます。セブで聖週間を理解するために大切なのは、「休みだから何も動かない」と考えないことです。
何が休み、何が動き、どこに人が集まるのか。これを事前に確認すると、聖週間のセブを落ち着いて過ごせます。
よくある質問
2026年の聖木曜日と聖金曜日は休日ですか?
はい。2026年4月2日の聖木曜日と4月3日の聖金曜日はレギュラーホリデー(法定祝日)でした。4月4日の聖土曜日は特別休日でした。
聖週間中はモールがすべて閉まりますか?
いいえ。営業、短縮営業、休業は施設や日付によって異なります。各モールの公式発表を確認します。
聖金曜日に公共交通は利用できますか?
利用できる場合がありますが、通常より車両や便が少なくなる可能性があります。長距離移動は事前に予約します。
教会の行列を撮影してもよいですか?
教会や行事のルールに従います。祈りや行列を妨げず、撮影禁止の場所では撮影しません。
旅行者が最も注意することは何ですか?
交通と営業時間です。フェリー、バス、レストラン、観光施設の予定を確認し、帰りの移動手段まで確保します。
主な確認資料
- Presidential Communications Office|Proclamation No. 1006:2026年の祝日
- Presidential Communications Office|2026年のRegular HolidaysとSpecial Non-Working Days
- Presidential Communications Office|2026年Holy Wednesdayの政府勤務
- Philippine Information Agency|Holy Weekの安全対策
- CBCP News|Holy WeekとVisita Iglesia
※この記事は、2026年の政府発表と公開資料、セブでの生活経験をもとに整理しています。
※聖週間の営業、交通、教会の予定は毎年変更されます。利用前に各機関の最新情報を確認してください。
情報確認日:2026年8月29日




