こんにちは、ナビセブ編集部の山崎いおりです。セブ島留学を経験しました。留学の記事を担当しています。
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セブ島留学マスターは、セブ島・フィリピン留学を専門にするエージェントです。26社を「契約前に条件を自分で確かめられるか」で採点したところ、59点・10位でした。この記事は、その59点の中身と、規約を読んで分かった食い違いを書きます。
掲載情報は2026年10月4日時点で、セブ島留学マスターの公式サイト・規約・特定商取引法に基づく表記・国税庁法人番号公表サイト等から取得したものです。確認できなかった項目は「見当たらない」と書いています。「存在しない」という意味ではありません。冒頭の画像は公式サイトのものです。それ以外の写真はイメージで、セブ島留学マスターとは関係ありません。
結論:航空券まで自社で手配できる。ただし「申込金は返るのか返らないのか」が、サイトを読んでも決まらない

① 26社の採点では59点・10位。フィリピン留学を専門にする会社では、フィリピン留学センターに次ぐ2位です。旅行業登録(大阪府知事登録旅行業第3-2458号)を持ち、航空券の手配まで自社で完結できます。セブ島に日本人スタッフが常に2名いる、と書いています。
② 申込金2万円の扱いが、同じサイトの中で食い違っています。「8日以内なら無料」という段階表がある一方で、申込金は「理由にかかわらず一切返金いたしません」とも書かれています。「キャンセル時も手数料は0円」という記述と、「開始29日前まで20,000円」という取消規定も併存しています。
③ 渡航後にやめると、学校からの返金額の30%が引かれます。返金のときにも売相場(TTS)を使うと書かれていて、これは他社(買相場のTTB)と逆です。申し込む前に、申込金が返る条件を書面で確かめてください。
| 採点項目(26社共通) | セブ島留学マスター | どこで点を取り、どこで落としたか |
|---|---|---|
| A 契約条件の開示 /30 | 28 | 条件書と約款をPDFで公開。8日目までは無料(渡航30日前以降の申し込みは除く)。解約料を段階的に明記。為替の上乗せ率は非公開(−2) |
| B 第三者の裏づけ /20 | 3 | 旅行業登録(大阪府知事登録・第3種)のみ。J-CROSS認証・JAOS加盟の記載なし |
| C 会社の中身 /20 | 9 | 資本金940万円を公開。従業員数は公式サイトに記載なし |
| D サポートの中身 /20 | 14 | セブに日本人スタッフ2名が常駐。12週間以上なら事前学習サポートが無料 |
| E 選択肢の広さ /10 | 5 | 70校以上。対応国はフィリピンのみ |
| 合計 /100 | 59 | 26社中10位(平均57.1点)。採点の中身と19項目の配点は、比較記事で全部公開しています |
この点数は「サービスの良し悪し」ではなく、「契約する前に、自分で条件を確かめられるか」だけを測っています。
契約条件の開示は28点で、フィリピン留学センターと同じです。差がついたのは第三者の裏づけ(3点と20点)です。
関連記事フィリピン留学エージェントおすすめ比較|セブ島留学の10社と全26社を、解約料・為替・倒産リスクで採点【2026年10月】
セブ島留学マスターとは:会社の基本情報を、登記と公式サイトで確かめた

| サービス名 | |
| 運営会社 | エスアールディ株式会社(2008年3月設立) |
| 資本金 | 940万円 |
| 旅行業登録 | 大阪府知事登録旅行業第3-2458号(第3種) |
| J-CROSS認証/JAOS加盟 | どちらも公式サイトに記載なし |
| 事業区分 | 留学手続代行/セミナー企画運営/旅行業/web制作・デザイン/e-コマース/保険代理業の6つ |
| 取扱校 | 70校以上 |
| 現地スタッフ | 「セブ島に日本人スタッフが常に2名駐在」(公式サイトの表記) |
| 手数料 | 無料 |
| 約款 | 条件書・旅行業約款をPDFで公開 |
| 口コミサイト | みん評に掲載ページなし |
「累計◯名」は、数え方が3つあります
公式サイトには「5,000名以上」「20,000名以上」「3,000名以上」の3つの数字が出てきます。5,000名は2013年からの留学の累計、20,000名は航空券のサポートを含めた累計、3,000名は代表が留学カウンセリングをした人数です。数えている対象が違うので、食い違いではありません。「実績◯名」を見るときは、何を数えた数字かまで読んでください。
規約で確かめた①:申込金2万円は、返るのか返らないのか

| サイトに書いてあること | 読み取れる意味 |
|---|---|
| 契約解除料は「9日目〜31日前 申込金2万円+取消手数料1万円+実費」から段階的に上がる(30〜15日前は+2万円、14日前〜前日は+3万円) | 8日目までは契約解除料がかからない(渡航30日前、ピーク時40日前以降の申し込みは除く) |
| 申込金20,000円は「理由にかかわらず一切返金いたしません」 | 8日以内でも2万円は戻らない、とも読める |
| 「キャンセル時も手数料は0円」 | 解約しても費用はかからない |
| 「開始29日前まで20,000円」という取消規定 | 解約すると2万円かかる |
4つの記述が、同じサイトの中に並んでいます。8日以内に解約したとき、申込金2万円が戻るのか戻らないのかは、サイトを読んだだけでは決まりません。どちらの記述が契約書に入っているかで決まります。
これは「だます意図がある」という話ではありません。ページを継ぎ足していくうちに、古い記述と新しい記述が残ることはよくあります。ただ、解約のときに問題になるのは、まさにこういう食い違いです。申し込む前に、「8日以内に解約したら、申込金2万円は戻りますか」を書面で聞いてください。
渡航後にやめた場合は、学校からの返金額の30%が引かれます。フィリピン留学センターの35%よりは軽く、スクールウィズの20%よりは重い条件です。
関連記事留学エージェントのキャンセル料・返金はいくら?26社の規約を時期別に一覧にした【2026年10月】
規約で確かめた②:返金のときにも「売相場」を使う

円を外貨に換えるときのレートには、銀行が外貨を売るときの相場(TTS)と、買うときの相場(TTB)があります。同じ外貨の額でも、TTSで換算したほうが円の金額は大きくなります。
学費を払うとき(円→外貨)にTTSを使うのは、どの会社も同じです。違うのは返金のときです。多くの会社は、返金(外貨→円)にはTTBを使います。セブ島留学マスターは、返金時にもTTSを使うと書いています。これは他社と逆です。外貨で返ってきた額を円に直すだけなら、TTSのほうが円の金額は大きくなります。ただ、実際の返金額は、どの時点のレートを使うか、何を差し引いてから換算するかでも変わります。大事なのは、返金額の計算方法が他社と違うと知っておき、計算式を書面でもらうことです。
為替の上乗せ率は、ほかの多くの会社と同じく非公開です。相談のときに、「見積書の為替レートは、どの銀行の、いつの、何のレートで、上乗せは何%ですか。返金のときはどう計算しますか」と聞いてください。
関連記事留学エージェントの手数料はいくら?「無料」の正体と有料の相場を、26社の規約と海外の統計から書いた【2026年10月】
旅行業登録があると、何が違うのか

セブ島留学マスターは、旅行業登録(大阪府知事登録旅行業第3-2458号)を持っています。航空券の手配まで一社で済むのは、実務上の利点です。
ただし、旅行業登録について知っておくべきことがあります。留学あっせんそのものは、旅行業法の規制対象ではありません。対象は航空券や企画旅行の部分だけです。2008年に破綻したゲートウェイ21は、第3種旅行業者でJATA会員でしたが、契約の大半が留学契約だったため、弁済の対象外になりました。「旅行業登録があるから留学費用も守られる」は成り立ちません。
口コミサイト「みん評」には、セブ島留学マスターのページがありません(2026年9月23日時点)。「悪い口コミがない」のではなく、「口コミがない」という状態です。Googleマップのクチコミは取得できませんでした。「セブ島留学マスター 口コミ」で検索して出てくる記事の多くは、紹介料を受け取る比較サイトか、別の留学エージェントが書いたものです。本人の投稿が集まる場所に投稿がない以上、判断材料は規約しかありません。だからこの記事は、規約に書いてあることだけで書いています。
フィリピン留学を扱う10社の中で、セブ島留学マスターはどこにいるか

26社のうち、フィリピン留学を専門にしている会社と、フィリピン留学も扱っている主な会社の10社を、点数順に並べました。
| 会社 | 点数 | 無料で取り消せる期間 |
|---|---|---|
| 80 | 8日(渡航30日前〔ピーク時は40日前〕以降の申し込みは、8日を待たずに取消料) | |
| 68 | 8日(特定商取引法の表記に明記) | |
| 59 | 8日(渡航30日前以降の申し込みは除く。9日目からは申込金2万円+1万円+実費) | |
| 52 | 8日 | |
| 52 | なし(契約成立日から1万5,000円) | |
| 50 | 8日 | |
| 50 | 8日 | |
| 42 | なし(無料なのは予約確定の通知前だけ。確定後は2万円) | |
| 38 | なし(契約した時点でデポジットが確定) | |
| 31 | 分からない(フィリピンのサイトに取消の規定が見当たらない) |
出典:各社の利用規約・約款・条件書・特定商取引法に基づく表記(2026年10月4日に再確認)。点数は26社比較の採点(100点満点)。
セブ島留学マスターは10社の中で3位、フィリピン専門では2位です。8日の無料期間があり、解約料の段階も書かれています。ただし上に書いたとおり、申込金2万円の扱いに食い違いがあります。表の「8日」は、段階表の記述に基づいています。
そして、為替の上乗せ率を数字で公開している会社は、この10社に1社もありません(26社で見ても3社だけ)。学校に直接申し込めば、この表にあるエージェントの解約料や控除は、どれもかかりません。かかるのは学校の規定だけです。
関連記事フィリピン留学エージェントおすすめ比較|セブ島留学の10社と全26社を、解約料・為替・倒産リスクで採点【2026年10月】
セブ島留学マスターが向く人・向かない人

向く人
- 航空券まで一社で手配したい人。旅行業登録があり、航空券も自社で手配できます
- セブに日本人スタッフがいるエージェントを選びたい人
- 12週間以上の留学で、事前の学習サポートを無料で受けたい人
- エージェント経由でしか申し込めない学校に行きたい人
向かない人
- 申込金が返る条件を、サイトだけで確かめたい人。記述が食い違っています
- 途中帰国の可能性がある人。渡航後にやめると返金額の30%が引かれます
- 第三者の認証を重視する人。J-CROSS認証があるフィリピン専門は、フィリピン留学センターです
- 行きたい学校が、日本にオフィスのある日系校に決まっている人。学校に直接申し込めます。手数料も為替の上乗せもゼロで、留学中の相談も学校の日本オフィスに日本語で直接できます
エージェントは、海外の学校と自分で交渉できない人のために生まれた業種です。セブ島の日系校の多くは日本にオフィスを持ち、申し込みも見積もりも留学中の相談も日本語で直接できます。直接話せる学校に、エージェントは要りません。値段が同じでも、学校にとってあなたが「自分の顧客」になる分、対応は良くなります。学校ごとの申し込み窓口は、要否記事にまとめています。
フィリピン留学専門のエージェントが役に立つのは、①エージェント経由でしか申し込めない学校(EV Academy・CIA・Philinterなど)を選ぶとき、②欧米と組み合わせた2カ国留学にするとき、③学校を10校以上から比べて選びたいとき、の3つです。どれにも当てはまらないなら、まず行きたい学校に直接問い合わせてください。
関連記事留学エージェントはいらない?必要な人・不要な人と、セブ島留学をエージェントなしで申し込む手順【2026年10月】
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契約前にセブ島留学マスターに聞く6つの質問

- 8日以内に解約したら、申込金2万円は戻りますか。契約書のどの条文に書いてありますか
- 「キャンセル時も手数料は0円」と「開始29日前まで20,000円」は、どちらが適用されますか
- 渡航後に途中でやめた場合、学校からの返金のうち、いくらが手元に戻りますか
- 返金のときの為替レートは、どう計算しますか
- 渡航まで30日を切ってから申し込んだ場合、8日目までの無料解約は使えますか
- この学校に直接申し込んだ場合と、金額は同じですか
高すぎる解約料を請求された場合、消費者契約法第9条により、平均的な損害の額を超える違約金は、超える部分が無効になります。記録の残し方から消費者ホットライン「188」までの順番は、別の記事にまとめました。
関連記事留学エージェントと解約・返金でもめたら|188・消費者契約法・支払停止の抗弁・ADRまで、やることを順番に全部書いた
ナビセブ編集部の結論|手配力はある。申込金が返る条件だけは、書面で確かめてから

セブ島留学マスターは、航空券まで自社で手配でき、セブに日本人スタッフがいて、解約料の段階も公開している会社です。フィリピン留学を専門にするエージェントの中では、条件が読めるほうに入ります。
気になるのは一点です。申込金2万円が返るのか返らないのか、サイトの記述が食い違っています。金額は大きくありません。ただ、解約でもめるのは、たいていこういう小さな食い違いからです。申し込む前に、上の質問を書面で聞いて、返ってきた答えを保存しておいてください。
そして、どのエージェントを選ぶかより、どの学校を選ぶかのほうが、留学の満足度に効きます。日本語で直接話せる学校なら、この記事に書いた費用の大半は、そもそもかかりません。
関連記事スマ留の評判と口コミ|直近30件中★1が19件。解約料・滞在先・為替の条件を規約で確かめた【2026年10月】
関連記事スクールウィズの評判と口コミ|口コミは★4〜5が多い。ただし無料で解約できる期間がなく、契約した日から1万5,000円【2026年10月】
よくある質問
Q. セブ島留学マスターは信頼できますか?
大阪府知事登録の旅行業登録があり、資本金と約款を公開しています。26社の採点では59点・10位で、フィリピン専門では2位です。J-CROSS認証・JAOS加盟の記載はありません。
Q. キャンセル料はいくらですか?
段階表では、9日目〜31日前は申込金2万円+1万円で、そこから段階的に上がります。ただし申込金は「理由にかかわらず一切返金いたしません」とも書かれていて、8日以内の扱いが食い違っています。契約前に書面で確かめてください。
Q. 渡航後にやめたら、お金は戻りますか?
学校から返金があった場合、その30%が差し引かれます。
Q. 口コミはどうですか?
みん評に掲載ページがなく、本人の投稿は見当たりませんでした。「悪い口コミがない」のではなく「口コミがない」状態です。
Q. セブ島留学でも使ったほうがいいですか?
必須ではありません。セブ島の日系校の多くは日本にオフィスがあり、日本語で直接申し込めます。エージェントが役に立つのは、エージェント経由でしか申し込めない学校、2カ国留学、学校を10校以上から比べたい場合です。
この記事の情報源と調査方法
調査日:2026年9月22〜23日、10月4日(公式サイト・規約・団体の会員一覧を開き直して再確認)/調査対象:セブ島留学マスターの公式サイト・約款・契約解除料の規定・特定商取引法に基づく表記、国税庁法人番号公表サイト。
調査方法:各ページを実際に開いて、条文と投稿を転記しました。投稿は投稿日と投稿先を明記し、要旨にまとめています。投稿は削除・変更されることがあるので、リンク先で原文を確かめてください。会社側の言い分は確かめていません。投稿者が本当に利用者かどうかも確かめられません。確認できなかった項目は「見当たらない」「記載なし」と書いています。これは「存在しない」という意味ではなく、公開情報から確認できなかったという意味です。
主な出典:観光庁 旅行業法の概要/帝国データバンク 倒産速報(ゲートウェイ21)/セブ島留学マスター 会社概要/セブ島留学マスター 条件書/JASSO 留学あっせん業者について/消費者庁 留学等あっせんサービスをめぐるトラブルと消費者へのアドバイス(2010年7月15日)/国税庁 法人番号公表サイト
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