こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
セブに住んでいると、韓国人旅行者が多いことに気づきます。韓国系のレストラン、韓国人向けのホテル、韓国系のツアー会社なども多くあります。その理由の一つが、便の多さです。2026年9月現在、ソウル(仁川)からセブへは、Cebu Pacific、Jeju Air、Jin Air、Korean Airの4社が直行便を運航しています。
さらに釜山からも、Air BusanとJin Airの直行便があります。今回は「韓国からセブへの便が多い」で終わらせず、なぜこれほど韓国市場がセブにとって重要なのかを、便と観光データの両方から見ていきます。
ナビセブ編集部のまとめ
ソウルだけで4社、釜山でも2社。韓国は2026年上期もセブ最大の海外市場

2026年9月は仁川から4社、釜山から2社が直行便を運航し、2026年上期も韓国はセブ州最大の海外市場です。夜便のほか、リゾート・ゴルフ・ダイビング・語学留学(ESL)との相性が、需要の循環を支えています。
2026年9月時点で、仁川―セブ線では、次の4社が直行便を運航しています。
- Cebu Pacific
- Jeju Air
- Jin Air
- Korean Air
現在のスケジュールでは、次のような構成です。
- Cebu Pacific:毎日
- Korean Air:毎日
- Jin Air:毎日
- Jeju Air:週4便前後
釜山からも、次の2社が直行便を運航しています。
- Air Busan
- Jin Air
釜山路線全体では、週14便前後あります。さらに、2026年1〜6月のセブ州の海外市場は、次のとおりです。
- 韓国:45,083人
- 日本:19,540人
- アメリカ:18,408人
韓国が1位でした。つまり、単に「便が多いから韓国人が多い」のではなく、韓国からの需要が大きいから便も多い、という関係です。
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仁川・釜山からの直行便

釜山・金海国際空港国際線ターミナル

ソウル(仁川)からは4社
現在のICN–CEB路線で直行便を運航するのは、フルサービスのKorean Air、LCCのJin AirとJeju Air、そしてフィリピン系LCCのCebu Pacificです。
フルサービスとLCCから選べる
この構成を見ると、韓国の旅行者はフルサービスとLCCの両方から選べることが分かります。価格を重視する人も、サービスやマイルを重視する人も、セブへ直接飛びやすい路線になっています。
飛行時間は約4時間半〜5時間
現在の路線データでは、ソウル–セブ間の距離は約3,029〜3,044km、飛行時間はおおむね約4時間25分〜4時間55分です。成田–セブ間と大きくは変わりません。しかし韓国路線の特徴は、距離よりも、便数が多く夜便が多いことです。
釜山からも2社が直行
韓国路線の強さは、ソウルだけではありません。2026年8月末現在、釜山(金海国際空港)からも、次の2社がセブへ直行便を運航しています。
- Air Busan
- Jin Air
路線全体では週14便前後です。つまり、ほぼ1日2便の規模です。
釜山からも夜便が中心
現在のスケジュールでは、釜山発は19:50〜22:00前後です。これもソウルと同じで、仕事や学校を終えてから空港へ向かいやすい時間帯です。韓国側の利用者から見ると、セブは「朝から丸一日移動する海外旅行」ではなく、一日の終わりに飛び立てる旅行先になっています。
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夜便とマクタン滞在

マクタン・セブ国際空港の航空機

| 出発地 | 航空会社 | 目安便数 | 飛行時間 |
|---|---|---|---|
| 仁川 | Korean Air | 毎日 | 約4時間25〜55分 |
| 仁川 | Cebu Pacific | 毎日 | 約4時間45〜55分 |
| 仁川 | Jin Air | 毎日 | 約4時間台 |
| 仁川 | Jeju Air | 週4便前後 | 約4時間台 |
| 釜山 | Air Busan | 毎日 | 約4時間15分〜5時間15分 |
| 釜山 | Jin Air | 毎日 | 約4時間15分〜5時間15分 |
比較の結論:
2026年9月は仁川から4社、釜山から2社が直行便を運航し、2026年上期も韓国はセブ州最大の海外市場です。夜便のほか、リゾート・ゴルフ・ダイビング・語学留学(ESL)との相性が、需要の循環を支えています。
韓国便は夜出発が多い
2026年8月末のスケジュールでは、仁川発は18:50〜21:35前後に集中しています。例えばKorean AirのKE601は、20:05仁川発、23:30セブ着というスケジュールの日があります。これは韓国の旅行者にとって使いやすい時間帯です。仕事が終わってから、セブへ飛べます。例えば金曜日なら、昼間は仕事をして、夕方に仁川空港へ移動し、夜の便でセブへ向かって深夜に到着する、という旅行ができます。
つまり、休暇を1日増やさなくてもセブへ来やすいのです。週末旅行や短期旅行では、かなり強いスケジュールです。
ただしセブ到着は深夜になる
夜便には弱点もあります。例えば、23:30、0:30、1:20にセブへ到着する便があります。そこから入国審査、手荷物の受け取り、Grabでのホテル移動があります。ホテル到着は、深夜1〜3時になる可能性があります。そのため、便のスケジュールが便利でも、到着後のホテルまでの移動まで考える必要があります。その点、マクタンのリゾートとは相性がいいです。深夜に到着しても、空港から比較的近いのが、次のようなマクタンのリゾートエリアです。
- Mactan Newtown
- Maribago
- Punta Engaño
そのため、韓国の短期旅行者は、次のような過ごし方と相性がいいと考えられます。
- マクタンのリゾート
- ゴルフ
- ダイビング
- アイランドホッピング
深夜に到着しても、翌朝からアクティビティを始めやすいからです。
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韓国市場の規模と変化

韓国人観光客は2025年に減った
しかし、韓国市場がずっと順調だったわけではありません。2025年の中部ビサヤ地方への韓国からの到着者数は、次のとおりでした。
- 2024年:約102万人
- 2025年:約96.6万人
前年から5.38%の減少です。セブ州でも2025年前半には、韓国市場の減少が地元メディアで問題として報じられました。
なぜ減った?
地元の報道では、次のような複数の要因が議論されました。
- 競争
- 旅行費用
- 詐欺の問題
- ほかの旅行先への流出
特にセブでは2025年、観光客への高額請求などを受けて、DOT 7が観光客を狙った詐欺への対策を強化しています。つまり、便が多いだけでは観光市場は維持できないということです。
2026年前半は回復
一方、2026年前半には回復が見られます。Cebu Provincial Tourism Officeの2026年1〜6月のデータでは、次のとおりでした。
- 韓国:45,083人
- 前年同期:35,591人
単純計算すると、約26.7%の増加です。そして韓国は再び、セブ州の海外市場で1位になっています。
中部ビサヤ地方全体では規模がさらに大きい
ここは、データを見るときに注意が必要です。セブ州の数字には、セブ市やラプラプ市などの独立市を含まない場合があります。そのため市場規模を見るときは、セブ州のデータと中部ビサヤ地方のデータを混ぜないようにします。2025年の中部ビサヤ地方全体では、韓国からの到着者数は966,285人でした。規模そのものは非常に大きいです。
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需要を支える旅行目的

「韓国人がセブに多い」は感覚だけではない
セブを歩けば、次のようなものをよく見かけます。
- 韓国料理店
- 韓国系のツアー会社
- 韓国系のスーパー
- 韓国語の看板
しかし、これは単なる印象ではありません。便の座席供給量、観光客の到着数、ホテル需要が長い期間積み重なって形成された市場です。韓国市場は、セブの街の一部を実際に変えてきました。
ゴルフとの相性も大きい
韓国市場では、ゴルフ旅行が大きな商品になっています。セブは、街歩き、リゾート、ゴルフ、マッサージ、レストランを一つの旅行で組み合わせやすい旅行先です。夜便でセブへ入り、翌朝ゴルフというスケジュールも作れます。この時間設計が、韓国市場と相性がいい理由の一つです。ダイビングやマリンアクティビティとの相性も良く、セブには次のようなマリンアクティビティの盛んなエリアがあります。
- Mactan
- Moalboal
- Malapascua
韓国市場では、リゾートだけでなく、次のような楽しみ方も重要です。
- ダイビング
- アイランドホッピング
- マリンスポーツ
便が多いことで、短期間でもこうしたアクティビティを組み込みやすくなります。
ESLも韓国と深い関係がある
セブの英語留学市場も、長く韓国市場と関係があります。2025年には韓国人のレジャー目的の観光客が減りましたが、地元メディアでは、ESL市場が市場の多角化を支える存在として報じられています。現在のセブのESLは、次のような国や地域へ広がっています。
- 日本
- 台湾
- 中国
- ベトナム
- モンゴル
- 中東
しかし、韓国市場がセブのESLの歴史に大きく関わってきたことは変わりません。
ソウル便は現在4社だが、以前はもっと多かった
2026年の路線データを見ると、次の航空会社は、2026年3月までにこの路線の直行運航を終了したと記録されています。
- Asiana Airlines
- T’way Air
- Philippine Airlines
つまり、韓国–セブ路線は、常に同じ航空会社の構成ではありません。需要、競争、航空会社の再編によって変わります。そのため、単に「今は4社」と固定して考えるだけでは不十分です。
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便数と座席供給量の読み方

航空会社数より座席供給量を見る
路線の規模を見るとき、4社という数字だけでは不十分です。見るべきなのは、週当たりの便数 × 1便当たりの座席数です。例えば、1日3便 × 平均200座席なら、1日600座席です。この数字を毎年記録すれば、韓国市場の変化をより正確に見られます。
最後に

韓国からセブへの便が多い理由はシンプルです。セブに来る韓国人が長年多いからです。しかし、その関係は一方向ではありません。次のような循環があります。
- ①
便が多い - ②
行きやすい - ③
旅行者が増える - ④
ホテル・レストラン・ツアーが韓国市場に対応する - ⑤
さらにセブへ行きやすくなる
2026年9月現在、ソウルから4社、釜山から2社がセブへ直行便を運航しています。そして2026年上期も、韓国はセブ州最大の海外市場でした。私は、セブの観光を理解するなら、ビーチやホテルだけでなく、空港の便のスケジュールを見ることも大切だと思います。そこを見ると、どの国からセブへ人が来ているのかが、かなり分かるからです。
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論
韓国からセブへの直行便は、ソウル(仁川)だけで4社、釜山からも2社が運航しており、韓国は2026年上期もセブ最大の海外市場です。夜に出て夜中にマクタンへ着く便が多く、到着後はマクタンのリゾートで過ごす旅行の形と結びついています。便数や運航会社は季節で変わるため、予約前に各航空会社の公式スケジュールで確認してください。
よくある質問
ソウルからセブへの直行便は何社ありますか?
2026年9月時点ではCebu Pacific、Jeju Air、Jin Air、Korean Airの4社です。
ソウルからセブまで何時間ですか?
おおむね約4時間25分〜4時間55分です。
釜山からも直行できますか?
はい。Air BusanとJin Airが直行で運航し、路線全体で週14便前後あります。
韓国人はセブで一番多い外国人観光客ですか?
2026年上期のセブ州の主要海外市場では、韓国が45,083人で1位でした。ただし、セブ市やラプラプ市を含む統計とは集計範囲が異なる点に注意が必要です。
2025年に韓国人観光客は減ったのですか?
はい。中部ビサヤ地方では、2025年に韓国からの到着者数が前年比5.38%減少しました。しかし、2026年上期のセブ州のデータでは、前年同期から回復しています。
確認情報
情報確認日:2026年9月2日。主な確認先は次のとおりです。
- Cebu Pacific公式
- 最新のICN–CEB / PUS–CEB路線スケジュール
- Cebu Provincial Tourism Office
- Department of Tourism Central Visayas
- SunStar Cebu
※便のスケジュール、航空会社、運航頻度は、季節や需要によって変更されます。また観光データは、セブ州、独立市、中部ビサヤ地方で集計範囲が異なるため、数字を混同しないようご注意ください。
