こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
セブで買えるセブ生まれの品は、食べ物だけではありません。南部のアルガオには、糸を一本ずつ手織り機で織るハブロンがあります。
ハブロンはブランド名ではありません。ビサヤ各地に伝わる手織りの布です。アルガオでは、一度衰退した織物産業を復活させるため、2013年からCebu Technological University Argao Campusを中心に地域のプロジェクトが進められてきました。
現在は布としてだけでなく、次のような製品にも使われています。
- バッグ
- スカーフ
- ショール
- ドレス
- 卒業式用のサブライ
- 家具用の布
2026年に確認できるアルガオのハブロンの公開価格は、1mあたり₱660からです。
ナビセブ編集部のまとめ
アルガオのハブロンは1m ₱660〜₱1,900。CTU Argaoとセブ市で購入できる

先に結論です。
- 生産地:セブ州アルガオ
- 地域プロジェクトの開始:2013年
- DTIの共同利用施設:2016年
- プロジェクトへの投資額:₱825,000
- 手織り機:20台
Hablonan ni Lauriana
- 開始時:織り手4人
- 2018年のANTHILLとの提携後:織り手15人
現在の布の価格
- 無地:₱660 / m
- チェック:₱880〜₱1,400 / m
- プリーツ:₱1,800 / m
- Furoshiki Weave:₱1,900 / m
ハブロンとは?

ハブロンは、手織り機で織られる伝統的な布です。機械で大量にプリントした布ではありません。縦糸と横糸を組み合わせ、織り手が手と足を動かして模様を作ります。
アルガオのハブロンには、次のような柄があります。
- ストライプ
- チェック
- 市松模様
- 無地
- プリーツ状の織り
遠くから見ると単純な縞模様でも、近くで見ると、一本ずつ異なる色の糸が組み合わされています。
アルガオはどこにある?

アルガオは、セブ市から南へ進んだ、セブ島東海岸の町です。ハブロンの制作拠点として案内されているのは、Cebu Technological University – Argao Campusです。
キャンパス内には、Hinablon sa Cebu Handwoven in Argaoの機織りの作業場とショールームがあります。
Hinablon sa Cebu
- 場所:CTU Argao Campus, Argao, Cebu
- 連絡先:+63 32 485 5108/+63 998 564 6752
商品の購入や訪問については、Hinablon sa Cebuの公式ページまたは電話で受け付けています。大学のキャンパス内で行われている地域プロジェクトなので、予約なしで行ける観光地としてではなく、事前に訪問の目的と人数を伝えて利用します。
セブ市でもアルガオのハブロンを買える

アルガオまで行けない場合は、セブ市のANTHILL Fabric Galleryでも、アルガオで織られた布を確認できます。
ANTHILL Fabric Gallery
住所:Pedro Calomarde Street corner Acacia Street, Gorordo Avenue, Lahug, Cebu City 6000
- 目印:House of Lechonの裏側
- 連絡先:+63 32 328 3400
ANTHILLのオンラインストアでも、アルガオの提携コミュニティHablonan ni Laurianaが作る布を購入できます。
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2013年に復興プロジェクトが始まった

アルガオの手織りは、輸入された布や機械織りの布が広まったことで縮小しました。次のような理由が重なったためです。
- 織り手の高齢化
- 後継者不足
- 安い大量生産品との競争
そこでCTU Argao Campusは2013年、Hinablon sa Cebuを地域貢献(Community Extension)のプロジェクトとして始めました。目的は、次の3つでした。
- アルガオの機織りの技術を次の世代へ伝える
- 織り手の収入を安定させる
- セブ独自の織物製品を作る
2026年時点で、2026 − 2013=13年続いているプロジェクトです。
2016年に₱825,000を投資

2016年、Department of Trade and Industry Region 7は、共同利用施設(Shared Service Facility)のプロジェクトとして₱825,000を投じました。設置された手織り機は20台です。
1台あたりに単純換算すると、₱825,000 ÷ 20=₱41,250です。ただし、₱825,000には、織り機以外の施設の整備やプロジェクトの費用が含まれる可能性があります。₱41,250は、総額を20台で割った参考値です。
900本以上の糸を使う

伝統的なハブロンでは、36インチ幅の布を織るために、900本以上の糸を準備する例があります。36インチをcmに換算すると、36 × 2.54=91.44cmです。
約91cm幅の布を作るだけでも、900本以上の糸を順番どおりに織り機へ通す必要があります。一本でも順序を間違えると、模様が崩れます。
手と足を同時に使う

ハブロンの機織りでは、次の動作を繰り返します。
- 手で杼(シャトル)を動かす
- 足で竹のペダルを踏む
- 筬(おさ)で糸を締める
ペダルを踏む順番によって、上下する縦糸が変わります。その間に横糸を通すことで、次のような模様が作られます。
- ストライプ
- チェック
- 幾何学模様
布を見ただけでは単純に感じますが、実際は糸の準備、色の順序、ペダルの操作がすべてつながった作業です。
Hablonan ni Laurianaは4人から始まった

アルガオの提携コミュニティHablonan ni Laurianaは、4人の織り手から始まりました。得意としていたのは、次のような布です。
- ポリヘンプ
- Kinarnero
- チェック
- 市松模様
- ストライプのハブロン
2018年の提携後に15人へ

Hablonan ni Laurianaは2018年、セブ市の社会的企業(Social and Cultural Enterprise)ANTHILLの直接の提携先になりました。織り手は4人から15人に増えました。
増えた人数は、15 − 4=11人です。増加率を単純計算すると、11 ÷ 4 × 100=275%増。開始時の人数と比べると、15 ÷ 4=3.75倍です。現在は伝統的なハブロンに加え、布の端切れを再利用したゼロ・ウェイストの織物の開発にも取り組んでいます。
価格は1m ₱660から

2026年8月にANTHILLの現在のオンラインストアで確認できる、Hablonan ni Laurianaの価格は次のとおりです。
- Hablon Plain 005:₱660 / m
- Hablon Plaid Jewel Rainbow:₱880 / m
- Hablon Plaid Pastel Rainbow:₱880 / m
- Hablon Plaid 013:₱1,200 / m
- Hablon Plaid 014:₱1,200 / m
- Hablon Plaid 008:₱1,400 / m
- Hablon Plaid 007 Pleated:₱1,800 / m
- Furoshiki Weave Wraps:₱1,900 / m
最安と最高価格の差は、₱1,900 − ₱660=₱1,240 / mです。
3m買うといくら?

スカート、ベスト、バッグなどを作ることを想定して、3m買う場合を計算します。
無地 ₱660 / m
₱660 × 3=₱1,980です。
チェック ₱1,200 / m
₱1,200 × 3=₱3,600です。
プリーツ ₱1,800 / m
₱1,800 × 3=₱5,400です。これに、仕立て代、裏地、ボタン、ファスナーなどの費用が加わります。
安い布ではない

機械織りの布と比べると、ハブロンは安くありません。しかし、その価格には次のものが含まれています。
- 糸の準備
- 柄のデザイン
- 手織り機での作業
- 織り手の作業時間
- コミュニティへの報酬
ハブロンを選ぶ意味は、布だけを買うことではありません。アルガオに機織りという仕事を残すことにもつながります。
布を買う前に確認すること

ハブロンをm単位で買う場合は、次の5点を確認します。
1|幅
布の幅は商品によって異なります。
2|素材
- コットン
- ポリエステル
- アバカ
- ポリヘンプ
- 混紡
このような素材があります。
3|在庫の長さ
手織りの布は、必要な長さが常に在庫にあるとは限りません。
4|色の違い
同じデザインでも、生産ロットによって色合いがわずかに変わることがあります。
5|用途
- 服
- バッグ
- テーブルランナー
- 家具
用途によって、必要な厚さと強度が違います。
洗い方が重要
手織りの布は、洗濯機で強く洗ったり、高温の乾燥機にかけたりすると、形が変わる場合があります。ANTHILLのお手入れ案内によると、布の素材と製品の仕様に合わせたお手入れが必要です。
基本は次のとおりです。
- 冷たい水で洗う
- 中性洗剤を使う
- やさしく手洗いする
- 陰干しする
漂白剤は避け、強く絞らず、直射日光の下で長時間乾かさない方法が向いています。完成品には個別の洗濯表示があるため、その表示を優先します。
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何を買うと使いやすい?

初めて買う人

- スカーフ
- 小さなバッグ
- テーブルランナー
- 服を作る人:1〜3mの布
- フォーマルな場:ボレロ
- フィリピニアナ
- バロンのアクセント
- サブライ
インテリアに使う人

- クッションカバー
- 家具の張り地のアクセント
- 壁に飾る布
布を買っても仕立てる予定がない人は、最初から完成品を選ぶほうが使いやすいです。
ハブロンの基本データ
| 項目 | 2026年8月に確認した情報 |
|---|---|
| 商品 | ハブロン |
| 生産地 | セブ州アルガオ |
| 主なプロジェクト | Hinablon sa Cebu |
| 場所 | CTU Argao Campus |
| プロジェクト開始 | 2013年 |
| 2026年時点 | 13年 |
| DTIの施設の開始 | 2016年 |
| 投資額 | ₱825,000 |
| 手織り機 | 20台 |
| 36インチの換算 | 91.44cm |
| 糸の本数の例 | 900本以上 |
| Hablonan ni Lauriana 開始時 | 織り手4人 |
| 2018年以降 | 織り手15人 |
| 織り手の増加 | 11人・3.75倍 |
| 無地の布 | ₱660 / m |
| チェックの布 | ₱880〜₱1,400 / m |
| プリーツの布 | ₱1,800 / m |
| Furoshiki Weave | ₱1,900 / m |
| セブ市での購入場所 | ANTHILL Fabric Gallery |
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論
アルガオのハブロンは、手と足を使って手織り機で織る伝統的な布で、2013年に始まった地域の復興プロジェクトで受け継がれています。
2026年8月時点のANTHILLのオンラインストアでは1m ₱660からで、アルガオまで行けない場合はセブ市のANTHILL Fabric Galleryでも布を確認できます。
機械織りの布より高めなので、買う前に長さや素材、洗い方を確認しておくと、長く使えます。

今日分かったこと
アルガオのハブロンは、昔から残っているだけの展示品ではありません。2013年に地域プロジェクトが始まり、2016年には₱825,000をかけた施設に20台の手織り機が導入されました。
Hablonan ni Laurianaは、織り手4人から15人へと成長しました。2026年の現在の価格は次のとおりです。
- 無地:₱660 / m
- チェック:₱880〜₱1,400 / m
- プリーツ:₱1,800 / m
しかし、ハブロンの価値は布の長さだけでは測れません。
- 900本以上の糸を準備する
- 柄に合わせてペダルを踏む
- 杼(シャトル)を何度も往復させる
その作業を、アルガオの仕事として次の世代へ残す。ハブロンは、セブの文化を身にまとえる、セブ生まれの品です。予算の対象は、布または完成品の代金のみです。アルガオ・セブ市までの交通費、仕立て代、配達料、送料は含みません。
情報確認日:2026年8月27日
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