こんにちは、ナビセブ編集部です。Cebuでは、Cebuano、English、Filipinoの3つの言語が日常的に使われています。しかし、3つが同じ割合で使われるわけではありません。
家庭や友人同士ではCebuano、外国人にはEnglish、Manilaなど他地域の人にはFilipinoというように、場所と相手によって自然に切り替えています。
Cebuで約20年暮らしている私が感じるのは、Cebuanoは「生活の言葉」、Englishは「仕事と外国人をつなぐ言葉」、Filipinoは「国内の地域をつなぐ言葉」だということです。
結論
| 場所・相手 | 主に使われる言語 |
|---|---|
| 家庭 | Cebuano |
| 友人同士 | Cebuano+English |
| Barangay | Cebuano |
| Public Market | Cebuano中心 |
| Mall | Cebuano+English |
| Restaurant | Cebuano+English |
| Taxi・Grab | Cebuano、外国人にはEnglish |
| 学校 | Filipino+English+地域言語 |
| Government Office | Cebuano+Filipino+English |
| BPO・国際企業 | English+Cebuano |
| 観光地・Hotel | English+Cebuano |
| Manila出身者との会話 | Filipino+English |
旅行者はEnglishだけでも、Cebuで大きく困ることはありません。しかし、Cebuano同士の日常会話は、基本的にCebuanoです。
Cebuの日常語はCebuano

Cebuの家庭、住宅地、Market、Jeepneyなどで最もよく聞くのはCebuanoです。地元では「Bisaya」または「Binisaya」と呼ばれることも多くあります。家族や友人との会話では、Cebuanoが最も自然です。
- 朝の家族の会話
- Barangayでの近所話
- Marketでのやり取り
- Jeepneyの行き先確認
- 同僚同士の休憩時間
- Local RestaurantのStaff同士
外国人がいるとEnglishへ切り替わりますが、その外国人が会話から離れるとCebuanoへ戻ることもよくあります。Cebuanoは、Cebuの人にとって感情や冗談を最も自然に表せる言葉です。
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Cebuanoはどれほど多く使われている?
Cebuだけを対象にした最新の詳細な言語別世帯数は、PSAの一般向け最新資料では確認できません。参考になる過去の公式資料として、PSAの2000年国勢調査では、Cebu Provinceの94.77%の世帯が、家庭でCebuanoを使用していました。
| データ | 数字 |
|---|---|
| 対象 | Cebu Province |
| 調査年 | 2000年 |
| 家庭でCebuanoを使う世帯 | 94.77% |
これは20年以上前のデータであり、現在の割合として使うことはできません。しかし、Cebuanoが長くCebuの家庭生活を支えてきた主要言語であることは分かります。
2020年の全国統計では、家庭で使う言語としてBisaya・Binisayaと回答した世帯が421万4,122世帯、Cebuanoと回答した世帯が171万6,080世帯ありました。ただし、この2つを合計してCebuano話者数とすることはできません。
Marketでは何語を使う?
Carbon Marketや地域のPublic Marketでは、店員同士の会話はCebuanoが中心です。外国人旅行者がEnglishで質問すれば、簡単なEnglishで対応してくれる店も多くあります。
| 会話 | 選ばれやすい言語 |
|---|---|
| 店員同士 | Cebuano |
| Cebuanoの客 | Cebuano |
| Manila出身の客 | Filipino |
| 外国人旅行者 | English |
| 値段や数量の確認 | CebuanoまたはEnglish |
Marketで聞こえる言葉を理解したい場合は、「Pila?=いくら」「Naa?=ありますか」「Wala=ありません」などの短いCebuanoが役立ちます。しかし、値段を確認するだけならEnglishでも対応できます。
MallではEnglishが増える

Mallでは、CebuanoとEnglishの両方が頻繁に使われます。案内表示、ブランド名、商品説明、ReceiptなどはEnglishが中心です。一方、家族同士やStaff同士はCebuanoで話します。
Mallでの言語の分かれ方
- 館内表示:English
- 商品名・価格:English
- 店員同士:Cebuano
- Cebuanoの客への接客:Cebuano
- 外国人への接客:English
- 全国Chainの広告:EnglishまたはFilipino
同じ店員が、一人目の客にはCebuano、次の客にはEnglish、その後の電話ではFilipinoを使うこともあります。Cebuでは、言語を切り替えること自体が特別ではありません。
Restaurantでは注文とStaff同士で言語が違う
観光客が利用するRestaurantでは、Menuと注文はEnglishで対応できます。しかし、KitchenやStaff同士の会話はCebuanoが中心です。
| 場面 | 主な言語 |
|---|---|
| Menu | English |
| 外国人の注文 | English |
| 地元客の注文 | CebuanoまたはEnglish |
| Staff同士 | Cebuano |
| 料理名 | English・Cebuano・Spanish系表現 |
| 全国的な広告 | English・Filipino |
「Englishが通じるRestaurant」であっても、そこで働く人たちの日常語がEnglishとは限りません。接客のために言語を切り替えています。
Taxi・Grabでは何語を使う?

外国人がTaxiやGrabに乗った場合、基本的な会話はEnglishでできます。行き先は、言葉だけでなくGoogle Mapsや地図のPinを見せると確実です。
よくある使い分け
- 外国人の乗客:English
- Cebuanoの乗客:Cebuano
- Manilaから来た乗客:Filipino
- Driver同士の連絡:Cebuano
- Appの表示:Englishが中心
運転手がEnglishを話せても、細かな道順や交通状況の会話ではCebuanoの方が自然です。旅行者がCebuanoを話せなくても問題ありませんが、行き先の正確な建物名とPinを準備した方が安全です。
学校では何語が使われる?
フィリピンの憲法では、FilipinoとEnglishがCommunicationとInstructionのための公用語です。2024年に成立したRepublic Act No.12027により、学校の基本的な教授言語はFilipinoとEnglishへ戻されました。
地域言語は補助的な教授言語として使うことができます。
| 学校内の場面 | 使用されやすい言語 |
|---|---|
| Englishの授業 | English |
| Filipinoの授業 | Filipino |
| Math・Science | Englishが中心 |
| 先生の補足説明 | Cebuanoを使う場合がある |
| 生徒同士 | Cebuano+English+Filipino |
| 学校からの文書 | English・Filipino |
制度上の教授言語と、休み時間に子どもたちが話す言語は同じではありません。Cebuの子どもは、家庭のCebuano、学校のEnglishとFilipinoを使い分けながら成長します。
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BPO・OfficeではEnglishだけ?
BPOや海外企業を相手にするOfficeでは、業務上の言語はEnglishが中心です。海外の顧客、Manual、Computer System、Email、MeetingなどでEnglishを使います。
しかし、休憩時間やCebuano同士の会話ではCebuanoへ戻ります。
| Officeの場面 | 主な言語 |
|---|---|
| 海外顧客との通話 | English |
| Email・Report | English |
| Training Material | English |
| Formal Meeting | Englishまたは混在 |
| Cebuano同士の相談 | Cebuano+English |
| 休憩時間 | Cebuano |
CebuでEnglishを使って働いている人が、家庭でもEnglishだけを話しているわけではありません。仕事用と生活用の言語を自然に分けています。
Government Officeでは何語を使う?

Government Officeでは、申請書や公式文書にEnglishが多く使われます。窓口での口頭説明は、利用者に応じてCebuano、Filipino、Englishへ切り替わります。
- 申請書:Englishが中心
- 法律・規則:EnglishまたはFilipino
- 地元住民への説明:Cebuano
- 他地域から来た人:Filipino
- 外国人への案内:English
Cebuanoが公的な場面で禁止されているわけではありません。1987年憲法は、地域言語を各地域の補助公用語として位置づけています。
Hotelと観光地ではEnglishが最も使いやすい
Hotel、Resort、Airport、Tour Desk、Diving Shopなどでは、外国人旅行者への対応にEnglishが使われます。特にMactanのResortや国際的なHotelでは、予約、Check-in、安全説明などをEnglishで行います。
しかし、裏側ではCebuanoが使われています。
| 表側 | 裏側 |
|---|---|
| Guestへの案内:English | Staff同士:Cebuano |
| Menu:English | Kitchen:Cebuano |
| Safety Briefing:English | 準備作業:Cebuano |
| Tour説明:English | Driver・Boat Crew同士:Cebuano |
旅行者にはEnglishだけが聞こえても、職場全体がEnglishで動いているわけではありません。
Filipinoはいつ使われる?
CebuでFilipinoが最も必要になるのは、異なる地域のFilipino同士が話すときです。例えば、Manila出身者がCebuanoを話せず、Cebuano側も相手の地域言語を話せない場合、FilipinoまたはEnglishを使います。
Filipinoは次の場所でもよく聞きます。
- 全国テレビ
- 映画
- Music
- Manila発のSNS Content
- National Government
- 全国向け広告
- 異なる地域出身者の会話
CebuanoがFilipinoを使わないのではありません。日常ではCebuanoの方が自然なので、必要な相手や場面でFilipinoへ切り替えています。
なぜ一つの会話に3言語が混ざる?

Cebuでは、一つの文章の中にCebuanoとEnglishが混ざることがあります。さらに相手によってFilipinoが加わります。これは、どの言語も十分に話せないからではありません。話題に最も合う言葉を選び、相手との関係を調整しているからです。
- 感情や冗談:Cebuano
- 仕事の専門用語:English
- 全国的な話題:Filipino
- ComputerやApp:English
- 家族や地域の話:Cebuano
会話内で言語を切り替えるCode-switchingについては、このシリーズの9本目で詳しく扱います。
EnglishだけでCebuに住める?
旅行や短期滞在なら、Englishだけでも生活できます。次の場所ではEnglishが広く通じます。
- Airport
- Hotel・Resort
- Mall
- Restaurant
- Hospital
- Bank
- Taxi・Grab
- 観光施設
- Government Office
しかし、長く暮らすと、Cebuanoを理解する価値が大きくなります。Barangay、Market、Staff同士の会話、地域の冗談などはCebuanoが中心だからです。英語で用事は済ませられても、Cebuanoを少し理解すると、人間関係の距離が近くなります。
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NAVI CEBU DATA CHECK|Cebuano 94.77%
2000年国勢調査における、Cebu Provinceで家庭言語をCebuanoと回答した世帯の割合です。現在の割合ではありません。
- Bisaya・Binisaya 421万4,122世帯
2020年のフィリピン全国統計です。Cebuだけの数字ではありません。 - Cebuano 171万6,080世帯
同じく2020年の全国統計です。Bisaya・Binisayaとは回答項目が分かれています。 - 場所別の言語
PSAはMarketやMallごとの会話言語の割合を公表していません。この記事では、公式な言語制度と、ナビセブ編集部がCebuで約20年見てきた一般的な使い分けを分けて記載しています。
「Englishが通じる」すべての人が、すべての専門的な内容をEnglishで説明できるという意味ではありません。地図、住所、数字、書面も一緒に確認することが大切です。
ナビセブ編集部の結論
Cebuでは、一つの言語だけを使って生活しているわけではありません。家庭、友人、BarangayではCebuano、外国人や海外の仕事にはEnglish、異なる地域のFilipino同士ではFilipinoを使います。
大切なのは、「Cebuでは何語が話されているか」を一つに決めることではありません。誰と、どこで、何を話すかによって言語が変わることを理解することです。旅行者はEnglishだけでもCebuを移動できます。
しかし、街の本当の日常を聞こうとすると、そこには必ずCebuanoがあります。
FAQ
CebuではEnglishだけで旅行できますか?
はい。主要な観光施設、Hotel、Restaurant、MallではEnglishが広く通じます。
Cebuanoは家庭だけで使われますか?
いいえ。友人、職場の同僚、Market、Barangayなど、日常の多くの場面で使われます。
CebuでFilipinoを使っても通じますか?
多くの場合は通じます。特に他地域出身者との会話や全国的な場面で使われます。
BPOでは一日中Englishを話しますか?
海外顧客への対応や業務文書ではEnglishが中心です。しかし、同僚同士の休憩や日常会話ではCebuanoも使われます。
Cebuanoを覚える必要がありますか?
短期旅行では必須ではありません。長期滞在では、短い言葉を理解するだけでも地域との距離が近くなります。
主な確認先
- PSA「2000 Census of Population and Housing・Cebu」
- PSA「2020年・家庭で使われる言語」
- 1987年フィリピン憲法・Article XIV
- Republic Act No.12027
- DepEd Learning Portal「Sinugbuanong Binisaya」
情報確認日:2026年8月29日