こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
セブは地震が起きる土地です。2025年9月30日の夜には、セブ島北部の沖でマグニチュード6.9の地震が起き、北部の町で建物が崩れました。旅行中に揺れたときの動き方を、いる場所ごとに書きます。
ナビセブ編集部のまとめ
揺れている間は頭を守り、海の近くなら揺れが止まりしだい高台へ

揺れている間は外へ走らず、姿勢を低くして頭を守ります。フィリピンで地震を担当するのはPHIVOLCS(フィリピン火山地震研究所)です。この動きを「Duck, Cover, and Hold」と呼んで教えています。
海岸で強い揺れや長い揺れを感じたら、警報を待たずに高い場所か内陸へ移ってください。近くで起きた地震の津波は数分で届くと、PHIVOLCSは注意しています。無事を伝える先は、日本の家族か在セブ日本国総領事館(032-231-7321)です。
いる場所ごとの最初の行動

揺れている間と、揺れが止まったあとでは、することが変わります。
| いる場所 | 揺れている間 | 揺れが止まったあと |
|---|---|---|
| ホテルの客室 | 丈夫な机の下か、窓から離れた場所で頭を守る | 靴を履き、階段で避難する |
| ロビー・モール | ガラス・照明・商品棚から離れる | 警備員とスタッフの誘導に従う |
| 海岸・島 | 落ちてくる物から身を守る | 強い揺れ・長い揺れなら高台か内陸へ |
| 屋外の街 | 建物の壁・看板・電柱から離れる | 開けた場所で周りを確かめる |
| 車・バス | 急ブレーキを避け、橋の上以外で止まる | ひびの入った道と橋を避ける |
| 山・滝 | 崖と落石の通り道から離れる | 来た道が崩れていないか確かめてから戻る |
| エレベーター | 全部の階のボタンを押す | 止まった階で降りる。閉じ込められたら非常ボタン |
2025年9月30日、セブ北部の地震で起きたこと

地震は現地時間の21時59分に起きました。PHIVOLCSの発表では、震源はセブ島北部の沖で深さ5km、規模はマグニチュード6.9です。動いた断層は「Bogo Bay Fault(ボゴ湾断層)」だと、PHIVOLCSがのちに発表しました。それまで地図に載っていなかった断層です。
北部の町では、PHIVOLCSの震度階級で上から4番目の「Intensity VII」の揺れが出ました。サンレミヒオでは、バスケットボールの試合中だった体育館が崩れています。余震は10月2日までに2,400回を超えました。
フィリピンの災害対策本部(NDRRMC)は、2025年10月16日の時点で死者76人、けが人559人と発表しています。PHIVOLCSはセブ・レイテ・ビリランの沿岸に小さな海面変化への注意を出し、10月1日の未明に解除しました。
地震は夜10時前で、すでに寝ていた人も多い時間帯でした。旅行者が備えるなら、寝る前に靴とスマホを枕元に置くことです。北部へ向かう前に、道路と橋の通行情報を確かめてください。
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ホテルの客室・高層階で揺れたら

客室で揺れたら、窓・鏡・テレビ・背の高い家具から離れます。丈夫な机があればその下に入り、脚をつかんでください。机がなければ、枕やバッグで頭と首を守ります。
揺れている途中で廊下や非常階段へ走ると、転んだり照明が落ちてきたりしてけがをします。荷物をまとめる、ベランダへ出る、裸足で歩くのもやめてください。
揺れが止まったら、次の順で確かめます。
- 自分と同行者にけががないか
- 煙・焦げたにおい・ガスのにおいがしないか
- 靴を履けるか(割れたガラスを踏まないため)
- ドアが開くか、廊下と階段が通れるか
- ホテルから避難の案内が出ているか
避難するときに持つのは、パスポート・スマホ・常用薬・眼鏡だけにします。停電していたら、ろうそくではなくスマホのライトを使ってください。
高層階からは非常階段で下ります。エレベーターは、動いていても余震や停電で止まることがあります。階段を使えない家族がいるなら、チェックインのときに避難の手伝いを頼めるか聞いておいてください。
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モール・レストラン・街を歩いているとき

大きなモールでは、出口に人が集まります。揺れている間は出口へ走らず、大きなガラス・吊り下げ照明・商品棚・エスカレーター・吹き抜けの手すりから離れてください。低い姿勢になり、バッグで頭を守ります。
揺れが止まったら、警備員の誘導に従います。案内のない扉を自分で開けると、機械室や行き止まりに入りかねません。
街を歩いていたら、建物の壁・窓・看板・電柱から離れます。古い建物・塀の横・工事現場・電線の下は特に危険です。揺れが止まっても外壁やガラスがあとから落ちてくるので、建物のすぐ横で待たないでください。
車・バスに乗っているとき

運転中に揺れたら、急ブレーキを避け、周りを見ながら道の右側に止めます。橋の上・高架の下・電線の下・崖の近く・海沿いは止める場所に向きません。
Grabやタクシー、バスに乗っているときは、運転手が止めるまで座ったまま頭を守ります。揺れが止まったら、ひびの入った道・落ちた看板・止まった信号に気をつけてください。
海の近くで津波から逃げるときは、渋滞した車の中にとどまらないでください。車を道の端に置き、歩いて高い場所へ向かいます。
海岸・島にいるとき:Shake・Drop・Roar

PHIVOLCSは、津波が来る前の自然のサインを3つにまとめています。どれか1つでも感じたら、スマホで警報を探す前に海から離れてください。
| サイン | 中身 |
|---|---|
| Shake(揺れ) | 立っていられないほど強い揺れ、長く続く揺れ |
| Drop(海面の変化) | 海が急に引いて海底が見える、または急に上がる |
| Roar(音) | 海から列車や飛行機のような大きな音がする |
津波は1回では終わりません。何回も波が来て、あとの波のほうが大きいこともあります。PHIVOLCSや町が解除を出すまで、海岸へ戻らないでください。
海を撮影する・引いた海へ近づく・荷物を取りにホテルへ戻る・港や橋の上で待つ。この4つはしないでください。アイランドホッピング中なら、港へ戻ったあとは船員の指示で高い場所へ移ります。
政府の地図サービス「HazardHunterPH」に住所を入れると、泊まる場所が津波で水につかる区域かを調べられます。区域の外に見えても、町から避難の指示が出たら従ってください。
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山・滝・北部の道にいるとき

山では、津波より落石と地すべりに気をつけます。揺れている間は、崖・岩壁・大きな木から離れて頭を守ってください。
小石が落ち続けている・斜面にひびがある・濁った水が出ている・地鳴りがする。揺れが止まっても、こうした様子があればその場を離れます。カワサン滝のような谷の観光地では、ガイドの指示を待ち、近道へ入らないでください。
2025年の地震のあと、北部では道路と橋が傷みました。山道や北部の道で揺れたら、橋を渡る前に車を止め、ほかの車の動きを見てから進みます。
揺れが収まったあと:余震と情報の見方

大きな地震のあとは余震が続きます。柱や壁に大きなひびがある・建物が傾いている・天井が落ちている・ガスのにおいがする。どれかに当てはまる建物には戻りません。スタッフの「たぶん大丈夫」だけで戻らず、建物の管理者が点検を終えたかを聞いてください。
SNSではマグニチュードの数字が先に広がります。体に感じる揺れは、震源までの距離・深さ・地盤・建物の階で大きく変わります。PHIVOLCSの「Earthquake Information」で、震源・深さ・各地の揺れの強さを確かめてください。
「もっと大きな地震が来る」といった出どころの分からない話は、広げないでください。地震の予知は、PHIVOLCSも含めてどの機関もできません。
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連絡先と無事の伝え方

| 用件 | 連絡先 |
|---|---|
| 火事・けが人・救助 | 911(フィリピン全国の緊急番号) |
| 日本人の安否・パスポートをなくした | 在セブ日本国総領事館 (032) 231-7321 |
| 総領事館の場所 | Cebu Business Park、2Quad Building 8階 |
地震のすぐあとは電話がつながりにくくなります。家族には、無事かどうか・今いる場所・次に連絡する時刻を短いメッセージで送ってください。911に通報するときは、ホテル名にバランガイ(地区)の名前・近くの目印・階を添えます。
3か月未満の旅行なら、外務省の「たびレジ」に登録すると、総領事館が出す注意や避難情報を日本語のメールで受け取れます。2025年の地震の夜も、総領事館はPHIVOLCSの警報を伝え、沿岸から離れるよう呼びかけました。3か月以上住む人は、在留届を出してください。
出発前とチェックインのときに準備すること

チェックインしたら、部屋から非常階段までの道を一度歩いてください。海沿いのホテルなら、津波のときの集合場所と、いちばん近い高台をフロントで聞きます。
枕元か、すぐ手が届く場所にまとめておくものは次のとおりです。
- 靴(スーツケースの中に入れない)
- スマホとモバイルバッテリー
- 小さなライト
- パスポートと常用薬・眼鏡
- 500mlの水1本
海外旅行保険は、出発前に約款を確かめてください。地震でけがをしたときの治療費と、帰りの便が変わったときの費用が出るかを見ます。
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論

セブの旅行者が泊まるのは、マクタン島やセブ市の海沿いが中心です。海の近くに泊まる人は、チェックインの日に高台への道を一度確かめてください。強く揺れたら、警報を待たずにその道を使います。
夜の地震で困るのは、暗い部屋で靴と明かりが見つからないことです。寝る前に靴とスマホを枕元に置く習慣だけは、今日から始めてください。
よくある質問

揺れたらすぐホテルの外へ出るべきですか?
揺れている間は外へ走らず、頭と体を守ります。揺れが止まってから、火や建物の傷みを確かめ、スタッフの案内で避難してください。
海岸で弱い揺れを感じても逃げますか?
弱い揺れでも、海が急に引く・海から大きな音がするなら逃げます。PHIVOLCSや町の警報が出たときも同じです。
高層ホテルなら津波から安全ですか?
町がそのホテルを避難場所に決めているかで変わります。チェックインのときに、津波のとき上の階へ逃げてよいかを聞いてください。
地震のあと、飛行機や船は動きますか?
空港・港・道路の点検で、遅れや欠航が出ることがあります。航空会社と船会社の公式の案内を見てから移動してください。
2025年の地震のあと、セブ北部へ旅行できますか?
道路と橋の状況は時期で変わります。行く前に、州や町の通行情報と、泊まる宿の営業を確かめてください。
最後に

2025年の地震の数字と、PHIVOLCS・総領事館の案内は、2026年10月に確かめました。旅行の前に、泊まる場所をHazardHunterPHで調べ、「たびレジ」に登録してください。
参考にした公式情報:
