こんにちは、ナビセブ編集部の谷口まりです。親子でセブに移住しました。観光とグルメの記事を担当しています。
カルカル市へ行くと、多くの旅行者はレチョン、チチャロン、アンパオを買います。しかしカルカルには、食べ物とは別の重要な地場産業があります。手作りの靴です。カルカルは、セブの「靴の都」と呼ばれてきました。
今回は、午前にカルカル靴エキスポ、午後にカルカル公設市場を回ります。2026年7月の現地報道による履物の価格は、サンダルが約₱750、スリッパが₱680〜₱850、革靴が₱700〜₱1,300です。
Mat-Matチチャロンの現在のオンライン価格の目安は、100g × 10パックで₱834です。1パック当たりは₱834 ÷ 10=₱83.40です。同じ町で、豚の皮を食べ物に変える産業と、革やソールを靴に変える産業の両方を見ることができます。
まず、出発地・目的地・移動手段などを整理します。出発地はセブ市で、セブ島南部の方向へ向かいます。目的地はカルカル靴エキスポとカルカル公設市場で、セブ南部の道路沿いを移動します。
時間の目安は、午前に靴エキスポ、午後に公設市場です。費用の目安は、サンダルが約₱750、チチャロン100gが₱83.40です。靴エキスポはバリャドリッド、公設市場は町の中心部にあり、場所が異なります。2つの場所の違いを、次の表で確認します。
| 場所 | 内容 |
|---|---|
| カルカル靴エキスポ | バランガイ・バリャドリッド。履物を見て、カルカル製かどうかを確認する。 |
| カルカル公設市場 | 町の中心部・ロタンダ周辺。チチャロンと地元の食べ物を見る。 |
カルカルでは、午前に靴エキスポ、午後に公設市場を回ると、サンダル約₱750とチチャロン100g ₱83.40を通じて、履物と食べ物の2つの産業を一日で見られます。
一連の流れを、実際の順序に沿って整理します。
- 午前にカルカル靴エキスポへ
午前はカルカル靴エキスポで履物を確認します。 - 履物の価格・職人・サイズを確認
価格・職人・サイズを同じ条件で確認します。 - 午後にカルカル公設市場へ
午後はカルカル公設市場へ移動します。 - チチャロンのタイプ・重さ・価格を確認
タイプ・重さ・価格をそろえて比較します。
ナビセブ編集部のまとめ
靴エキスポ+公設市場で2つの「カルカル製」を見る

カルカル靴エキスポの場所はシティオ・タンガサン, バランガイ・バリャドリッド, カルカル市で、営業時間は毎日8:00〜12:00・13:00〜17:00です。
主な商品は、サンダル類、革靴、学校用の靴、安全靴、オーダーメイドの履物です。
カルカル公設市場は、カルカル市の中心部・ロタンダ周辺にあります。主な商品は、チチャロン、レチョン、アンパオ、ボカリーヨ、プソなどの地元の食べ物です。
2026年の履物の価格は、サンダルが約₱750、スリッパが₱680〜₱850、革靴が₱700〜₱1,300です。
チチャロンの目安は、Mat-Mat 100g × 10で₱834です。合計は100g × 10=1,000g(1kg)で、100g当たり₱83.40です。
チチャロンは市場、ブランド、ラマン入りかどうか、内容量で価格が変わるため、袋の大きさではなく100g当たりの価格で比較します。
カルカル市はどこにある?

カルカル市は、セブ市からセブ島南部へ向かうルート上にあります。セブ市、タリサイ、ミングラニージャ、ナガ、サンフェルナンド、カルカルの順です。カルカルは15のバランガイを持つ市です。靴づくりで知られる主なバランガイは、バリャドリッドとリブロンです。
カルカル靴エキスポはバリャドリッド、カルカル公設市場は町の中心部にあります。同じカルカル市でも場所が違うため、どちらか一つだけを「カルカル市場」と検索しないように注意します。
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午前|カルカル靴エキスポで履物を見る
カルカル靴エキスポは、シティオ・タンガサン, バランガイ・バリャドリッドにあります。セブ南部の道路沿いに、カルカル製の履物を扱う店が並びます。

公開されている営業時間は、午前が8:00〜12:00、午後が13:00〜17:00で、12:00〜13:00の1時間は昼休みです。
正午に到着すると閉まっている店があるため、午前または13:00以降に行きます。
2026年のサンダルは約₱750
2026年7月のカルカル履物産業の調査では、現在の価格が次のように報告されています。
| 履物 | 2026年の価格 |
|---|---|
| サンダル | 約₱750 |
| スリッパ | ₱680〜₱850 |
| 革靴 | ₱700〜₱1,300 |
スリッパの価格幅は₱850 − ₱680=₱170、革靴の価格幅は₱1,300 − ₱700=₱600です。デザイン、素材、ソール、サイズ、縫製、オーダーメイドかどうかで価格が変わります。
DTI Marketplaceには₱300の商品もあります。DTI Bagong Pilipinas Marketplaceには、Daren Kateのカルカル製「Betina X-Strap Flat」が₱300で掲載されています。一方、2026年7月の業界取材では、サンダルは約₱750です。この差は、同じ商品の価格が₱300から₱750へ上がったという意味ではありません。
商品、素材、デザイン、販売時期、販売場所が違います。カルカルの靴は一律の価格ではないため、商品ごとの表示と職人を確認します。
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手作り靴はどう作る?
カルカルの靴は、次の工程で作られます。
- 採寸
足の長さ、幅、甲の高さを測ります。 - 型紙づくり
サイズに合わせてアッパーの型紙を作ります。 - 裁断
革、合成皮革、布などを切ります。 - 縫製
アッパーのパーツを縫い合わせます。 - つり込み
足型(ラスト)にアッパーを固定し、形を整えます。 - ソール取り付け
ソールを接着剤、ステッチ、プレスなどで取り付けます。 - 仕上げ
端、表面、接着剤、縫製を確認します。 - フィッティング
実際に履いて、サイズと履き心地を確認します。
手作りとは、すべての工程を一人で行うという意味ではありません。家族や小規模な工房で工程を分担する生産の形です。

1ダース(12足)の作業賃はいくら?
2026年の現地取材では、Daren Kateの出来高払いとして、ソール取り付けを担当する職人が12足で約₱500、縫製・仕上げが12足で約₱200と報告されています。1足当たりに単純換算すると、ソール取り付けは₱500 ÷ 12=約₱41.67、縫製・仕上げは₱200 ÷ 12=約₱16.67です。
一足₱750のサンダルが、そのまま職人の収入になるわけではありません。素材、ソール、接着剤、交通、店、人件費への支払いが必要です。
ソールの価格も上がっています。靴職人が仕入れる靴のソールの価格は、以前の約₱500から、現在は約₱1,250へ上昇したと報告されています。上昇額は₱1,250 − ₱500=₱750、上昇率は₱750 ÷ ₱500 × 100=150%です。現在の価格は以前の₱1,250 ÷ ₱500=2.5倍です。
革や接着剤なども値上がりし、多くの素材をマニラから運ぶ交通費も加わります。注文数も減っています。カルカルのSammyrは、以前は通常約100件の注文を扱っていました。
現在は約15件です。減少数は100 − 15=85件、減少率は85 ÷ 100 × 100=85%です。従業員も約20人から10人へ、20 − 10=10人減りました。減少率は10 ÷ 20 × 100=50%です。
月間の収入も減っています。工場の収入が、以前の月約₱200,000から、現在は月約₱60,000へ減った例が報告されています。差は₱200,000 − ₱60,000=₱140,000、減少率は₱140,000 ÷ ₱200,000 × 100=70%です。
輸入品の履物、オンラインの通販サイト、素材の費用、後継者不足が同時に影響しています。カルカルの靴を買うことは、単に「安い靴を買う」ことではありません。残っている工房と職人の仕事を選ぶことです。
製造業者の数が「5」と「20以上」で違う理由
カルカル市の行政データでは、記録されている履物製造業者は、2025年が10、2026年7月が5です。一方、DTIセブ州事務所は、活動中の履物製造業者が20以上あると説明しています。その中には、Carcar United Footwear Manufacturers’ Associationの活動中の会員17のほか、自宅の裏にある工房や非公式の生産者が含まれます。
市に登録された製造業者の数と、DTIが把握している活動中の生産者の数は、集計の対象が違います。したがって、「カルカルに靴職人は5社しかない」とも、「正式な製造業者が20社以上ある」とも、一律には書けません。
正確には、市の記録では5事業者、DTIの説明では自宅の工房や非公式の生産者を含めて20以上です。
カルカル製か確認する
靴エキスポで売っているからといって、すべてカルカル製とは限りません。確認するのは、職人の名前、工房の場所、アッパーの素材、ソール、サイズ、オーダーメイドの空き状況です。輸入品の既製品を並べる店もあるため、“Made in Carcar?”と聞いてみます。
さらに、“Where is the workshop?”と聞けば、製造地を確認できます。サイズだけでなく、幅も確認します。フィリピン、日本、アメリカ、ヨーロッパでは、サイズの表示が違います。例えば「サイズ7」だけでは、USメンズ、USウィメンズ、UK、フィリピンの店の表示のどれなのか分かりません。
左右とも試着する、立った状態でつま先の空間を見る、かかとが浮かないか確認する、幅が狭くないか確認する、ソールの接着部分を見る。最低でもこの5点を確認します。オーダーメイドで注文する場合は、足の長さもcm単位で記録します。
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午後|カルカル公設市場でチチャロンを見る
靴を見たあとは、カルカル公設市場へ移動します。

公設市場は、Carcar Rotundaと歴史的建造物の多い地区に近い位置にあります。市場には、レチョン、チチャロン、アンパオ、ボカリーヨ、プソ、果物、野菜、肉、魚などがあります。チチャロンだけを買うパサルボンセンターではなく、カルカルの市民が使う公設市場です。
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チチャロンには2つの基本タイプがある
カルカルのチチャロンは、大きく分けると、Kubal(皮タイプ)とラマン入りの2つです。

Kubalは、主に豚の皮を使います。ラマン入りは、皮に油脂や肉が残っています。ラマン入りは濃厚な味ですが、製品ごとに肉と油脂の量が違います。袋が大きく見えても、中身の重さが同じとは限りません。必ず正味重量を確認します。
Mat-Matチチャロンの現在のオンライン掲載では、100g × 10パックが₱834です。合計の重さは100g × 10=1,000g、つまり1kgです。1パック当たりは₱834 ÷ 10=₱83.40、1g当たりは₱834 ÷ 1,000=₱0.834です。
これはオンラインでのまとめ買いの目安です。カルカルの市場、セブ市の再販業者、デリバリー、空港では価格が異なります。同じブランド・同じ重さで比較します。
100g ₱150なら何%高い?
2026年8月のセブ市の再販業者の情報には、スペシャルチチャロン100gが₱150という小売価格もあります。オンラインのまとめ買いの目安は₱83.40、セブ市の小売は₱150で、差は₱150 − ₱83.40=₱66.60です。
上昇率は₱66.60 ÷ ₱83.40 × 100=約79.9%です。ただし、ブランド、等級、ラマン、デリバリー費用が同じとは限りません。価格差を比べるときは、同じ商品条件をそろえます。
カルカルチチャロンの始まり
地域産業の研究では、カルカルでチチャロンを市販の製品として発展させたのは、第二次世界大戦期のPatricio ParasとAnunciacion Alesna-Parasとされています。
その後、家族の次の世代が食感、調理、包装、販売を改善し、カルカルの小規模産業へと成長しました。現在はParas家の系統以外にも、複数の生産者とブランドがあります。
一つの店だけを「唯一の元祖」と断定しません。
チチャロンはどう作る?
基本工程は、次のとおりです。
- 下処理
豚の皮を洗い、余分な部分を整えます。 - ゆでる
皮を柔らかくします。 - 裁断
商品サイズに切ります。 - 乾燥
水分を減らします。 - 揚げる
高温の油で膨らませ、パリッとさせます。 - 味付け
塩やスパイスなどで味を付けます。 - 冷ます
熱と蒸気を逃がします。 - 包装
湿気が入らないように密封します。
揚げたてのチチャロンを熱いまま密閉すると、蒸気で食感が変わります。冷ます工程と包装も品質に関わります。購入前には、次の7項目を確認します。
- ブランド・生産者
- 正味重量
- ラマン入り・ラマンなし
- オリジナル・辛口
- 製造日
- 消費期限
- 包装の密封
透明な袋だけで表示がない商品は、海外へ持ち帰るときに原材料と製造元を説明しにくくなります。海外へ持ち帰る場合は、工場で密封された製品を選びます。
豚肉製品の海外への持ち込みにも注意が必要です。チチャロンは加工済みでも豚肉製品です。国や地域によっては、持ち込み禁止、申告、検疫の対象になります。日本、韓国、台湾、中国、オーストラリア、ニュージーランドなどには、動物性食品の持ち込みルールがあります。「揚げてあるから問題ない」と判断せず、到着する国の税関・検疫のルールを確認します。没収される可能性がある国へは持ち帰らず、セブ滞在中に食べます。
₱1,583.40で靴+チチャロン

サンダルの2026年の価格は約₱750、Mat-Matチチャロン100g × 10は₱834で、合計は₱750+₱834=₱1,584です。1パックだけで単純計算すると、サンダル₱750とチチャロン100g ₱83.40で、合計は₱750+₱83.40=₱833.40です。
靴とチチャロンでは、単価も用途も違います。しかし、カルカルの2つのローカル産業を同じ日に持ち帰れます。
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| 項目 | 2026年8月現在 |
|---|---|
| 市 | カルカル市 |
| 地場産業 | チチャロン+履物 |
| 靴エキスポ | バランガイバリャドリッド |
| 靴エキスポの営業時間 | 8:00〜12:00・13:00〜17:00 |
| サンダル | 約₱750 |
| スリッパ | ₱680〜₱850 |
| 革靴 | ₱700〜₱1,300 |
| DTI掲載のフラットシューズ | ₱300 |
| ソールの費用 | 約₱500→₱1,250 |
| ソールの費用の上昇率 | 150% |
| 記録された製造業者(2025年) | 10 |
| 記録された製造業者(2026年) | 5 |
| DTIが把握する活動中の生産者 | 20以上 |
| 協会の活動中の会員 | 17 |
| 従業員の例 | 20人→10人 |
| 月間収入の例 | ₱200,000→₱60,000 |
| チチャロンの目安 | 100g・₱83.40 |
| 10パック | 1kg・₱834 |
| セブ市の小売の例 | 100g・₱150 |
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論
カルカル市は、チチャロンだけでなく手作り靴でも知られる町です。午前はバランガイ・バリャドリッドのカルカル靴エキスポで履物を見て、午後はCarcar Rotunda近くの公設市場でチチャロンを選ぶと、2つの名物を1日で巡れます。チチャロンには、皮だけのKubalとラマン入りの2つの基本タイプがあります。2026年の価格では、サンダル約₱750とMat-Matチチャロン100g×10の₱834で、合計は約₱1,584が目安です。

最後に|今日分かったこと

カルカル市は、チチャロンだけの町ではありません。午前はバランガイ・バリャドリッドのカルカル靴エキスポ、午後はカルカル公設市場へ行けば、手作りの履物とチチャロンという2つのローカル産業を一日で見られます。
2026年の履物の価格は、サンダルが約₱750、スリッパが₱680〜₱850、革靴が₱700〜₱1,300です。チチャロンの現在のオンライン目安は、100gで₱83.40、1kgで₱834です。しかし、価格より大事な数字があります。記録されている履物製造業者は、2025年の10から、2026年7月には5に減りました。従業員の例は20人から10人、月間収入の例は₱200,000から₱60,000です。
カルカルの靴は、昔から有名だからといって、今後も自然に残る産業ではありません。安い輸入品の履物との競争、素材の費用、オンラインショッピング、後継者不足によって、職人の数は減っています。
カルカルへ行くなら、チチャロンを買って終わりにせず、靴エキスポへ行き、カルカル製かどうかを確認し、両足を試着し、作った工房を聞いてみてください。食べ物と工芸の両方を見ることができます。
予算の対象は商品価格のみです。交通費、オーダーメイドの注文、デリバリー料金、海外配送費、税関・検疫の費用は含みません。情報確認日:2026年8月27日。出典:カルカルの履物産業(2026年)・DTI Marketplace(Daren Kate)・カルカル靴エキスポ・Mat-Matチチャロンの現在の掲載・カルカル公設市場ガイド
