こんにちは、ナビセブ編集部の谷口まりです。親子でセブに移住しました。観光とグルメの記事を担当しています。
セブのお土産を探していると、ドライマンゴー、オタップ、ロスキーヨス、チチャロンがよく並んでいます。しかし、マンダウエ市で生まれ、114年間受け継がれている菓子もあります。
それがマサレアルです。挽いたピーナッツ、砂糖、水を使って作る、セブを代表するピーナッツ菓子です。なかでも長い歴史を持つのが、ディダンズ・デリシャス・マサレアルです。元祖レシピが作られたのは1912年で、2026年時点で2026 − 1912=114年になります。
現在もマンダウエ市のラボゴンで作られています。ここでは144g ₱60のパックを基準に、買う量や包装ごとの価格を表で比べます。
| 包装・数量 | 価格・重量の目安 |
|---|---|
| 144gパック | ₱60。100g当たり約₱41.67、1g当たり約₱0.42。 |
| 5個 | ₱300、720g。 |
| 10個 | ₱600、1,440g=1.44kg。 |
| 25スライスの箱入り | ₱400の公開例。単純計算₱16 / スライス。 |
| 12スライスの袋入り | ₱100の公開例。単純計算約₱8.33 / スライス。 |
ディダンズのマサレアルは1912年にマンダウエで生まれた菓子で、ピーナッツ、砂糖、水を約1日かけて加工して作ります。144g ₱60は公開価格の目安です。
これまでの歩みを年ごとに見ると、1912年にJuliana “Didang” Perez Suicoが元祖レシピを作り、1960年代にディダンの娘たちが販売範囲を広げました。2026年は元祖レシピから114年で、今もマンダウエ市のラボゴンで製造・販売されています。
作り方の流れを、順番に整理します。
- ピーナッツを洗う
原料のピーナッツを洗浄します。 - 皮を取り除く
洗浄または焙煎の後に皮を取り除きます。 - ピーナッツを煮てペースト状に挽く
ピーナッツを煮て、ペースト状になるまで挽きます。 - 砂糖を加えて加熱する
砂糖を加えた後、加熱します。 - 冷め切る前に成形する
材料が冷め切る前に形を整えます。 - 包装する
成形した商品を包装します。
ナビセブ編集部のまとめ
ディダンズのマサレアルは1912年創業。現在の公開販売価格は144g ₱60が目安
先に結論です。元祖レシピは1912年に作られ、2026年時点で114年の歴史があります。産地はセブのマンダウエ市で、主な原材料はピーナッツ、砂糖、水です。
現在の公開価格の目安は144g ₱60で、100g当たりの参考価格は₱60 ÷ 144g × 100=約₱41.67です。
生産時間は約1日です。ピーナッツを熱湯で洗う時間は最低5分、砂糖を加えて炊く時間は約1.5時間=90分です。
レシピは4世代にわたって受け継がれています。

マサレアルとは?
マサレアルは、ピーナッツを細かく挽いて砂糖と合わせ、成形したセブの伝統的な菓子です。見た目は白から淡いベージュです。食感は、乾いたクッキー、柔らかいファッジ、ピーナッツバターのどれとも違います。口に入れた瞬間は少し密度がありますが、噛むと崩れ、ピーナッツの香りと甘さが広がります。ドライマンゴーのように果物を乾燥させた菓子ではありません。
ロスキーヨスのようなビスケットでもありません。ピーナッツそのものを主役にした、マンダウエの菓子です。
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ディダンズのマサレアルはどこにある?

ディダンズ・デリシャス・マサレアルの製造・販売拠点として案内されている場所は、Doña Rosario村, ラボゴン, マンダウエ市, セブ6014です。セブ市の中心部ではなく、マンダウエ市のラボゴンエリアにあります。公式Facebookと地図の掲載情報で確認できる連絡先は、+63 917 713 6315です。
地図の掲載情報では、営業時間は月曜〜土曜の8:00〜17:00で、日曜は営業の案内がありません。商品の在庫や当日の購入については、訪問前に連絡しておく方が確実です。ディダンズは観光地型の店舗ではなく、大型土産物店やカフェのような施設でもありません。基本的には、マンダウエでマサレアルを作るローカルの生産者です。
そのため、観光客向けの大きな看板や展示施設を期待する場所ではありません。訪問するときは、「観光施設へ行く」というより、「マンダウエの郷土菓子を製造元から買う」という使い方になります。
ディダンズのマサレアルの元祖レシピを作ったのは、Juliana “Didang” Perez Suicoです。レシピが生まれたのは1912年です。現在の商品名にある「ディダンズ」は、このJuliana “Didang” Perez Suicoの名前に由来します。
1912年から4世代の歴史
2026年から計算すると、2026 − 1912=114年です。つまりディダンズのマサレアルは、第二次世界大戦より前からマンダウエで作られてきたことになります。新しいお土産ブランドではなく、マンダウエの家庭から始まり、4世代にわたってレシピが引き継がれているローカル製品です。


1960年代には、ディダンの娘たちによって販売範囲が広げられました。モール、港、空港などへ商品を届けるようになり、マンダウエの地元の菓子から、セブを代表するお土産(パサルボン)へと成長していきます。1960年を基準にすると、2026年までで2026 − 1960=66年です。開始は1960年代のどこかですが、少なくとも約60年以上前から、地域外の人へ販売する仕組みが作られてきたことになります。
ディダンズの元祖レシピは、4世代にわたって受け継がれています。マサレアルは材料が少ないため、簡単な菓子に見えます。
しかし、材料が少ない商品ほど、ピーナッツの状態、水分、砂糖の比率、加熱時間、冷ますタイミングによって食感が変わります。ディダンズでは、この工程を家族のレシピとして受け継いでいます。
伝統的なマサレアルの中心になる材料は、ピーナッツ、砂糖、水です。チョコレート、バター、クリームを主役にした洋風のキャンディとは違います。材料の構成がシンプルだからこそ、ピーナッツの香りと、粉状にほどける食感がマサレアルの特徴になります。
ただし、ピーナッツを使用するため、ピーナッツアレルギーがある人は食べられません。贈る相手にアレルギーがあるか分からない場合も、ピーナッツ製品であることを先に伝える必要があります。
マサレアルは約1日かけて作られる
ディダンズのマサレアルは、作るのに約1日かかります。単にピーナッツを砕いて砂糖と混ぜるだけではありません。主な工程は次のとおりです。

- ピーナッツを洗う
- 皮を取り除く
- ピーナッツを煮て、ペースト状に挽く
- 砂糖を加えて加熱する
- 冷め切る前に成形し、包装する
工程ごとの手順
それぞれの工程を、順番に見ていきます。
ピーナッツは熱湯で最低5分洗う
最初の工程では、生のピーナッツを、温かい水で最低5分洗います。ピーナッツの表面を湿らせ、皮を取りやすい状態にします。5分という数字だけを見ると短く感じますが、ここから手作業を含む皮むき工程が続きます。
おがくずを使ってピーナッツの薄皮を外す
伝統的な手順では、湿らせたピーナッツにおがくず(木くず)を加えます。おがくずを研磨材として使い、ピーナッツの表面をこすることで皮を外しやすくします。その後、手回し式の送風機を使って、外れた皮とおがくずを分けます。機械で完全に自動化された大量生産とは違い、昔からの道具と手作業が残る工程です。
残った皮は手で取り除く
送風機を通しただけでは、ピーナッツの薄皮をすべては取り除けません。残った皮は、手作業で確認しながら取り除きます。マサレアルの淡い色と滑らかな食感を作るためには、この選別工程が必要です。
ピーナッツを煮てペーストにする
皮を取り除いたピーナッツは、煮てから挽きます。煮たピーナッツを細かく挽き、ピーナッツペーストを作ります。一般的なピーナッツバターのように油や味を加えるのではなく、マサレアルの基本になる均一なペーストに整えていきます。
砂糖を加えて約90分炊く
ピーナッツペーストを加熱しながら、砂糖を少しずつ加えます。加熱時間は約1.5時間、1.5 × 60=90分です。この90分で、砂糖を溶かす、ピーナッツと均一に合わせる、水分を調整する、成形できる硬さにする、という複数の変化が進みます。
冷め切る前に成形する
加熱が終わったマサレアルは、完全に冷める前に成形します。冷えすぎると、ぼろぼろと崩れやすく硬くなり、きれいに形を整えにくくなるためです。つまりマサレアルは、熱いと柔らかすぎ、冷めすぎると崩れやすいため、その間の短い時間で形を作る必要があります。材料はシンプルでも、作業のタイミングが重要な菓子です。
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144g ₱60を基準に数量と包装を比較
2026年に確認できる小売店の公開掲載では、ディダンズのマサレアルは144g ₱60です。100g当たりに換算すると₱60 ÷ 144 × 100=約₱41.67、1g当たりでは₱60 ÷ 144=約₱0.42です。ただし、販売場所、包装サイズ、デリバリー料金によって価格は変わります。
ここでは、2026年の公開販売価格を予算の目安として使っています。
5個なら₱300
144gパックを5個買う場合、₱60 × 5=₱300です。重量は144g × 5=720gです。家族や職場で少し配るなら、比較的買いやすい数量です。
10個なら₱600
10個なら₱60 × 10=₱600です。重量は144g × 10=1,440g=1.44kgです。価格は₱600ですが、飛行機に持ち込む場合は1.44kg分の荷物の重さになります。複数購入するときは、価格だけでなく重量も確認する必要があります。
25スライスの箱入りは₱400の公開例
別の小売店の公開掲載では、25スライス入りの箱が₱400という販売例があります。1スライス当たりを単純計算すると、₱400 ÷ 25=₱16です。個包装や切り分け済みの商品なら、職場へのお土産として配りやすくなります。
12スライスの袋入りは₱100の公開例
同じ掲載では、XLサイズの紙パック・12スライス入りが₱100という例もあります。単純計算では、1スライス当たり₱100 ÷ 12=約₱8.33です。ただし、25スライスの箱入りと12スライスの袋入りでは、1スライスのサイズや総重量が同じとは限りません。
そのため、₱16と₱8.33だけで安さを比べることはできません。マサレアルを比べるときは、パックの価格ではなく内容量を見ることが大切です。
スーパーでは₱36.50の登録商品もある
SM Marketsのオンラインストアには、ディダンズのマサレアル「Extra Large」が₱36.50で登録されています。ただし公開ページでは重量が明確に示されていないため、144g ₱60の商品と単純に比べることはできません。
商品名に「Extra Large」と書かれていても、包装全体の重量、スライス数、個包装の有無が違う場合があります。
価格を比べるときは3つ確認する
マサレアルの価格を比べるときは、次の3つを確認します。①内容量:何g入っているか。②個数:何個、何スライス入っているか。③包装:紙パック、プラスチックパック、箱、個包装のどれか。特にお土産として配る場合、最も安いパックが一番便利とは限りません。
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どこで買う?
最も分かりやすいのは、ディダンズ・デリシャス・マサレアルに直接連絡して購入する方法です。住所:Doña Rosario村, ラボゴン, マンダウエ市。連絡先:+63 917 713 6315。営業時間:月曜〜土曜、8:00〜17:00。
ディダンズは公式Facebookで、注文や全国へのデリバリーも案内しています。
モールや空港では、いつもあるとは限らない
ディダンズのマサレアルは、セブのモール、お土産コーナー、空港などで販売されることがあります。ただし、すべての店舗に毎日あるとは限りません。マサレアルだけを目的に買いに行く場合は、店へ行く前に在庫を確認するか、マンダウエの生産者に直接連絡する方が確実です。
マサレアルはピーナッツを使った商品なので、購入時は鮮度も確認します。見るポイントは、包装の密封、製造日、賞味期限、油染み、香りです。
ピーナッツには油が含まれるため、保存状態や時間によって風味が変わります。特に暑い車内や直射日光の当たる場所へ長時間置かない方が安全です。
飛行機へ持ち込める?
マサレアルは通常、固形のパック入り食品です。液体のような100mlルールの対象になる商品ではありません。ただし国際線では、到着国の食品の持ち込みルールが適用されます。ピーナッツ製品の持ち込み条件は国によって違うため、フィリピンからの出国だけでなく、到着国側のルールも確認してください。
誰へのお土産に向く?
ディダンズのマサレアルは、ピーナッツが好きな人、セブらしい伝統的な菓子を探している人、ドライマンゴー以外のお土産を選びたい人、マンダウエで作られた商品を買いたい人、長い歴史があるブランドを選びたい人に向いています。一方で、ピーナッツアレルギーがある人、強い甘さが苦手な人、柔らかいケーキを期待する人には向きません。
ロスキーヨス・トルタ・マサレアルの違い

| 商品 | 発祥・代表地域 | 主原料 | 食感 |
|---|---|---|---|
| ロスキーヨス | リロアン | 小麦粉・卵・砂糖 | サクサクしたビスケット |
| トルタ | アルガオ | 小麦粉・卵・砂糖 | やわらかいケーキ |
| マサレアル | マンダウエ | ピーナッツ・砂糖・水 | 密度が高く、ほろほろ崩れる |
| チチャロン | カルカル | 豚の皮 | カリカリ・塩気がある |
同じセブ土産でも、材料と食感はまったく違います。この中でピーナッツが主役なのは、マサレアルだけです。
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| 項目 | 2026年確認情報 |
|---|---|
| 製品 | マサレアル |
| ブランド | ディダンズ・デリシャス・マサレアル |
| 元祖レシピ | 1912年 |
| 2026年時点 | 114年 |
| 創業者 | Juliana “Didang” Perez Suico |
| 産地 | マンダウエ市, セブ |
| 住所 | Doña Rosario村, ラボゴン, マンダウエ市6014 |
| 連絡 | +63 917 713 6315 |
| 営業時間(地図の掲載情報) | 月曜〜土曜 8:00〜17:00 |
| 主な原材料 | ピーナッツ・砂糖・水 |
| レシピ継承 | 4世代 |
| 生産時間 | 約1日 |
| 温水での洗浄 | 最低5分 |
| 加熱しながら混ぜる時間 | 約1.5時間=90分 |
| 公開価格の例 | 144g ₱60 |
| 100g当たり | 約₱41.67 |
| 5パック | 720g・₱300 |
| 10パック | 1.44kg・₱600 |
| 25スライスの箱入り例 | ₱400=₱16 / スライス |
| 12スライスの袋入り例 | ₱100=約₱8.33 / スライス |
| SM Markets登録例 | Extra Large ₱36.50 |
| アレルギー | ピーナッツを使用 |
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論
ディダンズのマサレアルは、1912年にマンダウエ市で生まれ、元祖レシピは4世代にわたって受け継がれています。製造には約1日かかり、ピーナッツペーストと砂糖を合わせて炊く時間は約90分です。公開価格の目安は144gで₱60ですが、価値は値段だけではありません。どこで生まれ、誰が作り、なぜ今も残っているのかを知って選ぶと、セブ製のお土産らしい買い方になります。

最後に|今日分かったこと
ディダンズのマサレアルは、1912年にマンダウエ市で生まれました。2026年時点で114年になります。元祖レシピを作ったのはJuliana “Didang” Perez Suicoで、そのレシピは4世代にわたって受け継がれています。製造には約1日かかり、ピーナッツは温かい水で最低5分洗われます。ピーナッツペーストと砂糖を合わせて炊く時間は、約1.5時間=90分です。
現在の公開価格の目安は144g ₱60で、100g当たり約₱41.67です。しかし、ディダンズのマサレアルの価値は価格だけではありません。マンダウエで生まれたレシピ、家族による4世代の継承、ピーナッツの薄皮を取り除く手作業、冷め切る前に成形するタイミングといった工程が、一つの小さなパックに残っています。
セブのお土産を「有名だから買う」だけで終わらせず、どこで生まれ、誰が作り、なぜ今も残っているのかまで知って選ぶ。それが、セブ製のお土産らしい買い方です。
予算の対象は商品代のみです。マンダウエまでの交通費、デリバリー料金、送料は含みません。情報確認日:2026年8月27日。出典:ディダンズ・デリシャス・マサレアル公式Facebook、ディダンズ・デリシャス・マサレアル – Waze、Keetaフィリピン – Why We’re Nuts Over Masareal、SM Markets – ディダンズのマサレアル Extra Large

