セブの玄関口となるマクタン・セブ国際空港には、Terminal 1とTerminal 2があります。Terminal 1は主にフィリピン国内線、Terminal 2は主に国際線で使用されます。そのため、日本からセブへ直行便で到着する人や、セブから日本へ直行便で帰国する人が利用するのは、基本的にTerminal 2です。
Terminal 2は比較的新しく、案内表示も分かりやすい空港です。しかし、初めて利用する人にとっては、入国審査、荷物の受け取り、税関、両替、SIMカード、ホテルへの移動など、短い時間に多くの判断が必要になります。
帰国時も、ターミナルを間違えたり、空港へ向かう時間が遅くなったりすると、搭乗手続きに間に合わない可能性があります。この記事では、Terminal 2を利用する旅行者が迷わないように、国際線の到着から入国、出発、Terminal 1への乗り継ぎ、空港内の施設までを順番に解説します。
結論
Terminal 2で最初に知っておくこと
Terminal 2を利用する前に、次の点を覚えておきましょう。
- Terminal 2は主に国際線が発着する
- 日本とセブを結ぶ直行便は基本的にTerminal 2を利用する
- セブからマニラを経由して日本へ帰る場合、セブ発マニラ行きは国内線なのでTerminal 1になる
- 国際線到着後は、入国審査、荷物受け取り、税関の順に進む
- 国際線出発時は、航空会社が指定する時間までにチェックインを終える
- Terminal 1とTerminal 2を移動する乗り継ぎでは、十分な時間を確保する
- 空港内の店舗や両替所は、場所や時間帯によって営業状況が異なる
最も重要なのは、「国際線だから必ずTerminal 2」と決めつけず、航空券や航空会社の案内で利用ターミナルを確認することです。
Terminal 2を利用するのはどの便?

Terminal 2は、マクタン・セブ国際空港の国際線ターミナルです。日本からセブへの直行便、セブから日本への直行便のほか、韓国、台湾、香港、シンガポールなど、海外の都市とセブを結ぶ国際線が主に発着します。
ただし、旅程にマニラやクラークなどフィリピン国内の空港が含まれている場合は注意が必要です。例えば、東京からマニラを経由してセブへ向かう場合、フィリピンへの入国手続きは通常、最初に到着するマニラで行います。その後のマニラからセブまでは国内線となるため、セブ到着時はTerminal 1を利用するのが基本です。
反対に、セブからマニラを経由して日本へ帰る場合も、セブからマニラまでは国内線です。セブ空港ではTerminal 1から出発し、マニラで国際線へ乗り継ぎます。同じ「日本とセブの旅行」でも、直行便か経由便かによって利用するターミナルが変わります。空港へ向かう前に、予約確認書の便名とターミナルを必ず確認してください。
関連記事:マクタン・セブ国際空港 第1ターミナル完全ガイド|国内線の到着・出発・乗り継ぎ
国際線でTerminal 2に到着した後の流れ

Terminal 2に到着してから空港の外へ出るまでの基本的な流れは、次のとおりです。
- 飛行機を降りる
- 入国審査へ進む
- 預け荷物を受け取る
- 税関を通過する
- 到着ロビーへ出る
- 両替、SIMカード、配車などを行う
- ホテルへ移動する
飛行機を降りた後は、「Arrivals」や「Immigration」の表示に従って進みます。特別な乗り継ぎ指示を受けていない限り、周囲の到着客と同じ方向へ進めば入国審査に到着します。
フィリピン入国前には、原則としてeTravelへの登録が必要です。登録は無料で、公式サイトから行います。有料の代行サイトや公式サイトに似せたページもあるため、登録先を間違えないようにしてください。
登録後に発行されるQRコードは、通信が使えない場合に備えてスクリーンショットを保存しておくと安心です。ただし、登録条件や空港での確認方法は変更される可能性があります。出発前にフィリピン政府の公式情報と航空会社の案内を確認してください。
関連記事:セブ・ノースバスターミナル完全ガイド|バンタヤン島・マラパスクア島へ迷わず行く方法
入国審査で準備しておくもの
入国審査では、少なくとも次のものをすぐに提示できるようにしておきます。
- パスポート
- 帰国便または第三国へ出国する航空券
- 宿泊先の名称と住所
- eTravelの登録情報
- 必要に応じて旅行日程が分かる資料
質問される内容は旅行者によって異なりますが、旅行目的、滞在日数、宿泊先、帰国便などを確認されることがあります。宿泊先の住所を覚えていない人は、ホテルの予約確認書をスマートフォンに保存しておきましょう。空港の通信状態やスマートフォンの不具合に備えて、ホテル名だけでも紙に控えておくと安心です。
入国審査の列は、到着便が重なると長くなることがあります。飛行機を降りてから短時間で空港の外へ出られる日もあれば、入国審査や荷物受け取りに時間がかかる日もあります。到着直後のホテル送迎やツアーを予約する場合は、予定時刻どおりに空港の外へ出られない可能性も考えておきましょう。
関連記事:セブ空港の入国審査完全ガイド|必要書類・質問・eTravelを解説
荷物受け取りと税関の注意点

入国審査を通過したら、案内表示で自分の便名を確認し、指定されたベルトコンベヤーで預け荷物を受け取ります。似た色や形のスーツケースは多いため、タグやベルトなどで自分の荷物かどうかを確認してください。荷物が出てこない場合や破損している場合は、制限エリアを出る前に航空会社または空港の担当窓口へ申告します。
一度到着ロビーへ出てしまうと、手続きが複雑になることがあります。荷物の問題に気づいたら、その場で確認することが大切です。荷物を受け取った後は税関へ進みます。申告が必要な物品を持っている場合は、係員の指示に従ってください。
海外で購入した高額品、大量のたばこや酒、商用と判断される可能性のある物品などは、申告や確認の対象になることがあります。判断に迷う場合は自己判断で通過せず、税関職員へ確認しましょう。
到着ロビーで最初にすること
税関を通過すると、Terminal 2の到着ロビーへ出ます。ここから先はホテルへの移動準備です。到着後に必要になる可能性が高いのは、次の3つです。
- フィリピンペソの準備
- インターネット通信の確保
- ホテルまでの交通手段の確認
空港内には両替、ATM、通信関連のサービスがありますが、すべての店舗が常に営業しているとは限りません。深夜や早朝に到着する場合は、営業している窓口が限られる可能性があります。
送迎車を予約している場合は、待ち合わせ場所、会社名、運転手名、車両情報を事前に確認してください。到着ロビーで声をかけてくる人が、予約した送迎会社の担当者とは限りません。Grabなどの配車サービスを利用する場合も、アプリに表示された車両番号と運転手名を確認してから乗車しましょう。
両替、SIMカード、eSIM、空港交通については、それぞれ別の記事で詳しく解説します。
Terminal 2から国際線で出発する流れ
セブから日本など海外へ出発する場合の基本的な流れは、次のとおりです。
- Terminal 2に到着する
- 出発便とチェックインカウンターを確認する
- チェックインと荷物預けを行う
- 保安検査を受ける
- 出国審査を通過する
- 搭乗口を確認する
- 指定時刻までに搭乗口へ行く
Terminal 2に到着したら、出発案内画面で便名、行き先、チェックインカウンター、運航状況を確認します。オンラインチェックインを済ませていても、預け荷物がある場合はバゲージドロップなどの手続きが必要です。また、国際線ではパスポート、ビザ、帰国・乗り継ぎ条件などの書類確認が行われることがあります。
「オンラインチェックイン済みだから、出発直前に行っても大丈夫」とは考えないようにしてください。
国際線は何時間前に空港へ行く?

国際線では、航空会社が案内する時間を優先してください。フィリピン航空は国際線利用者に対して、少なくとも出発3時間前を目安に空港へ到着するよう案内しています。
セブパシフィック航空は、現在のチェックイン案内で国際線利用者に出発4時間前の空港到着を推奨しています。また、国際線の空港チェックインカウンターは通常、出発3時間前に開き、出発1時間前に締め切られると案内しています。
ただし、「カウンターが出発1時間前に閉まる」という情報は、「1時間前に空港へ着けばよい」という意味ではありません。空港入口、チェックイン、荷物預け、保安検査、出国審査に時間がかかる可能性があります。週末、連休、年末年始、フィリピンの大型休暇、複数の国際線が集中する時間帯は、通常より余裕を持って行動してください。
マクタン島やセブ市内では、道路渋滞によって空港までの所要時間が大きく変わります。ホテルを出る時間は、飛行機の出発時刻ではなく、「空港に到着したい時刻」から逆算して決めることが重要です。
出国時のeTravelは外国人旅行者にも必要?

フィリピンへ入国する外国人旅行者は、原則としてeTravel登録の対象です。一方、フィリピンから出国する際のeTravelは、フィリピン国籍者が対象と案内されています。そのため、日本国籍の短期旅行者がセブから日本へ帰国する際は、通常、フィリピン出国のためのeTravel登録は求められません。
ただし、フィリピンの出国手続きとは別に、日本や乗り継ぎ国が求める入国条件、航空会社の書類確認などが存在する場合があります。制度は変更される可能性があるため、帰国前にはeTravel公式サイト、航空会社、日本政府の案内を確認してください。
Terminal 2にはどのような施設がある?
Terminal 2には、国際線利用者向けの施設やサービスがあります。代表的なものは次のとおりです。
- レストラン、カフェ、軽食店
- 土産物店、免税店
- 両替所、ATM
- 通信関連サービス
- 航空会社ラウンジ、有料ラウンジ
- Wi-Fi
- 充電設備
- 空港案内カウンター
- サポートが必要な旅行者向けの設備
ただし、施設は保安検査前の一般エリアと、保安検査・出国審査後の制限エリアに分かれています。利用したいレストランや店舗があっても、自分がいるエリアとは別の場所にある可能性があります。また、店舗ごとに営業時間が異なり、運航状況や時間帯によって利用できないこともあります。
深夜便や早朝便を利用する人は、「空港へ行けば必ず食事ができる」と考えず、ホテルを出る前に軽く食べておくか、必要に応じて飲食物を準備しておくと安心です。保安検査後に購入できる商品や飲食店の種類も変わるため、買い物や食事をする場合は搭乗時刻を確認しながら利用してください。
Terminal 2とTerminal 1の乗り継ぎ
国際線と国内線をセブで乗り継ぐ場合は、Terminal 1とTerminal 2の移動が必要になることがあります。
国際線から国内線へ乗り継ぐ場合
海外からTerminal 2に到着し、セブからフィリピン国内の別の都市へ向かう場合は、基本的に次のように進みます。
- Terminal 2で入国審査を受ける
- 預け荷物を受け取る
- 税関を通過する
- 航空会社の指示を確認する
- Terminal 1へ移動する
- 必要に応じて国内線の荷物預けを行う
- 保安検査を受けて搭乗口へ進む
同じ予約番号で発券されていても、フィリピンへの入国地点では荷物の受け取りが必要になる場合があります。荷物が最終目的地まで預けられるかは、出発空港のチェックイン時に必ず確認してください。
国内線から国際線へ乗り継ぐ場合
フィリピン国内からTerminal 1へ到着し、Terminal 2から国際線に乗る場合は、預け荷物の扱いを確認したうえでTerminal 2へ移動します。
別々に購入した航空券では、荷物の受け取りと再チェックインが必要になる可能性が高くなります。また、最初の便が遅れて次の便に乗れなくても、別予約では航空会社の振り替え対象にならないことがあります。
空港の公式乗り継ぎ案内では、国際線を含む乗り継ぎの最低時間として90分が示されています。しかし、これは空港が示す最低基準であり、すべての旅行者にとって安全な時間とは限りません。入国審査、荷物受け取り、税関、ターミナル移動、再チェックインが必要な乗り継ぎでは、さらに長い時間を確保してください。
関連記事:セブ空港からセブ港へ乗り継ぐには何時間必要?時間帯別に検証
Terminal 2で起こりやすい失敗
Terminal 2で特に注意したいのは、次のような失敗です。
ターミナルを確認せずに空港へ向かう
セブからマニラ経由で帰国する場合、最初の便は国内線なのでTerminal 1になることがあります。最終目的地が日本でも、セブから出る便の行き先で確認してください。
到着ロビーへ出てから荷物の破損に気づく
スーツケースの破損や未着は、制限エリアを出る前に申告するのが基本です。荷物を受け取った時点で状態を確認しましょう。
オンラインチェックインだけで搭乗できると思う
国際線では書類確認や荷物預けが必要になることがあります。搭乗券がスマートフォンに表示されていても、航空会社の案内を確認してください。
空港までの渋滞時間を考えていない
セブ市内から空港までは、時間帯によって移動時間が大きく変わります。地図アプリの表示時間だけではなく、乗車待ちと渋滞の余裕を加えて出発してください。
乗り継ぎ時間を最低基準だけで決める
Terminal 1とTerminal 2を移動する乗り継ぎでは、入国審査、荷物、税関、再チェックインが重なることがあります。特に別切り航空券では、余裕のある旅程を選びましょう。
よくある質問
日本からセブへの直行便はTerminal 2に到着しますか?
基本的にはTerminal 2に到着します。ただし、運用が変更される可能性があるため、航空会社の案内と当日の到着情報を確認してください。
セブから日本への直行便もTerminal 2ですか?
基本的にはTerminal 2です。マニラなどフィリピン国内を経由する旅程では、セブからの最初の便が国内線となり、Terminal 1を利用する場合があります。
Terminal 2からTerminal 1まで歩けますか?
ターミナル間を移動する場合は、到着後に空港内の案内表示や係員の指示を確認してください。荷物の量や当日の運用状況もあるため、自己判断で移動せず、公式の移動方法を利用するのが安全です。
Terminal 2で日本円から両替できますか?
両替サービスはありますが、営業時間や取扱通貨、レートは窓口によって異なります。深夜や早朝は利用できる窓口が限られる可能性があるため、少額の現金やカードなど複数の方法を準備しておきましょう。
Terminal 2でSIMカードを購入できますか?
通信関連のサービスを利用できる場合があります。ただし、到着時間によって営業状況が異なります。深夜到着の場合は、日本出発前にeSIMを設定しておく方法もあります。
国際線は出発3時間前に行けば大丈夫ですか?
航空会社と時期によって推奨時間が異なります。フィリピン航空は少なくとも3時間前、セブパシフィック航空の現在の案内では4時間前の到着が推奨されています。利用する便の最新案内を優先してください。
まとめ|Terminal 2では順番と時間の余裕が大切
Terminal 2は、セブと海外を結ぶ国際線ターミナルです。到着時は、入国審査、荷物受け取り、税関、到着ロビーの順に進みます。出発時は、チェックイン、保安検査、出国審査、搭乗口という流れです。
空港内の案内は比較的分かりやすいですが、到着便の集中、書類確認、荷物の遅れ、道路渋滞などによって予定より時間がかかることがあります。特に注意したいのは、国際線と国内線でターミナルが異なることです。航空券の最終目的地だけを見るのではなく、セブに到着する便、またはセブから出発する便が国際線か国内線かを確認してください。
Terminal 2の利用で迷わないための基本は、次の3つです。
- 航空券で利用ターミナルを確認する
- 到着後と出発時の手続きの順番を理解しておく
- 移動、チェックイン、乗り継ぎに十分な時間を確保する
この3つを押さえておけば、初めてのTerminal 2でも落ち着いて行動できます。
主な確認先
- Mactan-Cebu International Airport公式サイト
https://www.mactancebuairport.com/ - International Arrival Guide
https://www.mactancebuairport.com/airport-guide/international-arrival-guide - International Departure Guide
https://www.mactancebuairport.com/airport-guide/international-departure-guide - Transiting Guide
https://www.mactancebuairport.com/airport-guide/transiting-guide - Airport Services
https://www.mactancebuairport.com/shop-and-dine/services - Philippine Airlines Travel Basics
https://www.philippineairlines.com/us/en/before-you-fly/travel-basics.html - Cebu Pacific Check-in and Boarding
https://help.cebupacificair.com/article/check-in-and-boarding-122499 - Cebu Pacific Connecting Flights
https://help.cebupacificair.com/article/guidelines-for-connecting-flights-122682 - フィリピン政府eTravel公式サイト
https://etravel.gov.ph/
情報確認日:2026年8月28日※利用ターミナル、チェックイン時間、eTravelの対象者、空港施設の営業時間、乗り継ぎ方法などは変更されることがあります。渡航前に、マクタン・セブ国際空港、フィリピン政府、利用航空会社の最新情報を確認してください。