こんにちは、ナビセブ編集部の谷口まりです。親子でセブに移住しました。観光とグルメの記事を担当しています。
タイは一つの国で、バンコク・プーケット・パタヤ・チェンマイ・クラビと行き先がいくつもあります。セブはフィリピンの一つの州です。国と州をそのまま比べても答えは出ません。「日本から7日間で行く旅行」という同じ条件で、タイとセブの組み方を並べます。
ナビセブ編集部のまとめ
都市と文化を2か所で回るならタイ、海と冒険を1つの州で深く遊ぶならセブ

寺院・屋台料理・買い物を大都市で楽しみ、そのあとビーチへ移るならタイです。7日間なら、「バンコク+パタヤ」か「バンコク+プーケット」の2か所にすると無理なく組めます。海・島・滝・ジンベエザメを一つの旅に入れたいならセブです。成田からの直行便は約5時間15分で、バンコク行きより1時間あまり短く済みます。2026年9月15日から、タイのビザなし滞在は観光で30日までに変わりました。
7日間で比べたタイとセブの違い

違いがいちばん出るのは、7日間をいくつの場所に分けるかです。タイは性格の違う2都市を飛行機か車でつなぎ、セブは同じ州の中で街から海、海から山へと旅の中身を替えていきます。
| 比べる点 | タイ | セブ |
|---|---|---|
| 成田からの直行便 | バンコクまで約6時間30分(タイ国際航空TG641の時刻表) | セブまで約5時間15分(フィリピン航空PR433の時刻表) |
| 日本との時差 | 2時間遅れ | 1時間遅れ |
| ビザなしで滞在できる日数 | 観光で30日(2026年9月15日から) | 30日 |
| 入国前の登録 | TDAC(到着3日前から、無料) | eTravel(到着72時間前から) |
| 7日間の組み方 | 2か所(例:バンコク3日+ビーチ3日) | 2〜3エリア(例:セブ市2日・南部2日・マクタン2日) |
| 旅の主役 | 寺院、王宮、屋台料理、買い物、ナイトライフ | 島めぐり、ジンベエザメ、イワシの群れ、滝、キャニオニング |
表の飛行時間と時差は、2026年10月に確認しました。ビザと入国登録は、2026年10月に各国の公式発表と在外公館の案内で確かめています。
タイは「大都市+ビーチ」の2か所で組む

タイの7日間は、前半をバンコク、後半をビーチに充てる組み方が基本です。バンコクにはWat Phra Kaew(ワット・プラケオ)やWat Pho(ワット・ポー)などの寺院と王宮があります。週末だけ開く市場のChatuchak(チャトゥチャック)や、屋台の並ぶ中華街のYaowarat(ヤワラート)も市内です。寺院と市場だけで2〜3日は埋まります。
バンコク+パタヤなら移動は車で約2時間

タイ国政府観光庁の案内では、パタヤはバンコクから約150km、車で約2時間です。飛行機に乗らずにビーチへ移れるので、移動日の負担は軽く済みます。パタヤからはラン島へ日帰りで渡れて、夜はバーやショーの多い街で過ごせます。
バンコクの買い物と夜
買い物の規模は、セブとは比べものになりません。チャトゥチャックのような巨大な市場、問屋街のサンペン市場、高級デパートまでが一つの街にあります。移動は電車のBTSとMRTが使え、渋滞の時間帯でも駅の近くなら読みどおりに動けます。夜はルーフトップバーやナイトマーケットに出かける人が多い街です。0時を過ぎても人が歩いている通りがあります。
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バンコク+プーケットなら国内線を1本足す
プーケットはタイでいちばん大きな島です。ビーチはPatong(パトン)やKaron(カロン)などに分かれています。旧市街に並ぶのは、中国系の古い建物です。バンコクからは国内線で移るので、空港までの時間を含めると半日は移動日になります。
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セブは同じ州の中で「街・海・山」を切り替える

セブの7日間は、国内線に乗らずに3つの旅を組み合わせられます。前半はセブ市で、サント・ニーニョ教会とマゼラン・クロスを歩いて回れます。夜はAyala Center Cebu(アヤラセンター・セブ)で食事と買い物です。中盤は島の南部へ下り、オスロブのジンベエザメやモアルボアルのイワシの群れを見に行きます。バディアンのキャニオニングもこのエリアです。最後はマクタン島のリゾートに移り、島めぐりとプールで体を休めます。
南部は陸路で片道数時間かかり、楽な移動ではありません。そのかわり飛行機の乗り継ぎがなく、荷物を預け直す手間もありません。北のバンタヤン島やマラパスクア島まで足を延ばすなら、南部を外して北を入れる方が7日間に収まります。
セブ市の夜とモール
セブ市には電車がなく、街なかの移動はGrabとタクシーが中心です。夜に歩きやすいのは、飲食店が集まるITパークと、Ayala Center Cebuのあるビジネスパーク周辺です。海沿いのSM Seaside City Cebuは、夕方に海を見ながら食事できるモールとして使えます。夜の街はタイほど派手ではなく、食事のあと1〜2軒で切り上げる人が多いです。
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7日間のモデル日程|タイとセブを並べる

同じ7日間を、到着日と帰国日を含めて並べました。どちらも初日と最終日は移動でほぼ終わるので、自由に動けるのは中の5日です。
| 日 | タイ(バンコク+パタヤ) | セブ(セブ市+南部+マクタン) |
|---|---|---|
| 1日目 | 昼前に成田を出て夕方バンコク着。夜はヤワラートで屋台 | 午後に成田を出て夜にセブ着。セブ市のホテルへ |
| 2日目 | 王宮・ワット・プラケオ・ワット・ポー | サント・ニーニョ教会、マゼラン・クロス、市場 |
| 3日目 | チャトゥチャック市場(週末)かデパート、夜はマッサージ | 早朝に南部へ。午後はモアルボアルで海に入る |
| 4日目 | 車でパタヤへ(約2時間)。午後はビーチ | 早朝オスロブでジンベエザメ、午後にキャニオニング |
| 5日目 | ラン島へ日帰り | マクタン島のリゾートへ移る |
| 6日目 | パタヤでのんびり、夜にバンコクへ戻る | 島めぐりのボートツアー |
| 7日目 | 帰国 | 帰国(マクタン島から空港は近い) |
タイの日程は、移動日が4日目の1回で済みます。セブは3日目と5日目に移動が入るぶん、南部の2日は朝が早くなります。早起きが苦手なら、南部を1泊にしてマクタン島の日を1日増やすのが楽です。
バンコク+プーケットにするなら、4日目のパタヤ行きを国内線に置き換えます。空港までの移動と搭乗手続きを含めると、半日は飛行機の日になります。
目的別|文化・食・買い物・海で比べる

寺院と王宮を旅の中心にするなら、タイが有利です。王宮とワット・プラケオは共通券で、外国人は500バーツです。チケット売り場は8時30分〜15時30分で、午後遅くに着くと入れません(2026年10月確認)。セブにもスペイン統治時代の教会や砦がありますが、半日あれば主な場所は回れます。
| 目的 | 向いている方 | 理由 |
|---|---|---|
| 寺院・王宮・歴史 | タイ | バンコクだけで寺院めぐりに2日以上使える |
| 食べ歩き | タイ | 屋台料理そのものが旅の目的になる。セブはレチョンやシーフードが主役 |
| 買い物 | タイ | 週末市場から高級デパートまで規模が大きい。セブはAyala Center CebuやSM City Cebuなどモール中心 |
| 海の生き物と泳ぐ | セブ | ジンベエザメ、イワシの群れ、ウミガメを1回の旅で見られる |
| 滝・キャニオニング | セブ | バディアンのカワサン滝周辺で川を下るツアーがある |
| ナイトライフ | タイ | バンコク・パタヤ・プーケットでそれぞれ夜の街の性格が違う |
| マッサージ | どちらも | タイはスパ文化が観光の柱。セブもモールや街なかに店が多い |
食事の違い
タイは屋台と食堂の層が厚く、朝昼晩をすべて街の店で済ませても飽きません。トムヤムクンやガパオのような定番から、ヤワラートの中華まで、歩けば次の店が見つかります。
セブの名物は、豚の丸焼きのレチョンと、港町らしいシーフードです。地元の人が通うカレンデリア(大衆食堂)では、並んだおかずを指さして選びます。食事を旅の主役にするならタイ、海で遊んだあとの夕食を楽しむならセブです。
入国の手続き|タイは9月15日から30日まで

タイは2026年8月31日の官報で、観光目的のビザなし滞在を30日に短くしました。9月15日以降の入国が対象で、9月14日までに入った人は従来の60日です。7日間の旅行なら影響はありませんが、セブ留学のあとにタイへ長く寄る人は日数を数え直してください。
入国前のオンライン登録は両国とも必要です。タイのTDAC(タイ・デジタル到着カード)は2025年5月1日から全外国人が対象で、到着3日前から無料で出せます。フィリピンは入国審査の前にeTravelの登録が要り、到着72時間前から手続きできます。TDACは無料なので、手数料を取る代行サイトを使う必要はありません。
空港から最初のホテルまで
バンコクのスワンナプーム空港には、市内まで走る電車のエアポート・レイル・リンクがあります。渋滞に関係なく市内へ入れるので、夕方の到着でも時間が読めます。マクタン・セブ国際空港には電車がありません。移動手段は、Grab・空港タクシー・空港発着のバスのMyBusです。マクタン島のリゾートなら空港から近く、セブ市のホテルなら橋を渡るぶん夕方の渋滞を見込んでください。
費用|差が出るのは「宿を替える回数」と「移動の乗り物」

航空券とホテルは、出発日・予約した日・ホテルの格で大きく動きます。同じ日に同じ人数・同じクラスで検索しないと、タイとセブのどちらが安いかは言えません。7日間で差がつきやすいのは、次の表の項目です。
| 項目 | タイ(2か所型) | セブ(3エリア型) |
|---|---|---|
| 航空券 | 往復+プーケットなら国内線1本 | 往復のみ |
| ホテル | 宿替え1回 | 宿替え2回 |
| 現地の移動 | バンコクは電車(BTS・MRT)、パタヤへはバスか車 | Grab、バス、南部へは車のチャーター |
| 体験の費用 | 寺院の入場料、ナイトマーケットでの食事 | 島めぐり、ジンベエザメ、キャニオニングのツアー代 |
| 通信・保険 | 7日分。差はほとんど出ない | 7日分。差はほとんど出ない |
タイは街歩きと食事が中心なので、ツアー代がかさみにくい旅です。セブは海や滝のツアーを毎日入れると、体験の費用が膨らみます。ツアーは2〜3日に絞り、残りをリゾートで過ごす日にすると予算が読みやすくなります。
通信と保険の額を決めるのは、行き先より日数です。どちらの国でもeSIMや現地SIMが使え、海外旅行保険も同じ7日間分です。セブでダイビングやキャニオニングをする人は、保険がそうした活動の事故を対象にしているかを契約前に読んでおいてください。
節約の効き目が大きいのは、移動日を減らすことです。タイはパタヤを選べば国内線が要らず、セブは南部を1泊にすれば車のチャーター代と宿替えの手間を1回分減らせます。
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同行者別のおすすめ

家族旅行は、宿を替える回数が少ないほうが楽です。タイならプーケット1か所に絞り、セブならマクタンのリゾートを拠点に島めぐりとセブ市を日帰りで足す形が向いています。子どもが小さいうちは、南部への長い陸路は外してください。マクタン島のリゾートは空港から近いので、着いた日からプールで遊べます。パタヤならバンコクから車で約2時間なので、子どもの昼寝の時間に移動を合わせられます。
カップルで街の食事と買い物を楽しみたいならタイ、海とアクティビティで動き回りたいならセブです。友人どうしなら、夜遊びを重視する旅はタイが合います。キャニオニングやダイビングで体を動かしたいグループはセブです。
セブとバンコクを1回の旅で両方回る

どちらか決めきれない人は、2つをつなぐ手もあります。エアアジア・フィリピンは、2026年6月11日からセブとバンコク(ドンムアン空港)の直行便を毎日飛ばすと発表しました。2026年3月の報道です。セブ発は早朝4時5分、バンコク発は朝7時5分です。日本からセブに入ってバンコクから帰る形なら、セブで海を3日、バンコクで寺院と食事を3日という配分にできます。
ただ、7日間で2か国を回ると移動日が2日になり、それぞれの滞在は短くなります。早朝便に合わせて前夜は空港近くに泊まるなど、移動の段取りまで決めてから航空券を取ってください。
セブに留学・滞在中の人がタイへ行くとき
セブで語学留学や仕事をしている人にとって、タイは週末をはさんで行ける距離です。セブからドンムアン空港への直行便を使えば、日本へ戻らずに往復できます。気をつけたいのは、2026年9月15日以降のタイのビザなし滞在が観光で30日までになったことです。留学のあとに1か月以上タイを回る計画なら、30日を超える前にビザの取得か延長の手続きが要ります。フィリピンへ戻るときも、フィリピン側で滞在できる日数とeTravelの登録を改めて確かめてください。
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論

「タイとセブならどちらがいいか」と聞かれたら、編集部は最初に「タイのどこに行きたいか」を聞きます。バンコクで寺院と食事を楽しみたい人には、迷わずタイをすすめます。
一方、7日間のうち4日以上を海や滝で過ごしたい人と、国内線の乗り継ぎを減らしたい人に合うのはセブです。決めきれないときは、行きたい場所を3つ書き出し、そのうち2つがある方を選んでください。
よくある質問

日本から近いのはセブとタイのどちらですか?
成田からの直行便で比べると、セブが約5時間15分、バンコクが約6時間30分です。時差もセブが1時間、タイが2時間です。
タイはビザなしで何日いられますか?
2026年9月15日以降の入国は、観光目的で30日までです。それより前に入国した人は60日です。
7日間でタイの3都市を回れますか?
回れますが、移動日が2日になり滞在は短くなります。7日間ならバンコクともう1か所の2つに絞る方が、1か所ごとにゆっくりできます。
7日間でセブの南部と北部を両方回れますか?
どちらも陸路で片道数時間かかるため、7日間で両方は詰め込みすぎです。ジンベエザメやイワシの群れを見たいなら南部、静かな島で過ごしたいなら北部を選びます。
物価が安いのはタイとセブのどちらですか?
屋台や大衆食堂の食事はどちらも手ごろで、旅行全体の差は航空券とホテルで決まります。同じ日付・同じ人数・同じクラスで検索して比べるのが確実です。
子ども連れならどちらが楽ですか?
宿を替えずに済む形が組みやすいのはセブのマクタン島です。タイならプーケットかパタヤの1か所に絞ると、移動の負担が減ります。
セブからバンコクへ直行便はありますか?
エアアジア・フィリピンが2026年6月11日からセブとドンムアン空港の直行便を毎日飛ばすと発表しています。予約の前に、運航日を航空会社のサイトで確かめてください。
最後に

2026年10月に、航空会社の時刻表とタイ・日本の公的な案内で確認した情報です。タイは到着3日前からTDAC、セブは72時間前からeTravelを公式サイトで登録します。航空券は、タイとセブを同じ日付・同じ人数で検索して比べると、本当の差が分かります。
