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セブはコーヒーの街になった?Bo’sの200店舗、地元焙煎所、2026年のイベントから見る

農園、焙煎、教育、競技会、そして日常の一杯。店の数だけでは見えないセブのコーヒー文化を考えます。

セブはコーヒーの街になった?Bo’sの200店舗、地元焙煎所、2026年のイベントから見る
アヤラセンター・セブのBo's Coffee(記事で扱うCity di Mare店ではありません)。写真: PaulGorduiz106 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

こんにちは、ナビセブ編集部です。ITパーク、Ayala、バニラッド、SRP、マクタンと、セブではどこへ行ってもカフェがあり、店が増えたと感じます。しかし、本当に「コーヒーの街」になったのでしょうか。

2026年に見えてきたのは、飲む場所だけでなく、豆を作る農園、焙煎所、バリスタを育てる学校、イベント、競技会、地元ブランドがつながる姿です。農園から焙煎、バリスタ、カフェ、コミュニティまで、街の仕組みとして見ていきます。

結論

「カフェが多い街」から、コーヒーを支える仕組みのある街へ

「カフェが多い街」から、コーヒーを支える仕組みのある街へ

Bo’s Coffeeの200店舗到達、地元焙煎所の成長、学校やワークショップ、イベントと競技会、トゥブランの生産拡大。少なくともこの5つが、セブがコーヒーの街に近づく理由だと思います。作る・焙煎する・学ぶ・競う・売るという営みが、セブの中でつながり始めています。

全国展開するブランドと、焙煎・教育を担う店

全国展開するブランドと、焙煎・教育を担う店

大手チェーンと小さな焙煎所は、どちらが優れているかだけで比べるものではありません。利用しやすさや規模を支える店、豆の個性を追う店、技術を教える店が並ぶことで、街のコーヒー文化に厚みが生まれます。

Bo’s Coffee|セブ発のブランドが世界200号店へ

2026年5月、シティ di MareにBo’s Coffeeの世界200号店が開業しました。セブ市初のBo’sのドライブスルー店で、営業時間は4:00~24:00です。セブ発の地元事業が全国規模のブランドへ育った象徴と見ることができます。

1店舗の成功と200店舗への拡大は同じではありません。焙煎、供給網、研修、ブランドづくり、メニュー開発、不動産、運営まで必要になります。また、座って飲むだけでなく、車で買って持ち帰り、仕事やツアーへ向かうという使い方は、コーヒーが暮らしを支える存在になったことも示しています。

Good Cup|カフェ・焙煎所・学校・卸売の4部門

Good Cup コーヒー Co.は2018年にセブで始まり、現在はカフェ、焙煎所、アカデミー、卸売の4部門を運営しています。一杯を提供するだけでなく、焙煎し、教え、他の事業者へ供給するところまで役割を広げています。

  1. 飲む
    カフェで一杯を提供する。
  2. 焙煎する
    焙煎所で豆を仕上げる。
  3. 教える
    アカデミーで技術を学べる。
  4. 事業者へ供給する
    卸売を通じてカフェ、レストラン、宿泊・接客業へ広げる。

Good Cup アカデミーの2026年の基礎クラスは、コーヒーの基礎知識、バリスタ、抽出、官能評価、焙煎の5分野で、1クラス₱8,000です。ラテアートやエスプレッソマシンだけでなく、抽出、官能評価、焙煎まで、飲む趣味を技術として深められます。

卸売も行っているため、Good Cupの店へ行かなくても、別のレストランやカフェで地元焙煎所のコーヒーを飲む可能性があります。店の数に加え、誰が裏側で豆を供給するのかを見ることも大切です。

公式には国内だけでなく世界の顧客へ豆を届ける方針を掲げ、利用規約ではセブに加えてMakatiのカフェも事業対象に記載されています。セブで生まれたコーヒー会社が、島の外へ広がっています。

Currentなどの小規模焙煎所もある

Current Coffee Roasters、Kamp Craft、Peak、Three Two Brewなど、独立系の小さなコーヒーショップや焙煎所もあります。大手チェーンとマイクロロースターが共存することも、コーヒーの街として重要です。

ブランド この記事で注目する役割
Bo’s Coffee 利用しやすさ、規模、フィリピンの産地
Good Cup 焙煎、スペシャルティ、教育
Current 小規模焙煎、実験的な取り組み
Coffee First 24時間利用という生活面の役割
ブランドごとに見る役割の違い

全国ブランドとスペシャルティ店は競合するだけではありません。規模、技術、教育、営業時間など、異なる役割が重なって街の選択肢を支えています。

豆を産地とロットで選ぶ楽しみ

豆を産地とロットで選ぶ楽しみ

スペシャルティコーヒーでは、エチオピア、ケニア、コロンビア、Mt. Apo、Bukidnon、Benguetなど、豆の産地から選べます。Good Cupの公式販売にはBrazil Cerrado、Ethiopia Sidamo、フィリピン産、希少なGeshaなどが並び、ワインを産地で選ぶような楽しみ方ができます。

輸入スペシャルティと地元フィリピン産を別物として扱うだけではなくなっています。フィリピン産Gesha、リベリカ、Catimor、競技会向けのロットも、エチオピアやコロンビアの豆と同じ店に並ぶようになったことは、大きな変化です。

2026年の催しは、買うだけでなく学ぶ場へ

2026年の催しは、買うだけでなく学ぶ場へ

イベントや体験を見ると、店単体では見えないコミュニティが分かります。以下では、すでに紹介・実施された内容と、情報確認時点で予定されている競技会を分けて整理します。

Coffee Disco|SM J Mallでの交流とワークショップ

2026年7月19日~8月2日・開催済み。SM J MallのCoffee Discoは、地元カフェ、飲食出店者、コーヒーワークショップ、アート、エンターテインメントを組み合わせたイベントでした。

参加ブランドにはCalm Grounds コーヒー、Comma カフェ、Each カフェ、Kasa Brewなどがあります。コーヒー Appreciation ワークショップにはリスクコーヒー、Current Coffee Roasters、The カフェ Co.、Bo’s Coffeeなどが講師として参加し、買うだけでなく、学び、知る機会になりました。

Three Two Brew|自分で淹れる体験と競技会の案内

2026年8月・体験の取り組みを紹介。Three Two Brewは、来店客が自分でポアオーバーを体験する取り組みを紹介しました。飲むだけでなく、自分で淹れることへ進む例です。

2026年9月26日・開催予定。Ultimate Barista Challenge 2026がセブで予定されています。Three Two Brewの最新案内による競技構成は次のとおりで、優勝賞金は₱32,000です。

  1. Latte 芸術
    ラテアートを競う段階。
  2. Manual 抽出
    手で抽出する技術を競う段階。
  3. Cup Tasters
    カップテイスティングの段階。
  4. Championship|バリスタ Scrimmage
    大会案内で示された最終段階。

対象はプロのバリスタだけでなく、自宅で淹れる人やコーヒー愛好家にも広がっています。ラテアート、手抽出、カップテイスティング、シグネチャービバレッジを通じて、味、技術、官能評価、創造性まで競うことが、見た目だけではない文化の深さにつながります。

農園から一杯、そしてコミュニティまで

農園から一杯、そしてコミュニティまで

コーヒー文化は、Instagram向けの内装、ノートパソコン、カフェ巡りだけではありません。農家、焙煎する人、バリスタ、競技会、飲む人までを見ると、その全体像が分かります。

トゥブラン|セブには作る側もある

トゥブラン(Tuburan)にはコーヒー農園があり、2026年時点で紹介されているデータには、約2,000人の農家と336haの栽培面積があります。生産量108メートルトンは2025年の実績です。

  • コーヒー農家:約2,000人
  • 栽培面積:336ha
  • 2025年の生産量:108メートルトン

農務省は、トゥブランにビサヤ初のコーヒー産業振興事務所を設置する計画を示しています。アラビカ、ロブスタなどの高品質なコーヒー品種を育てる苗床も計画されており、農園単体ではなく産業として育てる動きです。

農園とカフェが同じ島にあることはセブの強みです。次の流れは、島内で見られる役割のつながりであり、特定の一袋の流通経路を証明するものではありません。

  1. トゥブランで育てる
    島にコーヒー生産の場がある。
  2. セブ市で焙煎する
    焙煎所が豆を仕上げる。
  3. カフェで淹れる
    バリスタが一杯へ仕上げる。
  4. 競技会で技術を競う
    抽出や味を見分ける力を磨く。
  5. 飲み手が味わう
    消費者が文化を支える。

私は、農園・焙煎所・バリスタ・一杯という4つの役割に、5つ目のコミュニティを加えると理解しやすいと思います。店やブランド単独ではなく、それぞれが何を担うかを並べてみます。

役割 セブの例
農園 Tuburan
焙煎所 Good Cup、Current、Kamp Craftなど
バリスタ・教育 Good Cup アカデミー、競技会、ワークショップ
一杯を提供する店 Bo’s、スペシャルティカフェ、24時間店。Coffee FirstやPICKUPなど
コミュニティ Coffee Disco、ワークショップ、Ultimate Barista Challenge、カフェ巡り
飲み手 地元住民、学生、観光客、BPO勤務者
セブのコーヒーを支える役割と例

農園から焙煎、バリスタ、一杯までを見たうえで、人が集まり学ぶ場も含める。それが「カフェがたくさんある」という説明より、コーヒーの街という言葉に近い見方だと思います。

24時間の一杯は、留学や仕事の生活時間も支える

24時間の一杯は、留学や仕事の生活時間も支える

味を競う場と、夜中に一杯を飲める店は役割が違います。しかし、朝4時、午前2時、昼12時と、働き方や生活時間にコーヒーが組み込まれることも、街の文化の一部です。

Coffee Firstなどの24時間店

セブにはCoffee Firstなどの24時間コーヒーショップがあり、BPO、学生、夜勤の生活を支えています。英語留学生、大学生、BPO勤務者、リモートワーカーにとって、カフェは会話、勉強、仕事、待ち合わせの場所にもなります。コーヒー文化は食の話だけでなく、都市生活の一部です。

「店が増えた」を、継続したデータにする

「店が増えた」を、継続したデータにする

NaviCebuでは、毎年同じ項目を追うことで、印象だけでなく変化を示せるようになります。まずはブランド、店、生産地、催しの各分野で記録を続けたいと考えます。

分野 記録する項目
ブランド・店舗 Bo’s店舗数、セブのスペシャルティ焙煎所数、新規開店、閉店
生産 トゥブランの農家数、栽培面積、コーヒー生産量
催し・価格 コーヒーイベント数、バリスタ競技会、フィリピン産コーヒー価格
毎年追いたいデータ

セブ市、マンダウエ、Lapu-Lapuごとに、コーヒーショップ、スペシャルティ店、24時間店、焙煎所の数も毎年記録できれば、「増えた」ではなく、何店増えたのかを伝えられます。

コーヒーを扱う10本の記事の基礎データを積み上げ、将来は「CEBU COFFEE DATA BOOK」にまとめる構想です。価格指標、焙煎所データベース、農園データ、産地、24時間営業、朝のコーヒー、イベントを一つの記録に集めます。

たとえば「セブはコーヒー産地ですか」「セブの焙煎所は」「トゥブランの生産量は」「Bo’sは何店舗」「セブで競技会はある」とAI検索で尋ねられたときも、数字を持っていれば引用される可能性が高まります。曖昧な文化紹介で終わらず、根拠となるデータを持つことが重要です。

まとめ

セブはまだメルボルン、東京、ソウルのようなコーヒー都市と同じ規模ではないかもしれません。それでも2026年を見ると、農園、焙煎所、バリスタ、カフェ、コミュニティという条件がかなりそろってきたと感じます。私はもう「カフェが多い」だけでなく、セブにはコーヒー文化があると言ってよいと思います。

情報確認日と注意事項

情報確認日と注意事項

情報確認日:2026年9月2日。主な確認先はGood Cup コーヒー Co.公式、フィリピン情報庁、農務省、SunStar セブ、Three Two Brew/Ultimate Barista Challenge 2026、Bo’s Coffee関連の2026年最新情報です。

店舗数、焙煎所数、イベント、競技会、生産量は毎年変わります。この記事はコーヒー文化を継続して追う基礎として、店舗数、生産量、新しいイベント、主要ブランドの動向を毎年更新していくことに意味があります。

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