こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
セブに3泊4日で旅行するなら、毎食外食でもほとんど問題ありません。朝食はホテル、ランチはレストラン、ディナーはまた別のレストランという具合です。旅行中だからこそ、毎回違う店へ行くこと自体が楽しみになります。しかし30日になると話が変わります。1日3食なら、30日で最大90食あります。
90回すべてをレストランにすると、費用だけでなく、「毎回何を食べるか決める」という小さな負担も積み重なります。だから1か月滞在では、ホテルの朝食、レストラン、カフェ、フードデリバリー、スーパー、簡単な料理を混ぜる方が自然です。大切なのは、自炊に切り替えることではなく、毎食をイベントにしなくてよくなることです。
ナビセブ編集部のまとめ
最大90回の食事を、外食だけにしなくていい
自炊か外食かの二択にせず、ホテル、レストラン、カフェ、デリバリー、スーパー、簡単な料理をその日の時間と気分で混ぜます。
最大90回をすべてイベントにしない
30日なら食事は最大90回です。すべてを特別なレストラン体験にする必要はありません。30日 × 3食 = 最大90回
90回すべてをレストランでのイベントにする必要はありません。
短期旅行では、食事は予定の一部です。「今日はレチョン」「明日はシーフード」「夜は人気レストラン」と予定を組みます。こうして組み立てても数日なら楽しめます。しかし30日なら最大90回あります。90回すべてに「セブで食べるべきもの」を探す必要はありません。今日はホテル、明日はカフェ、その次はパンとコーヒーにしてディナーだけ外食する、といった普通の日が入ってきます。
朝・昼・夜に強弱をつける
朝を軽くし、ランチかディナーの一回だけ外食を楽しむ組み方もできます。
毎朝ホテルの朝食でなくてもいい

1か月ホテルに泊まる場合、朝食付きプランを選ぶ人もいると思います。これは便利です。朝起きてそのまま食べられますし、メニューを考える必要もありません。しかし30日毎朝ビュッフェだと、途中から「今日はコーヒーだけでいい」と思う日も出てきます。パン、フルーツ、ヨーグルト、コーヒーくらいでも朝食になります。長く滞在するほど、朝食は旅行体験より生活のリズムに近づいていきます。
同じ1か月滞在でも、メインの食事を昼にするか夜にするかで一日の組み方が変わります。毎食レストランへ行かず、外食の楽しさを残す方法を比べます。
| モデル | 朝 | 昼 | 夜 |
|---|---|---|---|
| ランチをメインに | 軽く済ませる | レストラン | テイクアウトやデリバリー |
| ディナーだけレストラン | 毎食外食に固定しない | カフェや簡単な食事 | 仕事・観光後にレストラン |
一日一回だけ外食を楽しむ方法があります。平日は簡単にし、週末だけ特別なディナーにしても構いません。
ランチだけ外食する方法もある。 1か月滞在では、ランチをその日のメインの食事にする方法もあります。朝は軽く済ませ、昼はレストラン、夜はテイクアウトやデリバリーにします。これなら外食の楽しさも残せますし、毎食レストランへ行く必要もありません。特に平日はこの形にして、週末だけ少し特別なディナーへ行くという使い方もできます。食事も平日と週末で強弱をつけると、1か月の生活がかなり楽になります。
ディナーだけレストランでもいい。 逆に、昼はカフェや簡単な食事にして、ディナーだけレストランにする方法もあります。夕方まで仕事や観光をして、夜だけ外へ出る形です。それならレストラン選びも一日一回です。30日間ずっと「朝食、ランチ、ディナーすべて外食」と考えなくても、一日一回だけ外食を楽しむという方法があります。
キッチン・スーパー・デリバリーを選択肢にする
キッチン、スーパー、デリバリーは、毎日料理するためではなく食事の選択肢を増やす手段です。
キッチンがあると選択肢が増える
サービスアパートメントやキッチン付きの宿泊先なら、食生活の自由度はさらに高くなります。しかし、本格的に料理する必要はありません。卵、パン、インスタント食品、スープ、フルーツを用意したり、テイクアウトを温め直したりする程度でも十分です。キッチンの価値は「毎日料理するため」ではなく、外食しなくても一食成立させられることにあります。
自炊にも費用はかかる。 ただし、自炊すれば必ず得とは限りません。食材や油、調味料を買う費用だけでなく、掃除、皿洗い、料理の時間も必要です。30日しかいないのに、大きな調味料を何本も買うのは効率が悪い場合もあります。だから長期滞在の自炊は、日本での家庭料理を完全再現するより、簡単なものだけ作るくらいが現実的だと思います。
キッチンがなくてもスーパーは使える

ホテルの部屋にキッチンがなくても、スーパーは十分使えます。水、パン、フルーツ、お菓子、牛乳、ヨーグルト、そのまま食べられる食品、コーヒーなら、料理しなくても使えます。つまり「スーパーを使う=自炊」ではありません。1か月になると、レストラン以外から食べ物を調達する方法が増えるだけです。
フードデリバリーも生活の一部になる。 セブではフードデリバリーを使えるエリアも多くあります。雨の日や仕事の日、疲れた日、ホテルから出たくない日はデリバリーで十分です。短期旅行では「せっかくセブに来たのだから外へ行こう」と思いますが、30日なら毎日そうする必要はありません。今日は何もしないから食事も届けてもらう。それも1か月滞在では普通の選択になります。
デリバリーだけにも偏らない。 もちろん、毎日デリバリーにする必要もありません。デリバリーは便利ですが、配達料やサービス料が加わる場合があります。メニュー価格も店頭と違う場合があります。レストラン、スーパー、カフェ、デリバリー、キッチンを混ぜる方が現実的です。長期滞在の食事は、「最安の方法を一つ選ぶ」のではなく、その日の時間と気分で使い分ける方が合っています。
地元のレストランに何度通ってもいい

30日なら、同じレストランへ何度も行って構いません。ホテル近くの店や気に入ったカリンデリア、モールのレストラン、日本食の店、カフェへ繰り返し行けます。最初は検索して見つけた店でも、何度か行けば「いつもの店」になります。毎回新しいレストランを探さなくてもいい。これが長期滞在の楽なところです。
「今日は何を食べる?」を簡単にする。 食事は一日3回あります。毎回「セブで一番おすすめは?」と考えていたら疲れます。月曜はパンとコーヒー、ランチはいつもの店、ディナーはデリバリーにして、金曜だけ少し良いレストランへ行きます。このくらいでも十分です。旅行では食べ物を探しますが、滞在では食事を生活の中へ組み込みます。
外食比率より時間の自由を見る
外食比率を下げる価値は、節約の可能性だけでなく時間の自由が増えることにあります。最大90食の30日滞在を前提に、外食100%と約50%、さらに外食を減らす25%の考え方を比べます。正確な節約額ではなく、回数・食べ方・時間の自由を見ます。
| 外食の考え方 | 回数・組み方 | 残りの食事と時間 |
|---|---|---|
| 100% | 毎食レストランなら90回 | 毎食、店を選び移動する |
| 約50% | 外食は約45回 | スーパー、デリバリー、ホテルの部屋、キッチンを使う |
| 25%へ減らす考え方 | ディナーだけ週3〜4回、週末は外食、平日は簡単にする例 | 外食を減らしても旅行はつまらなくならず、一回一回の外食をゆっくり楽しめる |
費用を下げられる可能性だけでなく、毎食レストランへ移動せず部屋で食べる選択ができることが大きな違いです。
例えば30日間、毎食レストランなら90回です。これを半分程度にすると、外食は約45回になります。残りはスーパー、デリバリー、ホテルの部屋、キッチンなどを使います。外食回数が減れば費用を下げられる可能性がありますが、それ以上に大きいのは時間の自由が増えることです。毎食レストランへの移動がなくなります。「今日は部屋で食べる」という選択ができるだけで一日が楽になります。
外食25%でも旅行はつまらなくならない。 さらに外食を少なくしても、セブ旅行がつまらなくなるわけではありません。例えば30日間のうち、ディナーだけ週3〜4回レストランへ行き、週末は外食して、平日は簡単に済ませます。この方法なら、食事を楽しみながら日常も作れます。食事回数が減ると、一回一回の外食をゆっくり楽しめるという考え方もできます。
1か月の食費は「一食いくら」だけでは決まらない。 食費を考えるとき、一食の値段だけを見ると分かりにくくなります。レストランは高く、スーパーは安い、という単純な話ではありません。スーパーへ行くGrab、余った食材の廃棄、調理器具の購入、配達料にも費用がかかります。だから別の記事で1か月の食費の予算を考えたように、一日平均、または30日合計で見る方が現実的です。
朝食を軽くすると費用も下がりやすい。 1か月の食費で調整しやすいのが朝食です。毎日ホテルのビュッフェを追加料金で付けるのか、コーヒーだけの日も作るのか、パンやフルーツをスーパーで買うのか。ここでかなり差が出ます。特に長期滞在では、朝から毎日大量に食べたいわけではない人も多いと思います。朝食を自分のリズムに合わせられる宿泊先は、意外に使いやすいです。
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同行者と生活圏で食事設計を変える
同じ1か月でも、家族・カップル・一人など誰と滞在するかで、食事時間と必要な設備が変わります。全員が毎食同じレストランへ行く前提を外して比べます。
| 滞在者 | 起こりうる違い | 選択肢 |
|---|---|---|
| 家族 | 疲れ・好き嫌い・朝は牛乳だけ・昼寝・早い夕食 | キッチンや冷蔵庫で調整できる宿泊先 |
| カップル | 一人は朝食、もう一人はコーヒーだけ | カフェと部屋で別々に食べ、ディナーだけ一緒でもよい |
| 一人 | 遅いランチでディナーが不要な日、フルーツだけの日、良いレストランへ行く日 | 困ったときにすぐ食べられる選択肢を持つ |
部屋の広さや毎日のレストラン探しだけでなく、食事を自由に調整できる状態を重視します。
家族で1か月滞在するなら、毎食レストランはさらに大変です。子どもが疲れていたり、好き嫌いがあったり、朝は牛乳だけで済ませたりすることもあります。昼寝や早い夕食時間への対応も必要です。キッチンや冷蔵庫があれば、食事の選択肢がかなり増えます。家族では、部屋の広さだけでなく食事を自由に調整できる宿泊先かどうかも大切です。
カップルでも毎食同じタイミングとは限らない。 カップルでも、一人は朝食を食べたい、もう一人はコーヒーだけ、ということがあります。毎食一緒にレストランへ行かなければならないわけではありません。一人はカフェ、もう一人は部屋で食べ、ディナーだけ一緒でも構いません。長い滞在なら、このくらい自由でもいいと思います。短期旅行より、普段の生活に近づきます。
一人なら一番自由に組める。 一人滞在なら、食事の予定はさらに自由です。ランチが遅かったからディナーはいらない、今日はフルーツだけにする、逆に良いレストランへ行くなど、全部自分で決められます。一人で1か月いるなら、「毎日どこで食べるか」より、困ったときにすぐ食べられる選択肢をいくつ持っているかを見る方がいいと思います。
ホテル周辺に食事の場所があるかは重要。 1か月滞在では、宿泊先の周辺環境が食費にも影響します。例えば、徒歩でカフェへ行けてスーパーが近く、レストランが多く、デリバリーの対応エリアに入っている場所です。このような場所なら、毎回Grabを使う必要がありません。一方、周辺に何もなければ、食べ物を買うためだけに交通費がかかります。
だから長期滞在では、部屋の料金だけでなく、食事をどう確保できる立地かを見る必要があります。
ナビセブ編集部なら「毎食セブらしいもの」はやらない。 私なら、1か月セブにいる人に毎食ローカルフードをすすめません。レチョンやシーフードを食べ、カリンデリアにも行きます。しかしコーヒーとパンの日があっていいし、日本食を食べてもいい。私はセブに長く住んでいますが、毎日「セブらしい食べ物」を食べているわけではありません。生活とはそういうものです。ローカルフードを楽しむことと、毎食ローカルフードにすることは別です。
1か月なら食事に「普通の日」を作る。 これはこの連載全体の考え方と同じです。毎日観光したりビーチへ行ったりせず、毎食特別な食事にもせず、普通の日を作ります。朝食はコーヒー、ランチはいつものレストラン、ディナーはデリバリーにして、翌日は少し良いレストランへ行きます。この強弱があると1か月続けやすくなります。
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最後に|食事を観光から生活へ
自炊か外食かの二択ではなく、その日に一番楽な方法を選べる状態を作ります。
セブに1か月滞在すると、最大90回の食事があります。そのすべてをレストランにする必要はありません。ホテルの朝食、カフェ、地元のレストラン、スーパー、フードデリバリー、キッチンを混ぜればいいと思います。大切なのは「自炊するか、外食するか」の二択ではありません。今日はどの方法が一番楽かを選べる状態を作ることです。
短期旅行では「次はどのレストランへ行く?」と考えますが、1か月滞在では「今日は外へ食べに行く?」に変わります。この違いは小さいようですが、生活としてはかなり大きいと思います。毎食レストランへ行くのではなく、同じ店へ何度も通ったり朝食を簡単にしたりします。疲れた日はデリバリーに頼り、キッチンがあれば少し料理します。そして週末には、またレストランを楽しみます。
食事を観光から生活へ変えること。これが、1か月セブに滞在するときの現実的な食事の作り方です。



