こんにちは、ナビセブ編集部の山崎いおりです。セブ島留学を経験しました。留学の記事を担当しています。
ナビセブ編集部のまとめ
LCIC CELSは、CEFRに沿って整理した25の科目を英語サイトで案内しています。一方、日本向けの学びの案内は、英語の授業を6段階のレベルに分けると説明しています。「25」は科目数、「6」はレベル数です。どちらも入学時の得点換算表や、4週間後に必ず到達するレベルを示した数字ではありません。
「6レベル」と「25科目」は異なる数え方
留学先の説明にCEFRという国際的な指標が出てくると、自分の現在地と卒業時のレベルを機械的に判定できるように感じるかもしれません。しかし受講者が実際に決めるのは、どの科目を何科目取り、その期間に何を練習するかです。レベル分けの表示はその選択を助けますが、科目の開講状況や履修枠も合わせて見なければ、自分に合う時間割は組めません。
LCICの日本向け案内は、英語が苦手な人から上級の授業を受けたい人までを想定した6レベルを紹介します。CELSの英語サイトは、CEFRに沿って分類した25科目に言及しています。ここで「25段階まで上がれる」と読むのは誤りです。ある科目がどのレベルを対象にするかという分類と、選べる科目の総数は違います。
また、CEFRのA1からC2までの文字を見かけても、CELSに入学する際に受ける試験の得点を一律に換算し、全科目の受講資格を決める表が公開されているとは限りません。この資料から分かるのは、学校が科目とレベルを整理していることです。「自分はA2だから必ずこの曜日にこの科目を取れる」とまで結論を広げることはできません。
何科目取るかで学習の密度が変わる
日本向けFAQでは、毎月の履修登録で最少1科目、最大5科目を選択できます。必ず履修する選択制の科目があり、最大の5科目を取れば週20コマ、1日に原則4コマの時間割になります。ここで示す「1コマ」は通常の選択科目の90分で、放課後の教員との追加One on Oneの50分と区別してください。
科目を増やすと、授業の接触時間は増えます。しかし英語で発表する授業なら準備や振り返りにも時間が要ります。日本の所属大学の遠隔授業を並行して受ける人は、LCICで受ける授業の数だけを最大にしても、両方の課題を処理しやすいとは限りません。週20コマは学校が示す上限を使った例であり、全学生の標準時間割ではありません。
逆に1科目だけでは、学校の授業以外に自分がどこで英語を使うのかを考える必要があります。LCICには地元学生と会話する無料のBuddy制度が案内されていますが、これは授業の空き時間をすべて埋める義務でも、教員による個別授業でもありません。授業で試した表現をBuddyや生活の中で使い、うまく伝わらなかった点を次の授業へ持ち帰る。そんな使い方なら、履修科目数と実際に話す機会を分けて設計できます。
初級者は「レベル名」だけで選ばない
英語に自信がない人にとって、6レベルの案内は入口です。しかし、レベルが同じでも「読む」「聞く」「話す」「書く」のうち、どの活動を増やしたいかは人によって違います。LCICの日本向けカリキュラム紹介は、この四技能を伸ばす幅広い選択科目を案内しています。自分の目的が人前で話す練習なのか、大学の課題を英語で書く練習なのかを先に言葉にすると、レベル表示だけに頼らず科目を選べます。
初心者が授業の量を決めるときは、90分の授業をいくつ連続して受けるかも考えたいところです。1日に4コマを入れることは可能でも、その後に復習、食事、寮での生活が続きます。最初からすべての枠を埋めることが正解だとは学校も定めていません。選べる上限と自分に合う上限は異なります。
一方、英語を既に使ってきた人は、レベルの高い授業という言葉だけで納得せず、内容を見て選びます。学校は文化やSDGsを英語で学ぶ授業も案内しています。英語そのものを訓練する科目と、英語を使って別の題材を考える科目では、伸ばす活動が違います。レベルは授業を探す入口で、学習目的まで代わりに決めてくれるものではありません。
授業が合わないと感じた場合
希望より易しい、または難しいと感じる理由を、科目の内容、課題の量、話す機会の少なさ、時間帯などに分けると、次に選ぶ科目を考えやすくなります。公式FAQに毎月の履修登録があることは示されています。しかし、講師の無条件変更、学期途中の科目変更回数、入学試験の点数基準まで一律に保証されていると書くことはできません。
台湾のDcardに掲載された2024年8月の受講者による体験では、投稿者が上級レベルの授業で発表やグループ活動を経験したと説明しています。これは一人が受けた科目の様子を知る材料で、CELS全体のレベル判定方法の説明書ではありません。別の時期や異なる科目で同じ人数・進め方になると想定しないでください。
受講前に「英語力が上がるか」という大きな問いだけを置くと、4週間後に何をもって良かったと判断するのか曖昧になります。たとえば発表を一つ形にする、英語での質問を授業ごとに増やすなど、選んだ科目に沿う目標を決めることはできます。これは学校が全員に保証する成果ではなく、履修の選択を活かすための自分の目標です。
よくある質問
LCICの英語には25のレベルがありますか?
いいえ。CELS公式サイトが示す25はCEFRに沿って整理した科目数です。日本向け案内は6レベルを説明しています。
一度に何科目まで履修できますか?
日本向けFAQは月ごとの登録で1〜5科目を案内します。5科目なら週20コマという説明ですが、自分がすべての枠を選ぶ義務はありません。
CEFRの表示だけで受講科目は決まりますか?
科目の対象レベルを考える助けにはなりますが、実際に何が開講されるか、いつ受講するか、何を学びたいかも必要です。公開されていない試験得点や科目変更の保証を付け足して判断しないでください。
最後に
LCICの6レベルは授業の難度を考える入口、CEFR対応の25科目は学びの選択肢です。何科目を取るか、いつ開講するか、自分が英語で何を練習したいかを一緒に見てください。科目数を到達レベルの段階数と混同しなければ、初級者も上級者も時間割を現実的に選べます。
