こんにちは、CebuOです。
オフィス区画を探すとき、最初に目が向くのは面積です。しかし、同じ人数で働く会社でも、来客が多い職場と執務席を中心に使う職場では、必要な間取りが変わります。One Mandani Bayの3種類の図面は、広さの段階と形の違いを比べる出発点になります。ここでは公開図面から読み取れる特徴と、内装設計で検討する使い方を分けて紹介します。
要点
One Mandani Bayの公式サイトでは、約97㎡のType 8、約128㎡のType 2、約177㎡のType 1の平面図を比較できます。公開図面の対象は8〜12階で、97㎡・128㎡は長方形、177㎡はL字形です。選ぶ際は面積と形状をセットで見て、必要な席、会議室、収納、通路を配置できるか検討します。これらは標準図面であり、現在の空室一覧ではありません。公式オフィス案内(確認日:2026年9月9日)
3種類の面積と形状を比較する
公式サイトのOffice Units欄には、Type 1・Type 2・Type 8のPDFへのリンクがあります。2019年6月版の公式パンフレットにも、同じ3区画の図面が掲載されています。以下の表では小さい順に並べましたが、Type番号は大きさの順位ではなく、区画を識別する名称です。担当者へ希望を伝えるときは、面積だけでなくType番号も添えると図面を共有しやすくなります。公式パンフレット
| 区画タイプ | 公開面積と平面図の特徴 |
|---|---|
| Type 8 | 約97㎡。長方形で、図中の主要寸法は8.40mと11.49m |
| Type 2 | 約128㎡。横に長い長方形で、図中の主要寸法は15.26mと8.38m |
| Type 1 | 約177㎡。一部がくぼむL字形で、単純な長方形とは異なる |
3図面はいずれも8〜12階用として掲載されており、他の階に同じ形があると一律に判断することはできません。また、図中の寸法は比較の手掛かりで、家具を発注するための現場実測値ではありません。柱や壁の厚み、仕上げ後の寸法を含めて確認する必要があるため、辺の長さを掛け算した数字よりも、まず公式の「約○㎡」という区画面積を共通の基準にします。
約97㎡のType 8は奥行きと通路の取り方を見る
Type 8は、図面上では8.40mと11.49mの主要寸法が示された長方形です。外周には柱などの張り出しも描かれており、完全に障害物のない四角い空間とは異なります。平面図全体を見てから、出入口を設ける側、外周の開口部、壁際に置きたい収納の関係を確認すると、机を並べられる範囲を具体的に考えられます。Type 8の公式平面図
配置を検討する例としては、執務席を中心にまとめる案と、来客対応用の空間を区切る案を比べる方法があります。後者では間仕切りだけでなく、来客がそこまで移動する通路も必要です。97㎡の中で会議室や収納を増やせば、執務席に使う範囲は変わるため、面積だけで「何人用」と決めず、同じ必要機能を置いた図で比較しましょう。
奥行きのある区画では、入口付近に受付を置くか、室内を見渡せる配置にするかも検討点になります。受付を設ける場合は、椅子を引いた状態や人が待つ位置まで含めて考えます。これは図面をもとにした配置の検討例であり、Type 8に受付や会議室が完成済みで備わっているという意味ではありません。
約128㎡のType 2は横長の空間をどう分けるか
Type 2の図面には15.26mと8.38mの主要寸法が記載され、Type 8より横に長い形です。広さの差に加え、長い方向へ複数の機能を並べる案を考えられる点が比較材料になります。例えば執務エリアと打ち合わせエリアを分ける場合でも、どちらを入口側に置くかで社内と来客の動線が変わります。Type 2の公式平面図
長い辺に沿って席や部屋を並べるなら、反対側へ回る通路をどう確保するかも合わせて検討します。図面に机が入ることと、実際に人が通り、椅子を引き、収納を開けられることは別です。出入口から各席までの経路を書き込むと、広く見える部分と、通路として残す部分を区別できます。
約97㎡との比較では、増えた面積をすべて増員分に使う必要はありません。同じ席数でも、来客スペースや収納を確保する案が考えられます。逆に、外出や在宅勤務が多い会社なら、常時出社する人数と来客時の人数を分けて想定すると、求める広さの理由を説明しやすくなります。どちらが適するかは、会社の働き方を入れた配置案で判断します。
約177㎡のType 1はL字の折れ曲がりを確認する
Type 1は、今回の3種類の中では面積が最も大きい約177㎡ですが、輪郭はL字形です。図面にはくぼみと柱の位置が示され、広さだけで長方形の区画と比較すると室内の使い方を捉えにくくなります。まずL字を構成する二つの部分と、その間をつなぐ位置を見て、各エリアの関係を考えましょう。Type 1の公式平面図
配置案としては、執務エリアと来客・会議エリアを別の側にまとめる方法を検討できます。一方、室内全体の見通しを重視する会社なら、曲がり角の先がどう見えるかも確認点です。形だけで使いやすさの優劣は決まらず、空間を分けたいのか、一体的に使いたいのかによって評価が変わります。
L字の接続部分に収納や設備を置く案では、人の通り道が狭くならないかを確認します。また、机を置ける面積に余裕があっても、来客が執務エリアを横切る配置では、会社が求める運用に合わない場合があります。約177㎡という総面積に加え、入口から目的の部屋までどう移動するかを追うことで、この区画固有の判断ができます。
隣接区画の組み合わせは階全体の図面で考える
One Mandani Bayは、区画を組み合わせてオフィスを構成する考え方を公式に紹介しています。ただし、公開されている3つのTypeを自由な順番で並べられるわけではありません。パンフレットの基準階図には、中央のエレベーターなどと、その周囲に配置された区画の位置関係が描かれています。連結を考える場合は、個別区画の拡大図から階全体の図へ戻ることが必要です。公式オフィス区画案内
具体的には、希望する二つの区画が同じ階で隣り合っているか、両方を同時に確保できるか、境界部分を変更できるかを確認します。図面上で隣接していても、募集状況や工事の承認まで確定するわけではありません。連結後の出入口、室内動線、設備の扱いを含む案を管理側へ示して検討する流れになります。
将来の増員を想定するときも、隣が後で空くことを前提に契約するのは避けたいところです。一つの区画で必要機能を満たす案と、複数区画をまとめて使う案を別々に作れば、確保すべき面積が明確になります。連結による広さの確保と、一つの区画の中で席を増やすことは、別の選択肢として比較しましょう。
室内の準備範囲と実際の募集区画を照合する
公式仕様では、床はベアシェル、天井はコンクリートスラブとされ、トイレ・パントリーは設置用の準備として案内されています。パンフレットに載る家具付きの室内イメージは、その家具や内装が引き渡しに含まれる証明にはなりません。水回りを計画する場合も、平面図の記号だけで完成設備の位置を決めず、配管の接続位置や施工できる範囲を区画ごとに確認します。公式の建物・区画仕様
内覧では、標準図面との一致を確認するために、階数、区画番号、面積、柱や壁の位置、室内の現状をそろえて見ます。面積の算定範囲と、契約書や見積もりで使う面積が一致しているかも大切です。標準仕様と異なる内装がある区画なら、残せるものと撤去・変更するものを整理すると、自社の配置案へ反映できます。
比較を始める前に、必要な執務席数、会議の規模、収納する物、来客の頻度を書き出しておくと検討が進みます。その条件を3タイプに同じように当てはめ、配置できる機能と残る余裕を比べましょう。収容人数や必要な通路幅は、家具寸法、避難計画、建物の工事条件を含めた設計で判断し、公開面積を単純に一人当たり面積で割って確定させないことが重要です。
まとめ
One Mandani Bayの3種類の公式平面図は、約97㎡の奥行き、約128㎡の横長形状、約177㎡のL字形という違いから比較できます。必要な機能を同じ条件で配置し、個別図と階全体の図を行き来すると、自社に必要な区画の形が明確になります。最終的には、8〜12階用の標準図面と実際の募集区画を照合し、設備の準備範囲と内装条件を含めて選びましょう。
よくある質問
97㎡・128㎡・177㎡以外の区画もありますか?
公式の建物概要では、区画面積を約80〜345㎡と案内しています。今回の3種類は公開されている比較用の図面であり、現在募集されている面積のすべてを示すものではありません。
Type番号だけで部屋の位置は分かりますか?
Type番号は図面を特定する手掛かりになりますが、契約や内覧では階数と個別の区画番号も必要です。今回扱った図面は8〜12階用なので、別の階にも同じ位置・形状があると決めず、対象階の図を照合してください。
公式平面図から何人入れるか決められますか?
面積だけでは確定できません。執務席に加えて会議室、収納、通路、設備を配置したうえで、設計担当者と建物側の条件を確認する必要があります。