こんにちは、ナビセブ編集部の谷口まりです。親子でセブに移住しました。観光とグルメの記事を担当しています。
マクタン周辺のアイランドホッピングで、代表的なシュノーケリングポイントとして使われているのが、ギルトンガン海洋保護区です。
ナビセブ編集部のまとめ
14.89haすべてが禁漁区
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | ギルトンガン, コルドバ, セブ |
| 海洋保護区の面積 | 14.89ha |
| km²換算 | 0.1489km² |
| ㎡換算 | 148,900㎡ |
| 禁漁エリア | 14.89ha=100% |
| 最初の保護区設置 | 1991年 |
| 法的設置 | 1999年 |
| 法的な海洋保護区になってからの年数 | 27年 |
| 入域料 | ₱100/人 |
| 環境利用料条例 | 市町村条例No. 004-2008 |
結論
14.89haすべてが禁漁区
ギルトンガン島周辺へ向かうアイランドホッピングの船上風景
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ギルトンガン島周辺で泳ぐ魚の群れ

ギルトンガン海洋保護区とは
ギルトンガンには複数の英語表記がありますが、海洋保護区のデータベースでは「ギルトンガン島海洋保護区」として登録されています。
所在地はバランガイ・ギルトンガン(コルドバ、セブ)で、保護区の面積は14.89ha、全域が禁漁区です。入域料は₱100/人です。
サンゴと魚が多いから観光客が集まり、観光客が増えれば入域料の収入も増えます。しかし、シュノーケラーやダイバーが増えすぎれば、サンゴに負荷がかかります。
ギルトンガンは、観光収益と海の保全をどう両立するかを、数字で考えられるセブの海洋保護区です。
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14.89haすべてが禁漁区
ギルトンガン島海洋保護区の基本データは、次のとおりです。
所在地:ギルトンガン、コルドバ、セブ
海洋保護区の面積:14.89ha
禁漁エリア:14.89ha
法的な設置:1999年
IUCN管理区分:VI
管理の有効性:Sustained(継続)
現在の入域料:₱100/人
禁漁エリアの割合は、14.89 ÷ 14.89 × 100 = 100%です。保護区内では、魚、貝、サンゴなどを採取しません。1km²=100haなので、面積をkm²に換算すると、14.89 ÷ 100 = 0.1489km²です。
㎡に換算すると、14.89 × 10,000= 148,900㎡です。東京ドームの建築面積を約46,755㎡として比べると、148,900 ÷ 46,755 = 約3.2個分です。
海洋保護区としては大きくありません。この限られたリーフに、多くのボート、ダイバー、シュノーケラーが集まります。ギルトンガンの海洋保護区は、1991年に地域の魚の保護区として始まりました。
その後、運営が一時停滞し、1999年に市町村条例No. 003-1999によって、法的な海洋保護区として再整備されました。Coral Triangle Atlasに登録されている設立日は、1999年1月1日です。
したがって、コミュニティによる最初の保護区設置は1991年、現在の法的な海洋保護区としての基準年は1999年と、分けて考えます。2026年時点で、法的な海洋保護区になってから2026 − 1999= 27年です。
禁漁区とは、見ることはでき、管理された条件の範囲内で泳ぐこともできるものの、海の資源を採ってはいけないエリアです。ギルトンガンでは、漁業、銛漁、貝の採集、サンゴの採集、観賞魚の採集などを行いません。保護区内で魚を増やし、成長した魚や幼生が周辺の海へ広がる、スピルオーバー(流出)効果が期待されます。
保護区の目的は、観光客に魚を見せることだけではありません。周辺で暮らす漁業者の、将来の漁業を支えることも目的です。ギルトンガン海洋保護区を訪問・利用する観光客からは、₱100/人の入域料が徴収されます。
人数ごとの合計は、1人で₱100、2人で100 × 2= ₱200、4人で100 × 4= ₱400、10人で100 × 10= ₱1,000です。
ツアーのパッケージによっては、保護区の料金がツアー料金に含まれています。予約時に、ギルトンガン海洋保護区の入域料₱100が含まれているかを確認します。ギルトンガン島への上陸料、白砂のエリア、ボート、シュノーケリング用具、ガイド、昼食は、別料金になる場合があります。
ギルトンガンの環境利用料の仕組みは、市町村条例No. 004-2008によって制度化されました。入域料は、保護区の巡回、リーフの調査、係留ブイ、情報センター、太陽光発電、遊歩道、コミュニティのプログラム、海洋保護区の管理などを支える仕組みです。
過去の管理資料では、収益を自治体とバランガイで分ける収益の分配も行われています。料金を払う意味は、「魚の多い海へ入るチケット」だけではありません。禁漁区を監視し、サンゴと魚を守るための管理料金でもあります。
ギルトンガンで行われたレクリエーションダイビングの調査では、2003年の年間のスキューバダイビングの本数が25,929本に達していました。1日平均に換算すると、25,929 ÷ 365 = 約71本/日です。
過去のサンゴ礁研究で示されていた収容力の目安は、年間5,000〜6,000本でした。ギルトンガンの25,929本は、25,929 ÷ 6,000 = 約4.3倍、25,929 ÷ 5,000 = 約5.2倍です。
研究の時点で、一般的な目安の約4.3〜5.2倍に達していました。同じ研究では、ダイバーの行動を10分単位で観察しています。フィンがサンゴに当たる接触は10分あたり平均1.8回、堆積物を巻き上げる行動は10分あたり平均1.1回でした。
60分のダイブに単純換算すると、フィンの接触は1.8 × 6= 10.8回、堆積物の巻き上げは1.1 × 6= 6.6回です。
すべてのダイバーが同じ回数接触するという意味ではありません。しかし、14.89haのリーフに年間25,929本が集中すると、小さな接触も積み重なります。サンゴに直接触らなくても、フィンで海底の砂や堆積物を巻き上げると、細かい粒子がサンゴの表面に積もります。
サンゴは生き物です。堆積物が積もると、光が届きにくくなる、餌を取るのを妨げる、粒子を排出するために体力を使う、病気のリスクが高まる、といった影響があります。そのためギルトンガンでは、サンゴに触れないだけでなく、海底を蹴らないための中性浮力のコントロールが重要です。
2000〜2012年に発行された入域料チケットの研究記録では、年間の平均総収入は約₱240万、最低は約₱300,000、最高は約₱590万です。
平均を12か月で割ると、₱2,400,000 ÷ 12 = 約₱200,000/月です。
この数字は現在の収入ではなく、2000〜2012年の入域料の記録です。観光が保護区管理の資金源になった一方で、訪問者の増加が新しい環境負荷になったことも分かります。公開されているギルトンガンの年間収益データでは、2017年の₱6,160,000が最も大きい記録です。
ほかに、2011年は₱5,874,899.66、2008年は₱5,374,145.35、2018年は₱5,060,000です。1999年の収益は₱3,100で、2017年との差は₱6,160,000 − ₱3,100= ₱6,156,900です。
海洋保護区が、セブを代表するシュノーケリング・ダイビングのポイントへ成長したことが分かります。では、観光収入が増えれば成功なのでしょうか。収益が増えることは、巡回や調査を続けるうえで重要です。
しかし、訪問者、ボート、ダイビングの本数、サンゴへの接触、ごみが増えるという問題も起きます。海洋保護区の成功を、収益だけで判断することはできません。確認するべきなのは、生きたサンゴの被度、魚の生物量、種の多様性、水質、訪問者の影響、コミュニティの収入、巡回の頻度です。
観光収益とリーフの健康の両方が維持されて初めて、持続可能な海の観光になります。ギルトンガン島海洋保護区は、セブのコルドバ町に属します。マクタン島側の港やビーチリゾートからは、エンジン付きのボートで向かいます。
研究資料で示されているボートでの移動時間は、約30〜40分です。出発地点、ボート、海の状態によって所要時間は変わります。ギルトンガンには道路で直接行けません。シュノーケリングやダイビングが目的の場合は、ボート事業者かダイブショップを通して利用します。
シュノーケリングは、リーフの浅い部分を水面から見るものです。必要な器材は、マスク、シュノーケル、ライフジャケット、フィンです。スキューバダイビングはタンクを使い、リーフの斜面やドロップオフを水中から観察します。
ギルトンガンの浅いリーフは約2〜8m、ドロップオフは40m超まで続きます。潮の流れが強くなる時間があるため、認定ダイバーでも地元のダイブガイドの指示に従います。サンゴを守るためのルールは、次の8つです。
- ルール 1
サンゴの上に立たない。 - ルール 2
サンゴを手でつかまない。 - ルール 3
フィンで海底を蹴らない。 - ルール 4
魚にパンや食べ物を与えない。 - ルール 5
魚、貝、サンゴを持ち帰らない。 - ルール 6
ボートの錨をリーフに落とさない。 - ルール 7
ウミガメや魚を追いかけない。 - ルール 8
海に入る直前に日焼け止めを大量に使わない。
泳ぎが苦手な人は、立てる場所を探してサンゴに足を下ろすのではなく、ライフジャケットを着けてボートに戻ります。魚への餌やりもしません。餌をやると、短時間で多くの魚が集まり、写真は撮りやすくなります。
しかし、野生の魚の採餌行動を変え、自然界にはない食べ物を与えることになります。魚が多く見えることと、リーフの生態系が健康であることは同じではありません。ギルトンガンでは、パンを持って海に入ることはできません。
人が食べ物で魚を動かすのではなく、自然に泳いでいる魚を観察します。ボートは係留ブイを使います。サンゴ礁に錨を落とすと、錨そのもの、チェーン、ロープがサンゴを壊すおそれがあります。海洋保護区では、指定された係留ブイを使います。
ツアーを予約するときは、「Do you use an official mooring buoy at Gilutongan?(ギルトンガンでは公式の係留ブイを使いますか)」と確認できます。保護区の料金が含まれているかだけでなく、ボートの運航がリーフを傷つけないことも重要です。
セブの自然データ
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今日分かったこと
ギルトンガン島海洋保護区は、面積が14.89ha、禁漁エリアが14.89ha=100%、入域料が₱100/人です。
1991年に保護区の取り組みが始まり、1999年に法的な海洋保護区として整備されました。しかし、人気が高まった2003年には、年間25,929本のダイビングを記録しました。一般的なサンゴ礁の収容力の目安として使われた年間5,000〜6,000本と比べると、約4.3〜5.2倍です。
入域料が増えれば、巡回やリーフ調査に使える資金も増えます。しかし、ダイバーやシュノーケラーが増えすぎれば、フィンの接触や堆積物による負荷も増えます。だから海洋保護区では、料金を払う、サンゴに触れない、魚に餌をやらない、係留ブイを使う、訪問者の影響を監視する、ということを同時に行う必要があります。
魚が多い海に入るための₱100ではなく、14.89haの海を次の世代へ残すための₱100。これがギルトンガン海洋保護区の入域料です。
予算の対象:ギルトンガン海洋保護区の入域料のみ。ボート、島への上陸、シュノーケリング用具、ダイビング、食事は含みません。情報の基準日:2026年8月28日
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記事内の確定データ
| 項目 | 数字・内容 |
|---|---|
| 所在地 | ギルトンガン, コルドバ, セブ |
| 海洋保護区エリア | 14.89ha |
| km²換算 | 0.1489km² |
| ㎡換算 | 148,900㎡ |
| 禁漁エリア | 14.89ha=100% |
| 最初の保護区設置 | 1991年 |
| 法的設置 | 1999年 |
| 法的海洋保護区からの年数 | 27年 |
| 入域料 | ₱100/人 |
| 環境利用料条例 | 市町村条例No. 004-2008 |
| マクタン方面からのボート目安 | 30〜40分 |
| 2003年のダイビング本数 | 25,929本 |
| 1日平均 | 約71本 |
| 収容力目安 | 年間5,000〜6,000本 |
| 目安との比較 | 約4.3〜5.2倍 |
| フィンの接触 | 10分当たり平均1.8回 |
| 堆積物かく乱 | 10分当たり平均1.1回 |
| 2000〜2012年の平均収益 | 約₱240万/年 |
| 公開されている年間最高収益 | ₱616万/2017年 |
| 浅いリーフ | 約2〜8m |
| ドロップオフ | 40m超 |

