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セブの焙煎所はどう違う?Good Cup・Current・Kamp Craftなどを比べる
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セブの焙煎所はどう違う?Good Cup・Current・Kamp Craftなどを比べる

総合型、小規模焙煎、カフェ併設、農園からの調達。豆を「誰が焙煎したか」で選びます。

谷口まり(ナビセブ編集部)約11分公開 更新

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谷口まりのアイコン

こんにちは、ナビセブ編集部の谷口まりです。親子でセブに移住しました。観光とグルメの記事を担当しています。

同じエチオピア、コロンビア、フィリピン産の豆でも、焙煎所が違えば焙煎度、風味、コク、酸味は変わります。2026年のセブはカフェだけでなく、地元の焙煎所の層も厚くなっています。今回は一杯を提供する店の手前にある、焙煎する側を比較します。

ナビセブ編集部のまとめ

最初に押さえたいこと

焙煎機から落ちる焙煎したてのコーヒー豆

全体像を知るならGood Cup、少量生産・浅煎り・実験的な精製を楽しむならCurrentが候補です。Kamp Craft、ITパークのPeak、Farm-to-Cupを掲げるTA KAPIにも、それぞれ違う見方があります。

焙煎は一杯の個性を作る工程

ロースターとは、生豆(グリーンコーヒー)を熱で焙煎する人や会社です。カフェが淹れて提供する場所なら、焙煎所はその一つ前で味を作ります。産地だけでは一杯の味は決まらず、狙う焙煎の方向性、フィルター用かエスプレッソ用かも関わります。Mt. Apo、Bukidnon、Tuburanなどを「フィリピン産の豆とセブの焙煎所」の組み合わせで見ると面白くなります。

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  1. 農園
    豆になるコーヒーを育てます。
  2. 精製・生豆
    精製を経て生豆になります。
  3. 焙煎
    熱を加え、一杯の個性を作る工程です。
  4. 抽出・カップ
    淹れて提供される一杯へつながります。
焙煎・用途 感じやすい特徴や選び方
浅煎り 同じエチオピア産でも、花、柑橘、ベリーなどの特徴を出しやすい方向。
深煎り チョコレート、キャラメル、焙煎感、コクを強く感じやすい方向。
ミルク・エスプレッソ・日常の一杯 中煎りや深煎りを好む人もいます。浅煎りだけが正解ではありません。
焙煎による味の方向性の例

豆、精製、抽出でも味は変わります。焙煎所選びは難しい豆を選ぶ競争ではなく、自分の好みに合う焙煎を探すことです。

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5つの候補を、役割の違いで比べる

店舗の住所だけでは焙煎所の全体像は分かりません。焙煎設備、カフェ、オンラインの豆販売、ホテルへの卸売が別々の場所にある場合もあります。どこで焙煎し、どこへ供給するブランドなのかまで見ます。

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小さな画面では表を左右にスクロールできます。

店・拠点 位置づけ 確認できる特徴
Good Cup Coffee Co.
F. Ramos Street, セブ市
2018年開業の総合型 カフェ、焙煎所、アカデミー、卸売の4部門。初めて一つ訪ねるなら全体像が分かりやすい店です。
Current Coffee Roasters
Gov. M. Cuenco Avenue
小規模なマイクロロースター Cascaraの2026年情報では、85+のスペシャルティグレードの豆のみを少量・入れ替え制で扱うと紹介。2026年8月更新情報の営業時間は9:00〜17:00です。
Kamp Craft Coffee and Roastery
16 モラベ通り, Camputhaw
独立系の焙煎所 公式にもCoffee and Roasteryとして掲載。Good Cupほど大規模な公式データはなく、豆・焙煎者・焙煎日程などを個別に確認したい候補です。
Peak コーヒー焙煎所
ITパーク
利用しやすいロースター型カフェ オフィス、学生、コンドミニアム利用者の多い場所で、専門コーヒーを毎日の一杯に近づける役割があります。
TA KAPI Farm-to-Cupを掲げるブランド 公式では農園から直接調達すると説明。豆の例はCaragaのロブスタ、ベトナムLam DongのCatimorです。
セブのロースターと調達型ブランド(2026年時点)

Good Cupは国内外の豆を同じ土俵で扱う

公式ストアにはBrazil Cerrado、Ethiopia Sidamo、Colombia、Philippines Bukidnon、Philippines Acu Coffee Geshaなどがあります。フィリピン産専門ではなく、世界の豆と国内の豆をスペシャルティとして扱う点が特徴です。毎日飲みやすいDaily Driverのようなブレンドから、シングルオリジン、希少豆へ選択肢を広げられます。

Currentは豆と精製方法を相談する楽しみがある

2026年8月のCascaraの登録例は、Kenya Gichuna AA(ウォッシュト)、Ethiopia Hamasho Village(ナチュラル・アナエロビック)、Colombia Las Delicias(アナエロビック・ナチュラル)です。単純な「ブラジル産・中煎り」のような構成とは異なり、精製自体を楽しみたい愛好家向けです。

同月更新のガイドでは、アフリカ産シングルオリジンを中心に浅煎りを得意とし、自家焙煎、コーヒー教育、調達について話せるバリスタを特徴としています。購入前に味を相談し、説明を聞きながら選ぶ場所として紹介されています。営業時間からも、夜の店ではなく日中に訪ねる焙煎所です。

小さな焙煎所では店頭の情報も価値になる

Kamp Craftのような店は、Instagram、店頭、バリスタとの会話でしか分からないこともあります。今後、豆の品揃え、焙煎の方向性、担当者、日程、主な産地、価格、卸売やカッピングの有無を個別に記録すると、公開情報の少なさ自体が取材の価値になります。

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Good Cupは卸売と教育でも店を支える

Good Cup Coffee Roastersの店舗外観

Good Cupはカフェ、レストラン、宿泊業向けにスペシャルティグレードのコーヒーを供給しています。焙煎豆、生豆、ホワイトラベル、プライベートラベルまで扱うため、同社の豆はGood Cupのカフェだけでなく、ほかの店も支える仕入れ先として見る必要があります。

  • 基礎クラスの分野:コーヒーの基礎知識、バリスタ、抽出、官能評価、焙煎。
  • 公式掲載料金:2026年時点で1クラス₱8,000。基礎(Foundation)クラスは1日のクラスとして案内されています。
  • 学習の段階:基礎、中級、マスタークラスのコース設計。

アカデミーは、コーヒーを飲む人からバリスタ、カフェオーナー、焙煎者へつながる仕組みです。焙煎を事業だけでなく教育として広げる点に、一般的な地元カフェとの違いが見えます。

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農家と飲み手の間を知る

屋外で天日干しされるコーヒー豆

TA KAPIのような農園からの直接調達を掲げる店を見ると、焙煎者のさらに先にいる農家にも目が向きます。通常の産業には次のように複数の段階があり、直接調達を説明する店が増えることは、生産者の情報が飲み手へ届く一つの変化です。

  1. 農園
    生産者がコーヒーを育てる段階。
  2. 取引業者
    豆を流通させる段階。
  3. 輸入業者
    輸入を扱う段階。
  4. 焙煎所
    生豆を焙煎する段階。
  5. カフェ
    飲み手へ提供する段階。

これは業界の流れを説明するもので、すべての豆が同じ経路を通るという意味ではありません。農家と焙煎者の距離が近づき、情報まで消費者へ届くことは、セブのコーヒー産業が成熟する兆しの一つだと思います。

3つの質問と、段階を踏んだ豆選び

焙煎所で買うなら、私は次の3つを聞けば選びやすくなると思います。焙煎日、用途、酸味の好みを伝えることで、高価かどうかだけでなく、自分の飲み方に合う豆を探せます。

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  • “When was this roasted?” — いつ焙煎しましたか?
  • “Is this better for espresso or pour over?” — エスプレッソとハンドドリップ、どちら向きですか?
  • “Which one is less acidic?” — 酸味が少ないのはどれですか?
  1. まずブレンドを試す
    Good CupのDaily Driverのような日常用からでも構いません。
  2. シングルオリジンへ広げる
    産地ごとの特徴に注目します。
  3. 精製方法の違いを比べる
    必ず希少なGeshaを買う必要はありません。興味に合わせて段階を進めます。

公式掲載価格ではDaily Driverは₱550から、Brazil Cerradoは₱700から。コロンビア産のGesha系には₱2,500の商品もあり、同じ豆でも価格差は大きくなります。袋の大きさを揃えずに高い・安いを決めず、100g当たりへ直して比較します。

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表示例 比較前の確認点
200g・₱700 100g単価へ直すために重量を確認します。
250g・₱850 200gの袋とは内容量が違います。
150g・₱1,250 少量の袋でも価格が高い場合があります。
袋の価格だけで比較できない例:特定店舗の商品価格ではありません

4つのタイプと、更新して残す情報

棚に並ぶ焙煎豆の袋

NaviCebuでは、規模を順位づけするより、焙煎所の役割を4つに分けると分かりやすいと思います。Good Cupは公式の4部門を持つR4、Currentは少量・85+グレード・実験的な精製を扱うR3に近い存在です。Currentは規模よりコーヒーの個性を見るタイプです。

区分 機能・特徴
R4:総合型の焙煎所 焙煎所、カフェ、アカデミー、卸売を展開。Good Cupが基準になります。
R3:スペシャルティのマイクロロースター 少量生産とシングルオリジンが中心。Currentはこの型に近いと整理できます。
R2:カフェ焙煎所 カフェと自家焙煎を組み合わせる型。
R1:コーヒーショップ 外部の焙煎所から豆を仕入れる型。
ロースターを理解するための4分類
  • 事業の情報:創業年/焙煎所所在地/カフェ/卸売/アカデミー/公開カッピング/オンライン販売
  • 豆と焙煎:フィリピン産・輸入豆/シングルオリジン・ブレンド/浅煎り・エスプレッソ向け焙煎
  • 比較と更新:100g単価(₱)/最新確認日

豆の品揃えは毎月変わるため、「エチオピアあり」だけでは不十分です。商品ごとに産地、農園、品種、精製、焙煎、テイスティングノート、価格、焙煎日を更新して残すと、店の機能と豆の個性の両方が分かるデータベースになります。

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カフェの次に、焙煎した人を尋ねる

焙煎所に置かれたコーヒー焙煎機

総合型のGood Cup、小規模で個性を追うCurrent、独立系のKamp Craft、日常に近いPeak、農園からの調達を掲げるTA KAPI。セブではカフェの数だけでなく、豆を支える役割も広がっています。「どこのカフェ?」の次に「この豆は誰が焙煎したの?」と見るだけで、一杯をもっと深く楽しめると思います。

👨‍💻 ナビセブ編集部

ナビセブ編集部の結論

セブの焙煎所は、同じ産地の豆でも焙煎度や用途の考え方で一杯の味が変わります。全体像を知りたいならGood Cup、少量生産や浅煎りを試したいならCurrentが入口になります。

Kamp Craft、ITパークのPeak、Farm-to-Cupを掲げるTA KAPIも、それぞれ違う役割を持っています。

豆を買うときは焙煎日・用途・酸味の好みを伝え、ブレンドからシングルオリジン、精製の違いへと段階を踏むと、自分に合う豆を選びやすくなります。

よくある質問

セブに焙煎所はありますか?

Good Cup Coffee Co.、Current Coffee Roasters、Kamp Craft Coffee and Roasteryなど、市内に複数あります。

Good Cupはカフェだけですか?

公式ではカフェ、焙煎所、アカデミー、卸売の4部門を展開しています。

Currentはどんな焙煎所ですか?

2026年の専門データベースでは、85+グレードを少量で扱うマイクロロースターで、ケニア、エチオピア、コロンビアなどの豆を扱うと紹介されています。

セブで焙煎を学べますか?

Good Cupのアカデミーには焙煎の基礎を含むクラスがあります。2026年の公式料金は基礎クラスが1日₱8,000です。

事業用に豆を仕入れられますか?

Good Cupはカフェ、レストラン、宿泊業向けに、焙煎豆、生豆、ホワイトラベル、プライベートラベルを卸売しています。

情報確認日:2026年9月2日。主な確認先:Good Cup Coffee Co.公式、Current Coffee Roastersの最新専門データベース、Kamp Craft Coffee and Roastery公式、TA KAPI公式、セブのコーヒーコミュニティの最新情報。

豆の品揃え、焙煎の方向性、価格、カッピング日程は頻繁に変わります。産地、精製方法、価格、営業状況を改めて確認してください。

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