こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
セブでは9月1日を過ぎると、モールにツリーが立ち、店内の音楽がクリスマスソングに変わります。ただ、教会と家族の行事が集まるのは12月16日から25日です。祭りの季節は、1月第3日曜のシヌログまで続きます。9月から1月までの流れと、2026年に決まっている日付をまとめました。
ナビセブ編集部のまとめ
飾りは9月から、行事の山場は12月16〜25日、1月のシヌログまで続く

セブのクリスマスに法律で決まった開始日はありません。英語の月名が「ber」で終わる9〜12月を「バーマンス(Ber months)」と呼び、9月から飾りと音楽が始まります。10〜11月はモールの点灯式が続き、2026年はSM Seaside City Cebuが10月16日に点灯しました。12月16〜24日は早朝ミサのシンバンガビ、24日の深夜は家族の食事ノチェブエナです。カトリックの暦では2027年1月10日でシーズンが終わり、1月17日のシヌログへ続きます(2026年10月確認)。
なぜ9月からクリスマスが始まるのか

フィリピンは国民の78.8%がローマ・カトリックです(フィリピン統計庁、2020年国勢調査)。クリスマスは一年でいちばん大きな行事で、準備に4か月かけます。
早く始まる理由は信仰だけではありません。海外や別の島で働く家族が12月に帰ってくるので、航空券や船の予約、贈り物の用意は秋から動き出します。モールもこの時期に合わせて売り場を変えます。SM Supermallsは2026年9月15日、マニラのSM Mall of Asiaで企画を始めました。名前は「12 Weeks of Iconic Christmas」です(BusinessMirror、2026年9月21日)。全国のSMは、ここから飾り付けを進めます。
9月から毎日パーティーをしているわけではありません。9〜10月に変わるのは店の飾りと音楽で、家庭の予定が埋まり始めるのは11月からです。
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9月から1月までの流れ

2026〜27年のシーズンを、セブで目に入る変化と家庭の動きに分けて並べました。
| 時期 | 街で見えること | 家庭の動き |
|---|---|---|
| 9月 | モールにツリー、店内の音楽がクリスマスソングに | 帰省の航空券を探し始める |
| 10〜11月 | モールやホテルの点灯式 | 帰省日・集まる家・贈り物を決める |
| 11月末〜12月中旬 | 会社・学校のパーティーで夜の道路が混む | ギフト交換の予算とテーマが決まる |
| 12月1日 | Fuente Osmeña Circleの大ツリーが点灯(2025年の例) | パロルを家の窓に下げる |
| 12月16〜24日 | 夜明け前の教会に人が集まる | シンバンガビに通う |
| 12月24日夜 | 夕方から店が早く閉まる | 深夜にノチェブエナ |
| 12月25日 | 個人店の多くが休む | 親戚の家を回る |
| 12月31日〜1月1日 | 年越しの花火 | 丸い果物を12種類そろえる家もある |
| 2027年1月3日・10日 | 教会で三賢者の祭日と主の洗礼の祝日 | 10日でカトリックの降誕節が終わる |
| 2027年1月17日 | シヌログの大パレード | サント・ニーニョの祭りに移る |
「9月に始まる」のは街の雰囲気の話です。家族と教会の行事は12月後半に集中します。
2026年の点灯式はもう始まっている

モールやホテルは、ツリーの点灯式でシーズンの始まりを知らせます。2026年のセブで公式に日付が出たのは2か所です。出典はSM Supermalls公式サイト(2026年10月15日掲載)です。
| 場所 | 点灯日時 | 会場 |
|---|---|---|
| SM Seaside City Cebu | 2026年10月16日(金)11:00(点灯済み) | Mountain Wing Atrium |
| SM J Mall(マンダウエ) | 2026年10月22日(木)17:00 | The Atrium |
NUSTAR Resort Cebuは、2024年と2025年の10月25日にThe Atriumで点灯しました。Fuente Osmeña Circleの「Tree of Hope」は、2025年12月1日に灯りました。高さは120フィート(約37m)です。この2か所の2026年の日付は、10月21日の時点で発表がありません。
星のランタン「パロル」と人形の「ベレン」

フィリピンのクリスマス飾りで、ツリーより目立つのがパロル(Parol)です。竹や紙で作った星形のランタンで、赤・黄・緑の光が窓や軒先に下がります。東方の三賢者を導いた星を表しています。
ベレン(Belen)は、馬小屋でキリストが生まれた場面を人形で再現した飾りです。教会のほか、ホテルのロビーやモールにも飾ってあります。写真を撮る人が多いので、12月の週末は前に列ができます。
12月はパーティーとギフト交換が続く

12月に入ると、会社・学校・教会・友人のクリスマスパーティーが重なります。食事とゲーム、出し物のあとはプレゼント交換です。交換の前に、予算と「赤いもの」「食べ物」などのテーマを決めておきます。
会社員には、法律で決まった13か月目の給与(13th month pay)があります。支払いの期限は12月24日です(大統領令第851号)。給与が入った週末はモールと道路が特に混み、Grabもつかまりにくくなります。人が集まる場所ではスリやひったくりも増えるので、財布とスマートフォンは体の前で持ってください。
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家計の負担が大きいのもこの時期です。
| 主な出費 | 内容 |
|---|---|
| ギフト | 家族、友人、名付け子への贈り物 |
| 食べ物 | ノチェブエナやパーティーの料理 |
| 交通費 | 帰省、親族訪問 |
| 衣類 | パーティーや家族写真の服 |
| 飾り | ツリー、パロル、照明 |
| 負担金 | パーティーや共同の食事の会費 |
名付け親のNinong(ニノン)やNinang(ニナン)の家には、名付け子があいさつに来ます。小さな贈り物を用意する家が多いものの、金額に決まりはありません。
シンバンガビは12月16日から9日間

シンバンガビ(Simbang Gabi)は、クリスマス前の9日間に続けて行うミサです。2026年は12月16日(水)から24日(木)です。本来は夜明け前のミサで、ミサ・デ・ガジョ(Misa de Gallo)とも呼びます。フィリピン・カトリック司教協議会の指針は、前の晩に行うミサも認めています。開始時刻は教会ごとにばらばらです。
「9回すべて通うと願いがかなう」という言い伝えがあります。教会の説明では、祈りながらクリスマスを迎える準備をする期間です。
ミサが終わると、教会の前の屋台にビビンカ(米粉のケーキ)やプト・ブンボン(紫のもち米の菓子)が並びます。ホットチョコレートと一緒に買って帰る人が多い時間帯です。旅行者も参列できます。肩と膝が隠れる服を選び、ミサ中の撮影は控えてください。
12月24日の深夜に家族で囲むノチェブエナ

ノチェブエナ(Noche Buena)は、24日夜のミサから帰った家族が、日付が変わるころに囲む食事です。テーブルにはハム・甘いスパゲッティ・レチョン(豚の丸焼き)・ケソ・デ・ボラ(玉のチーズ)などが並びます。祝うのは料理の豪華さより、離れていた家族がそろうことです。料理の中身と、旅行者が食べられる場所は専用の記事にまとめました。
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2026年末の祝日と、店・交通への影響

2026年11月から2027年1月1日までの休みは、大統領布告第1006号と第1427号で決まっています。
| 日付 | 名前 | 区分 |
|---|---|---|
| 11月1日(日) | 諸聖人の日 | 特別休日 |
| 11月2日(月) | 死者の日 | 特別休日(追加) |
| 11月30日(月) | ボニファシオ記念日 | 祝日 |
| 12月8日(火) | 無原罪の聖マリアの祭日 | 特別休日 |
| 12月24日(木) | クリスマスイブ | 特別休日(追加) |
| 12月25日(金) | クリスマス | 祝日 |
| 12月30日(水) | リサール記念日 | 祝日 |
| 12月31日(木) | 大みそか | 特別休日 |
| 2027年1月1日(金) | 元日 | 祝日 |
この期間、銀行と役所は休みです。モールの多くは25日も開きますが、営業時間は短くなります。レストランは、24日と31日の夜が予約客だけになりがちです。個人店は24日の夕方から25日まで休むところが少なくありません。両替と現金の引き出しは、23日までに済ませるのが安全です。
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25日で終わらず、1月のシヌログまで続く

帰省する人の到着日はばらばらなので、親戚の集まりは25日のあとも続きます。30日のリサール記念日・31日の大みそか・1月1日と休みが重なり、年末は一続きの長い休暇です。年越しには「新しい年もお金に困らないように」と、丸い果物を12種類そろえる家もあります。
教会の暦では、2027年1月3日(日)が三賢者の来訪を祝う主の公現です。10日(日)の主の洗礼の祝日で、降誕節が終わります。1週間後の1月第3日曜は、サント・ニーニョ(幼いイエス)の祭りシヌログです。2027年の大パレードは1月17日です。2024年のマンダウエ市庁舎のツリーは、シヌログの前まで飾ってありました。
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旅行者はいつ行けば何が見られるか

同じ「クリスマスのセブ」でも、行く時期で見えるものと混み方がはっきり違います。
| 行く時期 | 見られるもの | 混み方 |
|---|---|---|
| 9〜10月 | モールの飾り、点灯式 | ふだんどおり |
| 11月 | ホテルの点灯式、ベレン | 週末のモールが混み始める |
| 12月1〜15日 | Fuente Osmeña Circleの大ツリー、パーティー帰りの人波 | 金曜夜と給料日後の道路が混む |
| 12月16〜24日 | シンバンガビ、教会前の屋台 | 空港・港・モールが最も混む |
| 12月25日〜1月1日 | 家族で過ごす街、年越しの花火 | 個人店が休み、Grabがつかまりにくい |
| 1月前半 | 残った飾りとシヌログの準備 | シヌログの週は市内が混む |
飾りを見るだけなら、11月の平日がいちばん動きやすい時期です。シンバンガビやノチェブエナの空気に触れたいなら、12月16〜24日に滞在してください。この期間は航空券とホテルが高くなるので、予約は9〜10月に済ませます。
過ごし方は家庭ごとに違い、セブにはカトリック以外の信仰を持つ人もいます。病院・空港・ホテル・警備では、25日も働く人がいます。
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論

セブのクリスマスは「9月に始まる」とよく言いますが、9〜11月は店と街の準備期間です。本番は12月16日からの9日間と、24日深夜のノチェブエナです。長く続く理由は、離れて暮らす家族が予定を合わせ、同じ食卓にそろうまでに時間がかかることにあります。
旅行者が混雑を避けて飾りを見るなら11月、行事に触れるなら12月16〜24日を選んでください。どちらの時期でも、点灯式の日付は各施設の公式発表で確かめてから出かけます。
よくある質問

セブでは本当に9月からクリスマスが始まりますか?
はい。9月1日を過ぎるとモールの飾りと音楽が変わります。ただし祝日ではなく、雰囲気が始まるという意味です。
バーマンス(Ber months)とは何ですか?
英語の月名が「ber」で終わる9月から12月の4か月です。フィリピンでは、この4か月がそのままクリスマスシーズンの呼び名になっています。
2026年のシンバンガビはいつですか?
12月16日(水)から24日(木)までの9日間です。ミサの時刻は教会ごとに違います。
セブのクリスマスはいつ終わりますか?
カトリックの暦では、2027年1月10日の主の洗礼の祝日で終わります。1週間後の1月17日にはシヌログの大パレードがあり、祭りの季節が続きます。
12月25日は店が開いていますか?
ホテル、コンビニ、一部のモールは開いています。個人経営の店や銀行は休みます。25日の朝食はホテルで予約しておくと確実です。
最後に

この記事の日付は2026年10月に確認しました。点灯式の日程は、各モールとホテルの公式サイトかFacebookに出ます。ミサの時刻は、参列する教会の掲示で出発前に確かめてください。