結論:重大な問題がなければ、合わない理由を具体化し、要望を一つか二つ伝え、次の1~3回で改善を確認します。
改善しない場合は学校へ教師変更を相談します。不快な言動、金銭要求、ハラスメント、安全上の問題は、様子を見ずにすぐ報告してください。
相性を授業条件へ分ける
教師の能力と、自分の学び方との相性は別です。変えてほしい条件を特定します。
| 確認項目 | 具体的に見ること |
|---|---|
| 話し方 | 速度、声量、文の長さ、発音の聞き取りやすさ |
| 授業配分 | 教師と自分の発話量、雑談と教材の時間 |
| 訂正 | 量、タイミング、記録方法、優先する誤り |
| 内容 | 教材レベル、目的との一致、宿題量、教師の得意分野 |
| 雰囲気 | 質問しやすさ、緊張の強さ、授業後に残る成果 |
すぐ報告するケース
次のケースでは数回待つ必要はありません。授業を中止し、安全な場所へ移動して学校へ連絡します。
- 不快な身体接触、性的・差別的な発言、暴言や脅し
- 個人情報、私的な面会、恋愛関係を不適切に求める行為
- 金銭、貸付け、高価な贈り物、商品購入や投資の要求
- その他のハラスメントや安全上の不安
日時、教室、教師名、発言・行動、メッセージ、学校へ報告した時刻を事実として保存します。本人へ一人で説明し直す必要はありません。
調整の進め方
- 問題を一つに絞る速度、発話量、訂正、教材など、最も影響の大きい条件を選びます。
- 具体的な要望を伝える「もっと良い授業」ではなく、変えてほしい行動を短く伝えます。
- 次の1~3回で確認する変更されたか、学習しやすくなったかを記録します。
- 改善しなければ相談する教師変更、教材変更、担当科目の変更を学校へ相談します。
要望を具体的に伝える
一度に多くを求めず、最優先の一つか二つを伝えます。
| 困っていること | 伝える内容 |
|---|---|
| 話す速度が速い | 少しゆっくり、短い文で話してほしい |
| 教師の説明が長い | 自分の例文、質問、ロールプレイを増やしたい |
| 訂正が少ない | 文法・発音・不自然な表現のどれを記録してほしいか指定する |
| 訂正が多すぎる | 会話中は重要な誤りだけ、残りは最後にまとめてほしい |
| 雑談が長い | 雑談、教材、振り返りの時間を分けたい |
| 教材が合わない | 難易度か目的のどちらが合わないかを説明する |
速度と理解度を調整する
ゆっくり話しても分からない場合は、速度以外の原因も確認します。
- 重要語を文字で示してもらう
- 一文を短く分けてもらう
- 具体例を一つ追加してもらう
- 教材の語彙・文法レベルを下げる
- テーマの背景を先に確認する
異なる発音へ慣れることも学習ですが、内容をほとんど理解できない状態は調整が必要です。
発話量と訂正を調整する
- 発話へ切り替える:説明後に、自分の例文・要約・質問を行います。
- 訂正対象を絞る:意味が変わる誤り、繰り返す誤り、当日の目標を優先します。
- 言い直す:訂正文を聞くだけで終えず、見ないで一度使います。
教師だけでなく、自分が質問、例文、要約、ロールプレイを行ったかも確認します。
雑談・教材・宿題を見直す
雑談
自由会話は練習になりますが、同じ話題で毎回長く終わる場合は時間を決めます。雑談中も訂正や質問を求められます。
教材
読むだけなら、自分の例文、意見、仕事や生活への置き換えを追加します。難易度や目的が合わない場合は、教師変更より先に教材変更を試します。
宿題
複数科目の総量、復習時間、仕事や大学の予定を伝え、続けられる量へ調整します。
改善を短く記録する
感情だけでなく、変化を判断できる事実を残します。
- 日付、科目、教師名
- 困った具体的な状況
- 教師へ伝えた要望
- 次の授業で変わった点
- 発話量、訂正、理解度などの成果
教師変更を検討する基準
教師変更は人格評価ではなく、限られた留学期間の学習調整です。
- 具体的な要望を伝えても改善しない
- 目的と教師の得意分野が合わない
- 発話量や理解度が低いまま変わらない
- 教材・授業方法の調整ができない
- 毎回強いストレスがあり、学習を続けにくい
他の学生の前で教師を批判せず、学習上の理由を学校へ伝えます。
学校スタッフへ相談する


日本語スタッフ、学生担当、アカデミック担当など、学校の正式な窓口を使います。
- 授業を特定する教師名、科目、日時を伝えます。
- 事実を説明する何が起き、どの要望を伝えたかを具体的に話します。
- 改善結果を共有する次の授業で変わったかを伝えます。
- 希望する対応を伝える教師変更、教材変更、科目変更から必要なものを選びます。
同じ教師を続ける利点
重大な問題がなく調整できるなら、継続には学習上の利点があります。
- 過去の間違いと弱点を理解してもらえる
- 前回の内容から継続できる
- 同じ課題の改善を長期で確認できる
- 自分の仕事や背景を毎回説明せずに済む
短期間で頻繁に教師を変えると、原因が教師・教材・自分の参加方法のどこにあるか分かりにくくなります。
目的別の確認点
| 学習者 | 合いやすい条件 | 確認すること |
|---|---|---|
| 英語初心者 | ゆっくり、簡単な言い換え、待つ時間 | 聞き返しや短い反復ができるか |
| 社会人 | 会議、メール、発表など実務への応用 | 一般教材を仕事場面へ置き換えられるか |
| 大学生 | 面接、自己PR、試験、発表 | 進路に合う課題と訂正を受けられるか |
| シニア | 無理のない速度、反復、質問しやすさ | 同じ内容を丁寧に確認できるか |
よくある失敗
| 失敗 | 改善 |
|---|---|
| 一度の授業だけで判断する | 重大な問題がなければ通常授業を数回確認する |
| 何が合わないか整理しない | 速度、発話量、訂正、教材へ分ける |
| 要望を伝えず我慢する | 最優先の一つか二つを具体的に伝える |
| 楽しさだけで評価する | 発話量、訂正、使える表現、次の課題も見る |
| 不快な言動を我慢する | 安全を確保し、学校へすぐ報告する |
学校へ確認すること
- 教師変更の申請方法、締切、反映日、回数制限
- 教師の得意科目と授業スタイルを確認できるか
- 教師を変えずに教材・科目だけ変更できるか
- 授業評価や要望フォームがあるか
- 日本語で相談できる窓口
- 不快な言動・安全問題の緊急連絡先
まとめ
- 相性を速度・発話量・訂正・教材などへ分け、最優先の要望を具体的に伝えます。
- 次の1~3回で改善を確認し、変わらなければ学校へ教師変更を相談します。
- ハラスメント、金銭要求、不快な接触、安全上の問題は、様子を見ずにすぐ報告します。
よくある質問
教師変更は失礼ですか?
学校制度に従い、学習上の理由を具体的に伝える変更は失礼ではありません。
一度の授業で変更してもよいですか?
重大な問題がなければ、初回の自己紹介やレベル確認を除いた通常授業を数回見て判断します。
英語で要望を伝えられません。
短いメモ、翻訳アプリ、日本語スタッフ、学校の要望フォームを利用します。
教材が合わない場合も教師変更が必要ですか?
教材変更だけで改善することがあります。教師、教材、授業方法を分けて確認します。