結論:復習は、ノートを見るだけで終えません。何度も間違える内容と新しい表現3~5個を選び、声に出し、自分の例文を作り、翌日の授業で使います。
基本は30分です。時間がなければ15分へ短縮し、疲労で続かない場合は宿題量や授業数も見直します。
復習の目的
授業で理解した英語を、見なくても使える状態へ変えることが目的です。
- 記憶に残す:重要な内容を選び、短い間隔で思い出します。
- 間違いを減らす:繰り返す文法・語彙・発音の誤りを直します。
- 自分の言葉にする:訂正文を自分の経験や目的へ置き換えます。
- 次に使う:翌日の授業や生活で実際に使用します。
教材の全ページをやり直すことや、新しい単語をすべて覚えることが目的ではありません。
復習する内容の優先順位
| 復習する内容 | 優先度 |
|---|---|
| 何度も繰り返す間違い | 最優先 |
| 相手へ通じなかった発音 | 高い |
| 仕事・学校・生活で使う表現 | 高い |
| 翌日の授業で使いたい表現 | 高い |
| 教師からの重要な訂正 | 高い |
| 一度しか出ていない単語 | 必要に応じて |
| 教材の全ページ | 原則不要 |
| 使う予定のない難しい表現 | 低い |
各授業から一つだけ重要な間違いを選び、一日の終わりに重複をまとめます。
授業直後の1分復習
次の授業へ移る前に、夜の復習で迷わないためのメモだけを残します。
- 一番大きな間違い
- 新しい表現
- 直された発音
- 宿題と期限
- 次回聞く質問
休憩時間をすべて復習へ使わず、水分補給、移動、休息も確保します。
毎日30分の基本形

| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 最初の10分 | その日の間違いを整理し、正しい文を確認する |
| 次の10分 | 訂正文と新しい表現を声に出す |
| 最後の10分 | 自分の例文を作り、翌日使う文を決める |
15分しかない場合
- 5分最も大きな間違いを一つ確認します。
- 5分新しい表現を三つ声に出します。
- 5分翌日使う例文を一つ作ります。
60分取れる場合
訂正、音読、英語日記、宿題を15分ずつ行います。教材全体のやり直しは必要ありません。
教師の訂正を使える文へ変える
訂正文を保存するだけではなく、自分で動かして使います。
- 正しい文を読む意味と訂正理由を確認します。
- 見ずに言う短く区切って、正確に再現します。
- 形を変える主語、時制、相手、場所を変えます。
- 自分へ置き換える自分の経験や予定で例文を作ります。
- 翌日に使う教師へ話し、必要なら再度訂正を受けます。
単語と文法の復習
単語
初心者は一日3個程度、中級者は3~5個程度から始めます。単語だけでなく、発音、品詞、よく一緒に使う語、自分の例文を確認します。
文法
一日に一項目へ絞り、自分の例文、質問文、過去・現在・未来の文で使います。同じ誤りを複数の教師から直されたら、重要な弱点として一か所へまとめます。
発音・音読・録音
- 発音:聞き返された単語や何度も直された音を、一日一つから練習します。
- 音読:意味を理解した訂正文、自己紹介、教材の短文を正確に読みます。
- 録音:30秒~1分で十分です。発音、速度、間、語尾、繰り返しを確認します。
回数だけを増やさず、正確に読む、見ずに言う、自分の内容へ変えるなど練習目的を変えます。
英語日記
その日に学んだ表現を使う場所として、3~5文から始めます。
- 今日したこと
- 授業で学んだこと
- 難しかったこと
- 明日試す表現
翌日のマンツーマン授業で読み上げるか、内容を話し、文法と発音の訂正を受けます。
宿題と予習を調整する
複数の教師から宿題が出る場合は、第一目標に関係する課題を優先します。
- 教師へ他科目を含む宿題の総量を伝える
- 似た課題はまとめられるか相談する
- 期限や量を早めに調整する
- できなかった問題は写さず、授業へ持って行く
予習との違い
復習は学んだ内容の定着、予習は次の内容を理解しやすくする準備です。時間が限られる日は復習を優先し、予習はテーマ、重要語、自分の意見、質問だけ確認します。
翌日の授業で使う
覚えたつもりで終わらず、実際に使って定着を確認します。
- 前日に選ぶ使う表現と場面を一つ決めます。
- 授業で使う回答、質問、意見、聞き返しに入れます。
- 訂正を受ける発音、文法、自然さを確認します。
- もう一度使う別の教師や授業で同じ表現を使います。
授業外で使う
食堂、寮、買い物、カフェ、友人、学校スタッフとの会話で、復習した表現を一つ試します。日本人同士でも、最初の5分だけ英語を使うなど短い練習ができます。
週末の復習

一週間分をすべてやり直さず、1~2時間程度で重要な内容を整理します。
- 繰り返した間違い
- 使えるようになった表現
- まだ使えない表現
- 優先して直す発音
- 翌週の目標
観光、洗濯、休養の時間も確保し、月曜日の集中力を下げないようにします。
留学期間に合わせる
| 期間 | 復習の重点 |
|---|---|
| 1~2週間 | その日の訂正、自己紹介、聞き返し、よく使う表現を翌日すぐ使う |
| 3~7週間 | 毎日30分と週末整理を続け、繰り返す弱点を絞る |
| 8週間以上 | 毎日短く続け、週・月単位で弱点と方法を見直す |
目的・年代別の復習
| 学習者 | 優先する内容 |
|---|---|
| 英語初心者 | 短い文、基本質問、聞き返し、自己紹介、よく使う動詞、発音 |
| 社会人 | 会社紹介、会議、メール、数字、発表、顧客対応 |
| 大学生 | 試験、面接、自己PR、発表、大学授業に必要な表現 |
| シニア | 音読、短い日記、旅行会話、短い録音、翌日の会話準備 |
復習できない原因を直す
| 原因 | 調整 |
|---|---|
| 授業数が多すぎる | 一コマ減らす、空きコマを作る |
| 宿題が多い | 第一目標を示し、量と期限を相談する |
| 睡眠不足 | 復習の終了時刻を決め、15分版へ切り替える |
| 方法が複雑 | 間違い確認、音読、翌日使用の三つへ戻す |
| 覚える量が多い | 新しい表現を3~5個へ絞る |
| 目的が曖昧 | 翌日使う場面と文を決める |
睡眠を削ると翌日の集中、聞き取り、発話、記憶に影響します。長時間より継続を優先します。
復習記録を簡単にする
紙、スマートフォン、チャット、学習アプリのうち、授業中と夜に確認しやすい方法を一つ選びます。
- 今日の間違い:1つ
- 新しい表現:3つ
- 明日使う文:1つ
- 復習時間:分数だけ記録
よくある失敗
| 失敗 | 改善 |
|---|---|
| すべての授業をやり直す | 各授業から重要な点を一つ選ぶ |
| ノートを見るだけで終える | 声に出し、自分の例文を作る |
| 単語を増やしすぎる | 翌日使える3~5個へ絞る |
| 宿題だけで終える | 間違い確認と音読を残す |
| 週末にまとめて復習する | 平日は短く、週末は整理に使う |
| 夜更かしする | 終了時刻を決め、睡眠を確保する |
学校へ確認すること
- 教師の訂正をチャットやノートで受け取れるか
- 宿題量や授業数を調整できるか
- 空きコマ、自習室、週末の自習時間があるか
- 教師へ復習方法を相談できるか
- 学習記録、進捗面談、中間評価があるか
- 卒業後も教材を使えるか
まとめ
- 重要な間違いと新しい表現3~5個へ絞り、毎日15~30分復習します。
- 訂正文は声に出し、自分の例文へ変え、翌日の授業で使います。
- 続かない場合は、方法だけでなく宿題、授業数、睡眠、時間割も調整します。
よくある質問
すべての授業を復習する必要がありますか?
必要ありません。各授業から最も重要な間違いを一つ選び、重複をまとめて復習します。
15分しかなくても意味がありますか?
あります。間違い一つ、新しい表現三つ、翌日使う例文一つへ絞り、必ず声に出します。
予習と復習のどちらを優先しますか?
時間が限られる場合は復習を優先します。予習は次のテーマ、重要語、自分の意見、質問を短く確認します。
授業数を減らした方がよい場合はありますか?
毎日疲れ切り、復習や睡眠を確保できない場合は検討します。発話量と集中力を含めて学校へ相談してください。