下表では、一般的な地区紹介と、JICAの2013年公表の事後評価にある工事実績を並べました。
要点
South Road Properties(SRP)は、Cebu Cityの南部海岸側にある約300haの埋立開発地区です。ただし、JICAが記録した事業面積、開発会社が示す街区面積、個別施設の敷地面積は、それぞれ対象が違います。このData Bookでは、SRPの基本数値と年表を一つの記事に集め、何の数字なのかを添えて整理します。公開情報の確認基準日は2026年9月7日で、過去の事業実績と現在の施設案内を区別しています。FilinvestのSRP・City di Mare紹介
SRPの面積と主要街区、道路・接続と公共空間、開発年表と数値の読み方、よくある確認事項
SRPの面積と主要街区、道路・接続と公共空間、開発年表と数値の読み方、よくある確認事項を同じ基準で分けて見ると、South Road Properties(SRP)は、Cebu Cityの南部海岸側にある約300haの埋立開発地区です。ただし、JICAが記録した事業面積、開発会社が示す街区面積、個別施設の敷地面積は、それぞれ対象が違います。このData Bookでは、SRPの基本数値と年表を一つの記事に集め、何の数字なのかを添えて整理します。公開情報の確認基準日は2026年9月7日で、過去の事業実績と現在の施設案内を区別しています。FilinvestのSRP・City di Mare紹介
SRPの面積と主要街区
| 対象・資料の時点 | 面積 | 数字が示す範囲 |
|---|---|---|
| SRPの地区紹介/Filinvest・2024年 | 約300ha | SRP全体を説明する規模 |
| 埋立事業/JICA・2013年評価 | 約296ha | 海岸道路部分約24haを含む事業実績 |
| 同じJICA評価の注記 | 約235ha | 約296haに含まれる池約61haを除いた実際の埋立面積 |
| 約300haの単位換算 | 約3km² | 1ha=10,000m²として換算 |
JICAは約296haの中に池約61haが含まれると注記しています。この区別は当時の工事範囲を読むためのもので、現在の売却可能地や空き地の面積を示すものではありません。約300haから各開発地を引いて「市が今も所有する土地」を算出することもできません。JICA事後評価・事業実績表 [出典:JICA事後評価・事業実績表]
主要街区・施設の面積と開発主体
SRPの中には、Township、商業街区、モール、リゾートという異なる単位の開発があります。City di MareやSouth Coast Cityは地区の名称で、IL CorsoやSM Seaside City Cebuは施設名です。下表の面積は各資料が紹介する範囲であり、完成済み部分だけを測った数値ではありません。
| 対象 | 公表面積・時点 | 開発・運営と主な用途 |
|---|---|---|
| City di Mare | 58ha/Filinvest・2024年 | Filinvest Land。住宅・商業などの複合地区 |
| South Coast City | 26ha/Ayala Land・2022年掲載 | Ayala LandとSM Primeの共同開発。商業・イベントなど |
| SM Seasideの開発地 | 30ha/SM Prime沿革・2015年項目 | SM Prime。モールを中心とする開発地 |
| Kawit PointのNUSTAR | 9ha/2025年の公式掲載記事 | Universal Hotels and Resorts, Inc.(UHRI)。宿泊・商業・娯楽・会議 |
58haのCity di Mareについて、Filinvestの2024年7月18日付紹介は、そのうち40haをCebu CityとのJoint Ventureと説明しています。したがって、58haすべてを同じ契約方式の土地と読み替えないことが必要です。地区の面積と、特定の契約が対象とする面積は分けて記録します。Filinvestの公式説明 [出典:Filinvestの公式説明]
South Coast Cityの26haは、Ayala Landの2022年1月8日付記事でも確認できます。一方、SM Seasideの30haはSM Primeの沿革が説明する別の開発地で、モールの延床面積ではありません。NUSTARの9haもリゾートの開発規模であり、Kawit Pointという地名の行政境界を確定する値ではありません。
Ayala Landの紹介、SM Primeの沿革、NUSTAR公式掲載記事 [出典:Ayala Landの紹介 / SM Primeの沿革 / NUSTAR公式掲載記事]
道路・接続と公共空間
SRPの道路を整理するときは、地区内を通る幹線道路と、地区外へ向かう接続を分けます。Cebu South Coastal Roadは海岸側の交通軸で、F. Vestil StreetはMambaling側からの接続です。CCLEXはSRPとCordovaを結ぶため、その全体をSRP内部の道路として数えるものではありません。
| 道路・接続 | 基本データ | 対象範囲・資料 |
|---|---|---|
| 海岸道路(CSCR) | 7.75km | JICAの当該道路事業の実績。2013年評価 |
| Talisay区間 | 5.3km | 同評価で別事業へ移した区間として説明 |
| 北側Tunnel | 2010年10月完成 | JICAが記録するトンネル工事の完成 |
| F. Vestil Street | Mambaling側の接続 | Natalio Bacalso Avenue側と海岸道路を結ぶ |
| CCLEX | SRP―Barangay Pilipog, Cordova | MPTC公式の接続先。2026年9月確認 |
7.75kmはJICAの評価対象事業の長さであり、海岸道路と呼ばれる区間すべての長さにそのまま置き換えられません。Talisay区間5.3kmは、同じ資料でも別の事業枠として説明されています。道路の距離を比較する場合は、名称だけでなく、どの区間を数えたかまでそろえます。JICA・道路の計画/実績比較 [出典:JICA・道路の計画/実績比較]
F. Vestil Streetの接続関係は、2025年提出の下院法案の説明にも記載されています。この法案を成立した法律として扱うのではなく、道路の位置関係を確認する資料として参照しています。CCLEXについては、MPTCが海岸道路との出入口ランプとCordova側の接続を説明しており、橋の本体とSRP側の道路を分けて理解できます。下院法案の道路説明、MPTCのCCLEX紹介 [出典:下院法案の道路説明 / MPTCのCCLEX紹介]
公共空間は計画面積と利用状態を混ぜない
公園や水辺の空間も、SRPの用途を知るうえで重要です。ただし、開発計画に公園が描かれていることと、現在その全域を利用できることは同じではありません。また、開発会社が紹介するオープンスペースを、すべて市が所有する公園と分類することもできません。
| 名称・所在 | 公表資料にある内容 | データ上の扱い |
|---|---|---|
| City di MareのCentral Park・Linear Park | Filinvestの2024年紹介に記載 | 同時点のマスタープランの構成要素 |
| South Coast CityのCivic Park | MyCebu掲載の事業紹介では1.1ha | 当該紹介資料の計画面積 |
| IL Corso | City di Mareの商業・海辺の施設 | 地区内施設として記録 |
Filinvestの2024年の紹介では、Central ParkとLinear Parkはマスタープランの中で整備する公園として説明されています。South Coast Cityについても、MyCebu掲載の事業紹介は1.1haのCivic Parkを示しています。後者はCCLEXを2022年完成予定とする当時の計画紹介で、公園の現在の開園告知ではありません。Filinvestの公園計画、MyCebu掲載の事業紹介 [出典:Filinvestの公園計画 / MyCebu掲載の事業紹介]
開発年表と数値の読み方
SRPには、土地造成から施設の開業まで複数の節目があります。年表では出来事の種類を併記しました。計画と実績も区別しています。
| 時期 | 出来事 | 記録の意味・出典 |
|---|---|---|
| 1995年8月 | 埋立事業の円借款契約 | 資金面の節目/JICA・2013年 |
| 2004年12月 | 追加工事を含む埋立土木工事完成 | 土地造成の事業実績/同上 |
| 2010年10月 | 海岸道路のトンネル工事完成 | 道路整備の節目/同上 |
| 2015年 | SM Seasideを沿革に掲載 | 民間の商業開発/SM Prime |
| 2022年4月27日 | CCLEXの落成式 | 接続インフラの節目/PCO |
| 2026年7月9日 | SM Seaside Cebu Arenaの関係者向け紹介 | 施設の公開・事業展開/SM Prime |
| 2026年予定 | SMX Convention Center Seaside Cebu開業 | 2026年9月確認時の公式予定 |
土地造成の年代はJICAの事後評価、SM SeasideはSM Primeの沿革、CCLEXの式典はPCOの2022年発表に基づきます。式典の日付は、そのまま一般車両の通行開始日を意味するものではありません。年だけでなく、契約・完成・式典などの出来事名と一緒に引用すると正確です。 [出典:JICAの事後評価 / SM Primeの沿革 / PCOの2022年発表]
2026年のArenaは、SM Primeが7月9日の関係者向け紹介を公表し、地元紙SunStarも翌10日に開業を報じています。一方、SMXの専用公式ページは、確認時点で2026年開業予定と案内しています。Arenaの開業をもって、周辺の会議施設や街区がすべて完成したとは扱いません。SM Primeの発表、SunStarの開業報道、SMX公式案内 [出典:SM Primeの発表 / SunStarの開業報道 / SMX公式案内]
数値は対象名と資料の時点を付けて使う
SRPの基本データは、地区・街区・施設・道路という単位をそろえると読みやすくなります。面積なら対象範囲、年表なら出来事の種類、施設の状態なら公表時点を残すことが重要です。約300haという概要から個別の開発へ進む際も、この区別を保つことで、数字を比べるための共通の土台ができます。
よくある質問
SRPの面積から、まだ買える土地の広さは分かりますか?
分かりません。地区面積には道路なども含まれ、売却・共同開発・利用状況は別の情報なので、現在の募集区画や契約対象を確認する必要があります。
公表年が新しい数字に、すべて置き換えるべきですか?
対象範囲が同じかを先に確認してください。工事実績と現在の開発地区紹介では数えているものが違うため、新しい発表が古い値を必ず訂正するとは限りません。
このData Bookだけで施設の訪問日時を決められますか?
このページは地区の数値と開発の節目を確認するための資料です。訪問する際は、目的施設の営業案内やイベント日時、当日の交通情報を別に確認してください。
参考情報
情報確認日:2026年9月16日
主な確認先: