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South Coast City 事業構造

South Coast Cityは、SM PrimeとAyala Landを中心とする共同開発です。初期資料にはCebu Holdingsも参加企業として登場しますが、同社は2021年12月16日付でAyala Landに吸収合併されました。

South Coast City 事業構造
South Coast City Development

要点

South Coast Cityは、SM PrimeとAyala Landを中心とする共同開発です。初期資料にはCebu Holdingsも参加企業として登場しますが、同社は2021年12月16日付でAyala Landに吸収合併されました。現在の事業を説明する際は、初期の参加企業、合併後の法人、個別施設を担当する会社を分ける必要があります。SM Primeの共同事業発表、Ayala Landの合併開示

事業主体

「SMとAyalaの共同開発」は、どの会社を指す?

South Coast Cityの記事では、企業グループの名前と法人名が混在します。「SM」「Ayala」は事業の大きなまとまりを伝える言い方ですが、開示資料ではSM Prime Holdings, Inc.、Ayala Land, Inc.などの法人名が使われます。さらに、商業用地の開発とイベント施設の運営では、担当する事業会社の説明が変わります。会社を調べるときは、グループ名だけで組織図を描かず、資料の正式名称と対象事業を読み合わせることが出発点です。

出典:SM Primeの共同事業発表、PSE合併開示、SMX公式の事業紹介

土地取得の資料で確認できる参加企業と負担割合

Ayala Landの2015年年次報告書には、2015年6月30日の入札により取得したSRPの土地として、Lot 8-B-1、面積263,384㎡、取得対価約₱10.01 billionが記載されています。South Coast Cityの紹介で使われる「約26ha」は、この規模感と対応する数字です。土地取得の記録は、後年の街区紹介よりも前の段階にあり、共同事業の出発点を確認する資料として役立ちます。Ayala Land 2015年年次報告書

同報告書に記載されるSM Prime側56.99%、Ayala Land側43.01%は、取得対価の負担に関する割合です。この数字を「SMが現在のSouth Coast City会社の56.99%を保有する」と書き換えるには、対象法人と株式保有を示す別の資料が必要になります。土地の取得代金、会社の出資、区画ごとの所有権は、似た数字が登場しても意味が異なります。読者が確認したいのが現在の権利関係なら、過去の取得記録だけでは答えが完結しません。

役割分担

旧Cebu Holdingsは、なぜ資料に残っている?

Cebu Holdingsは初期の共同開発資料に登場するため、古い紹介記事や販売サイトには今も同社名が残っています。その後、Ayala Landへの吸収合併がSECに承認され、2021年12月16日付で発効したことが、Ayala LandのPSE開示で確認できます。存続会社はAyala Landです。したがって、2021年以前の「SM Prime・Ayala Land・Cebu Holdings」という表記は、当時の参加企業を説明する情報として読む必要があります。Ayala Landの合併に関するPSE開示

古い資料にCebu Holdingsの名前があること自体は、その資料全体が誤りであることを意味しません。土地取得や初期計画の経緯を確認する際には有用です。一方、現在の契約相手や問い合わせ先を判断するときは、合併後の法人情報へ読み替える確認が必要になります。発表当時の事実と現在の会社状態を区別すれば、名前の違いを計画の食い違いと取り違えずに済みます。

Ayala Land側で確認できる役割

Ayala Land側の公開資料では、South Coast Cityの街区開発やDistrict Squareの商業用地が紹介されています。さらに、2026年のAyala LandのDefinitive Information Statementには、PEZA登録の一覧にSouth Coast City Information Technology Parkが掲載され、Ayala LandがDeveloper/Operatorとして記載されています。登録日は2022年6月22日です。これは、同社がその登録事業の開発・運営主体として記録されていることを示します。Ayala Land 2026年DIS

ただし、この一覧からSouth Coast Cityの26ha全域が同一条件で登録されていると判断したり、ArenaやSMXまでAyala Landが運営すると広げたりすることはできません。PEZAの登録名称と対象事業は、地区全体の呼び名と完全に同じ範囲とは限らないためです。地区を開発する役割と、特定施設の営業主体は分けて読むことで、公開資料が示している範囲を正確に捉えられます。

事業構造

SM Prime側は、Arenaとコンベンション事業をどう担う?

SM Primeの公式発表では、SM Seaside Cebu ArenaがSouth Coast Cityのイベント施設として紹介されています。また、SMX Convention Center Seaside Cebuについては、SM Hotels and Conventions Corp.の事業として開業計画や人事が発表されています。SM Primeという不動産グループの説明と、ホテル・コンベンション事業を担当する会社の説明が併存するのは、この事業の階層があるためです。SM PrimeのArena発表、SMXの事業・人事発表

一方、施設名の前にSMが付くことだけから、その敷地の登記名義、建物の保有会社、契約上の運営会社まで同一と決めることはできません。公式ニュースは事業の担当や進捗を把握する資料ですが、土地登記や契約書の代わりではありません。施設の利用者にとっては公式窓口が重要であり、事業構造を調べる読者にとっては、発表主体と権利主体を分けることが重要になります。

SPV・土地所有・投資計画は、どこまで分かる?

コンソーシアム名だけでは会社組織図は完成しない

コンソーシアムは、複数の企業が共同事業に参加する枠組みを説明する言葉です。その名称がニュースにあるだけで、同名のSPV、つまり特定事業のための会社が登記されているとは判断できません。逆に、手元の資料でSPVを特定できないことから「SPVは存在しない」と結論づけることもできません。現行の法人登記や株主情報を確認して初めて、独立した会社としての構造を説明できます。

本稿では、SPVの設立書類、現在の全区画の登記、最新の共同事業契約までは確認できていません。そのため、公開資料で確認した参加企業、取得代金の負担、合併、登録事業と施設事業の役割を整理しています。個別の土地や契約の相手を調べる場合には、その対象に対応した書類が必要です。地区名が同じという理由だけで、すべての権利関係を一つの比率にまとめることは避けるべきです。

確認ポイント

Ayala Landの投資計画は、発表主体を付けて読む

2021年の投資報道について、Ayala LandはPSE開示で約₱90 billion、約20年という投資見込みを説明しています。土地取得費とプロジェクト開発費を含み、市況に左右される計画です。この金額はAyala Land側の説明として読む必要があり、SM側の投資を含めた共同事業全体の確定総額と同じではありません。Ayala Landの投資報道に関するPSE説明

投資額を比較するときは、金額だけでなく、誰の計画か、どの期間か、何の費用を含むかをそろえる必要があります。土地取得時の支出と、長期の街区開発予算と、施設単体の建設費を並べても、そのまま大小の比較はできません。South Coast Cityの企業構造を読む上では、数字に発表主体と対象事業を添えることが、会社名を正確に書くのと同じくらい大切です。

South Coast Cityの開発主体をどう整理するか

South Coast CityはSM PrimeとAyala Landを中心とする共同開発で、旧Cebu Holdingsの参加は初期事業の経緯に位置づけられます。現在の理解には、2021年の合併を反映し、土地取得、登録事業、イベント施設の運営を分けることが欠かせません。共同開発の呼称は全体像を示しますが、個々の会社の持分や土地の権利をすべて説明するものではありません。資料の日付と対象をそろえて読むことで、誰が何を担う事業なのかが明確になります。

情報確認日:2026年9月7日。法人や権利の記載は、公表資料で確認できた対象と時点に限定しています。

よくある質問

SM PrimeとAyala Landが半分ずつ出資しているのですか?

共同開発という表現だけでは50%ずつの出資とはいえません。2015年資料の56.99%と43.01%も土地取得対価の負担割合であり、現在の会社の株式比率へそのまま転用できません。

Cebu Holdingsの資料は、もう使えませんか?

初期計画や過去の取得経緯を確認する資料として使えます。ただし、現在の法人説明では2021年のAyala Landへの吸収合併を反映し、昔の会社構成を現行体制として紹介しないことが必要です。

South Coast Cityの全施設をAyala Landが運営しますか?

そのようには確認できません。Ayala Landの登録事業と、SM側が発表するArena・SMXの事業は区別して読む必要があります。施設の運営主体は、その施設に関する資料で確認してください。

資料に出てくる名称 確認する際の位置づけ
SM Prime Holdings, Inc. 共同開発の参加企業。SM側の不動産事業主体
Ayala Land, Inc.(ALI) 共同開発の参加企業。旧Cebu Holdingsの合併後の存続会社
Cebu Holdings, Inc.(CHI) 初期事業資料に登場する企業。2021年にALIへ吸収合併
SM Hotels and Conventions Corp. SMXなどホテル・コンベンション事業の発表主体
SM・Ayala consortium 共同事業の参加枠組みを示す呼称。呼称だけでは独立法人の登記を証明しない
よくある質問の要点

参考情報

情報確認日:2026年9月16日

主な確認先:

参照情報3

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