要点
Mactan NewtownのManulifeは、金融グループの業務を支えるShared Services拠点として位置付けられます。旧称Manulife Business Processing Services(MBPS)は、現在の企業公式投稿ではManulife Global Solutions(MGS)と案内されています。顧客対応や金融関連の事務、ITなどを担う組織の一拠点であり、保険商品の販売支店とは役割を分けて理解する必要があります。Manulife・業務支援組織の紹介、Manulife公式・MGSの紹介
Manulifeの拠点と名称
Manulifeという金融グループの中での役割
Shared Servicesとは、グループ内の複数の事業に共通する業務や専門機能を、集約して提供する仕組みです。例えば、各国の事業を支える事務やITの一部を、別の国のチームが担う場合があります。Mactan Newtownの拠点も、地元の顧客だけを相手にする場所ではなく、国際的な業務網の一部として見ることで、その役割が分かりやすくなります。
Manulifeが2026年6月1日に出した発表は、MBPSをグローバルなShared Service Centerと説明しています。支援先はカナダ、米国、アジアのManulifeとJohn Hancockの事業です。ただし、これは組織全体の支援範囲を示すもので、すべての国のすべての業務をCebuだけで担当しているという意味ではありません。Manulife・MBPSの公式説明 [出典:Manulife・MBPSの公式説明]
MBPSとMGSはどう違う?
古い資料や求人ではMBPS、新しい採用情報ではMGSという略称が見つかります。Manulifeの公式LinkedIn投稿は、フィリピンで20周年を迎えたManulife Global Solutionsについて、旧Manulife Business Processing Servicesと明記しています。別の無関係な会社が現れたと読むのではなく、業務支援組織の名称の変化として整理できます。Manulife公式投稿 [出典:Manulife公式投稿]
| 表記 | 読み方・位置付け |
|---|---|
| Manulife | 金融グループ・ブランドの名称 |
| MBPS | Manulife Business Processing Services。過去の進出発表や公式紹介に登場 |
| MGS | Manulife Global Solutions。公式投稿で旧MBPSと説明 |
| Manulife Philippines | フィリピンの保険事業を担う会社として公式に紹介 |
Cebu進出は2014年、現在もMactan Newtownを案内
MBPSのフィリピンでの設立は2006年です。その後、Cebuへの進出が2014年に報じられました。SunStarの同年3月28日付記事は、Mactan NewtownのTwo World Centerへの入居計画を紹介し、地元の人材と拠点分散を進出理由として挙げています。2006年という組織の設立年を、Cebu拠点の開設年と混同しないことが大切です。Manulife・組織の設立情報、SunStar・2014年の進出報道 [出典:Manulife・組織の設立情報 / SunStar・2014年の進出報道] さらに、2014年11月にはCebu拠点の開設を扱う企業発表が配信されています。そこでは、Metro Manilaの外へ拠点を広げ、Mactanの人材を活用する意向が説明されていました。2026年6月のManulife公式発表にもMactan Newtownの拠点が記載されており、進出時の計画だけで終わらず、現在の企業案内につながっています。
2014年の開設発表・配信記事、2026年の公式発表 [出典:2014年の開設発表・配信記事 / 2026年の公式発表]
Shared Servicesの業務
Shared Services全体では、どのような仕事がある?
Manulifeの公式紹介は、MBPSの機能として事務、財務、投資、リスク、コンプライアンス、マーケティング、クリエイティブ、保険引受、保険数理、ITを挙げています。金融サービスは、商品を案内して契約を結ぶだけで完結しません。契約や取引に関わる情報を扱い、必要な管理や計算を行い、システムを維持する仕事が組み合わされています。Manulife・業務分野の公式一覧 [出典:Manulife・業務分野の公式一覧]
| 組織全体の業務分野 | 内容を理解するための整理 |
|---|---|
| 事務・財務・投資関連 | 金融事業に伴う情報や業務処理を支える分野 |
| 保険引受・保険数理 | 保険に関わる審査や数理的な分析の分野 |
| リスク・コンプライアンス | リスク管理や規程の順守を支える分野 |
| IT | 業務に必要な情報システムを支える分野 |
| マーケティング・クリエイティブ | 事業の情報発信や制作を支える分野 |
この一覧は、Cebuの部署一覧ではありません。Quezon Cityなどを含む組織全体の説明なので、Mactanで行われる仕事を具体化するには、勤務地が記載された職務資料を別に確認する必要があります。全社紹介と個別求人を分けて読むことで、広い事業領域を、そのまま一つのオフィスの機能として書いてしまうことを防げます。
Cebuに結び付く顧客対応と金融業務の職務例
Manulife Careersには、Customer Service Representative – Cebuという求人が掲載されていました。公式ページの検索索引にはLapu Lapu Cityの勤務地と、保険契約などに関する顧客からの電話への対応が残っています。ただし、2026年9月7日に直接ページを確認すると募集終了と表示されたため、現在募集中の仕事ではなく、Cebuで提示された職務例として扱います。Manulife Careers・終了済み求人 [出典:Manulife Careers・終了済み求人] ここでいう顧客対応は、保険や金融サービスを利用する人の疑問に応じる仕事です。商品を販売する職種と同じとは限らず、契約に関わる問い合わせへの案内も業務になります。金融グループのShared Servicesには、社内だけで完結する処理に加え、顧客と直接やり取りする機能もあることが分かります。
別の公式求人、Middle Office Onboarding Specialistの検索索引には、ファンド・退職関連商品の導入や受け入れに関わる業務が記載されています。勤務先の候補としてQuezon CityとNewtown Mactanが挙げられており、顧客対応以外の金融業務にもCebuが結び付いています。こちらも直接ページでは募集終了を確認しているため、現行求人としては紹介しません。Manulife Careers・終了済みの専門職求人 [出典:Manulife Careers・終了済みの専門職求人]
| 公式の職種名 | 確認できた仕事・勤務地の範囲 | 確認時点の状態 |
|---|---|---|
| Customer Service Representative – Cebu | Lapu Lapu City。契約等に関する電話対応 | 募集終了 |
| Middle Office Onboarding Specialist | ファンド・退職関連商品の導入業務。Quezon CityまたはNewtown Mactan | 募集終了 |
求人と所在地の確認
保険販売のCebu支店と混同しない
Manulife Philippinesは2023年、Cebu 2Quad支店の開設に関する公式発表を出しています。同発表は代理店組織の強化を主題としており、Mactan NewtownのShared Servicesとは異なる機能の拠点です。「Manulife Cebu」という名前だけを見て、一つのオフィスにまとめることはできません。Manulife Philippines・Cebu 2Quad支店の発表 [出典:Manulife Philippines・Cebu 2Quad支店の発表] 保険相談に行く人と、Shared Servicesの仕事に応募する人では、必要な窓口が異なります。同じグループの看板でも、販売、契約者向けのサービス、業務支援、採用では案内先が分かれることがあります。訪問先を決める際は、会社名だけでなく、何の用件でどの部門へ行くのかを確認することが基本になります。
採用情報と雇用規模は、時点と範囲を確認する
現在の求人媒体には、Manulife Global Solutions名義でLapu-Lapu CityのCustomer Service Representativeなどが掲載されています。しかし、求人媒体の掲載と、過去の公式求人の終了表示は、必ずしも同一の募集枠を指しません。同じ職種名でも募集時期や求人番号が変わるため、応募する場合は公式採用サイトから現行の募集を確認する必要があります。Jobstreet・MGSのCebu求人掲載、Manulife Careers [出典:Jobstreet・MGSのCebu求人掲載 / Manulife Careers] 同様に、雇用人数も対象をそろえて読む必要があります。公式の関連会社紹介は8,000人という規模を示しますが、Quezon CityとMactanを含む組織の説明です。
また、2014年の地元報道にある1,200人は、Cebu進出時に見込まれた雇用規模でした。どちらも2026年のMactan Newtown単独の勤務人数としては使えません。Manulife・組織規模の紹介、SunStar・進出時の雇用見込み [出典:Manulife・組織規模の紹介 / SunStar・進出時の雇用見込み]
よくある質問
Mactan NewtownのManulifeはコールセンターですか?
顧客対応の職務例は確認できますが、組織の位置付けは金融グループのShared Servicesです。電話対応だけで説明するより、金融業務を支える機能の一部として理解する方が正確です。
MBPSで検索しても、MGSの求人が出るのはなぜですか?
Manulife公式投稿がMGSを旧MBPSと説明しています。過去の資料にはMBPS表記が残るため、両方の名称を使って調べると経緯を追いやすくなります。
掲載されている職種はすべてMactan勤務ですか?
そうとは限りません。CebuやLapu-Lapuを指定する募集と、Quezon Cityなど複数の勤務地を挙げる募集があります。職種名だけで判断せず、個別の勤務地と募集状態を確認してください。Mactan NewtownのManulifeは、国際的な金融グループの業務をCebuから支える拠点です。旧MBPSからMGSへの名称の変化、販売支店との役割の違い、勤務地を確認できる職務例を押さえると、ビルの看板だけでは分からないShared Servicesの仕事が見えてきます。
参考情報
情報確認日:2026年9月16日
主な確認先: