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Mactan NewtownとPEZA 2012年の経済特区指定と約30haの違い

Mactan Newtownには、2012年6月13日の大統領布告Proclamation No.407によって、約168,456㎡の土地が複合用途の経済特区に指定された経緯があります。

Mactan NewtownとPEZA 2012年の経済特区指定と約30haの違い
Mactan Economic Zone

要点

Mactan Newtownには、2012年6月13日の大統領布告Proclamation No.407によって、約168,456㎡の土地が複合用途の経済特区に指定された経緯があります。公示された用途はTourism、IT、Retirementです。一方、Megaworldが現在紹介する約30haはTownship全体の公称規模であり、2012年の指定面積と同じ対象・時点の数字ではありません。Proclamation No.407、Megaworld公式紹介

経済特区指定の根拠

PEZAとMegaworldは、それぞれ何を担うのか

一方、MegaworldはThe Mactan Newtownの開発者です。公式紹介では住宅、Office、商業施設、学校などを組み合わせたTownshipとして説明し、約30haという規模を示しています。開発者の資料は「どのような街をつくるか」を理解する入口になり、経済特区に関する公示は「どの土地を、どの制度の対象として指定したか」を確認する入口になります。同じMactan Newtownを説明していても、二つの資料が答える問いは異なります。Megaworld公式紹介 [出典:Megaworld公式紹介

2012年の公示で指定された内容

Proclamation No.407は、当時のBenigno S. Aquino III大統領が発した布告です。本文にはPEZA理事会の勧告に基づくことが記され、対象の土地をThe Mactan Newtown Townshipと呼ぶことが示されています。ここで確認できるのは、現在知られている街と同じ名称を持つ土地の経済特区指定であり、全施設が一斉に開業した日ではありません。

確認項目 公示に記載された内容
公示 Proclamation No.407
日付 2012年6月13日
名称 The Mactan Newtown Township
所在地 Barangay Mactan、Lapu-Lapu City、Cebu
指定区分 Mixed-Use Special Economic Zone
用途 Tourism、IT、Retirement
合計面積 約168,456㎡
PEZAとMegaworldは、それぞれ何を担うのかの要点

公示の面積には「more or less」という表現が付いています。そのため、本文の数字を紹介する際は約168,456㎡とし、ヘクタールへの単位換算では16.8456haに相当すると説明できます。小数点以下まで換算できることと、その土地を新たに実測したことは別です。数字の精度は、あくまで参照した公示の表現に従います。Proclamation No.407本文 [出典:Proclamation No.407本文

Tourism・IT・Retirementという3用途の意味

Mactan NewtownをBPOの集まる場所として知った人には、公示に観光や退職後の暮らしに関係する言葉が入っていることは意外かもしれません。しかし、指定区分はMixed-Use、つまり複合用途です。2012年の文書にすでに複数の用途が並んでいるため、制度上の出発点を「BPO専用の土地」とだけ説明すると、その範囲を狭めてしまいます。

公示の用語 日本語での読み方 読み取る際のポイント
Tourism 観光 観光に関わる用途が指定に含まれる
IT 情報技術 BPOだけを意味する名称ではない
Retirement 退職後の生活・滞在 特定の住宅や居住者の資格まで示す記載ではない
Tourism・IT・Retirementという3用途の意味の要点

この三つは指定用途の名前であり、その時点でホテル、Office、住宅がすべて完成していたという一覧ではありません。また、Retirementという語から、現在のコンドミニアムがすべて退職者専用だと判断することもできません。公示が示す制度上の用途と、個別施設の完成状況・販売条件・利用条件を分けることで、街の構想と実際の施設を正確に結び付けられます。Proclamation No.407本文 [出典:Proclamation No.407本文

区域と面積の違い

約16.8ha、28.8ha、約30haは、どうつながるのか

現在の約30haという説明と比べるうえで、手掛かりになるのが2014年1月15日のSunStarの記事です。同記事は、MegaworldとPortofinoの所有者Landmarkとの共同開発、海側の土地の開発、Master Development Planの変更について報じています。その中で、Townshipは当初の16.8haから28.8haへ拡張したと説明されています。2012年の公示だけで現在の街の規模を説明しきれない背景として、土地の拡張があったことを確認できます。SunStarの2014年拡張報道 [出典:SunStarの2014年拡張報道

資料・時点 面積 何を示す数字か
2012年のProclamation No.407 約168,456㎡、換算16.8456ha 公示で指定された土地の合計
2014年のSunStar報道 当初16.8haから28.8haへ 当時のTownship拡張の説明
現在のMegaworld公式紹介 約30ha 開発者が示すTownshipの公称規模
約16.8ha、28.8ha、約30haは、どうつながるのかの要点

16.8456haと16.8haは近い数字ですが、近いという理由だけで、二つの資料の境界が完全に同じだと証明できるわけではありません。同様に、2014年の28.8haと現在の約30haの差だけから、追加取得した土地の面積や場所を割り出すこともできません。比較表は数字の出所を整理するためのもので、土地の変更登記や追加指定の履歴を代わりに示すものではないのです。

ここから言えるのは、2012年の指定面積、2014年に報じられた拡張、現在の開発者による規模説明を、一つの固定された数字として扱わないことです。「Mactan Newtownは約30ha」と街の概要を説明する場合と、「2012年の公示対象は約168,456㎡」と制度の経緯を説明する場合は、両立します。どちらかを誤りとして消すのではなく、年と対象を添えて使い分ける方が情報として正確です。

公示の境界は、観光地図のピンでは分からない

Proclamation No.407の本文を読むと、土地ごとのLot番号やBlock番号に続き、境界の方向、距離、隣接区画などが並んでいます。つまり、対象を決める情報は「Mactan Newtownの近く」という日常的な場所の説明より細かく、土地を特定するための記載になっています。現在の建物名や商業施設名だけを見ても、それらと公示の区画を一対一で対応させることはできません。Proclamation No.407の土地記載 [出典:Proclamation No.407の土地記載] この違いは、地図を使う場面でも重要です。施設の地図ピンは入口や目的地を探すために便利ですが、その一点から経済特区の外周は分かりません。開発者のMaster Planも街の配置を理解する資料であり、確認した時点や図の目的を考慮する必要があります。

2026年時点の法的な範囲を判断するには、2012年の文書に加えて、その後の追加・変更指定の有無と対応する図面を照合する必要があります。

企業登録と境界の確認

区域の指定と、企業の登録は別に見る

「PEZAの経済特区にある」という説明を読むと、そこに入る企業や店がすべて同じ資格で営業しているように感じることがあります。しかし、PEZAの公開書式には、経済特区の登録申請と企業の登録申請が別の項目として掲載されています。区域を対象とする手続きと、企業を対象とする手続きを分けて確認する必要があることが、この資料の構成からも分かります。PEZA公開申請書式 [出典:PEZA公開申請書式] したがって、Townshipの所在地、建物の登録に関する情報、入居企業の登録に関する情報は、それぞれ確認の対象です。たとえばOffice Buildingの住所がMactan Newtownにあることだけでは、そのビルに入る全企業の登録状況までは分かりません。まして、近くの飲食店や住宅購入者について、同じ税制上の扱いを受けると結論づける根拠にはなりません。制度の説明を個別の事業に当てはめるには、対象となる法人・事業・施設の資料が必要です。

これは、PEZAの登録があることを否定する話ではありません。どの対象について、どの資料が登録や指定を裏付けているかを確認する、という情報の読み方です。2012年の公示をそのまま2026年の税率や優遇条件の案内として使わず、区域の成り立ちを説明する資料として扱えば、歴史情報と現在の事業条件を混同せずに済みます。

Mactan Newtownの二つの輪郭を理解する

Mactan Newtownには、開発者が紹介するTownshipとしての輪郭と、公示で土地を指定する制度上の輪郭があります。前者の約30haは街全体の規模を知るための数字であり、後者の約168,456㎡は2012年の指定内容を知るための数字です。さらに、地元メディアの拡張報道を重ねることで、街が固定された範囲のまま説明されてきたわけではないことも分かります。

PEZAとの関係を理解する鍵は、面積の大小だけでなく、「いつ」「何を対象に」「誰が公表したか」をそろえることです。この三点を添えて読むと、複合経済特区として指定された経緯と、現在のBeachfront Townshipとしての姿を、矛盾なく捉えられます。

よくある質問

Mactan Newtownの経済特区指定はいつですか?

この記事で確認した基礎資料は、2012年6月13日のProclamation No.407です。これは土地の指定日であり、街にある全施設の開業日ではありません。

約30ha全体が2012年に指定されたのですか?

2012年の公示に記載された合計面積は約168,456㎡です。現在の約30haという公称規模全体が、その公示だけで指定されたとは説明できません。

PEZAの区域内なら、どの会社も同じ優遇を受けますか?

区域の指定だけでは判断できません。企業や事業の登録内容と適用される制度を個別に確認する必要があります。

参考情報

情報確認日:2026年9月16日

主な確認先:

参照情報1

参照情報2

参照情報3

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