こんにちは、ナビセブ編集部の山崎いおりです。セブ島留学を経験しました。留学の記事を担当しています。
ナビセブ編集部のまとめ
LCICのCELSは英語を学ぶ部門で、同じ大学が案内するBachelor of Arts in English Language Studies(英語学士課程)とは別です。CELSで科目を履修してLCICの単位が認められても、日本の所属大学の卒業単位に自動で組み込まれるわけではありません。LCIC側の科目評価と、所属大学側の単位認定は、それぞれ別の判断です。LCICのCELS案内、学士課程案内、日本向けFAQを分けて読んでください。
CELSは英語を学ぶ部門
大学のキャンパスで英語を学び、現地の学生とも交流できる。それがLCICの留学で気になる部分でしょう。しかし「大学で学ぶ」という説明だけでは、学士号を目指す留学なのか、英語科目を短期間履修する留学なのかが分かりません。帰国後の単位の扱いまで含めて考える学生ほど、最初にこの境界を確認する必要があります。
Center for English Language Studies、略してCELSは、LCICが国際学生向けに案内している英語学習の部門です。CELS公式サイトでは、CEFRに沿って分類した英語科目や、英語以外の言語に触れる選択肢を説明しています。日本向けの留学案内には4週間、14週間、18週間などの期間があり、受講者はその中で科目を選びます。週単位でいつでも一科目だけ受けて学位課程へ転籍する制度と考えるのは正確ではありません。
同大学のEnglish Language Studiesの学士課程は、英語という名前が重なっていても別のプログラムです。学士課程の学びや卒業要件と、CELSの留学生向け科目を混ぜると、学校の紹介を読んだ段階で取得できる資格を誤認します。CELSの4週間コースに参加することで、学士課程の在籍者になったり学士号の卒業要件を満たしたりするとは説明されていません。
日本向けFAQの受講資格にも、この違いが表れています。大学、短大、大学院に在籍する学生、高専4年生以上、大学入学が決定した高校3年生などが対象とされます。つまり、すでに日本などの学校に籍がある人が一定期間LCICで学ぶことを想定した募集です。卒業後一年以内で未就職の人など条件付きの対象もありますが、誰でも学位課程に入学するための一般的な募集条件ではありません。
科目を取ることと単位が認められること
学校FAQによると、留学生は月ごとに履修登録し、選択制の必修科目を含め1〜5科目を取ります。最大5科目の場合は週20コマ、1〜4限の科目は各90分と説明されています。科目名や授業時間を確認するのは、単位を申請する学生にとって重要です。単に「4週間セブにいた」という滞在期間だけでは、どの授業を履修したかを示せません。
LCIC側の単位認定には出席日数、レポート、試験の結果を総合的に用い、出席率75%以上が必要とされています。授業に登録しただけで単位を得られる仕組みではありません。欠席が多くなる予定があるなら、旅行の計画と授業の評価条件を同時に見るべきです。現地の活動を楽しむことと、所属大学へ提出する学修成果を残すことの優先順位は、参加前に決められます。
学校は、LCICで認定された単位を日本の在籍大学へ申請できると案内しています。ただし、申請できることと採用されることの間に、所属大学の判断があります。公式FAQも、在籍大学ごとに規定が異なり、申請しても認められないことがあると明記します。科目の内容、単位数、学年、所属学部の必修科目との関係などは、LCICが一方的に決められる範囲ではありません。
ここで二つの質問を分けてみてください。「LCICでこの科目を履修し、同大学の単位を得られるか」と「その単位を日本の大学が卒業要件として認めるか」です。前者にはLCICの出席・成績の基準が関わり、後者には所属大学の規程と審査が関わります。この二段階を経て初めて、自分の学修計画に単位が反映されるかを判断できます。
日本の大学の授業を遠隔で受ける場合
LCICは日本の所属大学の遠隔授業を受けられるよう専用の部屋を案内しています。セブと日本の時差は一時間ですが、部屋があることだけで、所属大学が海外からの参加を認めるとは限りません。日本向けの学びの案内も、遠隔授業の実施可否や細部は在籍大学へ確認するよう記しています。CELSの英語科目と日本の大学の遠隔科目を並行させるなら、双方の時間割が重ならないことも必要です。
仮に午前にCELSの科目、午後に所属大学のオンライン講義を受ける計画を立てるなら、前者はLCICで、後者は所属大学で評価される授業です。課題の提出先も単位の発行主体も同じではありません。滞在中の学修記録をひとまとめに「LCICで取得した単位」と呼ぶと、帰国後の申請で説明が難しくなります。
また、LCICの英語学習部門には、地元のフィリピン人学生と話すBuddyの機会があります。学校FAQはこれを無料の交流として説明しており、教員が担当する有料のOne on Oneや正規の履修科目とは分けています。地元学生との会話は英語を使う練習として価値があり得ますが、それを履修科目の単位数に自動的に足してはいけません。
出発前に何を所属大学とそろえるか
所属大学で単位認定を希望するなら、まず自分の学部・学科が海外の大学のどんな授業を対象にするか確認します。そのうえで、LCICで履修したい科目の名称、授業内容、授業時間、評価方法を比較する。科目登録が月ごとに行われる制度なので、希望する授業が渡航中の期間に開講されるかも関係します。CELSの科目説明は選択肢の入口ですが、すべての科目が希望の4週間に開講するという保証にはなりません。
現地では出席とレポート、試験の条件を満たすことが第一です。日本の大学がどの書類を求めるかは所属先によって異なります。特定の「全大学共通研修報告書」をLCICが発行すると決めつけず、必要な記録を出発前から分けて管理する方が確実です。帰国後の提出資料と申請の流れは別記事で詳しく扱います。
この制度は、学位取得を目的とする人には別の検討を必要とします。一方、在籍大学の学びを続けながら、大学キャンパスで英語科目を履修したい学生には具体的な選択肢になります。単位の認定が難しい場合でも学ぶ意義を感じるか、卒業単位への算入が参加の必須条件かによって、申込みの判断は変わります。
よくある質問
CELSの短期コースでLCICの学士号を取れますか?
短期のCELS受講は、大学が別に設けるEnglish Language Studiesの学士課程と同じではありません。短期科目の参加を学士号取得と読み替えないでください。
LCICで単位を得る出席条件はありますか?
日本向けFAQは、出席やレポート、試験を含む評価と、出席率75%以上を説明しています。履修登録だけで単位が確定する仕組みではありません。
日本の大学でも同じ単位が使えますか?
LCICで認定した単位を所属大学へ申請することはできます。ただし、所属大学の規程と判断によるため、LCICの案内も必ず認められるとは説明していません。
最後に
CELSで英語を学ぶこと、LCICの科目単位を得ること、日本の所属大学の卒業単位に認めてもらうことは別の段階です。学士号の取得をCELSの短期受講から期待せず、授業そのものの目的と、所属大学が認める条件を並べて参加を決めてください。
