留学の持ち物リストを検索すると、だいたい100項目くらい出てきます。全部持っていったら、スーツケースは重量オーバーです。
セブに住んでいる立場から言うと、持ち物は「日本から持つもの」と「セブで買えばいいもの」に仕分けるだけで、荷物は半分になります。セブには大型モールがいくつもあって、日用品はだいたい手に入ります。問題は「手に入るけれど、日本人には合わないもの」が混ざっていることです。
この記事では、その線引きを具体的に書きます。※ 価格は2026年8月時点の目安です(₱1=約2.6円)。
まず結論:この3つだけ絶対に忘れないでください
| これがないと | どうなるか |
|---|---|
| パスポート(残存期間6ヶ月以上) | 搭乗できません。滞在予定期間+6ヶ月の残存が必要です |
| 復路(出国)の航空券 | フィリピンは出国用の航空券を持っていることが入国の条件です。片道だけだと搭乗を断られることがあります |
| 現地費用の現金 | 到着初日に学校の窓口で$281〜974相当を現金で払います。カードだけだと詰みます(費用の内訳はこちら) |
この3つ以外は、最悪なんとかなります。
日本から必ず持っていくもの
セブで買えない、あるいは買えても日本人には使いにくいものです。ここはケチらずに持っていってください。
常備薬(最重要)
薬局(Watsons、Mercury Drug)はモールにも街にもありますが、置いてある薬は当然フィリピン向けの成分・用量です。体調が悪いときに、英語で成分表示を読んで判断するのはかなりつらい作業です。
- 風邪薬・解熱鎮痛剤(普段使っているもの)
- 整腸剤・下痢止め——これがいちばん出番があります
- 酔い止め(ボートで島に渡るとき、船がよく揺れます)
- 虫刺され用の薬・かゆみ止め
- 処方薬がある人は、英文の処方箋もあわせて
日焼け止め
セブでも売っていますが、フィリピンで流通している日焼け止めは美白成分入りのものが主流で、日本人の肌質に合わないことがあります。SPF50+のものを日本から1本持っていくのが確実です。日差しは日本の夏よりはっきり強いので、量も多めに見てください。
虫除けスプレー・かゆみ止め
蚊はいます。特に雨季(6〜11月)と、緑の多い郊外のキャンパスでは必需品です。現地でも買えますが、香りと強さが日本のものと違うので、慣れたものを持っていくほうがストレスがありません。
電子辞書・参考書
スマホの辞書アプリでも足りますが、授業中にスマホを触るのを禁止している学校があるので、電子辞書があると気を遣わずに済みます。文法書を1冊持っていくと、マンツーマンの授業で「ここを説明してほしい」と持ち込めるので効率が上がります。
変圧器(必要な人だけ)
ここは間違えやすいので詳しく書きます。
- 電圧:220V/60Hz(日本は100V)
- プラグ形状:Type A=日本と同じ形。変換プラグは不要です
スマホ・PC・カメラの充電器は、ほぼすべて「100V〜240V」対応なので、そのまま挿して使えます(本体やアダプタの表示を確認してください)。問題になるのはヘアドライヤー・ヘアアイロン・電気シェーバーなど、100V専用の家電です。そのまま挿すと壊れます。ドライヤーは現地で買うか(₱800〜2,000程度)、海外対応モデルを持っていくのがおすすめです。
日本食(少しだけ)
学校の食事は1日3食出ますが、3週目あたりで日本の味が恋しくなる人が多いです。ふりかけ、味噌汁、お茶漬け、インスタント味噌汁あたりを少し持っていくと、精神的にかなり効きます。
なお、セブには日本の調味料が買える店も日本人向けの飲食店もあるので、切らしても致命的ではありません。あくまで「あると助かる」レベルです。
各種コピー
パスポートのコピー、証明写真(数枚)、海外旅行保険の証書。SSPやビザ延長の手続きで学校に提出することがあります。
セブで買えばいいもの
ここを日本から持っていくと、ただ荷物が重くなるだけです。SM City Cebu、SM Seaside、Ayala Center Cebuといった大型モールに行けば、たいてい揃います。
| もの | 買える場所 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| シャンプー・ボディソープ | Watsons/モールのスーパー | ₱150〜400 |
| 歯ブラシ・歯磨き粉 | 同上 | ₱80〜250 |
| 洗剤・柔軟剤 | スーパー | ₱100〜300 |
| ミネラルウォーター | コンビニ・スーパー | ₱20〜60(500ml〜1L) |
| ビーチサンダル・室内スリッパ | モール | ₱200〜800 |
| Tシャツ・短パン | Uniqlo・H&M・ローカルブランド | ₱300〜1,000 |
| ハンガー・洗濯ネット | スーパー・雑貨店 | ₱50〜200 |
| 傘・レインコート | モール | ₱200〜600 |
| SIMカード(Globe/Smart) | 空港・モール | 月₱500〜1,000 |
| 延長コード・USB充電器 | モールの家電売り場 | ₱200〜800 |
特にSIMカードは空港で買うのがいちばん楽です。到着ロビーにGlobeとSmartのカウンターがあります。学校のWi-Fiが遅かったときの保険にもなるので、初日に契約しておくことを強くおすすめします。
持っていかなくていいもの
大量の衣類
年間を通じて暑いので、必要なのはTシャツと短パンだけです。ほとんどの学校が有料のランドリーサービス(週₱150〜300程度)を用意しているので、洗濯は自分でしません。1週間分あれば十分です。足りなければ現地で買えます。
厚手のバスタオル
かさばるわりに、湿度が高いので乾きません。薄手の速乾タオルを持っていくか、現地で買ってください。
フォーマルな服
卒業式やパーティがある学校もありますが、そこまでかしこまった格好は求められません。襟付きのシャツが1枚あれば十分です。
変換プラグ
前述のとおり、フィリピンのプラグは日本と同じType Aです。不要です。
大量の現金(ドル札)
必要ですが、持ちすぎは危険です。現地費用の支払い分+当面の生活費だけを現金で持ち、残りはATMで引き出すのが安全です。詳しくは次で説明します。
お金の持ち方:現金・カード・両替
ここは失敗する人が多いところなので、独立して書きます。
現金は「日本円」で持っていく
日本で全額をペソに替えるより、日本円の現金を持っていってセブの両替所で替えるほうがレートが良いのが一般的です。ただし空港の両替所はレートが悪いので、空港ではGrab代と当日分だけ替えて、残りは市内のモール内の両替所を使ってください。
学校への支払いはドルまたはペソの現金
入学金・SSP・教材費などの現地費用は、到着初日に窓口で現金払いです。学校によって「米ドルのみ」「ペソのみ」が違うので、申し込み時に必ず確認してください。
カードは2枚以上
1枚が使えなくなると詰みます。海外ATMで現地通貨を引き出せるカードを最低1枚、加えてクレジットカードを1枚。財布と別々の場所に分けて保管してください。モールやカフェではカードが使えますが、ローカル食堂・ジプニー・小さな商店は現金のみです。
女性が追加で持っていくといいもの
- 生理用品——現地でも買えますが、質感が日本のものと違います。慣れたものを1周期分
- 基礎化粧品——現地の製品は美白成分入りが多く、肌に合わないことがあります
- 羽織るもの——冷房が非常に強いです。教室でも移動中のバスでも、薄手のカーディガンが1枚あると体調を崩しにくくなります
- ヘアアイロン(海外対応モデル)——100V専用は使えません
親子留学で追加になるもの
- 子どもの分の常備薬(体重に合わせた用量のもの)
- 母子健康手帳のコピー・予防接種の記録
- 子どもが食べ慣れたレトルト食品を少し
- 浮き輪・ラッシュガード(ビーチや学校のプールで使います。現地でも買えます)
- 好きな本やおもちゃを少し——移動中と、慣れるまでの数日に効きます
親子留学の受け入れ体制がある学校の比較はこちらをご覧ください。
スーツケースのサイズと重量
期間別の目安です。
| 期間 | スーツケース | 備考 |
|---|---|---|
| 1〜2週間 | 60〜70L | 機内持ち込み+預け1個で足ります |
| 4週間 | 70〜90L | 帰りはお土産で必ず増えます |
| 12週間以上 | 90L以上、または2個 | 足りないものは現地調達が前提 |
LCC(セブパシフィック航空など)を使う場合は要注意です。預け荷物が別料金で、重量の上限も厳しめです。予約時に20kg・25kgなどの枠を買っておかないと、空港で高額な超過料金を払うことになります。行きは余裕を持たせて、帰りにお土産を入れる分を空けておくのが鉄則です。
ちなみにセブのお土産はドライマンゴー、現地の調味料、雑貨あたりが定番で、いずれもかさばります。
出発前チェックリスト
1ヶ月前まで
- パスポートの残存期間を確認(滞在期間+6ヶ月)
- 海外旅行保険に加入(学校が必須にしていることが多い)
- 航空券を予約(復路も必ず)
- クレジットカードの海外利用設定・暗証番号を確認
2週間前まで
- 常備薬を用意
- パスポートのコピー・証明写真を用意
- 学校への現地費用の支払い方法(ドル/ペソ)を確認
- スマホの海外設定を確認
前日
- 現金を分散して財布・バッグ・スーツケースに
- スーツケースの重量を量る(LCCは特に)
- 充電器・モバイルバッテリーは機内持ち込みへ(預け入れ不可)
まとめ
持ち物の考え方はシンプルです。「体に入れるもの(薬)」と「肌につけるもの(日焼け止め・化粧品)」は日本から。それ以外はセブで買えます。
荷物を減らして身軽に来て、足りないものは初日にモールで買う。これがいちばんストレスがありません。
- 持ち物より先に、費用を確認したい → セブ島留学の費用の内訳/費用シミュレーター
- まだ学校が決まっていない → 11校・14キャンパスの比較/タイプ診断
「これは持っていくべき?」という細かい疑問は、無料相談でも受け付けています。セブ在住の編集部が、実際に現地で手に入るかどうかも含めてお答えします。