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セブのサウスロード再開発2026|2万5000人アリーナと大型展示場が開業

2026年のセブ・サウスロード地区を、稼働した最大2万5000人のアリーナと第4四半期開業予定の大型展示施設から整理します。投資額・規模・用途を数字で確認します。

セブのサウスロード再開発2026|2万5000人アリーナと大型展示場が開業
建設中の大型アリーナの外観。写真: Wide Awake! / CC BY 4.0

こんにちは、ナビセブ編集部です。2026年のセブで大きく景色が変わっている場所の一つが、South Road Properties(SRP)です。7月には最大25,000人を収容するSM Seaside Cebu Arenaが正式に稼働し、投資額は₱7 billionでした。

次に控えるSMX Convention Center Seaside Cebuは、SM PrimeのPSE開示資料によると2026年第4四半期の開業予定です。SRPは買い物に出かける場所から、アリーナ・コンベンション施設・ホテル・モールをまとめて利用する地区へ変わり始めています。

  • SMXへの投資額:₱3.6 billion
  • 賃貸可能なイベントスペース:21,000㎡超
  • 階数:6階
  • 施設全体の収容人数:18,000人超

結論

SRPは娯楽とMICEを一体で利用する地区へ

アリーナとSMXの投資額を足すと₱10.6B、公表最大収容人数の単純合計は43,000人超です。ただし用途や座席配置は異なり、SRPに43,000席があるという意味でも、同時に全施設が満員になるという予測でもありません。

SMXは2026年第4四半期の開業予定

SM Primeの開示資料が示す開業目標は、2026年第4四半期です。これは10月1日〜12月31日を指し、2026年8月時点では開業・完成済みではありません。

投資額は施設単体の₱3.6B

過去のSM Hotels and Conventions Corp.のMICE事業拡張計画には₱5.3 billionという数字もあります。一方、2025年11月27日にSM PrimeがPSEへ提出した開示資料は、SMX Convention Center Seaside Cebu単体への投資額を₱3.6 billionとしています。本記事は、この₱3.6Bを採用します。

イベントスペース21,000㎡と延床面積40,000㎡超

SMX公式ページのイベントスペース総面積は21,000㎡です。1haは10,000㎡なので、イベントスペースだけで約2.1haに相当します。延床面積(GFA)は40,000㎡超で、そのうち賃貸可能なイベントスペースが21,000㎡を占めます。

21,000 ÷ 10,000=2.1ha21,000 ÷ 40,000=52.5%延床面積を最低値の40,000㎡として割ると52.5%です。実際には「40,000㎡超」のため割合が少し下がる可能性がありますが、建物全体の約半分規模をイベントスペースとして使う施設だと分かります。

6階に展示・会議用の31室を配置

SMX Seaside Cebuは6階建てです。一つの大ホールだけでなく、複数の階に展示ホール、ファンクションルーム、会議室を配置します。

施設 数・配置 特徴・用途
展示ホール 4室・上層地上階(Upper Ground Level) 無柱、有効高さ10m、床荷重250 lbs/sq ft
ファンクションルーム 8室・4階と6階 企業の会食、宴会、会議の分科会、交流行事
会議室 19室・4階と6階 会議・分科会
厨房 14か所 複数の催しでのコーヒーブレーク、昼食、夕食、VIP対応、宴会
エグゼクティブVIPラウンジ 1施設 国際・企業・政府関係の催し
会場前ロビー 高さ10m メインホール外での受付、交流、レセプション、待ち列の整理
SMXの室数・配置・主な用途

4つの展示ホールには柱がなく、大型展示会・見本市のブースや機材を配置しやすい構造です。高さ10mは舞台・照明・吊り設備、床荷重250 lbs/sq ftは重量のある展示物や機材を使う産業展示会まで想定した仕様です。

4 展示ホール+8 ファンクションルーム+19 会議室=31 イベント・会議用スペース31室は公式の総称ではなく、公表された4・8・19室をナビセブで単純合算した数字です。最大18,000人規模で複数の催しと食事提供が同時に動くことを考えると、14か所の厨房にも意味があります。

アリーナとSMXは用途が違う

アリーナとSMXを、公表された投資額・規模・稼働状況・用途から比較します。SMXの18,000人超は施設全体の収容人数であり、展示会・宴会・会議・大会ごとに会場配置が変わります。

比較項目 SM Seaside Cebu Arena SMX Convention Center Seaside Cebu
投資額 ₱7B ₱3.6B
最大収容人数 25,000人 18,000人超(施設全体)
稼働状況 稼働中 2026年第4四半期開業予定
主な用途 コンサート、スポーツ、EDM、家族向け催し、企業イベント、サーカス、モータースポーツ Meetings・Incentives・Conventions・Exhibitions(MICE)
アリーナとSMXの公表規模・投資額・用途

25,000 − 18,000=約7,000人

SMXを最低18,000人として差を取ると約7,000人ですが、人数の大小だけでは比較できません。アリーナが娯楽、SMXがMICEを担うことで、同じSRP地区で異なる催しを組み合わせられます。

展示会・国際会議・夜の公演を組み合わせる例

  1. 1日目
    展示会
  2. 2日目
    国際会議

  3. コンサート

アリーナ・モール・ホテルをつなぐ地区

SMX公式は、SM Seaside ArenaとSM Seaside City Cebuへの直接アクセスを案内しています。アリーナとコンベンションセンターは同じ一体型開発の中でつながり、会議の前後にはモールで食事、コーヒー、買い物、トイレを利用できます。

モール上空から見たサウスロード地区の開発エリア
モール上空から見たサウスロード地区の開発エリア。写真: Ralff Nestor Nacor / CC BY-SA 4.0

SMX公式はホテル・小売・飲食への一体的な接続も説明しています。単独の施設としてではなく、ホテル、モール、アリーナ、飲食店を組み合わせる構想です。

アリーナ公式も、SM Seaside City Cebu、開業予定のSMX Convention Center、Park Inn by Radisson、Radisson Hotelとの直接アクセスや一体型開発を説明しています。両施設の公式情報が同じ方向性を示しています。

アリーナは7月に稼働を開始

アリーナはすでに稼働しています。2026年7月9日の事業関係者向け発表会には、イベント、娯楽、観光、宿泊・接客、企業などの関係者400人が参加しました。BINI Signals World Tourは7月11日。発表会から2日後には大型公演に使われています。アリーナの延床面積は7ha超で、最大25,000人を収容する規模です。

投資と消費の規模を計算する

アリーナ₱7BとSMX₱3.6Bの投資額の合計は₱10.6Bです。1 billion=10億なので₱106億に相当します。モール、ホテル、道路、その他の開発費は含みません。

サウスロード地区から望むセブ市街
サウスロード地区から望むセブ市街。写真: Wide Awake! / CC BY 4.0

₱7B+₱3.6B=₱10.6B₱10.6B = ₱106億25,000+18,000=43,000人超43,000 × ₱300=₱1,290万18,000 × ₱500=₱900万18,000 ÷ 2=9,000 室

公表最大収容人数の単純合計は43,000人超です。ただし両施設が同時に最大人数で稼働するとは限りません。43,000人が一人₱300を使うと₱1,290万、18,000人が一人₱500の夕食を取ると₱900万という計算は、消費規模を見るための仮定です。実際の需要や同時消費を予測したものではありません。

会議参加者は食事以外にも、宿泊、タクシー・Grab、買い物を利用します。仮に18,000人全員が宿泊し1室2人なら9,000室ですが、地元参加者、日帰り客、1人1室の利用、他地区のホテルへの宿泊があるため、これも実需ではありません。

SMXの全国イベント面積は80,000㎡超へ

SM PrimeはSMX Seaside Cebu開業後、全国10施設で賃貸可能なイベント面積を80,000㎡超へ広げる計画を発表しています。現在の約42,000㎡との差は最低でも38,000㎡超です。

80,000 − 42,000=38,000㎡超21,000 ÷ 42,000=50%SMX Seaside Cebuの21,000㎡は、現在のSMX全体の約42,000㎡に対して50%に相当します。これは現在の面積との比較による参考計算です。

SMX公式は新施設を「フィリピン最大のコンベンションセンターとなる施設」として紹介しています。少なくともSMXブランド内では、21,000㎡のイベントスペースは最大規模です。

SRPは買い物だけではなくなる

以前の旅行者目線では、SRP=SM Seaside+Cebu Ocean Parkという印象が強い場所でした。2026年は次の構成へ変わっています。

サウスロード地区と対岸へ続く海峡
サウスロード地区と対岸へ続く海峡。写真: Patrickroque01 / CC BY-SA 4.0
役割 施設
買い物 SM Seaside City Cebu
家族向け Cebu Ocean Park
エンターテインメント SM Seaside Cebu Arena
MICE SMX Convention Center Seaside Cebu
宿泊 ホテル開発
SRPの施設と役割

Mactan Expoとの比較は条件に注意

Mactan ExpoとSMXは規模も役割も異なります。面積はメインホールと施設全体、収容人数はシアター形式と施設全体という違いがあるため、完全に同じ条件の比較ではありません。

比較 Mactan Expo SMX Seaside Cebu
主要スペース メインホール 2,600㎡ イベントスペース 21,000㎡
収容人数 シアター形式最大2,538人 施設全体 18,000人超
立地・役割 空港近接・ホテル・ビーチ・2,538人級 セブ市 / SRP・モール・アリーナ・ホテル・18,000人超
Mactan ExpoとSMXの面積・収容人数・立地

18,000 ÷ 2,538=約7.1倍21,000 ÷ 2,600=約8.1倍

収容人数は18,000÷2,538で約7.1倍、面積は21,000÷2,600で約8.1倍です。どちらも比較対象の範囲が異なる参考値として読みます。空港・ホテル・ビーチに近いマクタンと、モール・アリーナ・ホテルを組み合わせるセブ市のSRPで、MICEの役割が分かれていきます。

開業予定と利用条件を分けて考える

2026年8月時点のSMXは開業前です。公表されているのは投資額、面積、室数、収容人数、施設間の接続、開業目標です。モールやアリーナからの徒歩時間、Grabの待ち時間、昼食時の待ち時間は未実測のため、具体的な分数を示せません。

  1. 以前
    買い物の目的地
  2. 2026年
    買い物に娯楽が加わる
  3. 第4四半期以降の構想
    買い物・娯楽にMICEと宿泊・接客が加わる

まとめ

SRPの変化は、買い物・娯楽・MICE・宿泊・食事を同じ地区でつなぐことにあります。2026年8月時点ではアリーナが稼働済み、SMXは第4四半期の開業予定です。公表規模と実際の利用条件を分けて捉えることが大切です。

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