「セブ島留学は何週間行けばいいですか」——これは費用と効果の両方に関わるので、答えが1つに決まりません。ただし、金額のほうには、はっきりした境目が2つあります。
ひとつは4週間(28日)。ここを超えるとビザ延長が必要になり、現地費用が倍になります。もうひとつは4週間の学費。多くの学校で、ここを超えると週あたりの学費が下がらなくなります。
この記事では、ナビセブが掲載している11校・14キャンパスの実料金から、期間ごとに何が変わるのかを数字で出します。
※ ナビセブは語学学校でも留学エージェントでもありません。学校を売って手数料をもらう仕組みを持っていないので、都合の悪い数字もそのまま公開します。
結論:費用の分かれ目は「28日」と「4週の学費」
| 期間 | ビザ | 現地費用 | 学費+現地費用の総額レンジ |
|---|---|---|---|
| 1週間 | ビザなし滞在の範囲 | $301 | $761 〜 $1,413(約11.8万〜21.9万円) |
| 2週間 | ビザなし滞在の範囲 | $311 | $1,121 〜 $2,118(約17.4万〜32.8万円) |
| 4週間(1ヶ月) | ビザなし滞在の上限内 | $332 | $1,629 〜 $3,712(約25.2万〜57.5万円) |
| 12週間(3ヶ月) | ビザ延長+ACR I-Card | $664 | $4,554 〜 $10,844(約70.6万〜168.1万円) |
| 24週間(半年) | ビザ延長(複数回)+ACR I-Card | $994 | $8,773 〜 $21,374(約136.0万〜331.3万円) |
※ 1USD=155円換算。現地費用は入学金$120で計算しています(入学金が$100のCIAは$20安くなります)。航空券・海外旅行保険・お小遣いは含みません(総額の内訳はこちら)。
① 4週間(28日)までは、ビザの手続きが要りません
日本のパスポートなら、フィリピンには30日間ビザなしで滞在できます。つまり4週間(28日)の留学なら、ビザ延長もACR I-Cardも不要です。
現地費用の内訳を並べると、この境目がはっきり見えます。
| 項目 | 4週間 | 12週間 | 24週間 |
|---|---|---|---|
| 入学金・登録料 | 約$120 | 約$120 | 約$120 |
| SSP(就学許可証) | 約$120 | 約$120 | 約$120 |
| ビザ延長 | 不要 | 約$189 | 約$396 |
| ACR I-Card | 不要 | 約$60 | 約$60 |
| 教材費 | 約$50 | 約$50 | 約$50 |
| 水道光熱費 | 約$41 | 約$124 | 約$248 |
| 合計(目安) | $332 | $664 | $994 |
4週間から12週間へ延ばすと、現地費用だけで$332増えます。これは学費とは別に、学校の窓口で現金で払うお金です。
SSP(Special Study Permit)は、フィリピンで語学を学ぶために必要な許可証です。1週間の留学でも必要で、金額も変わりません。ここが、短期留学の1週間あたりの単価が高くなる理由のひとつです。
「5週間」を検討しているなら要注意
28日を1日でも超えると、ビザ延長の手続きと費用が発生します。4週間と5週間の間には、学費1週分よりも大きな段差があるということです。「あと1週間だけ延ばそうか」と迷っているなら、この点を計算に入れてください。
② 週あたりの学費は、多くの学校で4週で頭打ちになります
「長期のほうが割安」と言われますが、実際に週あたりに直すと様子が違います。1人部屋・レギュラーコースの週あたり学費です。
| キャンパス | 1週 | 2週 | 4週 | 12週 | 24週 |
|---|---|---|---|---|---|
| QQEnglish ビーチフロント | $639 | $521 | $411 | $390 | $380 |
| QQEnglish ITパーク | $639 | $521 | $411 | $390 | $381 |
| SMEAG キャピタル | $708 | $511 | $393 | $393 | $393 |
| CG Academy | $680 | $510 | $425 | $425 | $425 |
| SMEAG エンカント | $803 | $602 | $482 | $482 | $482 |
| B’Cebu | $877 | $658 | $548 | $541 | $533 |
| GLC | $610 | $610 | $550 | $550 | $550 |
| CPI | $831 | $720 | $554 | $554 | $554 |
| Cebu Blue Ocean | — | $722 | $555 | $555 | $555 |
| CPILS | $989 | $780 | $579 | $567 | $556 |
| Philinter | $1,035 | $748 | $575 | $575 | $575 |
| EV Academy Talamban | $1,012 | $822 | $632 | $632 | $632 |
| EV Academy La Mer | $1,112 | $904 | $695 | $695 | $695 |
| CIA | $850 | $850 | $850 | $850 | $850 |
14キャンパスのうち9キャンパスは、4週を超えても週あたりの学費が1ドルも下がりません。週単価が下がり続けるのはQQEnglish 2校・CPILS・B’Cebuの4キャンパスだけ。CIAにいたっては1週目から24週目まで$850で完全に一定です。
つまり「長期にすれば学費が割安になる」は、多くの学校では4週間までの話です。
それでも長期のほうが割安になる理由
学費の週単価が下がらなくても、現地費用は固定部分が大きいので、期間で割ると下がっていきます。入学金$120とSSP $120は、1週間でも24週間でも同額だからです。
現地費用を含めた週あたりの総額で見ると、こうなります。
| キャンパス(1人部屋) | 1週 | 4週 | 24週 |
|---|---|---|---|
| SMEAG キャピタル | $1,009 | $476 | $434 |
| QQEnglish ビーチフロント | $940 | $494 | $421 |
| EV Academy La Mer | $1,413 | $778 | $736 |
| CIA | $1,131 | $928 | $891 |
1週間から4週間にすると、週あたりの総額はSMEAG キャピタル・QQEnglish ビーチフロント・EV Academy La Merで半分近くまで下がります。学費が週$850で一定のCIAでも約2割下がります。ところが4週間から24週間にしても、下がり幅は1割前後にとどまります。コスト効率の観点では、4週間がひとつの折り返し点です。
③ 期間ごとに「できること」は違います
費用の話は以上です。ここからは、期間ごとに何が現実的かを整理します。
1週間
向いている人:まずセブ島留学を体験してみたい社会人、次の長期留学の下見をしたい人、有給の範囲で行きたい人。
1週間はマンツーマン授業に慣れるだけで終わります。英語力の変化を数字で確認するのは難しいと考えてください。ただし「自分がこの環境で学べるかどうか」を判断する材料としては十分です。
週あたりの単価はいちばん高くなります。SSPと入学金が丸ごと1週間に乗るためです。それでも総額$761〜$1,413(約11.8万〜21.9万円)なので、日本の英会話スクールに数ヶ月通う金額と大きくは変わりません。
移動の負担を減らしたいなら、空港が近いマクタン島の学校か、市内のIT Parkのように動線が整理された立地を選ぶと、1週間を実質的に長く使えます。短期留学向けの学校比較も参考にしてください。
2週間
向いている人:社会人の休暇、大学生の短期休暇、親子留学の初回。
2週目に入ると、授業の進め方と講師との関係ができてきます。「言いたいことが出てこない」状態から「間違ってもいいから言ってみる」状態への切り替わりが起きやすいのがこの時期です。週あたりの単価も1週間の7〜8割に下がります。
短期でありながら、体験だけで終わらない最小単位と考えていいでしょう。
4週間(1ヶ月)
向いている人:本気で英語をやり直したい人、転職前・入社前の期間を使う人、ビザ手続きを避けたい人。
費用効率と手続きの両方でいちばんバランスが取れる期間です。ビザ延長が不要で、週あたりの学費もほとんどの学校で最安水準に到達します。
4週間あれば、レベルチェック→授業→中間の見直し→仕上げ、というサイクルが1周します。TOEICのような試験で結果を求めるなら、ここが最低ラインです。
迷っているなら、まず4週間で計算してみてください。留学費用シミュレーターで自分の条件の金額が出ます。
12週間(3ヶ月)
向いている人:スコアを本気で上げたい人、休学・退職して行く人、ワーホリや欧米留学の前段として使う人。
ビザ延長とACR I-Cardが必要になり、現地費用が$664に上がります。手続き自体は学校が代行してくれることがほとんどですが、費用と、パスポートを預ける期間があることは知っておいてください。
この期間になると、学校選びの重心が変わります。1ヶ月なら我慢できることでも、3ヶ月では効いてくるからです。食事・寮の質・立地の3つは、短期より慎重に見てください。
- 食事の比較ページ——毎日3食が同じ食堂です
- 寮・宿泊施設の比較ページ
- 立地の比較ページ——外食の選択肢があるかどうかが効きます
24週間(半年)
向いている人:ゼロから実務レベルを目指す人、IELTSで高スコアが必要な人、次の進路までの期間が確保できる人。
総額は$8,773〜$21,374(約136.0万〜331.3万円)。学校と部屋タイプで2倍以上開きます。この規模になると、部屋タイプの選択が数十万円単位で効いてきます(1人部屋と相部屋の差額を全校比較)。
また、半年間ずっと同じ学校である必要はありません。前半を一般英語、後半を試験対策校に移るという組み立て方もあります。ただし入学金とSSPが2回分かかる点は計算に入れてください。長期留学向けの学校比較もご覧ください。
期間を決める前に確認すること
- 28日を超えるかどうか——超えるならビザ延長費用を計算に入れる
- 入学日の指定——多くの学校は月曜入学・日曜到着。土日を挟むと滞在日数が増えます
- 祝日の扱い——フィリピンの祝日に授業がある学校とない学校があります。補講の有無を確認
- 延長したくなったときの条件——現地で延長できるか、料金は同じか、部屋を確保できるか
- 短縮・中断したときの返金——規定は学校ごとに違います。書面で確認を
- 航空券の変更手数料——期間を変える可能性があるなら、LCCの最安運賃は変更不可のことが多い
よくある質問
セブ島留学は何週間がいちばんコスパがいいですか?
4週間です。ビザ延長が不要で、週あたりの学費もほとんどの学校で最安水準に達します。4週間から24週間へ延ばしても、週あたりの総額は1割程度しか下がりません。ただし「コスパ」と「目標達成」は別の問題です。スコアが必要なら12週間以上が現実的です。
1週間だけの留学に意味はありますか?
英語力の伸びを期待するのは難しいですが、「自分がこの環境で学べるか」を判断する材料としては十分です。次の長期留学の下見として使う人は少なくありません。週あたりの単価はいちばん高くなります。
4週間と5週間で費用はどのくらい変わりますか?
学費1週分に加えて、ビザ延長(約$189)とACR I-Card(約$60)が必要になる可能性があります。29日以上の滞在ではビザなし滞在の30日枠に収まらないケースが出てくるため、日数と入国日を学校に伝えて確認してください。「あと1週間」が思ったより高くつく期間です。
長く行けば行くほど安くなりますか?
週あたりの学費は、14キャンパス中9キャンパスで4週を超えると下がりません。CIAは1週目から24週目まで$850で一定です。下がり続けるのはQQEnglish 2校・CPILS・B’Cebuの4キャンパスのみ。ただし入学金とSSPが期間で薄まるため、現地費用を含めた週あたりの総額は長期のほうが下がります。
途中で期間を延長できますか?
空室があれば可能な学校が多いですが、料金が申込時のレートと変わることがあります。延長の可能性があるなら、申し込み時点で「延長した場合の料金」を確認しておいてください。
まとめ
- 28日が最初の分かれ目——超えるとビザ延長+ACR I-Cardで現地費用が$332→$664に
- 週あたりの学費は4週で頭打ち——14キャンパス中9キャンパスは4週以降フラット
- それでも長期が割安になるのは現地費用の固定部分が薄まるから
- 費用効率なら4週間、目標達成なら12週間以上
- 3ヶ月以上なら食事・寮・立地を短期より慎重に
次のページで、自分の期間での金額を確認できます。
- 期間別の総額を出す → 留学費用シミュレーター
- 費用の全体像を知る → セブ島留学の費用は結局いくら?
- 部屋タイプで調整する → 1人部屋と相部屋の差額を全校比較
- 住むエリアを決める → マクタン島とセブ市内はどっちがいい?
- 14キャンパスを横並びで見る → 24項目比較(11校・14キャンパス)
- 自分に合うタイプを知る → セブ島留学タイプ診断(10問・無料)
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