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アヤラセンターセブはどう拡張してきた?1994年開業からThe Terraces・2013年Expansionまで

Ayala Center Cebuはどう拡張してきた?1994年開業からThe Terraces・2013年Expansionまで

アヤラセンターセブはどう拡張してきた?1994年開業からThe Terraces・2013年Expansionまで
Ayala Center Cebuはどう拡張してきた?1994年開業からThe Terraces・2013年Expansionまで

こんにちは、CebuOです。

現在のAyala Center Cebuを見ると、Main Mall、The Terraces、Expansion Area、Cinema、Rustan’s、Parkingなどがつながり、一つの巨大Mallとして完成しているように見えます。

しかし、この姿が最初からあったわけではありません。

Ayala Center Cebuは1994年の開業後、2008年のThe Terraces、2013年の大型Expansion、そして2024〜2025年のMall Reinventionと、30年以上にわたって何度も大きく形を変えてきました。

特に重要なのは、単純に売場面積を増やしてきたのではないことです。

最初はCebu Business ParkのRetail Anchorとして始まり、その後Dining、Outdoor Space、Entertainment、Premium Retail、Cinema、Parkingなどの機能を追加しながら、Shopping MallからLifestyle Destinationへ変化してきました。

この記事では2024〜2025年のReinventionを詳しく説明するのではなく、1994年にOpenしたMallが、どのような段階を経て現在のAyala Center Cebuになったのかを時系列で整理します。

Ayala Center Cebuの拡張史を先に整理

主な出来事
1994年 Ayala Center Cebu開業
2008年 The Terraces開業
2011年 次の大型Expansion計画が本格化
2013年 約₱2.9 billionの大型Expansionが完成・Soft Open
2013〜2014年 Rustan’sなどAnchor Tenant、新Cinema、Parkingを含む新Wing本格稼働
2015年 ExpansionがICSC Asia Pacific Gold Award
2024年 Mall Reinvention Program開始
2025年 Major Reinvention Works完了

この流れを見ると、Ayala Center Cebuは一度完成して終わったMallではなく、CebuのRetail市場やLifestyleの変化に合わせて増床と再設計を繰り返してきた施設であることが分かります。

1994年|Cebu Business Parkの中心Mallとして開業

Ayala Center Cebuが正式にOpenしたのは1994年11月です。

Cebu Business Park自体は1989年から開発が始まっていましたが、1994年にAyala Center Cebuが加わったことで、Estateに大きなRetail・Dining・Lifestyleの中心が生まれました。

開業当初の役割は、現在のように巨大なDining・Entertainment Complexというよりも、成長を始めたCebu Business ParkにShopping機能を提供することでした。

Officeへ来る人。

周辺住民。

Cebu CityのShopping客。

こうした人をBusiness Parkへ呼び込むAnchor Facilityになりました。

その後の30年間を見ると、このMallがCebu Business Park全体の発展とほぼ同じ速度で拡張してきたことが分かります。

最初のMallですべてが完成していたわけではない

現在のAyala Center Cebuを知っている人は、The Terracesや大型Restaurant ZoneもOriginal Planの一部だったように感じるかもしれません。

しかし、2011年に新Expansion計画を報じたThe Freemanでは、The TerracesはOriginal Master Planには含まれていなかったと当時のCebu Holdings関係者が説明しています。

これはAyala Center Cebuの歴史を理解するうえで非常に重要です。

最初に完璧な完成図があり、その通りに30年間建設したのではありません。

CebuanoのShopping StyleやDining需要が変わるたびに、

「今のMallに何が足りないか」

を見直しながら、新しい機能を加えていきました。

2008年|The TerracesでMallの性格が大きく変わった

最初の大きな転換点がThe Terracesです。

2008年、旧Lagoon Areaを再開発してThe TerracesがOpenしました。

Ayala Landの2008 Annual Reportでも、その年のCebuの主要成果としてThe TerracesのOpeningを記録しています。

Philstarによると、このProjectは約₱600 million、約18か月をかけたMain MallのExpansionで、約8,000㎡のLeasable Areaに55 Merchantを入れる計画でした。

NaviCebuではAyala Land公式Annual Reportの約7,900㎡という数字を基本にしますが、当時としてかなり大きなDining Expansionだったことは間違いありません。

The Terracesは「売場を増やした」だけではなかった

The Terracesが重要なのは、床面積が増えたからではありません。

Restaurant、Cafe、Lifestyle OutletをGreeneryやWater Feature、Outdoor Spaceと組み合わせたことで、Ayala Center Cebuの使い方そのものが変わりました。

PhilstarはThe Terracesを、Ayala MallsのGreenbeltやGloriettaのようなLifestyle ExperienceをCebuへ持ち込むProjectとして紹介しています。

The FreemanもSoft Opening当時、NatureとCommerceを統合したDevelopmentとして評価していました。

つまり2008年は、

ShoppingをするMall

から、

Shoppingの後に食事をし、Cafeで過ごし、Outdoor Spaceを歩くMall

へ変わった大きな節目です。

Cebu初進出のRestaurantもThe Terracesへ入った

The Terracesは、CebuのRestaurant Marketにも影響を与えました。

2008年にはTGI FridaysがThe Terracesへ出店し、同BrandとしてMetro Manila外初の店舗になりました。

Teriyaki BoyもThe Terraces店がLuzon外初の店舗として報じられています。

Coffee Bean & Tea LeafもThe TerracesにCebu3号店を出し、CebuでのさらなるExpansionを計画していました。

つまりThe Terracesは単なる新しいRestaurant Areaではなく、全国BrandがCebu Marketへ本格進出する受け皿にもなりました。

2011年|さらに大きなExpansionが始まる

The Terracesが成功した後、Ayala Center Cebuは次の大型Expansionへ進みます。

2011年のThe Freemanは、Ayala Center Cebuが新しいMall Expansionを進め、完成後にOriginal Planを大きく完成させるProjectになると報じています。

当時の計画では、新Expansionは既存Mallの約3分の1に相当する規模で、約36,000㎡のLeasable Areaを追加するとされていました。

このProjectはThe Terracesのような特定Zoneだけではありません。

Retail。

Dining。

Entertainment。

Parking。

Service。

をまとめて追加する、本格的なMall Expansionでした。

2013年|約₱2.9 billionの新Wingが完成へ

2013年5月、Ayala Center Cebuでは新ExpansionのTopping-offが行われました。

SunStarによると、Project Costは₱2.9 billion

新Wingは4Levelで、既存MallへSeamlessに接続され、36,500㎡のGross Leasable Areaを追加するとされています。

この時点でProjectは72%完成し、2013年第4四半期のSoft Openingを予定していました。

これはThe Terracesよりもさらに大規模なExpansionです。

36,000㎡か36,500㎡か?

資料によって数字に少し違いがあります。

2011〜2012年の計画段階では、

36,000㎡

と報じられています。

2013年のTopping-off時には、

36,500㎡ GLA

とされています。

この場合は、計画段階より完成に近い2013年の数字を優先し、

約36,500㎡のGLAを追加

と書く方が安全です。

過去の構成案で使っていた「34,000㎡超」という数字より、今回確認できた2013年の地元一次報道に近い36,500㎡を本文では採用します。

4Levelの新WingはFloorごとに役割を分けた

2013年末にSoft OpenしたExpansionでは、Floorごとの役割もかなり明確に設計されていました。

The Freemanの当時の記事によると、

First LevelPremium Foreign BrandやEuropean Flagship Storeなど。

Second LevelFast Fashionや人気Foreign Brand。

Third LevelIT、Home、KidsなどのSpecialty Brand。

Fourth LevelDining、Cinema、Chapelを含むConvergence Area。

という構成でした。

現在のTenant配置とは異なりますが、2013年当時のExpansionが「店を増やすだけ」ではなく、Floorごとに役割を持たせた大型Retail Developmentだったことが分かります。

Rustan’sが新WingのAnchorになった

2013 Expansionで特に重要だったのがRustan’sです。

The Freemanは、新WingのMain Anchorとして、

Rustan’s Fresh

Rustan’s Department Store

を挙げています。

現在Ayala Center CebuでThe MarketplaceやRustan’sを利用していると、もともとこのMallに昔から同じ形であったように感じるかもしれません。

しかし実際には、2013年の大型Expansionが現在のSupermarket・Department Store機能を大きく強化した節目でした。

Parkingも844台分追加された

Ayala Center Cebuの地下駐車場
Ayala Center Cebuの地下駐車場

大型Mallでは、売場だけ増やしてもParkingが足りなければ使いにくくなります。

2013年Expansionでは、3-Level Basement Parkingがつくられました。

The Freemanによると、新Wingだけで844 Parking Slotsを追加し、Ayala Center Cebu全体では当時約1,600 Parking Spacesになりました。

Valet Parking、Concierge Desk、Customer Lounge、Family Loungeなども加えられています。

つまりExpansionは売場拡張ではなく、Mall利用そのものを支えるService Infrastructureまで含んだProjectでした。

CinemaもExpansionで強化された

2013 Expansionの4th LevelにはDiningとともにCinemaが組み込まれました。

The Freemanは、Extended Showing Timeに対応するCinemaを新Wingの4th Levelへ配置すると報じています。

2026年現在もAyala Center Cebu Cinemasは4th Levelにあります。

現在のCinemaにはA-GiantやA-Luxeなど新しいExperienceが加わっていますが、Cinemaを上層FloorのEntertainment Anchorとして置く構造は2013年Expansionの流れにつながっています。

Sustainabilityも2013年の時点ですでに入っていた

現在のMall ReinventionではSustainabilityが大きなテーマになっています。

しかし、その考え方は2024年に突然始まったわけではありません。

2013 Expansionでは、

Green Roof

District Cooling System

Natural Lighting

Energy-efficient Lighting

などのSustainable Componentが取り入れられていました。

つまりAyala Center Cebuでは、少なくとも2013年の大型Expansionの時点で、Energy EfficiencyやNatural LightをMall Designに取り入れていたことが分かります。

2013 ExpansionでMallはどれくらい大きくなった?

2013年のExpansionは、既存Mallに対して非常に大きな増床でした。

2012年のThe Freemanは、新Wingを既存Mallの約3分の1に相当する規模と説明しています。

2013年のSunStarでは36,500㎡のGLAを追加すると報じられています。

さらに当時の計画では、新Wingに約200店舗を追加し、既存Mallには約450 Storeがあったとされています。

この「200店追加」は2013年当時の計画・開業時数字なので、2026年のTenant数としては使いません。

しかし、Expansionの規模を理解するHistorical Dataとしては非常に分かりやすい数字です。

2013年末に100以上の新Brandが入った

2013年12月のSoft Opening時、The Freemanは新Wingに100を超えるPioneer Outlet・Brandが入ると報じています。さらに年末までに30店舗ほど追加Openする計画でした。

Cebu初進出Brandも多く、The Terracesと同じように、新しいRetail・Dining BrandをCebuへ呼び込む役割を果たしました。

Ayala Center CebuはExpansionのたびに、単純なMall面積だけではなく、Cebu Marketに入ってくるBrandの幅も広げています。

2015年|国際Shopping Center Awardを受賞

2013 ExpansionはDesign面でも評価されました。

Ayala LandのCorporate資料では、Ayala Center CebuのExpansionが2015年のInternational Council of Shopping Centers Asia Pacific Shopping Center Awardsで、Renovations and Expansions Design and Development CategoryのGoldを受賞したと記録されています。

これは、単に売場を増やしたCommercial Projectではなく、既存Mallとの接続、Design、Retail Planningを含めて国際的に評価されたことを示しています。

The Terracesと2013 Expansionは目的が違う

Ayala Center Cebuの歴史を見ると、2008年と2013年のExpansionを同じものとして扱わない方が分かりやすくなります。

2008|The Terraces

Dining

Cafe

Outdoor Space

Greenery

Water Feature

Lifestyle

を強化したProject。

2013|Major Expansion

Fashion

Premium Retail

Department Store

Supermarket

IT・Home・Kids

Cinema

Parking

Service

を大きく追加したProject。

つまりThe TerracesはMallのLifestyle機能を広げ、2013 ExpansionはMallそのものの総合力を大幅に増やしたと考えられます。

ExpansionによってTransport導線も変わった

大型Expansionの影響はMall内部だけではありません。

2011年には新しいPUV TerminalがOpenし、その後2013年のCorporate Center建設などに伴い、TerminalへのAccessも変更されています。

Mallが大きくなると、

Parking

PUV

Mall Entrance

Office Access

も再配置する必要があります。

Ayala Center Cebuの歴史は、建物だけではなく周辺Infrastructureの再設計の歴史でもあります。

2024年|今度は増床ではなく「Reinvention」へ

2013年までの大きな変化は「Expansion」が中心でした。

しかし2024年から始まったProjectは、言葉そのものが違います。

Mall Reinvention

です。

新しいWingを大きく足すというより、既存MallのExterior、Interior、Wayfinding、Open Space、Tenant Mixを作り直すProjectになりました。

つまりAyala Center Cebuは、

1994〜2013年大きくする時代

から、

2024年以降既存の巨大Mallを使いやすく作り直す時代

へ移ったと考えることができます。

2025年|Major Reinvention Worksが完了

2024年当初の計画では2026年Completionとされていました。

しかしAyala Landの2025 Integrated Reportでは、Ayala Center CebuのMajor Reinvention Worksを2025年中に完了したと報告しています。

そのため2026年現在のAyala Center Cebuは、

「これから完成するMall」

ではありません。

1994年から30年以上かけて増床し、その後さらに大規模なReinventionを終えたMallです。

Ayala Center Cebuの拡張史から分かること

このMallの歴史を並べると、CebuのLifestyleそのものの変化が見えてきます。

1994年。

Shopping Centerが必要だった。

2008年。

DiningやOutdoor Lifestyleが求められた。

2013年。

International Brand、Premium Retail、Cinema、Supermarket、Department Storeをさらに増やす必要があった。

2024〜2025年。

大きくなったMallを、Wayfinding、Greenery、Sustainability、Merchant Mixまで含めて再設計する必要が出てきた。

つまりAyala Center CebuのExpansionは、不動産Developerが単に床面積を増やしてきた歴史ではありません。

CebuanoがMallをどう使うかが変わるたびに、Mall側も変化してきた歴史です。

「巨大Mall」になったのは一度のExpansionではない

現在のAyala Center Cebuを見て、

「大きなMallを1994年につくった」

と理解すると、歴史をかなり単純化してしまいます。

実際は、

Original Mall

The Terraces

Major Expansion

Mall Reinvention

という4段階を経ています。

その間にもActive Zone、Service Hub、Corporate Center、Parking、PUV Terminalなど、細かな更新が何度も行われました。

現在の複雑なFloor・Zone構成は、この30年以上の積み重ねの結果です。

Ayala Center Cebuの歴史を一言でまとめると

Ayala Center Cebuは1994年に開業しました。

しかし、現在のMallは1994年当時の建物をそのまま使っているわけではありません。

2008年には約₱600 millionを投じてThe Terracesを開き、旧Lagoon AreaをDining・Green Space中心のLifestyle Zoneへ変えました。

2013年には約₱2.9 billionの大型Expansionを進め、約36,500㎡のGLA、4LevelのRetail・Dining・Entertainment、新しいCinema、Department Store、Supermarket、844台分の追加Parkingなどを加えました。

そして2024〜2025年には、今度はMallをさらに大きくするのではなく、Exterior、Interior、Wayfinding、Open Space、Tenant Mixを作り直すReinventionを実施しました。

つまりAyala Center Cebuの30年以上の歴史は、

「建てたMallを使い続けた歴史」ではなく、「Cebuの変化に合わせて何度も作り直してきた歴史」です。

現在のMallが複雑なのは欠点だけではありません。

そこには1994年から続くCebuのRetail・Dining・Lifestyleの変化が、そのまま建物として積み重なっています。

Ayala Center Cebu|Expansion Historyまとめ

Original Mall Opening: 1994年11月

The Terraces Opening: 2008年

The Terraces Development Cost: 約₱600 million

The Terraces Development Period: 約18か月

The Terraces GLA: Ayala Land公式約7,900㎡

The Terraces Opening Plan: 約55 Merchant

Major Expansion計画本格化: 2011年

Major Expansion Topping-off: 2013年5月

Major Expansion Cost: 約₱2.9 billion

Major Expansion GLA: 約36,500㎡

Expansion Structure: 4 Levels

Additional Parking: 844 Spaces

当時のMall総Parking: 約1,600 Spaces

Main Anchor: Rustan’s Department Store、Rustan’s Fresh

Expansion主な機能: Fashion、Premium Retail、IT、Home、Kids、Dining、Cinema、Chapel、Service

Sustainability Components: Green Roof、District Cooling、Natural Lighting、Energy-efficient Lighting

Expansion Soft Opening: 2013年第4四半期

ICSC Asia Pacific Award: 2015年 Gold

Mall Reinvention Start: 2024年

Major Reinvention Works Completion: 2025年

2026年の位置づけ: 30年以上のExpansion・Redevelopmentを経た現在の完成形を検証する段階

情報確認: 2026年9月

写真:Ayala Center Cebuの地下駐車場(撮影:Wide Awake!/CC BY 4.0)。Wikimedia Commonsより、トリミング・縮小して使用

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