こんにちは、ナビセブ編集部の谷口まりです。親子でセブに移住しました。観光とグルメの記事を担当しています。
先に結論

Mactan World Museumについては、Megaworldの博物館計画、Colliersのオフィス募集資料、2026年ASEANの報道拠点としての利用記録が確認できます。ただし、これらを合わせても、現在の全フロアの用途や入居企業が確定するわけではありません。また、Lapu Lapu Civic Squareは募集資料でミュージアムの隣に置く別建物として説明されています。建物を理解するには、展示計画、募集情報、実際の利用記録を分けて読むことが重要です。Megaworldのミュージアム計画、Colliersのミュージアム資料、ColliersのCivic Square資料
ミュージアムという名前を見れば、建物全体が展示室になっていると思うかもしれません。しかし、公開資料には文化施設としての構想だけでなく、オフィス募集や期間限定のイベント利用も登場します。それぞれの資料が答えている問いは異なり、一つの現行フロアガイドとしてまとめることはできません。本記事では、建物名と用途の関係を整理し、どこまで確認できるかを具体的に示します。
オフィス資料の数値
Megaworldの2024年4月25日の発表は、ミュージアムの場所をNewtown Boulevard沿い、8 Newtown Boulevardの向かい側と説明しています。館内には五つの主要展示ギャラリーを2階に設ける計画が示されています。公演や映像体験の空間も含まれるため、展示品を並べる機能に複数の文化活動を組み合わせた構想です。ただし、この発表は建物全体の各階用途を示す図面ではありません。Megaworldの所在地・展示計画
「2階に展示室」という情報から、残りの階を自動的にオフィスや店舗と判断することはできません。展示室以外にも、来館者向けの共用部分や管理に使う空間など、建物にはさまざまな機能が考えられるからです。どの機能がどの階を占めるかは、実際の案内図や用途別の資料で確かめる必要があります。今回の公式発表から読み取れるのは、展示の配置計画の一部までです。
商業機能
展示計画:2階の主要展示室。オフィス資料:募集時点の数値として読む。利用実績:2026年ASEANの報道拠点。Civic Square:ミュージアムの隣に計画された別建物。
Colliersは「The Mactan World Museum」をオフィスの賃貸募集物件として掲載しています。本文には、建物は5階構成、平均フロアプレートは1,800㎡、開発の完成予定は2022年第2四半期と記されています。現在閲覧できるページであっても、記述には過去の予定が残っているため、現況を確認した物件概要とは分けて扱うべき資料です。ここから分かるのは、ミュージアム名の物件がオフィス募集の文脈でも紹介されていることです。Colliersのミュージアム募集資料
| Colliersの掲載項目 | 記載内容 | 読み取れる範囲 |
|---|---|---|
| 掲載区分 | Office For Lease | オフィス募集としての掲載 |
| 階数 | 5階 | 募集資料上の建物説明 |
| 平均フロアプレート | 1,800㎡ | 平均的な階の面積としての説明 |
| 完成予定 | 2022年第2四半期 | 過去の予定であり、実際の竣工日ではない |
この資料には、どの会社が何階に入居しているかを確定できる現行テナント一覧はありません。したがって、募集掲載を根拠に、現在も全館がオフィスとして稼働していると書くことはできません。逆に、ミュージアムという名前だけを理由に、オフィス募集としての掲載をなかったことにするのも適切ではありません。複数の用途に関する情報が存在することと、それぞれの実現状況を確認することは別の作業です。
面積の数字にも注意が必要です。平均フロアプレート1,800㎡に5階を掛ける計算はできますが、その結果を正式な延床面積として採用する根拠にはなりません。募集資料の概数と、竣工図面などで確認する建物全体の面積は、資料の精度や対象が異なるからです。建物の規模を紹介する場合は「旧募集資料では」と前提を付け、確認していない総面積を付け加えない読み方が適切です。
ASEANでの利用実績

2024年の公式計画には、ギター製作・販売エリア、セルフ式の写真スタジオ、季節開催のバザールが含まれます。つまり、展示鑑賞のほかに、販売やサービスに関わる機能を取り入れる構想が公表されています。SunStarも、これらをミュージアムの計画の一部として紹介しました。しかし、企画の発表は、そのまま現在営業している店舗一覧にはなりません。Megaworldの付帯機能計画、SunStarの計画報道
特にバザールのような企画は、開催期間を区切る利用と、固定テナントが常設店舗を構える利用を区別する必要があります。建物名を住所に使う店舗案内が見つかった場合も、その店舗の区画を確認する情報として読むのが出発点です。一つの店舗の営業から、全館の開館状況や上階の用途までは分かりません。建物内に何があるかを調べるときは、施設全体の説明と、個々の店舗の案内を一段ずつつなげる必要があります。
今回、現行テナントを網羅した確実な館内一覧は確認できていません。そのため、飲食店名を並べて「現在の全入居店舗」とする紹介は行っていません。確認できる商業面の説明は、公表された販売・サービス機能の計画を中心としています。個別店舗を訪れる目的なら、ミュージアムの展示案内とは別に、店舗自身が示す建物名や階を確認すると取り違えを防げます。
Civic Squareとの違い

2026年5月5日、ミュージアムにはASEANのInternational Media Centerが開設されました。PCOは、記者の作業席、会見用の空間、放送設備などを備えた拠点として報告しています。これは、予定だけでなく実際に建物が報道業務に使われたことを示す記録です。一方で、通常のミュージアム見学とは利用目的も対象者も異なります。PCOのIMC開設報告
この記録から、会見室が計画中のどの展示室や公演室に対応するかまでは分かりません。イベント時に設けられた機能を、常設の用途や固定テナントとして扱うこともできません。例えば、報道関係者が作業したからといって、そこに報道会社がオフィスを恒常的に構えたことにはなりません。期間限定の利用を独立した記録として残すことで、建物の使われ方を正確に捉えられます。
PEZA・竣工年の注意
ColliersのCivic Squareの資料は、建物をThe Mactan World Museumの隣に配置すると説明しています。内容は5階建てのオフィスで、完成目標は2024年となっています。ミュージアムとは別の物件ページが用意され、説明上も隣接関係として扱われています。このため、Civic Squareをミュージアムの別名や館内の一区画として紹介する根拠はありません。ColliersのCivic Square募集資料
二つの資料には同じ開発者、同じタウンシップ、同じ5階という説明が登場します。しかし、それだけで同じ建物だとは判断できません。むしろ「隣に位置する」という説明を手がかりに、それぞれの建物名に対応する情報を分ける必要があります。Civic Squareの階数やオフィスの説明を、ミュージアムの現在のフロア構成の根拠として流用しないことが重要です。
また、Civic Squareの2024年という数字も、資料上の完成目標です。その年に完成し、すべての区画で営業や業務が始まったことを示す記録ではありません。現況を紹介するなら、建物の完成、引き渡し、入居開始をそれぞれ確認する必要があります。二つの募集ページは建物の識別には役立ちますが、現在の利用状況をすべて保証する資料ではありません。
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論
ミュージアムとCivic Squareについて、今回の調査では建物単位の現行PEZA登録を確定できる資料は取得できませんでした。オフィスとして募集されていることは、PEZA登録の確認とは別です。また、周辺に経済特区関連の施設があることを理由に、同じ地区内のすべての建物へ同じ位置づけを当てはめることはできません。本記事では両建物のPEZA認定を断定しません。
竣工年も同様で、過去の完成予定と後年の利用記録の間を推測で埋めないことが大切です。ミュージアムには2022年完成予定という募集資料があり、2024年に文化施設計画が発表され、2026年にイベント利用が記録されています。しかし、これだけで工事の全工程や計画変更の経緯が分かるわけではありません。資料ごとの時点を保つことで、異なる段階の情報を無理に一つの完成物語へまとめずに済みます。
よくある質問
Mactan World Museumは、展示計画、オフィス募集、イベント利用という異なる資料から確認できる建物です。文化・商業機能の構想がある一方、現在の全フロア用途や入居者を確定するには、現行の建物案内が必要です。隣接するCivic Squareも独立して扱うことで、建物情報の取り違えを防げます。「何が計画され、何が募集され、何に使われたか」を分けて読むことが、この建物を理解する確かな方法です。
ミュージアムは5階すべてが展示室ですか?
そう確認できる資料はありません。公式計画は2階の主要展示ギャラリーを説明していますが、全階の展示利用を示してはいません。
オフィス募集があるなら、今も空室を借りられますか?
掲載ページには過去の完成予定が残っています。現在の募集継続、空室、賃貸条件は、その掲載だけでは確定できません。
Civic Squareの会社をミュージアムの入居企業に数えてよいですか?
いいえ。資料では別建物として説明されています。会社の所在地は、該当する建物名と区画を個別に確認する必要があります。 情報確認日:2026年9月7日。Megaworldの公表計画、Colliersの募集資料、PCOの利用記録、SunStarの計画報道を参照。募集資料の予定年・規模は、現行の竣工情報として扱っていません。
比較のまとめ
Mactan World Museumについては、Megaworldの博物館計画、Colliersのオフィス募集資料、2026年ASEANの報道拠点としての利用記録が確認できます。ただし、これらを合わせても、現在の全フロアの用途や入居企業が確定するわけではありません。また、Lapu Lapu Civic Squareは募集資料でミュージアムの隣に置く別建物として説明されています。建物を理解するには、展示計画、募集情報、実際の利用記録を分けて読むことが重要です。Megaworldのミュージアム計画、Colliersのミュージアム資料、ColliersのCivic Square資料
