本文へ移動
Navi Cebu CEBU CITY GUIDE 学校診断・比較セブ島留学ガイド留学ガイド
Gatewalk Centralはどう計画されてきた?|セブ・マンダウエで2016年以降の変遷をたどる
暮らす・移動

Gatewalk Centralはどう計画されてきた?|セブ・マンダウエで2016年以降の変遷をたどる

Gatewalk Centralの開発を、2016年の発表から2026年の計画まで時系列で整理します。

田口じゅん(ナビセブ編集部)約10分公開 更新

Gatewalk Central Concept Image

田口じゅんのアイコン

こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。

ナビセブ編集部のまとめ

上空から見たGatewalkの開発用地

Gatewalk Centralは2016年に起工を発表したマンダウエ市の複合開発です。2024年11月には事業会社がAyala Landの完全子会社となり、2025年12月にGatewalk Driveが開通しました。2026年9月8日時点ではモールの開業予定は同年12月で、初期資料にある「2019年」は当時の予定年です。

出来事・公表日・将来の予定を分ける

Gatewalkの関係者による記念式典

Gatewalkの歴史を調べると、2016年、2019年、2024年、2026年など、異なる年が登場します。

それぞれが指すのは、開発構想の発表、当初の施設開業予定、事業会社の所有関係の変更、新しい開業予定であり、一つの施設の開業日を別々に表しているわけではありません。

Gatewalk Centralという区域全体の名前と、その中のモールや道路の名前を分けると、長期にわたる開発の流れが見えてきます。

この年表では、発表された内容を公表時点に沿って並べ、出来事が起きた日と資料が公開された日を区別します。例えば、株式取引の報告書にある日付と、証券取引所での公表日は一致するとは限りません。

同様に、起工の発表は商業施設の営業開始を意味せず、道路の開通も街区全体の完成とは異なります。この違いを押さえることで、古いニュースと現在の計画を無理なくつなげられます。

2016年から2026年までの開発年表

Gatewalkのテープカット

大きな節目は、起工発表、追加の株式取得契約、取得完了、道路開通、モールの新計画発表です。下表の「予定」は、その時点で将来の目標として示された内容を表します。特に2019年と2026年12月は、実施済みの出来事の欄へ移さず、それぞれの発表が示した予定として読む必要があります。

公表時点 出来事・対象時期 その時点で示された内容
2016年6月8日 6月6日付の起工発表 17.5haの複合開発と初期構想を紹介
2016年6月の発表内 2019年・2019年末を予定 モールは2019年、BPO棟は同年末の開業目標
2024年6月18日 契約・報告日:6月14日 Ayala LandがCDPEIの残る50%を取得する契約
2024年11月5日 取得日:11月4日 承認受領・条件充足後の株式譲渡を修正開示
2025年12月 同月の道路開通 Gatewalk Driveが周辺の2道路を接続
2026年6月10日 同年12月開業予定 IKEAを主要施設とするモールの構成を発表
2026年9月4日 同年12月開業予定 Ayala Landのモール事業発表で予定時期を再掲
Gatewalk開発の公表日・出来事の日付・当時の計画

2024年6月の初回開示は、報告書に記された6月14日と、公表日である6月18日を分けて記載しました。11月の修正開示が「6月18日の開示を修正」と明記しているためです。契約の日と開示の日は同じではありません。

2016年|17.5haの複合開発を起工

Ayala Landの投資家向けサイトには、2016年6月8日公開、本文では6月6日付の起工発表が掲載されています。

対象はマンダウエ市Subangdakuに位置する17.5haのGatewalk Centralで、当時はAyala LandとAboitizLandの共同事業として紹介されました。初期構想はモールだけに限らず、業務施設、住宅、公園などを組み合わせるものでした。

Gatewalkを複合開発として位置付ける考え方は、この段階から示されていました。

発表では、開発区域を通る歩行者専用の通りも構想の中心に置かれていました。買い物、仕事、居住、屋外で過ごす場所を、歩行空間で結び付けようとする計画です。ただし、起工時の完成イメージは、そのまま完成済みの街並みを示す資料ではありません。2016年の情報は開発の出発点を説明するものであり、現在の施設配置や利用状況とは時点を分けて捉える必要があります。

2019年|初期資料に書かれた開業目標

2016年の発表には、モールを2019年、BPOオフィス棟を2019年末に開業する予定が記載されていました。当時のモール計画ではLandmarkが主要施設として挙げられています。

ここでの2019年は、2016年から見た将来の目標であり、開業を実施したと報告する日付ではありません。古い記事の予定年だけを抜き出すと、モールが既に営業していたかのように誤解しやすくなります。

一方、2026年の事業者発表で示されるモールは、IKEAを主要施設に据え、同年12月の開業を予定しています。両資料を比較すれば、開業予定時期と主要施設の説明が変わったことは読み取れます。

しかし、それだけで個別の契約解除日や変更理由まで確定することはできません。Landmarkは初期計画の履歴として扱い、現在の出店予定と混ぜないことが重要です。

2024年6月|事業会社の持分取得を契約

2024年には、建物の計画とは別に、開発会社の所有関係が動きました。Ayala Landは6月14日付の企業開示で、Aboitiz LandとAboitiz Equity Venturesが持つCebu District Property Enterprise, Inc.(CDPEI)の50%の持分を取得する契約を説明しています。

CDPEIはGatewalk Centralの事業会社です。この時点の出来事は、モールの営業開始ではなく、開発を担う会社の株式取引です。

6月の開示には、取引完了の前提として必要な規制当局の承認などが記載されていました。したがって、契約を結んだという情報だけで、この日に完全子会社化まで終わったとは扱えません。契約と完了を分けると、同じ取引について6月と11月のニュースがある理由も明確になります。両者は別々の買収を示すのではなく、合意から実行へ進んだ段階を示しています。

2024年11月|株式取得を完了

11月5日に公表された修正開示は、11月4日にフィリピン競争委員会の承認書を受領し、完了条件を満たしたうえで株式譲渡書類に署名したと説明しています。

後年のAyala Landの株主向け資料も、11月4日の株式取得によりCDPEIが完全子会社になったと記載しています。これにより、6月の契約から11月の取得完了へ至る流れを、当時の開示とその後の財務資料の両方で確認できます。

株主向け資料では、2024年に共同事業への投資から子会社への投資へ分類を変更したことも示されています。この記載は、所有関係の変更が単なる将来構想ではなく、会計上も反映された出来事であることを表します。

開発当初の「AyalaとAboitizの共同事業」という紹介は歴史として有用ですが、2024年11月以降の会社関係を説明するには更新が必要です。所有の変更と建物の進捗は別の話です。

2025年12月|Gatewalk Driveが開通

2025年12月には、Lopez Jaena StreetとM. Logarta Avenueを結ぶGatewalk Driveの開通が確認できます。

SunStar Cebuは12月3日付で道路開通を報じ、Ayala Landは12月9日に公式の開通・開発発表を掲載しています。少なくともこの月には、周辺道路と開発区域を結ぶ道路が、将来計画から開通済みの施設へと進みました。

これは会社の所有変更とは異なる、現地の整備に関する節目です。

道路開通の発表時点では、モールは2026年末の開業を予定する施設として紹介されていました。つまり、Gatewalkの名前が付いた道路を利用できる段階と、モールが営業する段階は別です。

発表には業務機能や緑道、公園などの計画も含まれますが、道路と同時にすべてが完成したという意味ではありません。開通は、街区全体の完成ではなく、整備が具体化した一つの節目です。

2026年|IKEAを核とするモール計画

2026年6月10日、Ayala LandはAyala Malls Gatewalkの施設構成を発表しました。4層の空調付きモールにIKEAを主要施設として迎え、オフィス棟と公共交通拠点に接続する計画です。

開業予定は同年12月です。初期発表の2019年という目標と分けて、現在の事業計画として読みます。

9月4日付のAyala Landのモール事業発表でも、Gatewalkは12月開業予定の施設として登場します。Gatewalk公式の発信も、モール、IKEA、交通ターミナルを含む今後の展開を案内しています。

2026年9月8日現在、道路の開通までは実施済みの節目、モールの12月開業は今後の予定です。発表を重ねて予定が示されていることと、一般営業が始まったことは区別してください。

👨‍💻 ナビセブ編集部

ナビセブ編集部の結論

Gatewalk Centralは、2016年に起工が発表されたマンダウエ市の複合開発です。2024年11月に事業会社がAyala Landの完全子会社となり、2025年12月にはGatewalk Driveが開通しました。2026年9月8日時点では、モールの開業予定は同年12月とされています。古い施設名や予定年を見かけたときは、公表日・出来事の日付・将来の予定を分けて読むと、営業の実績と混同せずにすみます。

Gatewalkの関係者の記念撮影

よくある質問

上空から見たGatewalkの工事現場

Gatewalkのモールは2019年に開業したのですか?

2019年は、2016年の公式発表に記載された当時の開業予定年です。2026年9月8日時点でAyala Landが示すAyala Malls Gatewalkの開業予定は、2026年12月です。

Ayala Landによる完全子会社化は2024年6月ですか?

6月は残る50%の持分を取得する契約が示された時点で、取得完了は11月4日です。11月の修正開示と、その後の株主向け資料で区別できます。

初期計画のLandmarkは現在の主要施設ですか?

Landmarkは2016年のモール計画で挙げられた名称です。2026年の公式発表はIKEAを主要施設としており、Landmarkを現在の出店予定として読み替えることはできません。

最後に

Gatewalkの看板前に並ぶ関係者

Gatewalkの歩みは、開発構想、事業会社の所有関係、現地の整備という異なる出来事から成り立ちます。公表日・出来事の日付・将来の予定を分ければ、古い施設名や予定年を営業実績と混同せずに読めます。

参考情報

Gatewalkの関係者がタブレットで説明を受ける様子

情報確認日:2026年9月17日

主な確認先:

PSEの2024年11月修正開示

Ayala Landの2016年発表

Ayala Landの2026年6月発表

PSE企業開示

Ayala Landの2026年株主向け資料

SunStar Cebuの道路開通報道

Ayala Landの道路開通・開発発表

Ayala Landの最新モール事業発表

この記事を送る

LINE X Facebook
NEXT GUIDE 小泉進次郎防衛大臣がセブ島訪問|7か国と会談、11年前は留学を視察