こんにちは、CebuOです。
Cebu IT ParkにはeBloc 1からeBloc 4まで複数のeBloc ビルがあります。同じ「eBloc」という名前なので似たオフィスタワーに見えますが、公式データを並べると規模も構造もかなり違います。
特にeBloc 2・3・4は、2010年代にCebu IT ParkのBPO・IT オフィス需要が急速に拡大した時期につくられたビルです。eBloc 2は約27,727㎡のGLAを持つ大型オフィス、eBloc 3は7つのオフィスフロアを持つ中層型、eBloc 4は4層のポディウム駐車場と7つのオフィスフロアを組み合わせています。
また、完成年やフロア表記については資料によって違いがあります。例えばeBloc 2は、2010年の開発発表では16-level ビル、Savillsでは2012年Built、2025年のAREIT資料では2011年完成・16 階建てとされています。こうした違いを無理に一つへ揃えず、どの資料が何を示しているのかを分けて見ることが重要です。
要点
eBloc 2・3・4はいずれもCebu IT ParkのPEZA対応オフィスですが、延床・賃貸面積、駐車場、エレベーター、小売構成は異なります。数値比較ではAREITと開発事業者の資料で定義と基準年をそろえて読む必要があります。
3棟の結論
| 棟 | 階数 | GLA | 完成 |
|---|---|---|---|
| eBloc 2 | 16階 | 27,727㎡ | 2011年(AREIT) |
| eBloc 3 | 12階 | 15,233㎡ | 2014年 |
| eBloc 4 | 12階 | 16,167㎡ | 2015年 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| eBloc 2 | 16階/GLA 27,727㎡/2011年(AREIT) |
| eBloc 3 | 12階/GLA 15,233㎡/2014年 |
| eBloc 4 | 12階/GLA 16,167㎡/2015年 |
| 3棟合計 | GLA 約59,127㎡(AREIT基準) |
この記事では企業そのものではなく、eBloc 2・3・4というオフィスビルを、フロア、GLA、フロア面積、エレベーター、駐車場、非常用電源、小売という同じ基準で比較します。 情報確認日:2026年9月5日 eBloc 2・3・4|基本データ比較 まず、現在確認できる公式・不動産データを並べます。
資料:AREIT、Ayala Land Offices、Savills Philippines。 同じeBlocでも、eBloc 2は明らかに規模が大きく、eBloc 3・4はよりCompactな中層 オフィスとして設計されています。
eBloc 2|3棟で最も大きいGLA 27,727㎡
eBloc 2はW. Geonzon Street沿いにあるGrade A・PEZA オフィスです。
- 2025年のAREIT資料では、
- 16 階建て
- GLA 27,727㎡
- 2011年完成
とされています。 一方、Savillsでは、 16-storey 商業 ビル Year Built 2012
と掲載されています。 つまり現在確認できる資料では、フロア数は16で一致していますが、完成年に2011年と2012年の差があります。 NaviCebuでは、AREITという現在のProperty Owner側資料を基本データとして使いながら、Property Adviserでは2012年表記があることを併記するのが安全です。 eBloc 2は2010年に16-level ビルとして発表された
eBloc 2の開発発表は2010年6月です。 SunStar Cebuによると、Asian i-オフィス Propertiesは当時、eBloc 2を16-level オフィスビルとして発表しました。 Lot Areaは4,383㎡。 Gross フロア Areaは34,762㎡。
総賃貸面積は当時の計画値で26,543㎡でした。 2025年のAREIT資料ではGLAが27,727㎡となっているため、初期計画値と現在の不動産データにも差があります。 これは珍しいことではありません。 設計時の計画値と、竣工後・取得後のMeasurementでは数字が変わる場合があります。
現在の記事では、最新Owner資料の27,727㎡を基本値として使う方が分かりやすいでしょう。 eBloc 2は約₱1.4B規模で計画された 2010年の発表では、eBloc 2への投資額は₱1.4 billionとされています。 当時、Ayala Land側はCebuのBPO・IT需要を主要な成長要因として見ており、eBloc 2はその需要へ対応するためのオフィス 供給でした。
つまりeBloc 2は、単にeBloc 1の隣にもう一棟建てたというProjectではありません。 Cebu IT Parkでグローバル BPO・IT 企業が増え、より大きなオフィスフロアが必要になった時期を象徴するビルです。
- eBloc 2は4つのTelco Carrier Roomを持つ
- Savillsによると、eBloc 2には、
- Globe
- PLDT
- Digitel
- Bayantel
向けの4 Telco Carrier Roomがあるとされています。 現在のProvider構成は再確認が必要ですが、ビル設計の時点からMultiple 通信 Carrierを前提としていたことが分かります。 BPO・IT 運営では、Internet回線が止まれば事業そのものが止まります。 そのためTelco Redundancyは、オフィスビルの重要なInfrastructureです。
eBloc 2は1階に飲食店 SavillsはeBloc 2の設備として、飲食店s at the ground floorを明記しています。 過去のSunStar記事でも、eBloc 2の1階にChicken 飲食店やFamilyMartが営業していたことが確認できます。
現在はテナントが変わっていますが、ビル Designとして1階へ飲食・小売を入れる考え方は早い段階からありました。
eBloc 2
オフィスワーカーがLunchやCoffeeのためにEstateの外へ出なくてもよいようにする仕組みです。
eBloc 3|12 階建ての中に7 オフィスフロア
eBloc 3はAtty. W. Geonzon Street沿い、eBloc 2の隣にあります。
- Ayala Land Offices公式では、
- GLA 14,655㎡
- 7 オフィスフロア
- フロア面積 約2,100㎡
- エレベーター 2基
- ポディウム駐車場
- PEZA
とされています。 一方、2025年のAREIT資料では、
- 12 階建て
- GLA 15,233㎡
- 2014年完成
です。 ここで「7階」と「12階」が矛盾して見えますが、意味が違います。 12 階建てはビル全体。 7 オフィスフロアは実際にオフィスとして使うフロア数です。
ポディウム駐車場や1階 小売があるため、全階がオフィスフロアではありません。
- eBloc 3はGLAにも約578㎡の資料差
- eBloc 3のGLAは、
- Ayala Land Offices 14,655㎡
- AREIT 15,233㎡
差は578㎡。 割合としては約4%です。 これは測定方法、物件移管時の定義、賃貸面積の更新などが関係する可能性がありますが、公式資料に理由は明示されていません。 そのためNaviCebuでは「どちらが絶対に正しい」と推測せず、
Ayala Land Officesでは14,655㎡、AREITの2025年不動産データでは15,233㎡ と資料を付けて扱うのが正確です。 eBloc 3はフロア面積約2,100㎡ Ayala公式による標準フロア面積は約2,100㎡です。
Skyrise 2の760㎡、Skyrise 3Aの1,200㎡など初期タワーと比べると大きくなっています。 一つのフロアにまとまった大人数のチームを配置しやすく、BPO・IT 企業向けのフロアとして使いやすい規模です。 フロア面積の大型化は、CebuのBPO 運営そのものが大型化したこととも関係します。 eBloc 3は100%非常用電源
Ayala Land OfficesはeBloc 3の設備として、 100%非常用電源 2 主要 通信回線 を明記しています。
これは現在のオフィスビルでは当然に見えるかもしれません。 しかし24時間運営を行うBPO・IT 企業では、PowerとConnectivityが止まらないことがビル選びの基本条件です。
eBloc 3
eBloc 3はその条件をビル Specとして最初から組み込んでいます。
eBloc 4|12階・4層駐車場・7 オフィスフロア
eBloc 4はP. del Mar沿いにあります。
- Ayala Land Offices公式では、
- 12 フロア
- 4 ポディウム駐車場 フロア
- 7 オフィスフロア
- 1階 設備 小売
という構成です。 つまり12階建てでも、 全部がオフィスではありません。 駐車場を4層確保し、オフィスを7フロア、その下に小売を置く構成になっています。
eBloc 3よりビル全体の用途が明確に分かれていることが特徴です。
- eBloc 4のGLAも資料によって違う
- eBloc 4のGLAは、
- Ayala Land Offices 15,845㎡
- AREIT 2025 16,167㎡
です。 差は322㎡。 こちらも小さな差ですが、データ記事では無視しない方がよい数字です。 現在のOwner データとしてはAREITの16,167㎡、Leasing情報としてはAyala Land Officesの15,845㎡というように、資料のPurposeが異なります。
記事で一つの数字だけ出す場合でも、注記を残しておくと更新しやすくなります。 eBloc 4は2013年に着工 eBloc 4のConstruction Startは2013年10月です。 SunStar Cebuは、2013年10月にAyala LandがeBloc 4のConstructionを開始したと報じています。
2013年10月は、Bohol Earthquakeの直後でした。 Ayala Land側は、Cebuへの投資を継続する姿勢を示すProjectとしてeBloc 4を着工しています。 2025年AREIT資料では完成年を2015年としています。 つまり、
2013年着工 から 2015年完成 という流れで見るのが現在の公式データとは整合します。 以前の「2016年完成」とするデータには注意 一部不動産データや過去のデータbaseでは、eBloc 4を2016年扱いにするケースがあります。
しかし2025年AREITの最新公式資料ではYear Completedを2015としています。 そのため2026年の記事では、最新Owner資料を優先して2015年を基本値とする方が適切です。 ビル データは「一度調べたら固定」ではありません。 Ownership変更や不動産鑑定によって、より正確なデータが後から公開されることがあります。
eBloc 4もフロア面積は約2,100㎡ Ayala公式ではeBloc 4のフロア面積も約2,100㎡です。 eBloc 3とほぼ同じ。 しかしエレベーターは、
eBloc 3 2基 eBloc 4 4基 同程度のオフィスフロア Plateでも、ビル内のVertical Movement能力を増やしています。 オフィスワーカーの人数やPeak Timeの移動を考えると、エレベーター数は実際の使いやすさに直結します。
駐車場ではeBloc 4が分かりやすい eBloc 4は公式に4 ポディウム駐車場 フロアとされています。 eBloc 3もポディウム駐車場ですが、Ayala公式ページでは層数までは明記していません。 eBloc 2は2010年の開発発表で、小売・オフィス双方に対応するOpen-air ポディウム駐車場を設ける計画とされています。
2010年代のIT Parkではオフィスワーカー増加に伴い、ビル内部やPodiumで駐車場を確保することも重要になっていました。
eBloc 4
3棟ともPEZA オフィス
eBloc 2・3・4はすべてPEZA対応オフィスです。 eBloc 2はSavillsでPEZA 対応。 eBloc 3・4はAyala Land Offices公式でPEZA Certificationを明記しています。
2025年AREIT資料でも3棟すべてGrade A・PEZA-accredited 商業 ビルとして整理されています。 これはeBloc群の用途が一貫してBPO・IT・ITES 企業向けだったことを示します。
eBloc 3・4はGrade A 商業 ビル
- AREITの2025年資料では、
- eBloc 2
- eBloc 3
- eBloc 4
すべてをGrade A, commercial building, PEZA-accreditedと分類しています。 この点では3棟に大きな差はありません。
- 違いは、
- GLA
- フロア構成
- 駐車場
- エレベーター
- 完成年代
です。 同じGrade A・PEZA オフィスでも、ビル Designは一様ではありません。
eBloc 2はなぜ3・4より大きい?
- GLAを比較すると、
- eBloc 2 27,727㎡
- eBloc 3 15,233㎡
- eBloc 4 16,167㎡
eBloc 2は3・4より約1.7〜1.8倍大きい規模です。 2010年の開発発表でも、eBloc 2は16-level、GFA 34,762㎡という大型Projectでした。 その後のeBloc 3・4は、単純にさらに巨大化するのではなく、約15,000〜16,000㎡級の中層 オフィスを追加する形になっています。
2010年代前半にオフィス 供給を連続投入
- 時系列で並べると、
- eBloc 2 2011年完成 AREIT基準
- eBloc 3 2014年
- eBloc 4 2015年
約4年間で3棟。 これは当時、Cebu IT Parkでオフィス需要が継続していたことを示しています。 2013年のeBloc 4着工時、Ayala LandはCebu経済へのConfidenceとBPO需要を背景にProjectを進めていました。 つまりeBloc 2・3・4は単独のビルではなく、2010年代前半のCebu IT Park オフィス Expansionを連続して記録する3棟です。
1階 小売はオフィス Infrastructureの一部
eBloc 2には飲食店。 eBloc 3には1階 小売。 eBloc 4には1階 設備 小売。
という構成があります。 オフィスビルの記事で小売を確認する理由は、単なる「店紹介」のためではありません。 BPO・IT Workerは長時間ビルを利用します。
- 飲食
- Coffee
- Convenience
- サービス
が1階にあれば、外へ移動する時間を減らせます。 現在のIT Parkでビルとカフェ・飲食店が密接なのは、このオフィス需要が背景にあります。 eBloc 2・3はGarden Blocにも近かった Garden Blocは、2015年にeBloc 2・3の隣にOpenした3ha級のオープンスペースです。
SunStarもGarden Blocをbeside eBloc 2 and 3と紹介しています。 つまりeBloc 2・3で働くオフィスワーカーは、ビル内小売だけでなく、Garden Blocの飲食・緑地・イベント空間も利用できる環境にありました。 オフィスビル単体ではなく、周辺公共空間まで組み合わせて「Live, Work and Play」を作ってきたことがIT Parkの特徴です。
企業名はビルを理解する範囲だけ見る eBloc 2・3には長年、BPO・IT 企業が入居してきました。 例えばAccentureは2017年時点で、Cebuの4拠点のうちeBloc 2・3にもオフィスを持っていました。 しかしOFFICE BUILDINGSの記事で重要なのは、Accentureが何をしている企業かを詳しく説明することではありません。
大規模なグローバル 企業が複数フロア・複数ビルを使えるオフィス 供給がIT Parkに存在した、というビル側の意味です。 企業そのものの詳細は別に考える方が記事の役割が明確になります。
数値差の読み方
eBloc 2・3・4|GLAを合計すると約59,000㎡
- 2025年AREITのGLAを合計すると、
- eBloc 2 27,727㎡
- eBloc 3 15,233㎡
- eBloc 4 16,167㎡
- で、
- 合計約59,127㎡
になります。 eBloc 1の20,842㎡まで加えると、eBloc 1〜4だけで約79,969㎡のGLAです。 一つひとつを見ると中層 オフィスですが、ビル群として見るとかなり大きなオフィス 供給になります。 eBloc 2・3・4の違いを一言でまとめると
3棟の特徴はかなり分かりやすく分けられます。 eBloc 2 3棟で最大。GLA 27,727㎡、16 階建て。2010年代初頭の大型BPO オフィス。 eBloc 3
GLA約15,000㎡級。7 オフィスフロア、2 エレベーター、ポディウム駐車場というCompactな中層 オフィス。 eBloc 4 eBloc 3に近いオフィス規模ながら、4層駐車場、4 エレベーター、設備 小売を持つ後発ビル。 同じeBlocという名称でも、役割とビル構成は違います。
まとめ
eBloc 2・3・4比較2026|まとめ
2026年の公式データでeBloc 2・3・4を比較すると、最も大きいのはeBloc 2です。
- 2025年AREIT資料では、
- eBloc 2 16 階建て・GLA 27,727㎡
- eBloc 3 12 階建て・GLA 15,233㎡
- eBloc 4 12 階建て・GLA 16,167㎡
となっています。 Ayala Land Officesでは、eBloc 3を7 オフィスフロア・GLA 14,655㎡・フロア面積約2,100㎡・エレベーター 2基、eBloc 4を12 フロア・7 オフィスフロア・GLA 15,845㎡・フロア面積約2,100㎡・エレベーター 4基として掲載しています。
eBloc 2については、2010年発表時に16-level、GFA 34,762㎡、計画GLA 26,543㎡。2025年AREITではGLA 27,727㎡となっています。 完成年にも資料差があり、eBloc 2はAREITで2011年、Savillsで2012年です。NaviCebuでは最新Owner資料を基本にしながら、Property Adviserの異なる表記も残すのが正確です。
3棟に共通するのは、PEZA、BPO・IT対応、非常用電源、通信、小売というオフィス Infrastructureです。 違うのは、どれだけ大きなオフィスを供給し、駐車場・エレベーター・小売をどう組み合わせたかです。 eBloc 2・3・4を並べて見ると、Cebu IT Parkが2010年代前半に単に高層ビルを増やしたのではなく、BPO・IT需要に合わせて規模と機能の異なるオフィスを連続的に追加してきたことが見えてきます。
参考情報
情報確認日:2026年9月16日
主な確認先: