こんにちは、ナビセブ編集部の田口じゅんです。セブに住んで10年以上になります。暮らしとエリアの記事を担当しています。
日本のパスポートでフィリピンに入ると、ビザなしで認められるのは30日以内です。30日を超えるなら入国後に延長を申し込み、最初の延長は29日なので合計59日になります。その先も1か月か2か月ずつ延ばせます。日数・費用・セブの窓口をまとめました。もとにしたのは、フィリピン入国管理局(Bureau of Immigration、以下BI)と在日フィリピン大使館の公式情報です(2026年10月確認)。
ナビセブ編集部のまとめ
ビザなしは30日。29日延ばして59日、その後は1か月か2か月ずつ延長します

入国時は30日以内です。条件は、帰りか第三国へ向かう航空券を持っていることです。31日以上いるなら、BIで最初の延長(Visa Waiver、29日)を申し込みます。これで59日です。59日を超える人は1か月・2か月単位の延長を重ね、ビザ不要国の人は最新の入国日から最大36か月まで延ばせます。申請は今の期限の7日前までに出してください(2026年10月確認)。
滞在日数ごとに必要な手続き

何日いるかで、要る手続きが決まります。旅行・留学どちらでも同じ区切りです。
| 滞在の長さ | 必要な手続き(2026年10月確認) |
|---|---|
| 30日以内(1週間の旅行・4週間の留学) | 延長は要らない。帰りの航空券があればよい |
| 31〜59日(8週間の留学など) | 最初の延長(Visa Waiver、29日)を1回 |
| 60日〜6か月(12週間の留学など) | Visa Waiverのあと1か月か2か月の延長を重ねる。ACR I-Cardも取る |
| 6か月以上 | 延長に加え、帰国前にECC-A(出国許可証明書)が要る |
| 上限 | 最新の入国日から36か月(ビザ不要国の人) |
数えるときは、ホテルの泊数ではなくパスポートのスタンプを見ます。入国スタンプには許可された期限が書かれていて、延長するたびに新しい期限のスタンプが押されます。暦の「1か月」と「30日」は同じ長さではないので、スタンプの日付と帰国便の日付を並べて比べてください。
帰りの便を遅い日付に変えても、滞在の期限は延びません。英語留学の人は、ビザの延長とは別に学校で学ぶための許可(SSP)が要ります。
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最初の延長(Visa Waiver・29日)の申し込み方と費用

BIの案内では、30日で入国したビザ不要国の観光客が、最初に29日の延長を申し込めます。30日と29日を足すと59日になります。最初の延長だけが29日です。BIがこの1回を「initial extension of 29 days」と決めているためです。
窓口での流れは次のとおりです。
- 申請書(CGAF)を受け取るか、BIのサイトから印刷して書く
- 申請書・パスポートを窓口に出す
- Order of Payment Slip(支払い票)を受け取り、会計で払う
- Official Receipt(公式領収書)を窓口に出す
- 延長のスタンプが押されたパスポートを受け取る
| Visa Waiverの内訳 | 金額 |
|---|---|
| Visa Waiver | ₱500 |
| 申請料 | ₱1,000 |
| 証明料 | ₱500 |
| 特急料(Express Fee) | ₱1,000 |
| Legal Research Fee | ₱30 |
| 合計 | ₱3,030 |
BIの料金表は2014年3月6日改定の数字で、予告なく変わると書かれています(2026年10月確認)。実際に払うのは、窓口で渡される支払い票の金額です。BIはオンラインの申請窓口(eServices)も開いていますが、使える手続きは画面で確かめてください。オンラインで払うと決済の手数料が別にかかります。
59日を超える延長(1か月・2か月)とACR I-Card

59日を超えていたい人は、次の手続きに進みます。BIで申し込むのは「Extension of Authorized Stay Beyond 59 Days」です。1回で延ばせるのは1か月か2か月です。この段階で外国人登録証のACR I-Cardも作ります。
| 16歳以上・ビザ不要国の人 | 1か月延長 | 2か月延長 |
|---|---|---|
| 延長の手数料などの合計 | ₱4,400 | ₱4,900 |
| ACR I-Card | US$50 | US$50 |
| ACR I-Cardの特急料 | ₱500 | ₱500 |
金額はBIの料金表で確かめた数字です(2026年10月確認)。14〜16歳と14歳未満は合計額が下がります。12週間の留学なら、Visa Waiverのあとに1か月の延長を1回足すのが基本の組み方です。
2か月の延長を選ぶと窓口へ行く回数が減ります。1か月ずつにすると、帰国日が早まったときに払いすぎません。帰国日が決まっている人は2か月、まだ決まっていない人は1か月を選んでください。
留学の長さ別・延長の組み方と費用の目安
上の料金表をもとに、16歳以上の人が日本のパスポートで入った場合の組み方を並べました。窓口へ行く回数と、払う額の目安が分かります。
| 滞在 | 延長の組み方 | 窓口へ行く回数 | 公式料金表での合計 |
|---|---|---|---|
| 4週間 | 延長なし | 0回 | ₱0 |
| 8週間 | Visa Waiver(29日) | 1回 | ₱3,030 |
| 12週間 | Visa Waiver+1か月 | 2回 | ₱7,430+ACR I-Card US$50と特急料₱500 |
| 16週間 | Visa Waiver+2か月 | 2回 | ₱7,930+ACR I-Card US$50と特急料₱500 |
12週間の人がつまずきやすいのは2回目です。1回目のVisa Waiverで押された期限の7日前には、もう次の申請を出す時期に入ります。1回目のスタンプを受け取ったら、その場で次の期限から7日引いた日をスマートフォンの予定表に入れておいてください。
表の金額には、学校やエージェントに代行を頼んだときの手数料は入っていません。学校から届く延長費用の案内がこの表より高いときは、内訳に代行料が含まれているかを聞いてください。
セブで延長を申し込める窓口

BIの延長は、マニラのMain Officeのほか、BIが認めた地方の窓口でも受け付けています。セブ島には、セブ市とマクタン島に1か所ずつあります。
| 窓口 | 場所 | 公式掲載の受付時間 |
|---|---|---|
| Cebu Immigration District Office | Gmall of Cebu(Gモール・オブ・セブ)4階、セブ市 | 9:00〜19:30 |
| Cebu – Gaisano Satellite Office | Gaisano Mactan Island Mall(ガイサノ・マクタン・アイランド・モール)内、ラプラプ市 | 8:00〜18:30 |
窓口によって扱う手続きが違います。初めて延長する人は、先にセブ市のDistrict Office(cebu.do@immigration.gov.ph)へメールを送ってください。「Visa Waiverを申し込めるか」と聞いてから行けば、無駄足になりません。写真はGmall of Cebuの出入口で、BIの窓口は4階です。
英語学校に通っている人は、学校が延長をまとめて代わりに出すことがあります。その場合も、戻ってきたパスポートのスタンプで新しい期限を自分で確かめてください。
6か月を超える人が知っておくこと

BIのFAQでは、ビザ不要国の人は最新の入国日から最大36か月まで、ビザが要る国の人は24か月まで延ばせます。一度出国して入り直すと、数え始めはその入国日に変わります。
Long-Stay Visitor Extension(LSVE)は、半年単位でまとめて延ばす制度です。延長の総期間は6か月以内です。BIの案内では申請先がマニラのMain Officeだけになっています。7か月目からは、Certificate of Residence(₱1,400)などの書類が加わります(2026年10月確認)。
観光ビザで6か月以上いた人は、帰国前にECC-Aを取ります。申請は出国の72時間以上前から受け付けていて、空港に着いてからでは間に合いません。
関連記事6か月以上フィリピンに滞在したらECCが必要?セブ出国前の出国許可証明書
期限を過ぎたとき・ビザランとの比べ方

期限を1日でも過ぎるとオーバーステイです。BIの料金表では、罰金が1か月ごとに₱500加わり、延長の手数料も別に払います。出国の日に空港で見つかると、その便に乗れないこともあります。
一度国外へ出て入り直す「ビザラン」でも、新しく30日をもらえます。ただ往復の航空券とホテル代がかかり、短い間に出入りを繰り返すと入国審査で詳しく聞かれます。8〜12週間の滞在なら、セブの窓口で延ばすほうが安上がりです。
関連記事セブから帰国するとき何が必要?出国日のeTravel・ビザ・ECC・出国税
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論

30日以内の旅行なら、帰りの航空券さえあれば手続きは要りません。31日以上いる人は、入国した週のうちに延長の日程を決めてください。期限の7日前までに出す決まりなので、到着から3週目の平日に窓口へ行けば慌てずに済みます。
3か月以上いる人は、1回目の延長のときにACR I-Cardの費用も予算に入れておきます。半年を超えたらECC-Aまでが帰国の準備です。
よくある質問

なぜ最初の延長は30日でなく29日なのですか?
BIが最初の延長を29日と決めているためです。入国時の30日と合わせて59日になります。
入国前に日本で長めのビザを取れますか?
取れます。30日を超える人向けに、在日フィリピン大使館は出発前の申請も案内しています。一時訪問者ビザ(Temporary Visitor’s Visa)です。
パスポートの残りが6か月未満でも入れますか?
原則は滞在予定より6か月以上の残りが要ります。日本のパスポートは、6か月未満でも入国を認められることがあると大使館が書いています。長くいる人ほど、先にパスポートを更新してください。
延長はいつ申し込めばいいですか?
BIのFAQによると、申請は今の期限の7日前までです。留学中なら、授業のない日を1日空けて窓口へ行く計画にしておきます。
親子留学では子どもも延長が要りますか?
要ります。子どもも1人ずつパスポートに期限があります。59日を超える延長の合計は、BIの料金表で14歳未満が1か月₱3,150・2か月₱3,650です。14〜16歳は₱4,150・₱4,650です(2026年10月確認)。親の延長と同じ日に、家族全員の分をまとめて出すと窓口へ行く回数が減ります。
日本以外のパスポートでも30日ですか?
国籍によって、ビザなしで入れる日数と条件が違います。家族に別の国籍の人がいるときは、その国籍の条件を先に確かめてください。
代わりの人に申し込んでもらえますか?
BIのFAQでは、委任状(SPA)があれば代理人が申し込めます。学校がまとめて出すのもこの形です。
最後に

2026年10月に、BIの公式サイトと在日フィリピン大使館の案内で確かめた内容です。出発前に帰りの便の日付を見て、30日を超えるかを数えてください。超えるなら、行きたい窓口にメールで受け付けている手続きを聞いておきます。到着したら入国スタンプの期限を写真に撮り、延長のたびに新しいスタンプも撮って残してください。
この記事の中国語版:菲律宾免签可停留多久?30天、59天与延期机制

