こんにちは、ナビセブ編集部の山崎いおりです。セブ島留学を経験しました。留学の記事を担当しています。
この記事は、セブ島留学中の生活を一人称のモデルケースとしてまとめたものです。今回は編集部の谷口まりと2人でお届けします。私たちは同じ時期にセブへ来ました。でも、生活を始めた場所は違います。
山崎はCebu IT Park、谷口はMactan Newtown+LG Garden Walkで生活を始めました。最初は「同じセブなら、生活もそれほど変わらないだろう」と思っていましたが、5日間過ごしてみると毎日の時間の使い方はかなり違いました。
今回は、どちらが良いかを決めるランキングではありません。IT Parkで暮らす山崎と、Mactan Newtown+LG Garden Walkで暮らす谷口の最初の5日間を並べます。以前の記事でも、IT Parkは「街を使う生活」、Mactan Newtownは「海を生活に入れる暮らし」と整理していました。
2026年現在、Mactan側はLG Garden Walkまで生活圏に加えることで、以前より食事、カフェ、日用品の選択肢が増えています。それでも、両方の生活には違いがあります。
ナビセブ編集部のまとめ
5日間で一番大きな違いを感じたのは、ホテルや部屋ではなく、学校や部屋を出たあとに何ができるかでした。
山崎のIT Parkでは、モール、スーパーマーケット、Watsons、カフェ、レストラン、ATM、コワーキング、ガジェットの買い物、Sugbo Mercadoなどを徒歩で利用できます。2026年のIT Parkガイド(WhyCebu)でも、エリア内の主要な目的地は徒歩2〜10分程度とされています。
谷口のMactan Newtown+LG Garden Walkでは、ホテル、カフェ、レストラン、MR.DIY、ビーチ、プール、マリンアクティビティを近い範囲で組み合わせられます。
都市生活の選択肢を重視するならIT Park、海を日常生活の近くに置きたいならマクタン。最初の5日間でも、その違いをはっきり感じました。
現地で始めたこと

DAY 1|到着からもう違った
到着日から、二人が最初に見たセブは違いました。山崎はMactan-Cebu International AirportからIT Parkへ、約40分、₱250前後で到着しました。2026年の交通情報(WhyCebu)では通常約30〜45分、Grab約₱180〜280が目安です。
山崎がホテルを出ると、高層ビル、オフィス、モール、カフェ、夜まで動く人々が見えました。到着初日に感じたのは「セブは思っていたより都会だった」ということです。
谷口は空港からSavoy Hotel Mactan Newtownまで約15〜25分、Grab約₱220で移動しました。Savoy Hotelの公式案内でも、空港から車で約15分とされています。その日の夕方にはビーチへ出かけ、「リゾートへ来たというより、海の近くで生活を始めた」と感じました。
5日間のホテル基準も少し違う
山崎が基準にしたホテルはSeda Central Bloc Cebu、谷口はSavoy Hotel Mactan Newtownです。Savoy Hotelの2026年8月の公式料金は次のとおりです(記事作成時に確認)。Savoy Hotel公式:客室と料金。
| 客室 | 料金 |
|---|---|
| Classic Superior Twin | ₱4,275(税・サービス料込み) |
| Classic Superior Queen | ₱4,446(税・サービス料込み) |
| Deluxe Premier | ₱6,000(税・サービス料込み) |
Sedaは日によって大きく変わり、これまで確認した日には4,000ペソ前後から、別のプロモーションには6,000ペソ前後という例がありました。単純なホテル価格比較はできません。重要なのは、ホテルそのものだけでなく、ホテルを出たあとに何があるかです。
徒歩生活|山崎は「何でも少しずつ選べる」
山崎はIT Parkで多くの用事を徒歩で済ませました。Central Bloc、Watsons、スーパーマーケット、カフェ、ATM、レストラン、コワーキング、ガジェット店、Sugbo Mercadoなどを使えます。Watsons公式:Central Bloc店。
2026年8月現在、Watsons Central Blocの営業時間は月〜木10:00〜21:00、金・土10:00〜22:00、日曜10:00〜21:00です。授業後でも日用品を買いやすく、IT Park内では徒歩2〜10分程度で多くの場所をつなげられます。
「水が欲しい」「コーヒーを飲みたい」「ケーブルが必要」と思ったら、そのまま歩いて行けます。山崎にとって一番便利だったのは、選択肢が多いことでした。
生活の動線と選択肢
谷口の徒歩生活|以前よりかなり広がった
Mactan Newtownでも徒歩生活はできますが、IT Parkとは便利さの意味が違います。以前の記事で書いた「必要なものは近い。でも何でも選べるわけではない」という見方は、今も基本的には変わりません。MR.DIY公式:LG Garden Walk Mactan店。
ただし、2026年現在はLG Garden Walkまで生活圏に加えることで状況が変わりました。MR.DIY LG Garden Walk Mactanは公式店舗として確認でき、LG Garden Walkでは2026年8月現在、エリアの営業時間10:00〜22:00の案内、Eye Optimal Optical Clinicの新規開店、レストラン情報の更新も確認されています。
日用品、カフェ、レストラン、眼鏡店、韓国料理、カジュアルな食事の選択肢が以前より増えています。谷口の生活は、Newtown単体ではなく、Newtown+LG Garden Walkで見る方が現実的になっています。
5日間の交通費はどう違った?
交通費は、生活圏の外へどれだけ出るかで変わりました。山崎はIT Park内をほとんど徒歩で移動し、Grabは短距離やエリア外へ行くときだけ使いました。5日間で2回、1回平均約₱200〜250、合計約₱450〜500が目安で、日常生活のためのGrabは少なく済みました。
谷口もMactan Newtown+LG Garden内は徒歩中心です。空港からホテルまではGrab約₱220でしたが、その後は近場の生活だけならほとんど使いません。5日間でセブ市へ一度も出ない想定なら、交通費が山崎より少なくなる可能性もあります。
ただし、AyalaやIT Parkへ行くなら話は別です。マクタンからセブ市へは橋を越えるため、時間も運賃も大きく増えます。生活圏内では谷口も交通費を抑えられますが、市街地を頻繁に使うなら山崎の方が圧倒的に有利です。
5日間の食費は大きくは変わらなかった
食費だけなら、山崎と谷口に大きな差はありませんでした。山崎は、今日はモール、明日はSugbo Mercado、別の日はカフェという使い方です。2026年のIT Park情報では、Sugbo Mercadoの平均支出は一人約₱200〜500、普段の食事は約₱200〜600が目安です。
山崎の5日間の外食を6回、一回平均約₱300とすれば約₱1,800。コーヒーを4回、約₱150なら約₱600で、合計約₱2,400です。
谷口はSavoy Café、Newtown、LG Garden、ビーチ周辺で食べます。カジュアルな食事は一回約₱300〜350、6回で約₱1,900〜2,100という想定です。コーヒー4回を約₱150とすれば₱600になります。
違うのは何を選ぶかです。山崎は都市型の幅広い選択肢、谷口はコンパクトなエリアで食事・ビーチ・カフェを組み合わせるという違いがありました。
時間と費用を整理する
5日間の生活費モデル
ホテルと授業料を除き、外で使うお金を5日間のモデルとして並べます。追加費用の内容は、山崎がSugbo Mercadoなど、谷口がBeach Sunset Packageです。
| 項目 | 山崎/IT Park | 谷口/マクタン |
|---|---|---|
| コーヒー | 約₱600 | 約₱600 |
| 外食 | 約₱1,800 | 約₱1,950 |
| 日用品 | 約₱850 | 約₱600 |
| Grab | 約₱500 | 約₱220 |
| 追加費用 | Sugbo Mercadoなど:約₱700 | Beach Sunset Package:₱850 |
| 合計 | 約₱4,450 | 約₱4,220 |
海|ここはマクタンが圧倒的に違う
海との距離は、マクタンの大きな違いです。山崎がIT Parkで5日間普通に生活していても、海は日常には出てきません。海へ行くなら、移動やGrab、時間が必要です。
谷口はMactan Newtown Beachを生活圏に入れられます。「海へ行く日を決めなくても、行きたい日に行ける。」という以前の記事での実感が、一番分かりやすい違いです。金曜日の授業後、18時からSunset Packageを利用するという過ごし方ができます。
夜|山崎は街へ、谷口は近場へ
夜に選べることの数ではIT Parkが上回ります。山崎はSugbo Mercado、カフェ、レストラン、Central Blocへ出かけます。IT Parkは24時間動くビジネス地区で夜まで使える店があり、「夕食後にもう少し何かする」という選択肢が多いです。
谷口は夕食、LG Garden、ホテル、ビーチ、コーヒーという近場中心です。夜の選択肢の数ではIT Parkに及びませんが、遠くへ行かずに夜を終えられる良さがあります。どちらが良いかではなく、生活スタイルの違いです。
英語を使う回数にも違いが出た
山崎はIT Parkで、カフェ、警備員、スーパーマーケット、レストラン、Grabを通して短い英語を何度も使いました。5回チャレンジの日は、5場面で約15分の会話を作りました。
谷口は昼食、カフェ、ビーチ、夕食で、友達と一緒に長く話す場面が増えました。山崎は短い英語を何度も使い、谷口は友達と長く話すという違いです。ただし、これはエリアだけでなく、二人の性格にもよります。
比べて見えた違い
友達の作り方も変わった
山崎は一人で動く時間が多いため、カフェのスタッフ、警備員、運転手との短い会話が多くなりました。
社交的な谷口は、友達と昼食へ行き、ビーチへ出かけ、夕食まで一緒に過ごします。一日の中で同じ相手と過ごす時間が長いのです。同じセブでも、自分の性格によってエリアの使い方まで変わることが分かりました。
ムスリムの留学生ならマクタン側には別の強みもある
Savoy Hotel Mactan Newtownは、Department of Tourismからムスリムフレンドリー認証宿泊施設として認定されています。公式に案内されている設備・サービスには、次のものがあります。Savoy Hotel公式:ムスリムフレンドリーの案内。
- ハラール認証のキッチン
- ハラール対応の食事
- 礼拝室
- 礼拝用マット
- キブラ(礼拝の方向)の表示
- 礼拝前の清めのための設備
生活しやすいエリアは、街か海かだけでは決められません。宗教、食事、ライフスタイル、仕事によっても変わります。
5日間で「便利」の意味が変わった
到着日には山崎も谷口も「便利な場所」という言葉を使っていましたが、5日後にはその意味が変わっていました。
山崎にとっての便利さは、選択肢が多く、徒歩で日用品が買え、カフェが多く、夜も動け、一人で生活しやすいことです。
谷口にとっては、生活圏がコンパクトで空港が近く、ビーチが日常に入り、LG Gardenで食事や日用品の用事を済ませられること。友達と近場でアクティビティを作りやすいのも便利さの一つです。便利さの形は一つではありません。
体験から分かったこと
IT ParkとMactan Newtown、どちらがいい?
5日間では、どちらが良いかという一つの答えは出ませんでした。一つの答えにする必要もないと思います。山崎は「放課後に何をするか、その場で決めたい。」、谷口は「ビーチへ行くのに一日を使いたくない。」と言います。それなら選ぶエリアが違うのは当然です。
学校探しでは、教師、授業、部屋、食事、料金を見ます。しかし、授業が終わったあとにも毎日の生活があります。何を食べるか、どこでコーヒーを飲むか、歩けるか、Grabが必要か、ビーチへ行くか、夜に何ができるか。その積み重ねが数週間続きます。
学校の立地は、地図上の住所だけでなく、留学中の時間の使い方そのものだと思います。
今日分かったこと
IT ParkとMactan Newtown+LG Garden Walkで5日間過ごして分かったのは、どちらが便利かというより、何を便利と感じるかが違うということでした。山崎には、街へ出れば何かがあり、歩いて用事を済ませられる安心感があります。谷口には、ビーチまで大きな移動をせず、近場で友達と過ごせる安心感があります。
5日間の生活費はほぼ同じでも、使う時間とお金の中身は違いました。同じセブ留学でも、住むエリアが変わるだけで毎日は大きく変わる。それが5日間で一番大きな発見でした。
写真:上空から見たセブITパーク(撮影:Patrickroque01/CC BY-SA 4.0)。Wikimedia Commonsより、トリミング・縮小して使用
