こんにちは、ナビセブ編集部の谷口まりです。親子でセブに移住しました。観光とグルメの記事を担当しています。
Mobile payment 03 — HLundgaard / CC BY-SA
この記事は、セブ島留学中の生活を一人称のモデルケースとしてまとめたものです。セブで生活していると、「GCash?」と聞かれることがあります。QRコードを読み取れば、数秒で支払いが終わります。現金を出す必要も、おつりもいりません。かなり便利です。だから、「GCashなら手数料もほとんどかからないのでは?」と思っていました。
でも実際には、入金(Cash In)、銀行送金(Bank Transfer)、現金化(Cash Out)、QR決済(Scan to Pay)で手数料が違います。2026年7月4日に更新されたGCash公式の手数料表を見ると、銀行送金は1回₱10です。
店頭での入金(Over-the-Counter Cash In)は、月₱8,000まで無料で、それを超えた金額には2%かかります。店頭での現金化は、多くの提携先で2%です。一方、QR決済は₱0です。
今回はすべて₱10,000で計算します。同じ₱10,000でも、GCashへ入れる、銀行へ送る、現金に戻す、QRで使う、で本当にいくら違うのでしょうか。
ナビセブ編集部のまとめ
₱10,000なら、店頭入金₱40、銀行送金₱10、現金化₱200、QR決済₱0
比較の見方
4つのケースを、一つの表で確認します。
| ケース | 内容 |
|---|---|
| CASE 1|現金₱10,000をGCashへ入れる | 現金₱10,000を店頭(Over-the-Counter)でGCashに入金します。GCash公式では、店頭入金は毎月₱8,000まで無料で、無料枠は毎月1日にリセットされます。無料枠を超えた金額には2%の手数料がかかります。今回は、その月にまだ店頭入金を一度も使っていない前提です。 |
| CASE 2|GCashから銀行へ₱10,000送る | GCashのウォレットに₱10,000以上ある状態から、BPIやBDOなど国内の銀行へ₱10,000を送ります。2026年7月4日から、GCashのInstaPayによる銀行送金の手数料は従来より引き下げられ、1回₱10です。₱10,000を送っても、手数料は₱10です。 |
| CASE 3|GCashの₱10,000を現金に戻す | ウォレットにある₱10,000を、店頭で現金に戻します。GCash公式の手数料表では、多くの提携先の手数料は2%です。₱10,000 × 2%=₱200なので、一般的な2%の提携先なら、現金₱10,000を手にするための手数料は₱200。銀行送金の20倍です。 |
| CASE 4|QRで₱10,000払う | 店舗のGCash QRで支払います。2026年7月4日更新の手数料表では、Static QRもDynamic QRも手数料はかかりません。₱10,000の商品をQRで払っても、利用者側の手数料は₱0で、ウォレットからはそのまま₱10,000が引かれます。とても分かりやすい仕組みです。 |
比較の結論
₱10,000なら、店頭入金₱40、銀行送金₱10、現金化₱200、QR決済₱0
背景と前提
まず結論です。店頭入金は、月の無料枠をまだ使っていない場合、最初の₱8,000が無料で、超過分の₱2,000に2%かかります。
=₱40です。銀行送金は、₱10,000を送っても₱10です。店頭での現金化は、多くの提携先で次のとおりです。
=₱200です。QR決済は、₱10,000でも₱0です。つまり、GCashを使えば無料というわけではありません。何をするかで、₱0、₱10、₱40、₱200と違います。
ケース別の検証
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CASE 1|現金₱10,000をGCashへ入れる まず、手元に現金₱10,000があります。これを店頭(Over-the-Counter)でGCashに入金します。GCash公式では、店頭入金(OTC Cash In)は毎月₱8,000まで無料で、無料枠は毎月1日にリセットされます。
それを超えた金額には、2%の手数料がかかります。最初の₱8,000は無料です。今回は、その月にまだ店頭入金を一度も使っていないとします。月の無料枠は₱8,000、入金額は₱10,000です。
つまり、無料になる部分が₱8,000、手数料の対象が₱2,000です。₱2,000の2%はいくらでしょうか。
₱2,000 × 0.02=₱40です。つまり、₱10,000を店頭入金するための手数料は₱40です。
「₱10,000 × 2%=₱200」ではないここは間違えやすいところです。最初の₱8,000が無料なら、手数料がかかるのは超過分の₱2,000だけです。だから、₱200ではなく₱40です。GCash公式ヘルプセンターの例でも、₱7,000を入金したあとに₱1,100を追加すると、超過は₱100だけなので、手数料は₱2と説明されています。
では、すでに₱8,000を使い切っていたらどうなるでしょうか。今月すでに、店頭入金で₱8,000を使っているケースです。ここから追加で₱10,000を入金すると、この₱10,000は全額が無料枠を超えています。
₱10,000 × 2%=₱200です。同じ₱10,000でも、手数料は₱40と₱200に変わります。月初で無料枠が未使用なら手数料は₱40、無料枠の₱8,000を使用済みなら手数料は₱200で、差は₱160です。つまり入金では、今月すでにいくら店頭入金したかが重要です。
GCash公式によると、無料枠は毎月1日にリセットされます。そのため、月末に入金するか、翌月1日に入金するかで、手数料が変わる場合があります。
谷口なら、入金の前に無料枠を確認します。GCashアプリでは、Cash In → Over-the-Counterへ進むと、無料枠が近い場合に案内が表示される仕組みがあります。だから、レジに行ってから手数料に驚くのではなく、先に確認します。
GCash Pera Outletではルールが違うので、ここも注意が必要です。GCash Pera OutletのPa-Cash Inは、目安の手数料が1%ですが、実際の最終的な手数料は店舗ごとに設定できるため変わる、とGCashは説明しています。
例えば₱1,000を入金するなら、目安の手数料は₱10です。つまり、どこで入金するかでも手数料が違うということです。
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CASE 2|GCashから銀行へ₱10,000送る 次は銀行送金です。例えば、GCashのウォレットに₱10,000以上ある状態から、BPIやBDO、その他の国内銀行へ₱10,000を送ります。2026年7月4日から、GCashのInstaPayによる銀行送金の手数料は従来より引き下げられ、1回₱10になりました。
₱10,000を送ると、手数料は₱10です。送金額が₱10,000、手数料が₱10で、ウォレットから引かれる合計は₱10,010です。手数料率を計算すると、
₱10 ÷ ₱10,000=0.1%です。かなり小さい数字です。₱1,000を送っても、手数料は₱10です。銀行送金の手数料は、金額に対する割合ではなく、1回ごとに₱10の固定だからです。つまり、₱1,000を送ると、手数料₱10で1%になります。
₱10,000なら0.1%、₱50,000なら0.02%です。1回の上限もあります。GCash公式によると、国内の銀行や電子ウォレットへのInstaPay送金は、1回あたり最大₱50,000です。
だから、₱10,000は十分に範囲内です。では、₱10,000を10回に分けて送ったらどうでしょうか。例えば、₱1,000 × 10回手数料は、₱10 × 10=₱100です。1回で₱10,000を送れば手数料は₱10なので、差は₱90です。ATMと同じで、固定の手数料は回数が増えるほど不利になります。送金が失敗したら、手数料はどうなるのでしょうか。GCash公式ヘルプセンターでは、銀行送金が失敗した場合、送金額の全額と手数料₱10がGCashのウォレットに返金されると案内しています。
これは安心できる点です。ただし、遅れが出ることはあります。GCash公式によると、送金が遅れた場合、お金が1〜2営業日でGCashに戻るか、3〜5営業日で銀行に入金される場合があります。
つまり、リアルタイムのInstaPayでも、100%毎回すぐに届くとは限りません。2営業日たっても戻らなければ、サポートに問い合わせます。GCashは、2営業日たってもお金が戻らない場合、Transactions → Bank Transfer → Get Helpから問い合わせるよう案内しています。
サポートチームからの返答は、24〜48時間以内です。
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CASE 3|GCashの₱10,000を現金に戻す 次は逆です。ウォレットに₱10,000がありますが、現金が必要です。そこで、店頭で現金化(Offline Cash Out)します。GCash公式の手数料表では、多くの店頭の提携先の手数料は2%です。
₱10,000の2%は、₱10,000 × 2%=₱200です。つまり、現金₱10,000を手にするために、一般的な2%の提携先なら手数料は₱200かかります。銀行送金と比べると、銀行送金は₱10、現金化は₱200なので、
₱200 ÷ ₱10=20倍です。同じ₱10,000でも、現金に戻すほうが高くなります。店頭入金と比べても5倍です。無料枠が未使用なら₱10,000の店頭入金は₱40、現金化は₱200で、差は₱160。現金化のほうが5倍かかります。
RCBC Scan to Withdrawは手数料が別です。GCash公式では、RCBC Scan to Withdrawは1回₱18と掲載されています。これは一般的な提携先の2%とは別です。
例えば₱10,000なら、2%の提携先は₱200、RCBC Scan to Withdrawは₱18で、差は₱182。かなり違います。だから、現金化は「どこでも2%」ではありません。ここは大事です。GCash公式の手数料表も、RCBC Scan to Withdrawは₱18、その他の提携先は2%と分けています。
つまり、現金化の方法を選ぶだけで差が出ます。 -
CASE 4|QRで₱10,000払う 最後はQR決済(Scan to Pay)です。店舗のGCash QRで支払います。2026年7月4日更新の手数料表では、Static QRもDynamic QRも手数料なしです。つまり、₱10,000の商品をQRで払うと、
利用者側の手数料は₱0です。₱10,000を使うと、ウォレットからはそのまま₱10,000が減ります。支払いが₱10,000、手数料が₱0で、ウォレットから引かれるのは₱10,000。とても分かりやすい仕組みです。
では、現金化してから現金で払うとどうなるでしょうか。ウォレットの₱10,000を現金化すると、2%の手数料で₱200かかります。受け取った現金₱10,000を店で支払うとすると、同じ₱10,000の商品を買うのに、実質の負担は₱10,200です。
一方、QRなら₱10,000で済み、差は₱200です。GCashは「ウォレットのまま使う」と強いのです。これが今回一番分かりやすいポイントだと思います。GCashのお金をQR決済や送金でデジタルのまま使えば、手数料は小さくて済みます。
一度現金に戻すと、手数料が大きくなる場合があります。4つのパターンを比較します。
ケース別の検証 操作 ₱10,000での手数料 店頭入金・無料枠未使用 ₱40 銀行送金 ₱10 店頭での現金化・2%の提携先 ₱200 RCBC Scan to Withdraw ₱18 QR決済(Scan to Pay) ₱0 2026年7月4日現在のGCash公式の手数料表を基準にしています。最も安いのはQR決済で、手数料は₱0です。次が銀行送金の₱10、RCBC Scan to Withdrawの₱18です。
店頭入金は条件によって₱40、一般的な現金化は₱200です。「キャッシュレスだから無料」ではありません。GCashはキャッシュレスですが、お金をウォレットへ入れる、外へ出す、銀行へ移すといった場面では手数料がかかります。
だから正確には、「GCashの中で使う支払いは無料のものが多い」です。請求書払い(Pay Bills)も、すべて無料ではありません。GCash公式の手数料表では、Pay Billsは請求元によって₱0〜₱100です。
つまり、GCashだから公共料金の支払いがすべて無料、というわけではありません。携帯ロードの購入(Buy Load)にも手数料があります。2026年7月4日更新の手数料では、Globe Telecomは₱99未満のロードで₱1から、₱99以上で₱2から。Smartは₱99未満で₱2から、₱99以上で₱3からです。
小さい金額ですが、完全に無料ではありません。BPIから入金したらどうでしょうか。GCashヘルプセンターの現在の手数料では、連携した国内銀行からの入金は、BPIが₱15、UnionBankが₱10です。
つまり入金の方法は、店頭入金だけではありません。連携したBPIから₱10,000を入金すると、手数料は₱15です。店頭入金で無料枠が未使用なら₱40です。
この場合、連携したBPIからの入金のほうが₱25安くなります。ただし、利用条件や、自分が銀行口座を持っているかどうかによります。UnionBankなら₱10です。
連携したUnionBankからの入金は₱10なので、₱10,000なら手数料率は0.1%です。PayPalから入金するとどうでしょうか。2026年3月7日以降、PayPalからの入金は、すべての金額で1%です。₱10,000なら₱100です。Payoneerは無料です。GCash公式ヘルプセンターでは、Payoneerからの入金は無料(FREE)となっています。
つまり、同じオンライン入金でも差があります。₱10,000を入金する場合を比べます。
ケース別の検証 方法 手数料 UnionBank(連携) ₱10 BPI(連携) ₱15 店頭入金・無料枠未使用 ₱40 PayPal ₱100 Payoneer ₱0 使える方法は人によって変わります。ただし、日本人の短期留学生は前の記事の内容を忘れないでください。ここは重要です。前の記事で確認したように、2026年8月現在、一般的な日本の+81番号の利用者がGTouristの対象になると、公式には確認できません。
だから、この記事の手数料比較は、GCashを合法的・正規に使える人向けです。「日本人留学生ならこの方法で入金」という記事ではありません。在住の外国人なら使える可能性があります。フィリピンのSIMやACRなどで完全認証済み(Fully Verified)のGCashを使える外国人なら、今回の手数料は実用的です。
フィリピン人の学生や現地スタッフにも同じことが言えます。GCash Pera Outletで₱10,000を現金化するとどうでしょうか。手数料表では、Pa-Cash Outは2%です。₱10,000なら₱200です。
これも一般的な現金化と同じ水準です。GCash Pera Outletでの入金(GPO Cash In)は目安が1%で、₱10,000なら1%で₱100です。ただしGCashヘルプセンターは、最終的な手数料は店舗が決めるとしています。
だから、必ず₱100とは限りません。手数料を確認せずにレジへ行かないようにします。私は今後、入金や現金化の前に、GCashの手数料ページやアプリ、店舗で「How much is the fee?」と確認します。2%と₱18ではかなり違うからです。
1週間に銀行送金を5回するとどうでしょうか。手数料は、
₱10 × 5=₱50です。4週間では、₱50 × 4=₱200/月です。1回は小さくても、回数で積み上がります。毎日銀行送金するならどうでしょうか。30日で、
₱10 × 30=₱300です。だから、少額の送金を何度もするより、必要に応じてまとめるほうが手数料は減ります。逆に、QR決済なら30回使っても、利用者の手数料は
₱0 × 30=₱0です。GCashが日常の支払いに使いやすい理由の一つです。現金化を毎週₱5,000するとどうでしょうか。2%なら、
₱5,000 × 2%=₱100/回です。4回で₱400/月になります。デジタルウォレットに入れたお金を頻繁に現金へ戻すと、手数料がかなり積み上がります。1回で₱20,000を現金化するなら、2%で₱400です。割合で決まる手数料なので、現金化はATMの固定手数料とは違い、大きくまとめても手数料率は変わりません。
ATMとGCashの現金化は、手数料の仕組みが違います。BDOのATMで海外カードを使うと₱250の固定、GCashの一般的な現金化は2%の変動です。₱5,000なら、BDOは₱250、GCashは₱100です。
₱20,000なら、BDOは₱250、GCashは₱400です。同じ現金の引き出しでも、金額によって逆転します。₱12,500で同じになります。計算してみます。GCashの現金化は2%、BDOの手数料は₱250です。
X × 2% = 250X =₱12,500。つまり、ATM側の手数料だけを単純に比べると、₱12,500未満ならGCashの2%のほうが低く、₱12,500を超えるとBDOの固定₱250のほうが低い、という計算になります。ただし、BDOにはカード発行会社の手数料(Issuer Fee)や為替があるため、実際の総額の比較ではありません。
お金の手数料は、「手数料率」と「固定の手数料」を分けて考えます。ここが大切です。固定の手数料は、BDO ATMの₱250、GCashの銀行送金の₱10。割合の手数料は、GCashの現金化の2%、店頭入金の超過分の2%です。
固定の手数料は、まとめると有利です。割合の手数料は、金額をまとめても率は同じです。谷口が一番使うならQRです。私ならGCashを使える場合、ウォレットに入れたお金はできるだけQR決済(Scan to Pay)で使います。
現金には戻しません。QR決済なら手数料が₱0だからです。
₱10,000の手数料の最終比較

店頭入金:無料枠が未使用なら₱40、使用済みなら₱200
連携したBPIからの入金:₱15
連携したUnionBankからの入金:₱10
PayPalからの入金:₱100
Payoneerからの入金:₱0
国内の銀行への送金:₱10
一般的な店頭での現金化:₱200
RCBC Scan to Withdraw:₱18
QR決済(Scan to Pay):₱0
今日分かったこと
GCashは便利です。でも、「GCash=無料」ではありません。2026年7月4日更新のGCash公式の手数料では、銀行送金は1回₱10で、1回の上限は₱50,000です。
店頭入金は月₱8,000まで無料で、超過分は2%。多くの店頭での現金化は2%。RCBC Scan to Withdrawは₱18。QR決済は₱0です。
だから₱10,000では、店頭入金が₱40(無料枠が未使用の場合)、銀行送金が₱10、現金化が₱200、QR決済が₱0です。同じ₱10,000でも、最大で₱200の差になります。
そして一番重要だったのは、GCashにお金を入れたら、デジタルのまま使うほうが手数料を抑えやすい、ということでした。QR決済は₱0、銀行送金は₱10。
だから、この手数料の記事は、GCashを正規に利用できる人向けです。便利そうだから使うのではなく、自分が使えるかどうか、そして使ったら実際に手数料がいくらかかるかまで見る。ここが大切だと思います。
ここまで、現金、ATM、DCC、GCashを見てきました。次は、日本人留学生が実際に持ち込みやすいWise Cardです。2026年5月から、日本発行のWise CardのATM手数料は、月¥25,000相当まで引き出し手数料が無料、超過後は
になっています。でも、BDOのATMを使えば、ATM側の₱250は別にかかる可能性があります。では、コーヒー、ランチ、買い物はWise Cardで払い、現金が必要なときだけATMを使う一日なら、すべて現金で暮らすより本当に安くなるのでしょうか。
次回は、「Wise Cardはセブで得?日本発行カードでATMとカード払いを1日比較」です。
