こんにちは、ナビセブ編集部の谷口まりです。親子でセブに移住しました。観光とグルメの記事を担当しています。
セブはカードが使える店が多いものの、ローカル食堂・タクシー・マッサージ店はいまも現金が中心です。全額を現金で持つ必要はなく、カードと現金の分け方さえ決めておけば、足りなくなることも余ることもありません。
ナビセブ編集部のまとめ
4泊5日なら現金は₱10,000〜18,000、カードを2枚あわせて持つ

ホテルと主なツアーを日本で払っておけば、現地で使う現金は一人₱10,000〜18,000です。円にすると約2万5,000〜4万5,000円です。ナビセブが一人旅の標準プランで試算すると、現地で使う現金は約₱10,700でした。予備の₱3,000を足した₱13,000〜15,000を用意すれば、カードが使えない日も困りません。ホテル・モール・ツアーはカードで払い、カードは国際ブランドの違う2枚を分けて持ちます。円換算は2026年10月16日の相場、1ペソ=約2.5円です。
旅のスタイル別の現金の目安

現金の額を決めるのは、旅行の総額ではなく「現地で現金で払うものがどれだけあるか」です。泊まる場所と動き方で、必要な額は最大で5倍ほど変わります。
| 旅のスタイル | 一人の現金の目安 | 円の目安 | 想定する使い方 |
|---|---|---|---|
| 高級リゾート中心 | ₱5,000〜10,000 | 約1万2,500〜2万5,000円 | 食事・送迎・アクティビティをホテルでカード払い |
| カード中心 | ₱6,000〜10,000 | 約1万5,000〜2万5,000円 | ホテル・モール・ツアーをカードか事前払い |
| 標準 | ₱10,000〜18,000 | 約2万5,000〜4万5,000円 | 食事・Grab・買い物・チップに現金も使う |
| ローカル・南部中心 | ₱15,000〜25,000 | 約3万7,500〜6万2,500円 | 小さな店、オスロブなど南部への移動、現地払いのツアー |
家族4人なら、一人分を4倍する必要はありません。Grabや食事は家族でまとめて払えるからです。ホテルとツアーを先に払った4泊5日なら、家族全体で₱25,000〜45,000が目安です。ホテル代やツアー代を現地で現金払いする場合は、その額を別に足します。
標準的な一人旅の内訳|現地の現金は約₱10,700

東京発の一人旅で、セブシティの中級ホテルに4泊する旅をナビセブが試算しました。アイランドホッピングとマッサージに1回ずつ行く想定です。旅行の総額は、予備費を除いて約16万3,000円です。
| 払う方法 | 内訳 | 金額 |
|---|---|---|
| 日本で先に払う | 航空券と受託手荷物 約65,000円、国内の空港移動 約6,000円、海外旅行保険 約3,000円、eSIM 約1,200円 | 約75,200円 |
| 現地でカード(または事前払い) | ホテル4泊 ₱14,000、アイランドホッピング ₱4,500、レストラン ₱3,500、スーパーとお土産 ₱2,500 | 約₱24,500 |
| 現地で現金 | ローカル店・軽食・飲み物 ₱4,000、交通費 ₱3,000、市内観光と入場料 ₱1,200、マッサージ ₱1,000、チップと雑費 ₱1,500 | 約₱10,700 |
| 現金の予備 | カードが使えない日、予定外の移動 | 約₱3,000 |
現金の準備は₱13,000〜15,000、円にすると約3万2,500〜3万7,500円です。カードは、使う予定の額より多い10万円以上の利用枠を残しておきます。ホテルのデポジットや予定外のツアーで、枠が思ったより早く減るからです。
現金でしか払えない場面

| 場面 | 払い方 |
|---|---|
| ローカル食堂・屋台・市場 | ほぼ現金のみ |
| タクシー・ジプニー・バス | 現金(Grabはカードも可) |
| 街のマッサージ店 | 現金のみの店が多い |
| ガイド・ボートスタッフへのチップ | 現金 |
| 小さな観光地の入場料 | 現金 |
| ツアーの現地払いの残金 | 現金を求められることがある |
カードのマークが貼ってある店でも、通信が切れると端末が動きません。マクタンのリゾートからセブシティへ出る日と、南部へ日帰りする日は特に気をつけます。カードが使えなくても一日過ごせる現金を、財布に入れて出かけてください。
カードで払うものと、通貨の選び方

中級以上のホテル・大型モール・スーパー・チェーンのレストランは、カードで払えます。SM City Cebu(SMシティセブ)やAyala Center Cebu(アヤラセンターセブ)でも使えます。同じモールの中でも、小さな売店やフードコートの一部は現金のみです。
カード端末に「PHP」と「JPY」が出たら、選ぶのはPHP(ペソ)です。JPYにすると、店側が決めたレートで換算して手数料を上乗せする店があります。Visaも、自国通貨での支払いを選ぶ前に換算レートと手数料を確かめるよう案内しています。暗証番号を入れる前とレシートを受け取るときに、通貨がPHPになっているかを見てください。
カードは、VisaとMastercardのように国際ブランドの違う2枚を持ちます。1枚が不正利用の防止で止まっても、もう1枚で払えます。2枚は同じ財布に入れず、1枚はホテルに置いてください。
関連記事カード・GCashで払えるセブの店は?キャッシュレス事情を【2026年版】で整理
持ち歩く現金を減らす方法

日本にいるうちに払えるものを先に払えば、現地の現金は₱10,000を切るところまで減らせます。
| やること | 減らせる現金 |
|---|---|
| ホテル代を予約サイトでカード払いにする | 現地で払う宿泊費が丸ごと不要に |
| アイランドホッピングなどのツアーを日本で予約・決済 | ツアー代(標準プランで₱4,500) |
| Grabのアプリにカードを登録する | 移動の多くをカード払いにできる |
| 空港送迎をホテルに頼み、宿泊費と一緒に払う | 到着日の移動費 |
| 夕食をモールのレストランにする日を作る | 食事代の一部 |
先に払うときは、予約確認書の「支払い済み」と「現地払い」を必ず見分けます。「予約済み」と書いてあっても、残りを現地で現金払いする予約は珍しくありません。税金やサービス料が別払いになっていないかも、同じ画面で確かめます。
逆に、ローカル食堂・マッサージ・南部への日帰りを楽しみたい人は、現金を減らしすぎないでください。カードしか持たずに出かけると、行った先で何も払えなくなります。
両替は到着時に少しだけ、残りはモールで

日本でペソに替えると、現地より受け取る額が少なくなりがちです。日本円を持って行き、空港では初日に使う₱2,000〜5,000だけ替えます。空港からホテルまでの移動、飲み物、夕食がこの額でまかなえます。
残りは、SM City CebuやAyala Center Cebuなどモールの中にある両替所で替えます。看板のレートだけでなく、「1万円を渡すと何ペソ受け取れるか」を聞いて比べます。受け取ったお札はカウンターを離れる前に数え、路上で声をかけてくる両替は使いません。円をドルに替えてから持って行くと、両替が2回になるぶん損をします。
関連記事セブ島の両替所の選び方|1万円は何ペソ?レートの見方と注意点
4泊5日の支払いの流れ

| いつ | 払うもの | 払い方 |
|---|---|---|
| 出発前 | 航空券、保険、eSIM、ホテル、ツアー | 日本でカード |
| 到着日 | 空港からホテルへの移動、飲み物、夕食、ホテルのデポジット | 空港で替えた₱2,000〜5,000とカード |
| 2〜4日目 | 食事、Grabやタクシー、観光、マッサージ、お土産、チップ | モールで替えた現金とカード |
| 帰国日 | ホテルから空港への移動、空港での食事 | 別にしておいた₱1,000〜1,500 |
現金がいちばん減るのは2〜4日目です。モールで両替する日を2日目の午前に決めておくと、両替所を探して歩き回らずに済みます。
ATMでペソを引き出すとき

海外で使えるデビットカードやクレジットカードのキャッシングがあれば、空港・モール・銀行のATMからペソを引き出せます。かかる費用は、フィリピン側のATM手数料と日本のカード会社の手数料の2つです。ATM手数料は1回ごとにかかり、引き出す前に画面に出ます。
少額を何度も引き出すと手数料がかさむので、1回でまとめて引き出します。使うのは、銀行の支店の中かモールの中で警備員がいるATMです。カード差し込み口に不自然な部品がないかも見ます。画面に日本円での換算を出されたら、断ってペソのまま引き出します。
関連記事セブ島のATMの使い方|日本のカードでペソを引き出す手順と手数料
₱1,000札だけでは払えない

両替所やATMからは₱1,000札が多く出てきます。屋台やタクシーでは、₱1,000札を出すとおつりがないと言われることがよくあります。
| お札・硬貨 | 使う場面 |
|---|---|
| ₱1,000 | ホテル、モール、スーパー |
| ₱500 | レストラン、Grab、まとまった買い物 |
| ₱100・₱200 | タクシー、食堂、マッサージのチップ |
| ₱20・₱50 | ジプニー、屋台、飲み物 |
| 硬貨(₱1・₱5・₱10・₱20) | 端数、ジプニーの運賃 |
着いた日にモールやスーパーで₱1,000札を使って崩しておくと、翌日からの支払いで困りません。
ホテルのデポジットと帰国日の現金

宿泊費を日本で払っていても、チェックインでデポジット(預かり金)を求めるホテルがあります。現金で預ければ、その分だけ手元の現金が減る計算です。カードで預けると利用枠が一時的に減り、戻るまで日数がかかることがあります。チェックインのときに、金額・現金かカードか・返し方を聞き、伝票は返金を確かめるまで取っておきます。
帰国の日は、ホテルから空港までの移動と空港での食事に₱1,000〜1,500を別にしておきます。最終日に使い切ってしまうと、空港へ向かう車代が払えません。余ったペソは日本で円に戻すと目減りするので、空港で使い切るか次の旅行に回します。
フィリピンへ持ち込める現金の上限

| お金の種類 | きまり |
|---|---|
| フィリピンペソ | 一人₱50,000まで持ち込み・持ち出しできる。超える分はフィリピン中央銀行(BSP)の事前の書面許可が必要 |
| 日本円・米ドルなどの外貨 | 上限はない。合計がUS$10,000相当を超えたら全額を申告する |
BSPの規定と、在外フィリピン大使館の案内で確かめた内容です(2026年10月確認)。申告は、入国前に登録するeTravelの税関申告の画面で行います。4泊5日の旅行で持つ現金は数万円なので、上限に届くことはありません。
関連記事セブ渡航でフィリピン入国の税関申告は何を書く?現金・食品・薬・お土産のルール
現金の持ち歩き方

₱15,000を用意しても、毎日全額を持ち歩く必要はありません。分け方の例は次のとおりです。
| 置き場所 | 入れる額 |
|---|---|
| 普段の財布 | その日に使う₱2,000〜3,000 |
| バッグの別のポケット | 緊急用の₱1,000 |
| ホテルのセーフティボックス | 残りの現金と2枚目のカード |
| 封筒など別にしておく | 帰国日の移動費₱1,000〜1,500 |
パスポート・カード・現金を1つのバッグにまとめると、そのバッグをなくしたときに全部を失います。2人以上で旅行するなら、現金とカードを一人に集めず分けて持ちます。
👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論

現金の額で迷う人は、まず予約確認書を見て「支払い済み」と「現地払い」を分けてください。現地払いの額に₱10,000〜15,000を足せば、初めての4泊5日でも足ります。
両替は空港で₱2,000〜5,000、残りはモールで替え、₱1,000札は着いた日に崩します。カードは2枚を別々に持ち、端末ではPHPを選んでください。
よくある質問

日本円はセブでそのまま使えますか?
使えません。買い物や食事は、すべてペソに替えて払います。
日本でペソに替えておくべきですか?
要りません。現地の両替所のほうが受け取る額が多いことがほとんどです。到着が深夜で空港の両替所が閉まっているのが心配なら、初日の分だけ日本で用意します。
4泊5日で₱10,000だと足りませんか?
ホテルとツアーを先に払い、Grabとレストランをカードにすれば足ります。カードが使えない日に備えるなら、予備を足した₱13,000〜15,000を用意します。
両替とクレジットカードのキャッシングはどちらがいいですか?
キャッシングはATM手数料と利息がかかるので、少額を何度も引き出すと高くつきます。使うなら1回でまとめて引き出し、帰国後すぐに繰り上げ返済して利息を抑えます。日本円の現金を持っているなら、モールの両替所で替えるほうが手数料の計算がわかりやすいです。
現金を盗まれたらどうすればいいですか?
近くの警察署で盗難の届けを出し、証明書をもらいます。現金そのものは、海外旅行保険の携行品の補償に入りません。一緒に盗まれたバッグやスマートフォンを請求するときに、この証明書が要ります。カードも一緒になくしたら、カード会社に連絡して止めてから、ホテルに置いた2枚目のカードを使います。
Grabは現金で払えますか?
払えます。アプリで支払い方法を現金にしておけば、降りるときに運転手に渡す形です。カードを登録しておけば、現金を使わずに乗れます。
GCashは用意したほうがいいですか?
短期の旅行なら、現金とカード2枚で足ります。外国人の登録には条件があるので、支払いの中心にはしないほうが確実です。
チップはいくら渡せばいいですか?
決まった額はなく、サービスに満足したときに渡します。マッサージやツアーのガイドに渡す分として、₱100札を何枚か残しておくと困りません。
最後に

2026年10月に確認した情報です。出発前に、予約確認書でホテルとツアーが「支払い済み」になっているかを確かめてください。カードは海外で使える設定になっているか、利用枠がいくら残っているかを、カード会社のアプリで見ておきます。

