ナビセブ編集部のまとめ
施設の運営形式と敷地内・徒歩圏を分け、最寄りの境界までの距離とCentral Blocまでの距離を別々に見ることが大切です。
宿泊・住宅施設を5タイプに分ける

Cebu IT Parkで宿泊先や住まいを探すとき、最初に整理した方がいいのが「ホテル」と「レジデンス」の違いです。
IT Parkの中にはSeda Central Blocのようなホテル、The City Flatsのようなコリビング(共同生活型の住まい)、Avida Towers Rialaのような分譲マンションがあり、さらに道路を一本渡ったWaterfront Cebu City Hotel & Casinoや、徒歩数分のTreewoods Residences、Zerenity Hotel & Suites、Alba Uno Hotelなどもあります。
そのため「Cebu IT Parkのホテル」と検索しても、実際には敷地内のホテルだけを見れば十分とはいえません。一方で、IT Parkから徒歩5分と書かれていても、敷地の最寄りの境界まで5分なのか、Central Blocまで5分なのかで使いやすさはかなり変わります。
この記事では「どこに泊まるべきか」をランキングするのではなく、2026年9月現在のCebu IT Park内と徒歩約5分圏にある主要なホテル、サービスレジデンス、コリビング、コンドミニアムをタイプ別に整理します。
Cebu IT Parkの宿泊・住宅施設は5タイプに分けると分かりやすい
まず、IT Park周辺の施設はすべて同じ「ホテル」ではありません。大きく分けると、次の5タイプがあります。
| タイプ | 代表施設 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| ホテル | Waterfront、Zerenity、Alba Uno | 数泊〜短期滞在 |
| ホテル+サービスレジデンス | Seda Central Bloc | 短期〜長期 |
| アパートメントホテル・サービスアパートメント | Treewoods Residences | 中長期・自炊 |
| コリビング・ドミトリー・ホステル | The City Flats | 低価格の中長期・短期 |
| 分譲マンション(コンドミニアム) | Avida、Calyx、38 Park Avenueなど | 住宅・個人所有住戸の賃貸 |
この分類を最初に理解しておくと、施設名だけで比較するよりかなり分かりやすくなります。
徒歩時間は到着地点をそろえて比較
IT Park内と徒歩圏は分けて見る
NaviCebuでは今回から、宿泊施設を次の2つに分けます。
Tier A|Cebu IT Parkの敷地内
正式な所在地がCebu IT Park内にあるホテル、レジデンス、コンドミニアムです。
Tier B|IT Park最寄り境界・入口から徒歩約5分圏
敷地の外ですが、現実的に徒歩でIT Parkを利用できるホテルやレジデンスです。
例えばWaterfront Cebu City Hotel & Casinoは正式にはIT Park外ですが、Hotels.comではCebu IT Parkまで0.3km・徒歩3分です。
一方、Ayala Malls Central Blocまでは0.7km・徒歩8分なので、「IT Parkまで3分」と「Central Blocまで3分」は違います。
この基準を使うことで、徒歩距離を必要以上に短く見せずに整理できます。
IT Park周辺で宿泊施設を見るなら距離の基準点が重要
今回調査すると、徒歩時間の表示にはかなり差があります。WaterfrontはIT Parkまで3分ですがCentral Blocまで8分。Metro ParkはIT Parkまで3分ですがCentral Blocまで10分。iParkはIT Parkまで1分です。
そのため今後NaviCebuでは「IT Park徒歩5分」と一つの数字で済ませず、敷地内か、最寄りのIT Park境界まで何分か、Central Blocなど主要地点まで何分かを可能な限り分けます。
主要14施設の位置と運営形式
Cebu IT Park内+徒歩圏の主要施設一覧
2026年9月時点で確認できる主要施設を整理すると、次のようになります。
| 施設 | タイプ | IT Parkとの関係 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Seda Central Bloc Cebu | ホテル+サービスレジデンス | 敷地内 | Central Bloc直結 |
| The City Flats Cebu IT Park | Co-living・Dorm・Hostel | 敷地内 | 466室 |
| Avida Towers Riala | コンドミニアム | 敷地内 | 5棟 |
| Avida Towers Cebu | コンドミニアム | 敷地内 | 2棟 |
| Calyx Centre | 複合用途のレジデンス | 敷地内 | 26階 |
| Asia Premier Residences | コンドミニアム | 敷地内 | CLI初の高層住宅プロジェクト |
| 38 Park Avenue | コンドミニアム | 敷地内 | 住居フロア38階分 |
| The Wave Towers | 新規コンドミニアム | 敷地内・建設中 | Tower 1は40階・709戸 |
| Waterfront Cebu City Hotel & Casino | フルサービスホテル | 徒歩3分 | カジノ・大型イベント |
| Treewoods Residences | アパートメントホテル・サービスアパートメント | 徒歩2分 | キッチン付きの部屋あり |
| Zerenity Hotel & Suites | ホテル | 徒歩圏 | 中小規模のホテル |
| Alba Uno Hotel | ホテル | 徒歩5分 | 小型のシティホテル |
| Metro Park Hotel | 低価格ホテル | 徒歩3分 | プールあり |
| iPark Hotel | 低価格ホテル | 徒歩1分 | Central Blocにも近い |
この一覧だけでも、Cebu IT Parkは「ホテルが数軒ある街」というより、宿泊と居住のタイプが重なっているビジネス地区だと分かります。
ホテル・レジデンス・共同生活施設の違い
Seda Central Bloc|ホテルとサービスレジデンス
Cebu IT Park内で、ホテル客室と長期滞在向けのサービスレジデンスを同じ施設に備えるのがSeda Central Bloc Cebuです。公式の概要資料では17階建てで、5階からAyala Malls Central Blocへ直接アクセスできます。
| 客室タイプ | 広さ |
|---|---|
| デラックスエグゼクティブ | 28㎡ |
| スタジオアパートメント | 30㎡ |
| 1ベッドルームアパートメント | 55〜58㎡ |
| 2ベッドルームアパートメント | 63〜67㎡ |
| 3ベッドルームアパートメント | 90㎡ |
短期出張だけでなく、数週間から数か月の滞在を想定した客室タイプもあります。料金や設備の詳細は予約時に確認してください。
The City Flats|IT Park内にできた466室のコリビング
ここで重要なのがThe City Flats Cebu IT Parkです。Ayala Landは2025年4月28日にCityFlats Cebu I.T. Parkを正式開業しました。SunStar Cebuによると、14階建て・466室で、内訳はコリビング用の396室とホステル用の70室です。
2023年の上棟時には460室と報じられていましたが、正式開業時の2025年の情報では466室となっているため、この記事では後者を優先します。
コリビングの部屋には二段ベッドやロフトタイプ、PWD(障がいのある方)対応の部屋などがあり、若い社会人や学生をおもな対象にしています。これはホテルともコンドミニアムとも違います。低価格でIT Park内に住めるレジデンスと、短期宿泊できるホステルの機能が一つになった施設です。
Treewoods Residences|ホテルとアパートメントの中間
Treewoods ResidencesはCebu IT Parkのすぐ外側にあり、ホテルの客室、スイート、コリビングを同じ施設で提供しています。
公式サイトでは、ホテルの客室、スイート、コリビングの宿泊を提供し、スイートには簡易キッチン、コンロ、作業スペースなどを備えるタイプがあります。
サービスアパートメントではスタジオ25㎡から、2ベッドルーム96㎡、さらにペントハウスまであり、多くのタイプにキッチンと家電が付いています。24時間対応のフロント、客室清掃、プール、フィットネス、駐車場などもあります。
普通のホテルより生活設備が充実し、個人所有のコンドミニアムよりホテルのサービスが充実しているため、長期滞在に使いやすいタイプです。
Waterfront|IT Park向かいの大型ホテル
Waterfront Cebu City Hotel & CasinoはIT Park外ですが、実用上はIT Parkのホテルとして外せません。Hotels.comではIT Parkまで徒歩3分、Central Blocまで徒歩8分です。
大きな特徴は、宿泊だけではなくカジノ、レストラン、プール、イベント施設を持つフルサービスホテルであることです。
IT Park内の小型の宿泊施設とは規模が違い、ビジネスイベントや会議、会食なども同じホテル内で行えます。
徒歩圏の中小ホテルを同じ軸で比較
Zerenity・Alba Unoは小型ホテルの代表
大規模ホテルではなく、IT Park徒歩圏の中小ホテルもあります。Zerenity Hotel & Suitesは2026年現在も営業しており、Booking.comではIT Parkまで2,297ftと表示されています。24時間対応のフロント、朝食、会議室、ランドリーなどを備えています。
Alba Uno Hotelも2026年現在営業しており、Booking.comではCebu IT Parkから徒歩5分と案内されています。
レストラン、24時間対応のフロント、駐車場などを備え、2026年現在のBooking.comの評価は8.2、口コミ431件です。
SedaやWaterfrontほど施設数は多くありませんが、IT Parkを徒歩で利用する宿泊先として現実的です。
Metro ParkとiParkは低価格帯の徒歩圏ホテル
さらに低価格帯ではMetro Park HotelやiPark Hotelがあります。Metro Park HotelはHotels.comでIT Parkまで0.3km・徒歩3分、Central Blocまで0.9km・徒歩10分です。客室数58室で、屋外プール、駐車場などがあります。
iPark Hotelは現在のHotels.comでIT Parkまで0.1km・徒歩1分と表示されています。24時間対応のフロント、毎日の客室清掃、ルームサービスなどを備えます。IT Parkまでの近さだけなら非常に便利ですが、フルサービスホテルとは設備の規模が違います。
完成済みの住宅と建設中の住宅を分ける
Avida Towers Riala|5棟の大型住宅群
IT Park内の住宅で最も大きな存在の一つがAvida Towers Rialaです。Ayala Land公式では5棟からなる分譲マンション開発と明記されています。
コンドミニアムなので、ホテルのようなフロントのサービスを目的とする施設ではありません。一方、個人所有の住戸が賃貸に出ることはあります。
その場合も建物全体をサービスレジデンスと呼ぶのではなく、「分譲マンションの個人所有住戸の賃貸」として扱う方が正確です。
Avida Towers Cebu|2010年に始まった2棟の住宅
Avida Towers CebuはRialaより古い別の開発です。Ayala Landの2010年の公式開示では、Asiatown IT Park内の6,262㎡の敷地に2棟を建設し、Tower 1は518戸として販売が始まりました。
Avida Landにとってセブ初のコンドミニアムであり、IT Parkがオフィスだけの街から住宅地区へ変わる初期のプロジェクトの一つです。
Calyx Centre|オフィス・商業・住宅が一つの建物に
Calyx Centreは普通の住宅タワーではありません。Innoland公式では26階建てで、商業、オフィス、住宅が一つに入る複合用途のビルです。1〜9階が低層部(ポディウム)、10階が共用施設フロア、11階以上が住宅です。
ジム、ラッププール、子ども用プール、庭園、居住者用ラウンジ、多目的ルームなどを備えています。
仕事と生活を一つの建物にまとめる「職住一体型」のレジデンスとして見ると分かりやすいです。
Asia Premierと38 Park Avenue
Asia Premier ResidencesはJ.M. Del Mar Streetにある完成済みのコンドミニアムで、Cebu Landmastersにとって最初の高層住宅プロジェクトです。ジム、プール、多目的ルーム、屋上デッキなどがあります。
38 Park Avenueも完成済みのコンドミニアムで、公式情報では住居フロア38階、764戸です。
内訳はスタジオ459戸、1ベッドルーム230戸、2ベッドルーム56戸、3ベッドルーム11戸、ペントハウス8戸。インフィニティプール、フィットネスジム、専用ラウンジなどを備えます。同じIT Park内でも、住宅規模や共用施設の方向性はかなり違います。
The Wave Towers|現在進行中の新しい住宅
Cebu IT Parkでは新しい住宅開発も続いています。The Wave TowersのTower 1「Nagomi」は、公式情報で40階建て、住居フロア35階、709戸です。低層部には商業施設も計画されています。
完成済みのレジデンスだけを見るとIT Parkの現在しか分かりませんが、The Wave Towersまで見ると今後さらに居住人口が増えることが分かります。
予約できる私有住戸もホテルとは限らない
ホテルとコンドミニアムを同じものとして考えない
Booking.comやAirbnbを見ると、Avidaや38 Park Avenueなどの個人所有住戸へ泊まれる場合があります。しかし、これは建物そのものがホテルになったわけではありません。ホテルではフロント、客室清掃、レストランなどが運営会社によって提供されます。
サービスレジデンスでは、ホテルのサービスに加えてキッチンやリビングなど長期滞在向けの設備があります。
個人所有のコンドミニアムの賃貸は、オーナーごとに家具、清掃、チェックイン方法などが違います。同じ「泊まれる」でも仕組みはかなり異なります。
最後に|泊まる・暮らす選択肢が重なる街
Cebu IT Parkは「働く街」から「泊まる・住む街」へ広がっている
Cebu IT ParkはBPOやIT企業が集まるビジネス地区として発展しました。
しかし現在は、Sedaのホテル、The City Flatsのコリビング、Treewoodsのサービスアパートメント、Waterfrontなどの徒歩圏のホテル、Avidaや38 Park Avenueなどの分譲マンションが重なっています。
さらにThe Wave Towersも建設中です。
つまり現在のCebu IT Parkは、仕事が終われば別の街へ帰るだけのオフィス街ではありません。短期で泊まる人、数か月暮らす人、コンドミニアムを所有する人、若い社会人で共同生活する人まで、異なる暮らし方が同じエリアに集まっています。
Cebu IT Parkのホテル・レジデンスを理解するなら、施設名を並べるだけではなく、ホテル、サービスレジデンス、コリビング、コンドミニアムというタイプと、敷地内なのか徒歩圏なのかを分けて見ることが大切です。
主な情報源: Seda Hotels、Ayala Land、Cebu Landmasters、Innoland Development、The Wave Towers、Treewoods Residences、Waterfront Hotels、SunStar Cebu、Booking.com、Hotels.com
参考情報
情報確認日:2026年9月17日
主な確認先:
写真:上空から見たセブITパーク(撮影:Patrickroque01/CC BY-SA 4.0)。Wikimedia Commonsより、トリミング・縮小して使用
