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アイランドホッピングの船は安全?乗る前に見る装備・定員・救命胴衣

セブのアイランドホッピングで使うバンカーボートを、乗る前に確認できる項目で整理しました。救命胴衣、船体、定員、座る位置まで、5分で見終わるチェックリストです。

アイランドホッピングの船は安全?乗る前に見る装備・定員・救命胴衣
海に浮かぶアウトリガー付きのバンカーボート。写真: Martin Michlmayr / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

セブのアイランドホッピングでは、バンカーボートと呼ばれる両側にアウトリガーの付いた船が多く使われます。海の景色を楽しめる一方、旅行者は予約した船を事前に見られないことが多く、安全確認を船会社やツアー会社へ任せがちです。しかし、登録、定員、ライフジャケット、乗降場所などは、乗船前に旅行者自身でも確認できます。この記事では、船の専門知識がなくても、桟橋やビーチで約5分あれば確認できるポイントを解説します。

出航前の確認を、桟橋で実行する順序にまとめます。

  1. 船体の登録番号を見る
  2. 定員と総乗船人数を確認する
  3. ライフジャケットが使えるかを見る
  4. 乗り降りする場所を見る
  5. 船体とアウトリガーを見る
  6. 安全装備の場所を確認する
  7. 通信手段を確認する
  8. 出航前の安全説明を聞く

ライフジャケットと乗降場所を確認する

MARINAの安全要件では、乗船者一人につき承認されたライフベストを備え、子どもや乳幼児が乗る場合は年齢と体格に合うものを用意することが示されています。しかし、船内に人数分積んであっても、壊れていたり、サイズが合わなかったりすれば十分ではありません。

救命胴衣を点検する係員
救命胴衣を点検する係員。写真: Petty Officer 3rd Class Melissa E. McKenzie / Wikimedia Commons (Public domain)
救命胴衣を着けて小舟に乗る人
救命胴衣を着けて小舟に乗る人。写真: Yiwenyiwen / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

自分が使うものを実際に着用し、次を確認します。

  • 破れや大きな汚れがない
  • 浮力材が片寄っていない
  • バックルが閉まる
  • ベルトが締まる
  • 脇から抜けない
  • 首を圧迫しない
  • 子どもの体格に合う
  • 必要な場合は股下ベルトがある

WHOは、泳力に関係なく、水上を移動するときはライフジャケットを着用することが重要だと案内しています。泳げる人も「船に置いてあるから大丈夫」ではなく、出航前から正しく着用してください。子どもに大人用を着せてはいけない大人用のライフジャケットを子どもが着ると、水中で上へずれ、顔を安定して水面へ出せない場合があります。

子ども用がなければ、大人用のベルトを強く締めて代用するのではなく、適切なサイズが用意されるまで乗船を見合わせます。腕に付ける浮き具、一般的な浮き輪、空気式ビーチ用品は、船用のライフジャケットの代わりにはなりません。乳幼児を連れる場合は、予約時に年齢だけでなく身長と体重を伝え、合う装備があるか確認してください。

  1. 乗り降りする場所を見る
    船の事故は航行中だけでなく、桟橋、砂浜、浅瀬での乗降時にも起こります。
桟橋からバンカーボートへ乗り込む場所
桟橋からバンカーボートへ乗り込む場所。写真: Elmer nev valenzuela / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

セブのアイランドホッピングでは、桟橋から乗る場合のほか、浅瀬を歩き、小さなボートへ移り、沖の船へ乗り換える場合があります。乗る前に次を確認します。

  • 桟橋が濡れて滑っていないか
  • 船と桟橋の間が大きく開いていないか
  • 手すりやつかまる場所があるか
  • スタッフが一人ずつ補助するか
  • 荷物を持ったまま飛び移らなくてよいか
  • 梯子が固定されているか
  • 波で船が大きく上下していないか

船へ飛び移らず、スタッフの合図を待ちます。スマートフォンやバッグを持ったまま両手をふさがないようにしてください。荷物を先にスタッフへ渡し、両手を空けて乗ります。

船体・安全装備・通信手段を確認する

旅行者が船体の安全性を検査することはできません。しかし、外から分かる異常は確認できます。

コルドバ沖に停泊する船
コルドバ沖に停泊する船。写真: Martin Michlmayr / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)
  • 船体に大きな穴や亀裂が見える
  • 船内へ多量の水が入っている
  • アウトリガーが大きく傾いている
  • 結び目や接続部分が外れかけている
  • エンジン周辺から燃料が漏れている
  • 強い燃料臭が続いている
  • 配線が露出している
  • 荷物で出入口がふさがれている

少量の海水や使用感だけで危険と断定はできません。しかし、異常が複数見られ、乗組員が説明できない場合は乗船を見直します。

  1. 安全装備の場所を確認する
    ライフジャケット以外にも、航行範囲や船の種類に応じた安全装備があります。

MARINAの安全チェック項目には、救命浮環、通信機器、安全装備の位置表示などが含まれています。乗船後は次の場所を確認してください。

日よけを張ったアウトリガー船
日よけを張ったアウトリガー船。写真: No machine-readable author provided. Magalhães assumed (based on copyright claims). / Wikimedia Commons (Public domain)

予備のライフジャケット、救命浮環、救急箱、消火器、通信機器、飲料水、船から脱出できる通路。装備が収納されている場合は、緊急時に誰が取り出すのか聞きます。重い荷物の下や鍵のかかった収納にあり、すぐ使えない状態では意味がありません。

  1. 通信手段を確認する
    沖では携帯電話の電波が不安定になる場合があります。

MARINAの安全要件には、航行条件に応じたVHF無線や衛星通信機器などの項目があります。すべての観光船へ同じ装備が必要とは限りませんが、少なくとも船長が緊急時にどのように連絡するか確認してください。

携帯電話、VHF無線、衛星通信機器、他船との連絡方法、最寄りの港、緊急時の帰港先。旅行者も、ホテル、ツアー会社、現地責任者の連絡先を保存しておきます。

  1. 出航前の安全説明を聞く
    安全説明なしで出航する船は避けたいところです。

説明には、少なくとも次の内容が必要です。ライフジャケットの着用方法、船内の安全な座席、立ってよいタイミング、海へ入る場所、船へ戻る方法、緊急時の合図、救命器具の場所、天候悪化時の行動、船長とガイドの指示。

説明が英語やセブアノ語だけで理解できない場合は、ガイドへ聞き直します。分かったふりをして出航しないでください。

船内ではどこに座る?

船長や乗組員から指定がある場合は、その指示を優先します。自分の判断で船首、船尾、アウトリガー、屋根の上へ移動してはいけません。航行中は次の点に注意します。

  • 指定された座席に座る
  • 重い荷物を片側に集めない
  • 船の片側へ全員で移動しない
  • 船首で立って写真を撮らない
  • アウトリガーへ座らない
  • エンジンや燃料の近くで喫煙しない
  • 子どもを一人で歩かせない
  • 到着前に立ち上がらない

写真を撮るときも、船長またはガイドに安全な場所を確認します。

荷物とスマートフォンの保管方法

海水だけでなく、波や急な揺れで荷物が移動することがあります。必要な物は防水バッグへまとめます。スマートフォン、パスポートのコピー、現金、薬、モバイルバッテリー、タオル、着替え。

バッグは通路をふさがず、船外へ落ちない位置へ置きます。スマートフォンを首から下げるだけでは、転倒時に体へ当たったり、海へ落としたりする可能性があります。航行中は撮影を続けず、防水バッグへ戻してください。

船酔いしたら移動しない

船酔いを感じたら、急に船内を歩かず、近くのガイドへ伝えます。一般的には遠くの水平線を見ると楽になることがありますが、船長が指定した安全な位置で行ってください。嘔吐するために身を大きく船外へ乗り出すのは危険です。スタッフの指示を受けます。船酔い薬を使用する場合は、服用方法、副作用、持病との関係を日本出発前に医師または薬剤師へ確認してください。

エンジントラブルが起きた場合エンジンが止まっても、すぐに海へ入ったり、別の船へ勝手に移ったりしてはいけません。次の順番で行動します。

  • ライフジャケットを確認する
  • 指定された場所に座る
  • 子どもや同行者を近くに置く
  • 船長の説明を聞く
  • 現在地をスマートフォンへ保存する
  • ツアー会社や救助先への連絡状況を確認する
  • 水とバッテリーを節約する

救助船へ乗り移る場合も、船長と乗組員の合図に従い、一人ずつ移動します。

乗船を断るべき状態

次の状態が複数ある場合は、料金を支払っていても乗船を見直してください。

  • 船の登録や定員を説明できない
  • 乗船者が明らかに多い
  • 全員分のライフジャケットがない
  • 子ども用サイズがない
  • ライフジャケットが破損している
  • 船が強く傾いている
  • 乗降場所が危険
  • 安全説明がない
  • 船長や乗組員が飲酒している
  • 悪天候の警報を無視している
  • 参加者名や人数を確認しない
  • 緊急時の連絡方法がない

周囲の参加者が乗っていても、安全が確認できなければ同じ行動を取る必要はありません。

乗船前5分チェックリスト

確認項目 問題がなければ
船名・登録番号が見える
定員と総乗船人数を確認した
自分に合うライフジャケットを着た
子ども用装備がある
乗り降りをスタッフが補助する
救命器具と救急箱の場所を聞いた
通信手段がある
安全説明を理解した
海況と目的地を確認した
緊急時の責任者が分かる

よくある質問

泳げる人も船上でライフジャケットが必要ですか?

必要です。事故では、けが、意識喪失、強い波などにより泳げない状態になる可能性があります。WHOも泳力に関係なく着用する重要性を示しています。

バンカーボートは小さいほど危険ですか?

大きさだけでは判断できません。登録、定員、船体、乗組員、装備、航行範囲、海況を合わせて確認します。

船内にライフジャケットがあれば着なくてもよいですか?

緊急時に探して着る時間があるとは限りません。船長や当局の指示を優先し、基本的には出航前から正しく着用してください。

船が予約時の写真と違う場合は?

変更理由、運航会社、登録、定員、装備を確認します。安全性を確認できなければ乗船しない判断が必要です。

まとめ

船の安全は出航前に桟橋で確認します。定員、ライフジャケット、船体、アウトリガー、天候のいずれかに不安があれば乗船を断ります。

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