同じ先生とは話せても、初めて会う店員やドライバーには通じないことがあります。慣れた先生は発音、語彙、よくある間違いを推測できますが、初対面の相手は背景を知りません。
英語を話した合計人数だけでなく、何種類の立場の人と、どんな目的で話したかをInteraction Diversityとして測ります。
要点
Interaction Countは話した人数、Interaction Diversityは相手の種類です。先生5人ならCount 5・Diversity 1。先生、受付、店員、ドライバー、他国の留学生の5人ならCount 5・Diversity 5です。異なる相手へ説明、丁寧さ、確認方法を調整した回数を見ます。
人数と相手の種類を分ける
8人と話し、相手の種類が5つなら、Interaction Count 8人、Interaction Diversity 5種類と記録します。正式な英語試験ではなく、同じ相手と同じ会話だけに偏っていないかを見る自己記録です。
相手を7種類の役割へ分ける
| 相手の種類 | 主な会話 |
|---|---|
| 先生 | 質問、説明、意見、訂正 |
| 学校スタッフ | 手続き、時間割、生活相談 |
| 寮スタッフ | 清掃、設備、不具合 |
| 店員 | 注文、在庫、価格、支払い |
| ドライバー | 乗車、目的地、降車 |
| 他国の留学生 | 文化、学習、予定 |
| 現地の知人・地域の人 | 生活、仕事、地域、経験 |
国籍を細かく採点するのではなく、役割と会話目的の違いを確認します。
相手が変わると必要な情報と丁寧さが変わる
エアコン故障を友人には短く伝え、寮スタッフには部屋と依頼を加え、修理担当者には「電源は入るが冷えない」と症状を具体化します。同じ話題でも、説明の長さと語彙を調整します。
1人につき1行で記録する
| 相手 | 種類 | 目的 | 自分から開始 |
|---|---|---|---|
| 先生 | 先生 | 週末の経験を説明 | ○ |
| 学校受付 | スタッフ | 教室変更を確認 | ○ |
| カフェ店員 | 店員 | 甘さを確認 | ○ |
| Grabドライバー | ドライバー | 乗車場所を説明 | × |
| 他国の留学生 | 留学生 | 留学期間を質問 | ○ |
| 寮スタッフ | 寮スタッフ | タオル交換を依頼 | ○ |
違う人と違う種類は同じではない
先生5人は話す速さや発音が異なるため価値がありますが、全員が学習者の英語を支援する役割です。店員やドライバーは時間、騒音、正確な結果など別の条件があります。5人と5種類を同じ経験として扱いません。
発音を国籍で優劣評価しない
相手を採点せず、自分が速度、語彙、聞き返し、言い換え、丁寧さへ対応できたかを記録します。「数字の聞き分けに失敗した」など、止まった条件を具体化します。
同じ内容を3種類の相手へ話す
- 先生|詳しく説明し、表現を直してもらう
- 他国の留学生|相手の経験も聞き、会話を広げる
- 学校スタッフ|交通や予約など具体的な情報を尋ねる
内容を考える負担を減らしながら、相手に合わせた説明と質問を練習できます。
FamiliarとNew Interactionを分ける
いつもの先生、友人、スタッフ、店員はFamiliarです。初担当の先生、別の留学生、初めての店、初対面の地域の人はNewです。Newでは前提を共有していないため、名前、目的、状況から伝える必要があります。
短い会話も現実的な価値がある
初対面、騒音、正確な数字、問題解決、丁寧な依頼が必要なら、1分の会話にも価値があります。時間だけでなく、相手、目的、条件を一緒に記録します。
相手と目的を組み合わせる
情報を得る、依頼する、意見交換する、問題を解決するという目的を相手別に確認します。すべてを埋める必要はなく、忙しい相手との会話を不必要に長引かせません。
DIVERSITY SCOREは3つの数字
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| People Count | 英語で話した人数 |
| Role Count | 話した相手の種類 |
| New People Count | 初めて英語で話した人数 |
人数が増えても同じ先生と友人だけなら範囲は広がりません。人数が減っても新しい役割や場面が増えれば、対応した英語の幅は広がります。
遠出せず相手を増やす
別のグループ授業、学校イベント、受付手続き、カフェの質問、他国の留学生との食事、オンライン会話などを使えます。無差別に話しかけず、必要な会話や双方が参加しやすい場面を選びます。
NAVICEBUの結論
毎日同じ先生と話せる進歩に加え、人数、役割、初対面を分けて確認します。相手に合わせて説明や質問を変え、通じなければ確認しながら立て直せたかを見ます。
同じ先生だけに分かってもらえる英語から、初めて会う人とも意味を確認できる英語へ変えることがInteraction Diversityの目的です。
参考情報
情報確認日:2026年8月29日
主な確認先:
Council of Europe「CEFR Companion Volume」
Cambridge University Press「Language Learning and Study Abroad」