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一艇を仲間と動かす面白さ|セブでドラゴンボートを体験する方法
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一艇を仲間と動かす面白さ|セブでドラゴンボートを体験する方法

ドラゴンボートは、一人だけが速く漕いでも前へ進みません。

谷口まり(ナビセブ編集部)約14分公開 更新

朝焼けの水面を進むドラゴンボートの漕ぎ手。

谷口まりのアイコン

こんにちは、ナビセブ編集部の谷口まりです。親子でセブに移住しました。観光とグルメの記事を担当しています。

ドラゴンボートは、一人だけが速く漕いでも前へ進みません。左右に並んだ漕ぎ手が同じタイミングでパドルを水へ入れ、同じ方向へ力を加えて、初めて長いボートが滑るように進みます。セブにはドラゴンボートチームがあり、早朝から海上練習を行っています。2026年9月にはNUSTAR Boardwalkでドラゴンボートレガッタも予定され、競技としての注目も高まっています。旅行者が突然ボートへ乗ることはできません。しかし、初心者や体験参加を受け入れているチームへ事前に連絡し、条件を満たせば、練習へ加われる可能性があります。

今回は、セブでドラゴンボートチームを探す方法、参加前の確認、必要な装備、海上での安全、チーム内のマナーを紹介します。

ナビセブ編集部のまとめ

旅行者も体験できる?

体験できるチームがあります。旅行日、経験、泳力、健康状態、料金と装備、集合場所を事前に伝え、チームの案内に従ってください。水上では一人の力より全員のタイミングが重要です。

情報確認日:2026年8月31日

  1. ステップ 01
    チームへ連絡する
  2. ステップ 02
    水に入る準備を確認する
  3. ステップ 03
    陸上で練習する
  4. ステップ 04
    ボートで練習する
  5. ステップ 05
    安全に終える

ドラゴンボートとセブのチーム

ドラゴンボートは全員のタイミングで進むスポーツ

ドラゴンボートには、左右に並んで漕ぐ漕ぎ手のほか、ボートの進行を管理する舵取り(Steerer)、リズムや指示を伝えるドラマー(Drummer)などの役割があります。初心者が最初に覚えるのは、強く漕ぐことよりタイミングを合わせることです。パドルを水へ入れるキャッチ、身体を使って引くドライブ、水から抜くエキジット、次のストロークへ戻るリカバリーを繰り返します。前後の人とタイミングがずれると、パドル同士が接触したり、水の抵抗が増えたりします。自分の速さで自由に漕ぐのではなく、前の漕ぎ手とコーラーの指示に合わせます。ドラゴンボートは、身体を使ったチームのコミュニケーションです。同じ言語を話せなくても、全員が同じリズムへ入った瞬間、ボートの進み方が変わります。

セブにはどのようなドラゴンボートチームがある?
セブでは、競技大会へ出場するチーム、コミュニティを重視するチーム、障害のある漕ぎ手と一緒に活動するアダプティブ(Adaptive)チームなどが活動しています。Cebu Poseidon Dragonsは2015年に設立され、初心者から経験者まで受け入れるチームであることを公式サイトで案内しています。

また、セブで2016年に設立されたPADS Adaptive Dragonboat Racing Teamは、障害の種類を越えて参加するクロスディサビリティ(Cross-Disability)のチームとして活動しています。すべてのチームが短期旅行者を受け入れているわけではありません。大会前にはチームメンバーだけの練習になることもあります。旅行者が参加したい場合は、チームの公式サイトやSNSから事前に連絡し、ゲストセッションや入門講習の有無を確認してください。

2026年はNUSTARでレガッタを開催
NUSTAR Resort Cebuは、2026年9月18日から20日までNUSTAR Boardwalkでドラゴンボートレガッタを開催すると案内しています。2025年の初開催に続く2回目で、2026年はローカルチームと海外チームが参加する大会として計画されています。フィリピン・ドラゴンボート連盟、フィリピン・スポーツ委員会、セブ市行政、Department of Tourism Region VIIなどの関係者も発表に参加しました。

レースへ出場するには、チームとしての登録や大会条件を満たす必要があります。旅行者が個人で当日に出場できるものではありません。しかし、競技を見ることで、漕ぎ手のタイミング、開始前の緊張、チームごとの掛け声、ボートが一斉に進む迫力を体験できます。初めてドラゴンボートを見る人は、まずレガッタを観戦し、興味を持ったらチームの初心者向け練習を探す方法もあります。

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参加条件を確認してチームへ連絡する

チームへ連絡するときの確認事項
体験を希望する場合は、次の内容をチームへ伝えます。

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  1. 旅行日と滞在期間
    一度だけのゲスト参加が可能か、複数回の講習が必要かを確認します。チームによっては、基本動作を陸上での講習で練習してからボートへ乗ります。
  2. ドラゴンボートの経験
    初めての場合は、必ずそのことを伝えます。ローイング、カヤック、カヌーなどの経験があっても、ドラゴンボートのストロークやチームのリズムは異なります。
  3. 泳力
    泳げない、深い海が怖い、ライフジャケットを着て泳いだ経験がない場合は、隠さずに申告します。ライフジャケットを着用しても、泳力や水への慣れについてチーム独自の条件が設けられる場合があります。
  4. 健康状態
    心臓、呼吸器、腰、肩、腕などに問題がある場合は事前に伝えます。チームが免責同意書(Waiver)、緊急連絡先、健康状態の情報を求めることもあります。
  5. 料金と装備
    パドル、ライフジャケット、ボート、コーチが料金に含まれるか確認します。自分のライフジャケットを持っていても、チームが指定する規格や器材を使う場合があります。
  6. 集合場所と時間
    ビーチ名だけでなく、具体的な集合場所(Meeting Point)、集合時刻、練習終了予定を確認します。早朝はGrabの運転手が正確な入口を見つけにくい場所もあります。地図のリンクや目印を受け取っておきましょう。

連絡に使える言葉と初回講習

チームへ送る英語のメッセージ

フィリピンで開かれたドラゴンボート大会の艇と参加者

初めてドラゴンボートを体験したい場合は、次のように送れます。
Hello. I am visiting Cebu and would like to try dragon boat training. I am a complete beginner. Do you accept short-term visitors for an introductory session? Please let me know the requirements, fee, schedule and equipment I need to bring.

訳:こんにちは。セブを旅行中で、ドラゴンボート講習を体験したいです。完全な初心者ですが、短期旅行者向けの体験練習はありますか?参加条件、料金、スケジュール、必要な装備を教えてください。
泳力について尋ねられた場合は、正確に答えます。返信を受け取る前に、練習場所へ直接行くのは避けてください。

ドラゴンボートで使えるセブアノ
実際のボート上では、チームが決めた英語やセブアノのかけ声を使います。意味が分からないかけ声がある場合は、出艇前にコーチへ確認してください。

初回講習の基本的な流れ
チームによって異なりますが、初心者の講習は次のように進む場合があります。
①受付と健康確認:名前、緊急連絡先、経験、泳力などを確認します。免責同意書(Waiver)への署名を求められることもあります。
②ウォームアップ:肩、腕、背中、腰、脚を動かします。ドラゴンボートは腕だけでパドルを引くのではなく、身体全体を使います。ウォームアップを省略すると、肩や腰を痛める可能性があります。
③陸上でストロークを練習:ボートへ乗る前に、パドルの持ち方、身体の向き、キャッチ、ドライブ、エキジット、リカバリーを教わります。

④器材の確認:ライフジャケット(Personal Flotation Device)が身体に合っているか、ストラップが緩んでいないかを確認します。
⑤ボートへ乗る:コーチが指定した座席へ座ります。自分の希望で席を移動してはいけません。ボートが不安定になるため、乗り降りは一人ずつ指示に従います。
⑥水上での練習:短いストロークから始め、前の漕ぎ手とリズムを合わせます。初心者が疲れた場合の合図も、出艇前に確認します。
⑦ボートと器材の片付け:講習が終わったら、パドルやライフジャケットを指定された場所へ戻します。

チームによっては、ボートを水から上げる作業や器材の清掃も全員で行います。練習は上陸した時点で終わりではありません。片付けまで参加することがチームへの礼儀です。

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チームワークと水上の安全

一人だけ強く漕がない
ドラゴンボートで最も大切なのは、個人の力より動きをそろえることです。初参加者が前の人より速くパドルを動かすと、パドル同士が当たる可能性があります。水を強く跳ね上げればよいわけでもありません。最初は次の点を意識します。

  • 前の漕ぎ手のタイミングを見る
  • コーラーやコーチの指示を聞く
  • 座席を勝手に変えない
  • 疲れても急にパドルを止めない
  • 止める必要があるときは声をかける
  • ボート上で立ち上がらない
  • 他人のパドルや器材を無断で使わない
  • レース経験を誇張しない
  • チームメンバーの助言を受け入れる

強く漕げなくても、タイミングを合わせ続ける漕ぎ手はチームの助けになります。

服装・装備・体調を準備する

必要な服装と持ち物
ドラゴンボートでは、波やパドルのしぶきで服が濡れます。濡れてもよく、身体を動かしやすい服を選んでください。

  • 速乾性のシャツ
  • ショートパンツまたは運動用のレギンス
  • かかとを固定できる水靴
  • 飲料水
  • 日焼け止め
  • 帽子
  • タオル
  • 完全な着替え
  • 濡れた服を入れるかばん
  • 必要に応じて防水のスマートフォンケース
  • 少額の現金
  • 身分証明書
  • 緊急連絡先

ビーチサンダルは乗り降りの際に脱げることがあります。裸足でよいか、水靴が必要かをチームへ確認してください。スマートフォンや財布をボートへ持ち込めるとは限りません。荷物を安全に保管できる場所も聞いておきます。

海に出る前の安全確認
ドラゴンボート講習は海上で行うため、コートスポーツとは異なるリスクがあります。出艇前に確認したいのは次の点です。

  • ライフジャケットを正しく着用しているか
  • 天気と海の状態
  • 雷の可能性
  • 強風や高い波
  • ボートへの乗降方法
  • ボートが転覆した場合の行動
  • 緊急時のかけ声
  • セーフティボートの有無
  • 陸上の緊急連絡先
  • 帰着予定時刻

天気が晴れていても、沖では風や波が強い場合があります。チームが講習を中止したときは、その判断を尊重してください。滞在日数が短いからといって、危険な海況で出艇を求めてはいけません。

ライフジャケットを外さない
暑いから、動きにくいからという理由で、ボート上でライフジャケットを緩めたり外したりしないでください。泳ぎが得意な人でも同じです。ドラゴンボートは複数の漕ぎ手が乗るため、転覆時にはボート、パドル、ほかの人との接触が起こる可能性があります。

海へ落ちた場合は、勝手に岸へ泳ぎ始めず、事前に説明された緊急時の手順とコーチの指示に従います。自分の判断でボートの下へ潜ったり、ほかの人へつかまったりする行為も危険です。

日差しと水分不足に注意する
セブでは早朝でも気温と湿度が高くなります。海上は風があるため涼しく感じても、日差しを直接受けます。汗をかいていることに気付きにくい場合もあります。講習前から水分を取り、前日の過度な飲酒は避けてください。次の症状がある場合は、コーチへ伝えます。

  • めまい
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 息苦しさ
  • 胸の痛み
  • 腕や脚のけいれん
  • 異常な疲労
  • 肩や腰の鋭い痛み

チームのリズムを乱したくないからと、体調不良を隠すほうが危険です。

撮影はチームと海の安全を優先する
ドラゴンボート講習は写真や動画に残したくなります。しかし、ボート上でスマートフォンを操作すると、パドルの動きを妨げたり、海へ落としたりする可能性があります。撮影したい場合は、事前にチームへ確認してください。チームの練習内容や大会前の情報を公開したくない場合もあります。ドローン撮影も、施設、地域、空域、主催者の許可が必要です。個人の判断で飛ばしてはいけません。最も安全なのは、陸上で講習前後に集合写真を撮る方法です。

ドラゴンボートでは「私」より「私たち」が先になる
旅行者は、短い時間で自分の体験を得たいと思うかもしれません。しかし、ドラゴンボートでは、自分だけの都合でボートを出すことはできません。コーチ、舵取り、漕ぎ手、安全を担当する人、器材を準備する人がそろって初めて講習ができます。一人が遅刻すれば座席の配置が変わり、一人が指示を守らなければ全員の安全に影響します。だからこそ、一緒にボートが進んだときの感覚には特別なものがあります。前の漕ぎ手と同時にパドルを入れ、左右の力がそろい、長いボートが一つの生き物のように進む。

その瞬間、旅行者はセブアノのチームを見ている人ではなく、同じリズムを作った一人になります。

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👨‍💻 ナビセブ編集部

ナビセブ編集部の結論

セブでドラゴンボートを体験するには、チームに事前に連絡し、初心者や短期旅行者を受け入れているか確認します。

泳力、健康状態、経験を正直に伝え、料金、装備、集合場所、海の上での安全のルールを聞きます。

ボートに乗ったら、個人の速さよりチームのタイミングを優先し、コーラーの指示に合わせて漕ぎましょう。

よくある質問

初心者でも参加できますか?

初心者を受け入れる入門セッションなら、参加できる場合があります。必ず事前にチームへ連絡し、参加条件を確認してください。

泳げなくても参加できますか?

チームによって条件が異なります。泳げないことを隠さず申告し、チームが参加不可と判断した場合は従ってください。

パドルとライフジャケットは借りられますか?

チームが用意する場合がありますが、必ず確認が必要です。ライフジャケットはチーム指定のものを使用することがあります。

一回だけでも参加できますか?

ゲストセッションを設けるチームもありますが、複数回の基本講習やメンバー登録が必要なチームもあります。

雨でも講習しますか?

小雨で行う場合もありますが、雷、強風、高波などにより中止されます。最終判断はコーチやチームに従ってください。

最後に

同じリズムでセブアノと海を進む

セブでドラゴンボートを体験するには、チームへ事前に連絡し、初心者や短期旅行者を受け入れているか確認します。泳力、健康状態、経験を正直に伝え、料金、装備、集合場所、海上での安全規則を聞いてください。ボートへ乗ったら、個人の速さよりチームのタイミングを優先します。前の漕ぎ手を見て、コーラーの指示を聞き、同じストロークを繰り返します。一人では動かせないボートを、セブアノと一緒に進める。それが、ドラゴンボートでセブと一緒に遊ぶ体験です。

参考情報と参加データ

参考情報

  • Cebu Poseidon Dragons|公式サイト
  • NUSTAR Resort Cebu|ドラゴンボートレガッタ 2026
  • フィリピン・ドラゴンボート連盟|イベントカレンダー
  • PADS Adaptive Dragonboat Racing Team|公式Facebook
  • SunStar Cebu|NUSTAR ドラゴンボートレガッタ 2026

※講習スケジュール、ゲスト参加、料金、装備、泳力条件はチームによって異なります。必ず事前に公式窓口へ確認してください。

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  • 旅行者の参加:初心者やゲストを受け入れるチームなら可能性があります
  • 予約:必須です。海へ行って突然参加することはできません
  • 泳力:チームによって条件が異なるため、正直に申告します
  • 装備:パドルとライフジャケットをチームが用意する場合があります
  • 料金:無料体験、ゲスト料金、会員料金などチームによって異なります
  • 練習時間:海が比較的穏やかな早朝に行われることがあります
  • 必要なもの:濡れてもよい服、水靴、水、日焼け止め、着替え
  • 注意点:天候、波、風、雷により中止されることがあります
セブアノ / 英語 日本語
Pwede ko moapil? 参加してもいいですか?
Beginner ra ko. 私は初心者です
Asa ang meeting point? 集合場所はどこですか?
Pila ang bayad? 料金はいくらですか?
Unsa akong dalhon? 何を持っていけばいいですか?
Kapoy na ko. 疲れました
Andam na! 準備できました
Salamat sa training. 講習をありがとうございました
参加時に使える表現

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