こんにちは、ナビセブ編集部の谷口まりです。親子でセブに移住しました。観光とグルメの記事を担当しています。
ドラゴンボートは、一人だけが速く漕いでも前へ進みません。左右に並んだ漕ぎ手が同じタイミングでパドルを水へ入れ、同じ方向へ力を加えて、初めて長いボートが滑るように進みます。セブにはドラゴンボートチームがあり、早朝から海上練習を行っています。2026年9月にはNUSTAR Boardwalkでドラゴンボートレガッタも予定され、競技としての注目も高まっています。旅行者が突然ボートへ乗ることはできません。しかし、初心者や体験参加を受け入れているチームへ事前に連絡し、条件を満たせば、練習へ加われる可能性があります。
今回は、セブでドラゴンボートチームを探す方法、参加前の確認、必要な装備、海上での安全、チーム内のマナーを紹介します。
ナビセブ編集部のまとめ
旅行者も体験できる?
体験できるチームがあります。旅行日、経験、泳力、健康状態、料金と装備、集合場所を事前に伝え、チームの案内に従ってください。水上では一人の力より全員のタイミングが重要です。
情報確認日:2026年8月31日
- ステップ 01
チームへ連絡する - ステップ 02
水に入る準備を確認する - ステップ 03
陸上で練習する - ステップ 04
ボートで練習する - ステップ 05
安全に終える
ドラゴンボートとセブのチーム
ドラゴンボートは全員のタイミングで進むスポーツ
ドラゴンボートには、左右に並んで漕ぐ漕ぎ手のほか、ボートの進行を管理する舵取り(Steerer)、リズムや指示を伝えるドラマー(Drummer)などの役割があります。初心者が最初に覚えるのは、強く漕ぐことよりタイミングを合わせることです。パドルを水へ入れるキャッチ、身体を使って引くドライブ、水から抜くエキジット、次のストロークへ戻るリカバリーを繰り返します。前後の人とタイミングがずれると、パドル同士が接触したり、水の抵抗が増えたりします。自分の速さで自由に漕ぐのではなく、前の漕ぎ手とコーラーの指示に合わせます。ドラゴンボートは、身体を使ったチームのコミュニケーションです。同じ言語を話せなくても、全員が同じリズムへ入った瞬間、ボートの進み方が変わります。
セブにはどのようなドラゴンボートチームがある?
セブでは、競技大会へ出場するチーム、コミュニティを重視するチーム、障害のある漕ぎ手と一緒に活動するアダプティブ(Adaptive)チームなどが活動しています。Cebu Poseidon Dragonsは2015年に設立され、初心者から経験者まで受け入れるチームであることを公式サイトで案内しています。
また、セブで2016年に設立されたPADS Adaptive Dragonboat Racing Teamは、障害の種類を越えて参加するクロスディサビリティ(Cross-Disability)のチームとして活動しています。すべてのチームが短期旅行者を受け入れているわけではありません。大会前にはチームメンバーだけの練習になることもあります。旅行者が参加したい場合は、チームの公式サイトやSNSから事前に連絡し、ゲストセッションや入門講習の有無を確認してください。
2026年はNUSTARでレガッタを開催
NUSTAR Resort Cebuは、2026年9月18日から20日までNUSTAR Boardwalkでドラゴンボートレガッタを開催すると案内しています。2025年の初開催に続く2回目で、2026年はローカルチームと海外チームが参加する大会として計画されています。フィリピン・ドラゴンボート連盟、フィリピン・スポーツ委員会、セブ市行政、Department of Tourism Region VIIなどの関係者も発表に参加しました。
レースへ出場するには、チームとしての登録や大会条件を満たす必要があります。旅行者が個人で当日に出場できるものではありません。しかし、競技を見ることで、漕ぎ手のタイミング、開始前の緊張、チームごとの掛け声、ボートが一斉に進む迫力を体験できます。初めてドラゴンボートを見る人は、まずレガッタを観戦し、興味を持ったらチームの初心者向け練習を探す方法もあります。
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参加条件を確認してチームへ連絡する
チームへ連絡するときの確認事項
体験を希望する場合は、次の内容をチームへ伝えます。
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- 旅行日と滞在期間
一度だけのゲスト参加が可能か、複数回の講習が必要かを確認します。チームによっては、基本動作を陸上での講習で練習してからボートへ乗ります。 - ドラゴンボートの経験
初めての場合は、必ずそのことを伝えます。ローイング、カヤック、カヌーなどの経験があっても、ドラゴンボートのストロークやチームのリズムは異なります。 - 泳力
泳げない、深い海が怖い、ライフジャケットを着て泳いだ経験がない場合は、隠さずに申告します。ライフジャケットを着用しても、泳力や水への慣れについてチーム独自の条件が設けられる場合があります。 - 健康状態
心臓、呼吸器、腰、肩、腕などに問題がある場合は事前に伝えます。チームが免責同意書(Waiver)、緊急連絡先、健康状態の情報を求めることもあります。 - 料金と装備
パドル、ライフジャケット、ボート、コーチが料金に含まれるか確認します。自分のライフジャケットを持っていても、チームが指定する規格や器材を使う場合があります。 - 集合場所と時間
ビーチ名だけでなく、具体的な集合場所(Meeting Point)、集合時刻、練習終了予定を確認します。早朝はGrabの運転手が正確な入口を見つけにくい場所もあります。地図のリンクや目印を受け取っておきましょう。
連絡に使える言葉と初回講習
チームへ送る英語のメッセージ

初めてドラゴンボートを体験したい場合は、次のように送れます。
Hello. I am visiting Cebu and would like to try dragon boat training. I am a complete beginner. Do you accept short-term visitors for an introductory session? Please let me know the requirements, fee, schedule and equipment I need to bring.
訳:こんにちは。セブを旅行中で、ドラゴンボート講習を体験したいです。完全な初心者ですが、短期旅行者向けの体験練習はありますか?参加条件、料金、スケジュール、必要な装備を教えてください。
泳力について尋ねられた場合は、正確に答えます。返信を受け取る前に、練習場所へ直接行くのは避けてください。
ドラゴンボートで使えるセブアノ
実際のボート上では、チームが決めた英語やセブアノのかけ声を使います。意味が分からないかけ声がある場合は、出艇前にコーチへ確認してください。
初回講習の基本的な流れ
チームによって異なりますが、初心者の講習は次のように進む場合があります。
①受付と健康確認:名前、緊急連絡先、経験、泳力などを確認します。免責同意書(Waiver)への署名を求められることもあります。
②ウォームアップ:肩、腕、背中、腰、脚を動かします。ドラゴンボートは腕だけでパドルを引くのではなく、身体全体を使います。ウォームアップを省略すると、肩や腰を痛める可能性があります。
③陸上でストロークを練習:ボートへ乗る前に、パドルの持ち方、身体の向き、キャッチ、ドライブ、エキジット、リカバリーを教わります。
④器材の確認:ライフジャケット(Personal Flotation Device)が身体に合っているか、ストラップが緩んでいないかを確認します。
⑤ボートへ乗る:コーチが指定した座席へ座ります。自分の希望で席を移動してはいけません。ボートが不安定になるため、乗り降りは一人ずつ指示に従います。
⑥水上での練習:短いストロークから始め、前の漕ぎ手とリズムを合わせます。初心者が疲れた場合の合図も、出艇前に確認します。
⑦ボートと器材の片付け:講習が終わったら、パドルやライフジャケットを指定された場所へ戻します。
チームによっては、ボートを水から上げる作業や器材の清掃も全員で行います。練習は上陸した時点で終わりではありません。片付けまで参加することがチームへの礼儀です。
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チームワークと水上の安全
一人だけ強く漕がない
ドラゴンボートで最も大切なのは、個人の力より動きをそろえることです。初参加者が前の人より速くパドルを動かすと、パドル同士が当たる可能性があります。水を強く跳ね上げればよいわけでもありません。最初は次の点を意識します。
- 前の漕ぎ手のタイミングを見る
- コーラーやコーチの指示を聞く
- 座席を勝手に変えない
- 疲れても急にパドルを止めない
- 止める必要があるときは声をかける
- ボート上で立ち上がらない
- 他人のパドルや器材を無断で使わない
- レース経験を誇張しない
- チームメンバーの助言を受け入れる
強く漕げなくても、タイミングを合わせ続ける漕ぎ手はチームの助けになります。
服装・装備・体調を準備する
必要な服装と持ち物
ドラゴンボートでは、波やパドルのしぶきで服が濡れます。濡れてもよく、身体を動かしやすい服を選んでください。
- 速乾性のシャツ
- ショートパンツまたは運動用のレギンス
- かかとを固定できる水靴
- 飲料水
- 日焼け止め
- 帽子
- タオル
- 完全な着替え
- 濡れた服を入れるかばん
- 必要に応じて防水のスマートフォンケース
- 少額の現金
- 身分証明書
- 緊急連絡先
ビーチサンダルは乗り降りの際に脱げることがあります。裸足でよいか、水靴が必要かをチームへ確認してください。スマートフォンや財布をボートへ持ち込めるとは限りません。荷物を安全に保管できる場所も聞いておきます。
海に出る前の安全確認
ドラゴンボート講習は海上で行うため、コートスポーツとは異なるリスクがあります。出艇前に確認したいのは次の点です。
- ライフジャケットを正しく着用しているか
- 天気と海の状態
- 雷の可能性
- 強風や高い波
- ボートへの乗降方法
- ボートが転覆した場合の行動
- 緊急時のかけ声
- セーフティボートの有無
- 陸上の緊急連絡先
- 帰着予定時刻
天気が晴れていても、沖では風や波が強い場合があります。チームが講習を中止したときは、その判断を尊重してください。滞在日数が短いからといって、危険な海況で出艇を求めてはいけません。
ライフジャケットを外さない
暑いから、動きにくいからという理由で、ボート上でライフジャケットを緩めたり外したりしないでください。泳ぎが得意な人でも同じです。ドラゴンボートは複数の漕ぎ手が乗るため、転覆時にはボート、パドル、ほかの人との接触が起こる可能性があります。
海へ落ちた場合は、勝手に岸へ泳ぎ始めず、事前に説明された緊急時の手順とコーチの指示に従います。自分の判断でボートの下へ潜ったり、ほかの人へつかまったりする行為も危険です。
日差しと水分不足に注意する
セブでは早朝でも気温と湿度が高くなります。海上は風があるため涼しく感じても、日差しを直接受けます。汗をかいていることに気付きにくい場合もあります。講習前から水分を取り、前日の過度な飲酒は避けてください。次の症状がある場合は、コーチへ伝えます。
- めまい
- 頭痛
- 吐き気
- 息苦しさ
- 胸の痛み
- 腕や脚のけいれん
- 異常な疲労
- 肩や腰の鋭い痛み
チームのリズムを乱したくないからと、体調不良を隠すほうが危険です。
撮影はチームと海の安全を優先する
ドラゴンボート講習は写真や動画に残したくなります。しかし、ボート上でスマートフォンを操作すると、パドルの動きを妨げたり、海へ落としたりする可能性があります。撮影したい場合は、事前にチームへ確認してください。チームの練習内容や大会前の情報を公開したくない場合もあります。ドローン撮影も、施設、地域、空域、主催者の許可が必要です。個人の判断で飛ばしてはいけません。最も安全なのは、陸上で講習前後に集合写真を撮る方法です。
ドラゴンボートでは「私」より「私たち」が先になる
旅行者は、短い時間で自分の体験を得たいと思うかもしれません。しかし、ドラゴンボートでは、自分だけの都合でボートを出すことはできません。コーチ、舵取り、漕ぎ手、安全を担当する人、器材を準備する人がそろって初めて講習ができます。一人が遅刻すれば座席の配置が変わり、一人が指示を守らなければ全員の安全に影響します。だからこそ、一緒にボートが進んだときの感覚には特別なものがあります。前の漕ぎ手と同時にパドルを入れ、左右の力がそろい、長いボートが一つの生き物のように進む。
その瞬間、旅行者はセブアノのチームを見ている人ではなく、同じリズムを作った一人になります。
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👨💻 ナビセブ編集部
ナビセブ編集部の結論
セブでドラゴンボートを体験するには、チームに事前に連絡し、初心者や短期旅行者を受け入れているか確認します。
泳力、健康状態、経験を正直に伝え、料金、装備、集合場所、海の上での安全のルールを聞きます。
ボートに乗ったら、個人の速さよりチームのタイミングを優先し、コーラーの指示に合わせて漕ぎましょう。
よくある質問
初心者でも参加できますか?
初心者を受け入れる入門セッションなら、参加できる場合があります。必ず事前にチームへ連絡し、参加条件を確認してください。
泳げなくても参加できますか?
チームによって条件が異なります。泳げないことを隠さず申告し、チームが参加不可と判断した場合は従ってください。
パドルとライフジャケットは借りられますか?
チームが用意する場合がありますが、必ず確認が必要です。ライフジャケットはチーム指定のものを使用することがあります。
一回だけでも参加できますか?
ゲストセッションを設けるチームもありますが、複数回の基本講習やメンバー登録が必要なチームもあります。
雨でも講習しますか?
小雨で行う場合もありますが、雷、強風、高波などにより中止されます。最終判断はコーチやチームに従ってください。
最後に
同じリズムでセブアノと海を進む
セブでドラゴンボートを体験するには、チームへ事前に連絡し、初心者や短期旅行者を受け入れているか確認します。泳力、健康状態、経験を正直に伝え、料金、装備、集合場所、海上での安全規則を聞いてください。ボートへ乗ったら、個人の速さよりチームのタイミングを優先します。前の漕ぎ手を見て、コーラーの指示を聞き、同じストロークを繰り返します。一人では動かせないボートを、セブアノと一緒に進める。それが、ドラゴンボートでセブと一緒に遊ぶ体験です。
参考情報と参加データ
参考情報
- Cebu Poseidon Dragons|公式サイト
- NUSTAR Resort Cebu|ドラゴンボートレガッタ 2026
- フィリピン・ドラゴンボート連盟|イベントカレンダー
- PADS Adaptive Dragonboat Racing Team|公式Facebook
- SunStar Cebu|NUSTAR ドラゴンボートレガッタ 2026
※講習スケジュール、ゲスト参加、料金、装備、泳力条件はチームによって異なります。必ず事前に公式窓口へ確認してください。
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- 旅行者の参加:初心者やゲストを受け入れるチームなら可能性があります
- 予約:必須です。海へ行って突然参加することはできません
- 泳力:チームによって条件が異なるため、正直に申告します
- 装備:パドルとライフジャケットをチームが用意する場合があります
- 料金:無料体験、ゲスト料金、会員料金などチームによって異なります
- 練習時間:海が比較的穏やかな早朝に行われることがあります
- 必要なもの:濡れてもよい服、水靴、水、日焼け止め、着替え
- 注意点:天候、波、風、雷により中止されることがあります
| セブアノ / 英語 | 日本語 |
|---|---|
| Pwede ko moapil? | 参加してもいいですか? |
| Beginner ra ko. | 私は初心者です |
| Asa ang meeting point? | 集合場所はどこですか? |
| Pila ang bayad? | 料金はいくらですか? |
| Unsa akong dalhon? | 何を持っていけばいいですか? |
| Kapoy na ko. | 疲れました |
| Andam na! | 準備できました |
| Salamat sa training. | 講習をありがとうございました |
