Cebu IT Parkには多くのBPO企業がありますが、Accentureは少し違った見方をした方が分かりやすい会社です。Customer ServiceやBusiness Processを扱う一方で、Software Development、Application Support、Cloud、IT Operations、Consultingなど、Technologyを中心とした仕事もCebuで行っています。
2026年9月時点でAccenture公式Locationsには、Cebu IT Park内の拠点としてeBloc 2の14階とFilinvest Towersの2つが明記されています。つまり、Accentureは現在もCebu IT Parkに複数の正式なOfficeを持つ主要企業の一つです。
この記事ではAccentureという世界的大企業全体を説明するのではなく、Cebuで何をしているのか、どのBuildingに入っているのか、どんなTechnology人材を採用しているのか、Cebu IT Parkの中でどんな役割を持っているのかを整理します。
Accentureは何の会社?
Accentureは、Technology、Strategy & Consulting、Operationsなどを世界で展開するProfessional Services Companyです。
2026年現在、公式Career Siteでは世界で約799,000人が働き、52か国・200を超える都市にOfficeを持ち、120か国以上で9,000を超えるClientにServiceを提供していると説明しています。
Accentureを「BPO会社」とだけ説明すると、現在のBusiness全体はかなり見えにくくなります。
同社のCareer Areaを見ると、TechnologyではEmerging Technologyを使った開発やTransformation、Strategy & Consultingでは企業のBusiness変革支援を行っています。そのほかOperationsも大きなBusinessであり、TechnologyとBusiness Processを組み合わせてClientを支える会社と考えた方が実態に近いでしょう。
Cebu Officeも、この複数の機能を支えるDelivery Locationの一つです。
Cebu IT Parkには現在2つの公式Locationがある

2026年9月5日にAccenture公式Locationsを確認すると、Cebu IT Parkには次の2拠点が掲載されています。
Cebu City – Cebu IT Park14/F E-Bloc 2 Bldg.Geonzon St., Cebu IT Park, ApasCebu City, Cebu 6000
Cebu City – Filinvest TowersFilinvest TowersCebu I.T. Park, W Geonzon StreetCebu City, Cebu 6000
どちらもAccenture自身のGlobal Location Directoryに現在掲載されています。
さらにAccenture PhilippinesのSupplier向け資料でも、Cebu Vendor用の受付として「14th Floor Reception Area eBloc2 IT Park」が案内されており、eBloc 2が現在も実務上使われていることを確認できます。
IT Parkの企業記事では、昔入っていたBuildingを現在地として使わないことが重要ですが、Accentureについては現行公式情報から拠点を明確に確認できます。
AccentureはCebuでいつから事業をしている?
AccentureのCebu拠点は最近できたものではありません。
2017年、SunStar CebuはAccentureがFilinvest Cebu Cyberzone Towerに新しいDelivery Centerを開設したと報じています。当時これは同社にとってCebuで5番目のDelivery Centerであり、同時に「Cebu進出10周年」と説明されていました。
この情報から、AccentureがCebuで本格的なOperationを始めたのは2007年前後と考えることができます。
ただし、現在の記事では過去のOffice数をそのまま2026年の拠点数として使うべきではありません。Office統合や移転があるためです。
重要なのは、Cebuで約20年にわたりOperationを続け、2026年現在もeBloc 2とFilinvest Towersを公式Locationとして持っていることです。
Cebuではどんな仕事をしている?
AccentureのCebu求人を見ると、Technology Companyとしての特徴がはっきり見えます。
2026年現在、Cebu CityではCustom Software Engineerが募集されています。仕事内容は、Businessの要求に合わせてSoftware ComponentをDesign、Code、Improveし、ScalableなSystemやApplicationを作ることです。Cross-functional Teamと協力しながらSoftware Solutionを開発するRoleとして案内されています。
Application Support Engineerの求人もあり、Business Systemで起きる問題を分析して解決し、Applicationの安定稼働を支える仕事が示されています。System Analysis、Design、Development、Implementation、Quality Assuranceなどの経験も求められています。
さらにCebu Office向けのSoftware Engineering Associateでは、Application Development、IT Operationsなどが募集されています。ProgrammingではJava、C、C++、C#、.NET、Oracle、SAP、Salesforceなど、IT OperationsではServer、Network、Cloud、Database Supportなどが対象です。
この求人構成を見ると、Accenture Cebuは単なるCustomer Support Siteではなく、Software、Application、InfrastructureなどTechnologyそのものを扱うDelivery Centerであることが分かります。
Filinvestの拠点は「Digital Floor」として始まった
Accentureが2017年にFilinvest Cebu Cyberzone Towerへ開設したDelivery Centerは、当時「Digital Floor」として紹介されました。
SunStar Cebuによると、この施設ではArtificial Intelligence、Robotics、Internet of Things、Augmented Reality、Virtual Realityなど、新しいTechnologyを扱う環境が整えられていました。
当時AccentureはFilinvest Cebu Cyberzoneで2 Floorを使用し、ManilaのLiquid Studioで作られたPrototypeをCebuでScale Upする構想を説明していました。CebuのTechnology Teamは、単なるMaintenanceではなく、Client向けSolutionを大きなOperationへ展開する役割を担うLocationとして位置づけられていました。
2017年の情報なので現在の具体的なFloor構成とは分けて考える必要がありますが、AccentureがCebuを長い間Technology Deliveryの拠点として使ってきたことは分かります。
BPOだけではなくTechnology人材が働く
Cebu IT Parkについて「BPOの街」という説明はよく使われます。
AccentureにもBusiness ProcessやOperationsの仕事があります。しかし、現在のCebu求人を見ると、Software Engineer、Application Support、Application Developer、IT OperationsなどTechnology系の仕事が多数存在しています。
ここがConcentrixのようなCustomer Experience Companyとの大きな違いです。
ConcentrixではCustomer JourneyやCustomer SupportがBusinessの中心ですが、Accentureの場合はTechnologyを使ってClientのBusiness Systemを設計・開発・運用する仕事まで含まれます。
つまり、同じIT Parkに大規模Officeを置いていても、そこで働く人のSkill Setはかなり違います。
eBloc 2は長年のAccenture拠点
eBloc 2とAccentureの関係も長く続いています。
2014年のCebu Holdings関連報道では、eBloc Towers 1・2に入居する主要IT/BPO企業としてJPMorgan Chase、NCR、NEC Telecom Software Philippines、Accentureなどが挙げられていました。
2019年にはAccentureがeBloc 2のOfficeでPersons with Disabilities向けのAccessibility Suiteを公開しています。この時もeBloc 2がAccenture Cebuの主要Siteとして使われていたことが確認できます。
そして2026年現在もAccenture公式Locationsに「14/F E-Bloc 2 Bldg.」が掲載されています。
この点から、eBloc 2は一時的なProject Officeではなく、Accentureが長期間使用しているCebu拠点の一つといえます。
CebuのIT人材にとってAccentureはどんな会社?
AccentureのCebu拠点を考えるとき、雇用の種類が重要です。
CebuにはUniversityやCollegeが多く、Computer Science、Information Technology、Engineeringなどを学ぶ学生が毎年卒業します。
BPO Industryが大きいCebuでは、英語を使うCustomer Service職へ進む選択肢が広くあります。しかし、Accentureのような企業が大規模なTechnology Operationを持つことで、Cebuに住みながらSoftware Development、Cloud、Application Support、IT InfrastructureなどのCareerを積む道も広がります。
2026年のCebu求人でもSoftware Engineering、Application Support、Developmentなどが継続して募集されています。
その意味でAccentureは、Cebu IT Parkに「IT」の仕事を実際に作っている代表的な企業の一つです。
2010年の段階ですでにITとBPOを両方展開
AccentureのCebu BusinessがTechnologyだけではないことも、長いHistoryを見ると分かります。
2010年のSunStar Cebuでは、Accenture CebuがInformation TechnologyとBusiness Process Outsourcing Serviceの両方を拡大すると報じられています。当時のPhilippines Delivery CentersではIT Outsourcing、Data and Non-Voice BPO、Contact Center Serviceなどを提供していました。
つまりAccentureのCebu Operationは、初めからITかBPOかのどちらか一方ではありません。
TechnologyとBusiness Processを組み合わせてGlobal Clientを支援するDelivery Modelが特徴です。
現在のAccentureがTechnology、Strategy & Consulting、Operationsを横断する企業であることを考えると、このBusiness Modelは現在まで一貫しています。
AccentureとWiproは何が違う?
前の記事で紹介したWiproもGlobal Technology Services Companyであり、Cebu IT Parkに大規模なOfficeを持っています。
そのためAccentureとWiproは、このSERIESの中では比較的近いCompanyです。
どちらもTechnologyとOperationsを扱い、SoftwareやTechnical Supportに関係する仕事があります。
一方、AccentureはTechnologyだけでなくStrategy & Consultingを大きなBusiness Areaとして持ち、企業のBusiness Transformationまで含めてServiceを提供しています。
WiproがCentral Bloc Tower 2の9〜21階という大規模な一拠点を明確に持つのに対して、Accentureは現在eBloc 2とFilinvest Towersという複数LocationをIT Park内に持っています。
同じTechnology Companyでも、CebuでのOfficeの持ち方やGlobal Businessの構成が違うことが分かります。
Cebu IT ParkにとってAccentureはどんな存在?
Cebu IT Parkを外から見ると、多くのOffice Buildingの中に企業名が並んでいるだけに見えます。
しかし、Accentureを詳しく見ると、その中ではSoftware EngineerがCodeを書き、Application Support EngineerがBusiness Systemを支え、IT Operationsの人材がNetworkやCloud、Databaseを扱っています。
さらにAccentureはCebuで約20年にわたってOperationを続け、2017年には5番目のCebu Delivery Centerを開設するまで拡大しました。現在もeBloc 2とFilinvest Towersという複数のIT Park Officeを公式に掲載しています。
Cebu IT Parkが単なるCall Center Districtではないことを理解するなら、Accentureは非常に分かりやすい企業です。
Customer Serviceだけではなく、Software Development、Application、Cloud、IT Operations、Consultingまで、CebuからGlobal Businessを支える仕事が存在する。
AccentureのCebu拠点は、「Cebu IT Park」という名前の中にあるTechnology Industryが実際にはどのような仕事で成り立っているのかを見せてくれる代表的な例です。
情報確認:2026年9月5日
主な情報源: Accenture公式Locations、Accenture Careers、Accenture Philippines公式資料、SunStar Cebu
写真:夜のセブITパーク(撮影:Martin Michlmayr/CC BY-SA 4.0)。Wikimedia Commonsより、トリミング・縮小して使用