要点
South Coast Cityは、セブ市のSouth Road Properties(SRP)に位置する約26haの複合開発地区です。Ayala LandとSM Primeが共同で開発し、商業用地のDistrict Square、地上のCivic Park、大型Arena、コンベンション施設などを組み合わせる計画が示されています。一つの建物やモールを指す名前ではなく、複数の街区からなる街の名前として理解すると、施設同士の関係をつかみやすくなります。MyCebuの開発概要
計画の全体像
South Coast Cityは、どんな街をつくる計画?
South Coast Cityの特徴は、商業や業務のための区画と、大勢の人を集めるイベント施設を、まとまった土地の中で計画していることです。Master-planned Developmentという表現は、建物を一棟ずつ紹介するよりも、道路、公園、用途の配置を含めて街全体を設計する開発であることを示しています。商業用地での建物整備とArenaなどの施設整備は、それぞれの進捗に応じて段階的に進みます。SM Prime掲載の開発紹介
そのため、完成予想図に建物が描かれていても、すべてが同時に営業を始めるわけではありません。働く場所、買い物をする場所、イベントに参加する場所が将来的に集まる構想と、今日利用できる施設の一覧には違いがあります。旅行者が訪問を考えるときも、まず目的の施設を決め、その施設の公式案内で営業状況を確認する読み方が役立ちます。
場所はセブ市のSRP、SM Seasideに近い海沿い
South Coast CityがあるSRPは、セブ市南側の沿岸に広がる開発エリアです。South Coast Cityはその一部を占め、SM Seaside City Cebuに近接しています。SRPという広い地域名、South Coast Cityという開発地区名、SM Seaside City Cebuというモール名は、同じ範囲を表す言葉ではありません。地図や施設案内では、この三つの大きさの違いを押さえると位置を整理できます。MyCebuの所在地・開発紹介
Arenaの公式サイトも所在地をSouth Coast City、SRP、Cebu Cityと表記しています。Arenaの名前に「SM Seaside」が含まれることは、モールの建物内にArenaがあることを意味しません。モールと周辺施設は接続を強めていますが、訪問先としては別の施設です。地区の住所だけで入口を判断せず、催事の会場名まで確認すると、目的地の取り違えを防げます。SM Seaside Cebu Arena公式
立地と構成
開発するのはAyala LandとSM Prime
共同開発の中心となるのはAyala LandとSM Primeです。初期の発表にはCebu Holdingsも参加企業として登場するため、資料によって会社名の並び方が異なります。ただし、Cebu Holdingsは2021年12月16日付でAyala Landに吸収合併され、Ayala Landが存続会社となりました。初期資料の企業名を、そのまま現在の独立した三社の一覧として読むことはできません。Ayala Landの合併に関するPSE開示
また、共同開発という説明だけでは、すべての土地や建物を同じ法人が所有し、同じ会社が運営するとは限りません。地区全体の開発、商業区画の供給、Arenaやコンベンション施設の運営は、事業上の役割として分けて確認する必要があります。South Coast Cityの概要を知る段階では、「Ayala LandとSM Primeの共同開発地区であり、施設ごとに担当事業がある」と捉えるのが分かりやすい整理です。
主要街区は、商業用地・公園・大型イベント施設
South Coast Cityの全体像は、街区ごとの用途を並べると見えてきます。なかでもDistrict Squareは建物そのものではなく商業用地、公園は地上の公共空間計画、ArenaとSMXはイベントを受け入れる施設です。名前を一列に並べるだけでなく、土地、屋外空間、建物という性格の違いを意識すると、開発の進み方も理解しやすくなります。
出典:SM Prime掲載の街区概要、MyCebuの公園・開発紹介、SMX公式発表
開発の進み方
District Squareは、建物を整備するための商業区画
District Squareでは、オフィス、ホテル、商業施設などを想定したCommercial Lotsが紹介されています。「11区画」という数字は11店舗が営業するという意味ではなく、建物を整備する土地の構成を表しています。区画の販売と、その上に建つ建物の着工・完成・営業開始は別の段階です。District Squareという名前だけから、すでに飲食店やショップがそろった商業施設を想像しないようにしたいところです。SM Prime掲載のDistrict Square紹介
公園とイベント施設が担う役割
Civic Parkは、街区の中に屋外の余白をつくる計画です。初期紹介では1.1haとされ、商業区画やイベント施設とともに地区を構成する要素として示されています。ただし、計画上の公園があることと、一般の来訪者が現在自由に使えることは別です。開放状況を確認できていない段階で、ベンチ、トイレ、休憩場所などの利用を案内することはできません。MyCebuの公園計画紹介
ArenaとSMXは、コンサートや展示会などを通じて人を集める施設です。SMXはArenaに隣接する施設として発表されており、買い物だけではない来訪目的を地区にもたらします。座席、館内設備、チケット、催事ごとの入場方法は、それぞれの施設の案内で確認する内容です。地区全体の説明では、二つの施設がイベント機能を担う点を押さえておけば十分です。SM PrimeのSMX計画発表
現在の状況と確認ポイント
2026年現在、どこまで完成している?
SM Primeは2026年7月23日の発表で、SM Seaside Cebu Arenaを新たに開設した施設として紹介しています。同発表には今後の公演契約についても記載されていますが、契約された公演の数を、すでに開催された公演数として扱うことはできません。Arena自体の開設と、個々のイベントの実施は、日付を分けて確認する必要があります。SM Primeの2026年7月23日発表
SMX Convention Center Seaside Cebuは、2026年6月の公式発表で同年11月開業予定とされています。本稿の確認日時点では、この予定を開業実績に置き換えていません。Civic Parkの一般開放やDistrict Square各区画の建物完成についても、地区一括の完成判定はしていません。「South Coast Cityが開いた」という表現を見かけたら、どの施設について、どの日付の発表なのかを読むことが大切です。SMXの開業予定に関する発表
South Coast City全体を理解するために
South Coast Cityは、SRP内で商業用地、公園、大型イベント施設を組み合わせる約26haの共同開発です。SM Seaside City Cebuとの近さが目立つ一方で、地区には独自の街区構成があり、施設ごとに整備や利用の段階が異なります。全体計画で街の方向を知り、個別施設の公式発表で現在地を確かめる。この二つを合わせることで、完成予想図と現在のセブを混同せずに理解できます。
情報確認日:2026年9月7日。開業予定、工事状況、一般開放の条件は変更される場合があります。
よくある質問
South Coast Cityに共通の営業時間はありますか?
South Coast Cityは複数の街区を含む開発地区です。一つの店舗のように、地区名だけで共通の営業時間を案内することはできません。来訪する施設や参加するイベントの公式案内を確認してください。
SM Seaside City Cebuと同じ場所ですか?
近接する関係にありますが、South Coast Cityは開発地区、SM Seaside City Cebuはモールの名称です。Arenaの所在地はSouth Coast Cityと公式に表記されており、モールとArenaを同じ建物として扱わないことが大切です。
「South Coast City opening」は何の開業を意味しますか?
記事や発表によって、Arena、SMX、あるいは地区の事業発表を指す可能性があります。South Coast City全域の完成と決めつけず、見出しだけでなく対象施設と発表日を確認してください。
| 主要街区・施設 | 地区の中での位置づけ |
|---|---|
| District Square | 約2.7ha、11区画として公表された商業用地 |
| Civic Park | 約1ha規模の地上の公園計画。初期紹介では1.1haと表記 |
| SM Seaside Cebu Arena | コンサートやスポーツなどの大型イベント施設 |
| SMX Convention Center Seaside Cebu | 展示会、会議、コンベンションなどを担う施設 |
参考情報
情報確認日:2026年9月16日
主な確認先: