これまで日本からの海外留学先としてアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどが人気でしたが、フィリピンのセブ島留学にも注目が高まっています。

大学生や社会人の短期留学、長期留学の他、現在では親子留学も増えてきており、家族移住も見られるようになりました。そこで今回は「教育移住」に焦点をあててセブ島の魅力をお伝えしたいと思います。

「教育移住」を考える理由は各家庭によって目的が異なると思いますが、海外に行くと日本では経験できない体験が出来ます。さらに、現地の学校に通ったり、実際に住むことによって旅行では感じられない魅力に触れたり、体験する範囲が広がり、様々な経験値も違ってきます。

海外留学・教育移住の目的（例）

・固定概念にとらわれない思考力がつく

・英語を通して外国でのコミュニケーション向上

・異文化に触れ、適応能力がつく

・日本の教育方針に不満がある

では、なぜセブの教育移住が注目されているのでしょうか？

セブの魅力

①セブ島の魅力はなんと言っても年中過ごしやすい「気候」です。

これは教育移住に関係ないように思われるかもしれませんが、日本のように不快な湿度を感じることはなく、暑くても気持ちよく過ごすことができます。そのため、セブ島のコンドミニアムにはプール付きの物件が多く、学校が終わったあとにプール三昧ということも一年中可能です。スイミングコーチを雇って、マンツーマンでスイミングレッスンを頼むことも可能です。

②セブ島にあるインターナショナルスクールは日本に比べリーズナブルです。

またセブ島の学校では転入や転校も多く、先生も対応に慣れているので、数ヶ月の短期入学を受け入れてくれる学校も多いです。また、第一言語を英語としない国の子供にはELS（English as a Second Language）クラスという英語に特化した補習クラスがある学校も多く、全く英語が分からない場合でもサポートしてくれます。

③アメリカのコールセンターがあるなど、英語を話せる人がたくさんいる

フィリピン人の人口の９割は実用的な英語を話せると言われており、アメリカの植民地時代に英語教育がさかんに行われた影響があるようです。そのため世界でもフィリピン人の英語レベルは高く評価されており、アメリカをはじめヨーロッパなどの大手企業のコールセンターがフィリピンに集まるほど、と言われています。また、ネイティブではないのでスラングや流行り言葉を使うこともなく綺麗な英語を学ぶことが出来るのも魅力です。

④海が近く、気軽にリゾート地へ行ける。

これはセブならではかもしれませんが、セブ市内から一番近い島、マクタン島には渋滞にもよりますがタクシーで一時間前後で行くことが出来るので、週末やもしくは学校が終わった後からでも気軽にリゾートへ行き、息抜きをすることができます。

リゾートホテルはセキュリティーもしっかりしているので、お子様連れでも安心して行くことができます。またホテルの利用料金も日本に比べ比較的リーズナブルな価格で宿泊することができ、一室大人２名につき子供２名（年齢による）は金額内というホテルも多いので、家族でも気軽に訪れることができます。

⑤子供が好きなフィリピン人に救われる

フィリピン人は子供に優しくて、子供を連れて出かけるのに窮屈な思いをすることがないことです。これは実際に私が感じてきたこと、また周りの子連れで滞在していた日本人とも共通する感想でした。フィリピン人は家族が多いので兄弟同士で面倒をみることや、いとこや近所の子供も含め小さい子の面倒をよくみます。なので彼らにとって子供をあやすことはお手のもの。レストランでも親が食事をしている間に面倒をみてくれる場面もありました。子供もご機嫌になり、親が気を使わずに自然と力を抜いて過ごせるので、子供にもその影響が少なからずあるかと思います。

グローバル化が進むなか海外への「教育移住」という言葉も聞くようになりました。子供のより良い教育環境を求めて地方や海外へ移住する「教育移住」。日本では体験できないことや、文化の違いでカルチャーショックを受けることもあるかもしれませんが、日本は世界の中でも小さな島国の１つ。世界には選択肢が山ほどあります。アメリカやオーストラリアと違い比較的費用がリーズナブルなフィリピンのセブ島は、まだまだ穴場かもしれません。